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Pixel 5使用感レビュー|適度に快適でカメラが高性能。Galaxy Note20 Ultraと写真を比較してみた

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Pixel 5外箱

買おうか買うまいか迷っていたPixel 5ですが、ちょうど手元に買える予算が発生したので勢いで購入してみました。

Pixel 5は超広角対応のデュアルレンズカメラ搭載、CPUはSnapdragon 765Gというそこそこの性能となっています。

価格は74,800円ですが、果たして価格に見合った性能・機能があるのか。Pixel 5の使用感をまとめていきたいと思います。

当ブログは開封編としばらく使ってみた編とカメラ編をバラして記事にしがちですが、発売から1週間ちょっと経ってるので今回はまとめてある程度のボリューム1本をとりあえず作ってみます。

Pixel 5を開封!外観をチェックしてみる

Sorta Sageというカラーを購入してみました。

ちなみに日曜朝に注文して、月曜発送→火曜日に届きました。わりとすぐ届くっぽいので、急いでる人も公式通販で買って大丈夫かと。

Pixel 5背面

薄い緑色で、川に落ちてたらキレイな石だね!と感じさせられるカラーリングですね。

iPhone 11のグリーンをより渋い色合いにして、石っぽい質感にしたような印象。

Pixel 5本体背面2

カメラはデュアルレンズで、Pixel 4と同様正方形のデカめなレンズパーツになってます。

Pixel 4と違い顔認証非対応・指紋認証のみに対応しているので、背面に指紋認証センサーがあります。

Pixel 5電源・音量

電源ボタンはいつものPixelの派手な色合いでなく、本体カラーに合わせつつメタリックな感じ。

音量ボタンが下に付いてます。

Pixel 5SIMスロット

SIMスロットはピンを入れて引き出す方式、シングルSIM使用ですがeSIMを使えばデュアルSIMとして使えます。

充電端子はUSB-C

Pixel 5充電端子

充電端子はUSB-Cで、左右にスピーカーがありますね。

イヤホンジャックはないので、有線イヤホンを使う場合はUSB-Cとイヤホンジャックを変換するアダプターをダイソーとかで買うか、USB-Cの有線イヤホンを用意する必要あり。

付属品は充電機器と変換アダプター

Pixel 5付属品

付属品は充電器とUSB-C変換アダプター。スマホを使うにあたって必要なものは揃ってますね。

iPhoneがACアダプターの付属をやめるみたいなので、来年辺りからAndroidも一斉に付属品減らしそうな予感が。

ケースのレビューは2つほど行ってます。

あと保護フィルムも購入しまして、こちらもレビュー済み。合わせて参考にしていただければ。

Pixel 5のカメラで写真を撮影!Galaxy Note20 Ultraとクオリティを比較してみた

Pixel 5指紋認証センサー

Pixel 5は標準のレンズと広角レンズを搭載しています。

手元にあるGalaxy Note20 Ultraと、写真を比べてみました。

↑Galaxy Note20 Ultraのカメラ単体レビューもあります。

食事写真を撮り比べてみる

<Pixel 5>

Pixel5食事1

半額250円の牛丼を7~15万円のスマホの検証における被写体に選ぶ勇気。

Pixel5食事2

Pixel 5の食事写真は、あまり派手な色の増量はせずに被写体を写してる感じですね。

<Galaxy Note20 Ultra>

Galaxy Note20 Ultra食事1

一方でGalaxy Note20 Ultraは、玉ねぎの色が濃かったりと全体的に黄色みがかってますね。

ハイスペックなスマホのカメラって食事写真の見栄えを良くするために、色を黄色くしがちです。

Galaxy Note20 Ultra食事2

それが良い方向に出ることもあるんですが、この牛丼は失敗になってるかも。Pixel 5の方が自然で美味しそうです。

Galaxy Note20 Ultra食事

このラーメンの写真もGalaxy Note20 Ultraで撮りましたが、こっちは美味しそうに見えますね。

風景写真を比べてみた

続いて風景写真。風情もへったくれもないホビーオフですが。

<Pixel 5>

Pixel5_風景

ハードオフ部分の色あせ方が良い感じ。

看板の赤の色や空の色が若干濃い目ですね。

<Galaxy Note20 Ultra>

Galaxy Note20 Ultra_風景

Galaxy Note20 Ultraは全体的にパリッとしてて、鮮やかさが強い印象。

ホビーオフの赤部分がちょっとわざとらしい色合いになってる気もしますが。

肉眼に近いのはPixel 5、映えるのはGalaxy Note20 Ultraといったところでしょうか。

超広角写真を比べてみた

続いて超広角を見てみましょう。

<Pixel 5・1倍>

Pixel5_1倍

<Galaxy Note20 Ultra・1倍>

Galaxy Note20 Ultra_1倍

以上2枚が1倍の通常写真ですが、Galaxy Note20 Ultraはちょっと手前の犬がぐわんぐわんする白いやつのディテール潰れてますね。

同じ位置から撮ってるので条件は変わらないはず、しっかり細かく写し取れているPixel 5は見事なのでは?

<Pixel 5・0.6倍>

Pixel5_0.6倍

0.6倍の超広角にすると、撮ってる自分の影まで映り込みました。

まぁ可もなく不可もない超広角写真かなと。

<Galaxy Note20 Ultra・0.5倍>

Galaxy Note20 Ultra_広角

Galaxy Note20 Ultraは0.5倍の超広角ということで、Pixel 5よりもちょっと左右広い範囲が写ってます。

めっちゃ横にでかい駅とか城を撮るなら、Galaxy Note20 Ultraの方が少し有利かと。

しかしまぁ空の色がどぎつい、空の色に関してはPixel 5の方がキレイに感じます。

ズーム撮影は圧倒的にGalaxy Note20 Ultraが有利

Pixel 5は、4にあった望遠レンズがなくなって代わりに超広角レンズを搭載してます。

iPhone 11シリーズ登場辺りから世間的にも望遠より超広角重視になってきてるので、需要の変化に合わせたんだと思います。

で、Pixel 5のズームはもれなくデジタルズームとなるため…光学5倍・最大50倍ズーム対応のGalaxy Note20 Ultraよりは圧倒的に不利です。

デジタルズームは写真の一部を拡大してるだけなので、どうしてもぼやっとした写真になっちゃうんですよね。

一応今回は、Galaxy Note20 Ultraの倍率は全部Pixel 5で設定できるものに合わせて撮り比べてみましたが…

少なくとも10倍以上のズームを撮るなら、Note20 Ultra一択になるのでご注意を。Pixel 5は7倍ズームまでしか撮れません。

<Pixel 5・2倍>

Pixel5_2倍

2倍でも既に、ぼやっとした感じになっちゃってます。

<Galaxy Note20 Ultra・2倍>

Galaxy Note20 Ultra_2倍

白犬のディテールがやはり潰れ気味なのは気になりますが、Galaxy Note20 Ultraの2倍ズームは許容範囲なキレイさかと。

<Pixel 5・7倍>

Pixel5_7倍

最大倍率の7倍ですが、大昔のデジカメかなって感じです。

砂とかもうディテール潰れきってますよね。

右下とかブロックノイズみたいになっちゃってる部分も。

<Galaxy Note20 Ultra・7倍>

Galaxy Note20 Ultra_7倍

Galaxy Note20 Ultraは、7倍ズームでも砂粒までしっかり描写できてます。

犬のディテールもバッチリ見えてますね。

というわけでズームや超広角重視なら間違いなくGalaxy Note20 Ultraがおすすめですが、普通の風景や食事写真はPixel 5の方が良い感じに撮れる印象でした。

なおiPhone 12とのカメラ比較も、以下の記事で行ってます。

スペックは高いのか?各種ベンチマークテストの結果

Pixel 5のスペックは以下にまとめたとおり。

価格74,800円
CPUSnapdragon 765G
メモリ8GB
ストレージ容量128GB
画面6インチ、2,340×1,080
重さ144.7×70.4×8mm、151g
カメラアウトカメラ1,220万画素+1,600万画素/インカメラ800万画素
バッテリー容量4,080mAh
おサイフ・防水対応

Antutuベンチマークテストをしてみました。

Pixel5_Antutu

警告が出まくるのであんまり使いたくないAntutuベンチマークテストの結果は284161点でした。

以前紹介したRedmi Note 9Sが275920点だったので、CPU性能はあちらより上がっているはずなもののほとんど変わらないですね…。

Pixel5_GeekBench

Geekbench5はシングルコアが591、マルチコアが1600。

Pixel 4aはシングル552、マルチ1641なので…あれ?マルチコアはPixel 4aの方が点数上なの…?シングルもそんなに数値変わらんような。

4aと5の違いとして重要なのがCPU性能だと思うんですが、ベンチマークテスト結果を考慮すると全然変わらないっぽいのでちょっと残念。

まぁSnapdragon 730Gでも720Gでも765Gでも、どっちにしろGalaxy Note20 Ultraとかの最上級クラスにはかなわんわけですが…

2021年4月のAntutuベンチマークテスト再計測結果【追記】

Pixel 5ベンチマークテスト

Pixel 5のゲーム性能がアップデートで上がったみたいな話を見たので、Antutuベンチマークテスト結果を2021年4月に再計測してみました。

382863点に上昇、10万点も上がってるぞ…?(アプリのバージョンも変わってるのでアレですけど)

実際、なんか最近ゲームの動作がサクサクになった印象はあります。

Pixel 5を使ってみて感じたメリット・デメリット

Pixel 5を使ってみて感じたことをまとめていきます。

巷で評判になっている、スピーカー音質についても述べます。

使っていてストレスを感じる場面はない。プリコネもサクサク。

ベンチマークテストの結果はアレでしたが、動作における不満はないですね。

ネットサーフィンやSNSアプリはもちろん、プリコネも快適に動いてます。

ただスクリーンショットが、パンチホールディスプレイな結果端っこ黒枠になる仕様なのが難点だったり。

プリコネだけじゃわかりづらいということで、Pixel 5でPUBGも遊んでみましたが…

Pixel 5PUBG画質

画質はHD・高が一番上で、HDRとかは設定自体が不可でした。

Pixel 5PUBGプレイ中

動作はとくに問題なし、快適に操作できてました。

Pixel 5PUBGプレイ中2

車で突撃だぜ!

軽量・コンパクトさは最高だが、本体のみだと持ちづらい

Pixel 5は最近のスマホとしてはかなり小さく、6.0インチディスプレイは搭載しているものの高さ15cmにも満たないコンパクトサイズ。

高性能なもののクソデカいGalaxy Note系ばかり使っていたので、4a以降のPixelの小ささはすげぇなと感じさせられます。

昔のiPhone的な手にとりやすさなんですが、正直持ちづらさもあります。

厚みが8mmしかないので、特に横持ち時は手のひらの肉が画面に当たって誤タッチしてしまうことがあるんですよ。プリコネを横持ちでやってるときとか。

あと背面がサラサラなので、滑って落としそうになるのも怖い。

ということで、私は薄型のSpigen製ケースを装着してあえて少し厚みを出すことにより、快適に使ってます。

電池持ちは十分、Galaxy Note20 Ultraより長持ち

昨日の朝に残量100%で使い始めて、翌日10時時点で残り30%です。

Pixel 5バッテリー残量

けっこう動画やゲームも使ってこれだけ残ってるなら、十分ですね。

Galaxy Note20 Ultraだと、おそらく昨日の夜時点でもう厳しい状態です。

4,000mAhの大容量バッテリーは伊達じゃない!

スピーカー音質は微妙だがゲーム以外では許容範囲

Pixel 5のスピーカーはステレオですが、音が悪いともっぱらの評判。

買う前はかなり不安だったんですが…思ったよりはちゃんと聴こえますね。

同価格帯のiPhone 11シリーズや、Galaxy S10シリーズ以降などと比べるとかなりイマイチには感じてしまいますが。とくに上側からは音全然聞こえないし。

ここ2年くらいの3~4万円の海外メーカー製スマホ程度のスピーカー音質にはなってます。

7万円台のスマホとしては残念なスピーカー音質ですが、スマホとして許容できないレベルではないので私としては常用できます。

強いて言えばゲームをするときだけ音量が異常に小さいので、ボリュームを調節する手間がかかります。

カメラのシャッター音以上にうるさいスクリーンショット撮影音

カメラのシャッター音が大きいと話題のPixel 5ですが、確かに大きめの「カシュッ!」みたいな音がします。

まぁ嫌なんですが、日本のスマホってほとんどがシャッター音消せないのでここまではギリギリ許容範囲。(動物とか撮りづらくなるので、無音化されるに越したことないですが)
問題はスクリーンショットの音がやたら大きいことで、「ビコッ!」みたいな響く長めの音が爆音で響くのは最悪。

スクリーンショットにそんな音出す必要あるか?

おサイフ・防水対応は嬉しい

Pixel 4aは防水非対応だったので、風呂で暇つぶしにスマホを眺める機会が多い私としては残念でした。

Pixel 5は防水対応なので、安心して風呂で使えるのもありがたいです。

ただ個体によっては画面の端に隙間があって、防水性能怪しい不具合が起きてるものもあるっぽいので…これから買う人は開封時に確認したほうが良いかと。

おサイフケータイ対応なので、Suicaも使えるぞ!ほぼ毎月青森に通ってるので、新幹線に乗るにあたって助かります。

ワイヤレス給電対応、イヤホンとかを充電できる

Pixel 5ワイヤレス給電

Pixel 5はGalaxy Note20 Ultraとかでも採用されている、背面に他のワイヤレス充電対応機器を載せての給電を行えます。

Pixel 5給電中

購入前はバッテリー容量的にどこまで使えるか微妙に感じてましたが…、1日以上持ってる関係上、イヤホンを充電するくらいなら活用できる機能かと。

他のスマホを充電するとPixel 5側もかなりバッテリーを消耗してしまうと思うので、ほんとにイヤホン向けだと思いますが。

以前紹介したGalaxy Buds Liveはワイヤレス充電対応なので、Pixel 5でもバッチリ充電できてます。

画面は4aよりキレイ

Pixel 4aは画面が黄色っぽくて価格相応な印象でしたが、5は4aと比べるとキレイで自然な色合いになっているように感じます。

直接並べて比べているわけではないので、気の所為だったら申し訳ないですが…。

指紋認証センサーは反応良し

Pixel 4aは指紋認証センサーの相性が私と悪かったんですが、5は今の所問題なし。

もしかしたら、秋になって手汗が減ったからなだけの可能性もありますが。

まとめ:価格に見合うかはともかく満足度は高めだった

Pixel 5アイキャッチ

発表時は「これいる…?」と思ってしまったPixel 5ですが、実際手にとって使ってみるとわりと良かったですね。

まず本体カラーと素材、サイズ、重さといった本体設計関連が非常に好印象。とくにSorta Sageは珍しいカラーで、満足度高いです。

カメラもズームに弱いとはいえやっぱりキレイですし、動作も通常用途ならサクサク。おサイフ・防水対応も嬉しいです。

しかし74,800円という価格は、CPU性能を考えるとどうしても割高に感じてしまいます。型落ちでもいいのでSnapdragon 845とか855とか載せてこの値段なら良かったんですが…

またスクリーンショットの音の異常なデカさは残念、無音化アプリとかも使えないみたいなのでご注意を。

コンパクトなスマホを求めていてカメラ性能(望遠は使わない)や機能重視な方は、Pixel 5に満足できるのではないかと。
Google純正なので、海外の動向によって急にGoogleが使えなくなるとかの心配もありません。アップデートも3年は行われます。

コスパ重視の方は、Pixel 4aやRedmi Note 9S辺りを選んだほうが満足度は高そうです。当サイトでもそれぞれレビューしてるんで、参考にしていただければ。

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