ガジェット系雑談・情報

私がAmazonのFireタブレットをあまりおすすめしない理由。Fire HD8などのイマイチな点を列挙していく

※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます。

私はFireタブレット(旧Kindle Fire)シリーズの新製品が出る度にワクワクしながら予約購入していますが、実は初代FireHDから最新のFireHD10に至るまで、100%の満足感を得られたことがありません。

結果として、あまり人にFireシリーズをおすすめしようとは思わないのが現状。

今まで買った10台くらい、1つも定着せず手放してますからね。

今回はなぜFireタブレットをそれでも毎回買ってしまうのかも含めて、Fireタブレットをイマイチに感じる点について話していきたいと思います。

あんまり否定的なネタばっかり書きたくないんですが、新製品発売のタイミングなので今一度良い点だけでなく悪い点も振り返っておこうよということです。

Fireタブレットは「Amazonコンテンツ」を楽しめるタブレット

Fireタブレットはざっくり言うとAndroid系のタブレットなんですが、FireOSというあくまで独自のOSを積んでいることになっています。

Google関連コンテンツを使えない

ホーム画面や設定画面などの細かい部分がカスタマイズされていることに加えて、FireOSはGoogle関連アプリを使えない特徴を持っています。

世間的にもこの点は賛否ありますが、私がFireタブレットに満足できない原因もGoogle非搭載なことが大きいですね。

Amazonアプリストアはロクなアプリなし

これもよく言われるんですけど、Fireタブレットにアプリを入れられる専用ストア「Amazonアプリストア」がかなり酷いです。

大昔のAndroidマーケット時代とあんまり変わらない(Google関連アプリが一切ないからむしろもっと酷い)ラインナップのまま、2020年に至ってます。

プリコネもYouTubeも視聴不可能、普段使っているアプリの3割くらいしか見当たりません。

Google Playストアをインストールする非公式技もあるが…

一応Google系の必須アプリを入れれば、GooglePlayストアをインストールして自由にGoogle系アプリを入れることは可能です。

しかし非公式なのでセキュリティ的にはやや心配あり、また事項で説明する理由から、入れたところで正直あまり意味がありません。

CPUやメモリ性能が低いので動作が重い

数千円~高くて2万円程度で買える激安タブレットなのでここに文句つけるのって本来おかしいんですが…、FireタブレットはCPUやメモリの性能が低いため、基本的に動作が重いです。

最上級のFire HD10でようやく最低限動く感じで、HD8や無印7インチモデルなんかはかなり精神をすり減らされます。

何するにも動作がガタつく。

つまりGooglePlayストアを使えたところで、様々なアプリを快適に動かせる環境ではない関係上あんまり意味がありません。

Fireタブレットは基本的に、AmazonプライムビデオやKindleといったAmazon用サービスを使った動画と電子書籍専用機として運用するのがベストです。

しかし…



画面解像度の低さが満足度を大幅に下げている

Fire HDシリーズも無印も、「Amazonコンテンツを快適に楽しむ」点においてもけっこう厳しいんですよ。

Fire HD 10はフルHDなので大丈夫ですが、無印はHD未満、HD8でようやくHD画質です。

動画を見る分には画面自体が大きくないので一応大丈夫ですが、電子書籍(特に漫画)は読みづらいですよ。

画面全体がなんかボヤッとした感じで、明らかに残念な雰囲気を醸し出してきます。

またホーム画面や各アプリの使用画面なんかも、解像度が低い結果どうしてもイマイチな雰囲気。

周りの風景とかが反射して見づらいのもちょっと…。

画面のガラスの手触りも悪い(指の滑りが悪い、汚れもつきやすい)し。

価格を数千円~1万円台に抑えるために止むを得ず妥協しているんだと思うんですが、それにしてもストレス。

結局電子書籍を読むのもすぐ断念してしまうので、いつもFireタブレットは動画再生専用機となってしまいます。

16:9の画面比率、使いづらい【個人的見解】

ここは人によって意見が大幅に分かれると思うんですが、私としてはタブレットの画面比率は4:3が好みです。

補足すると16:9は最近のテレビ、4:3は昔のテレビ番組の画面比率ですね。

16:9比率のメリットは、最新のドラマやアニメ、映画なんかを画面全体に大きく表示できることです。

またSNSなんかを表示するなら、縦長画面の方が情報量を増やせて良いんじゃないかと。

しかし漫画とか一般的なウェブサイトを見る場合は、16:9だと細長くて表示が見辛くなるんですよね。

4:3だといくらか正方形に近いので、視界に画面全体を収めやすい印象。

あと私は4:3比率の昔の作品を見る機会の方が多いので、16:9だと画面の端がだいぶ余ります。

16:9画面なことも、私の家庭においてFireタブレットを動画再生専用機にさせている原因な気がする。

Fireタブレット専用ブラウザのSilkやキーボードに慣れない

冒頭でGoogleのコンテンツを使えないと話しましたが、結果としてブラウザもChromeは使えません。

Apple製品ではないので、当然ながらSafariも利用不可能です。

専用ブラウザとしてSilkがあったり、一応アプリストアからOperaを入れられたりはしますが。(Opera、Android初期にロクなブラウザがないから使ってた思い出があります)

私は普段Chromeを使っていて、ChromeはGoogleアカウントでログインすれば履歴やお気に入りなどが全部同期されるのが便利なんですよ。

Safariも、同じアップルのアカウントでログインしている端末ならデータを同期してくれますよね。

Firefoxなども、似たようなことが可能。

Fireタブレットは使えるブラウザの選択肢が大幅に限られる結果、データ検索やサイト巡回が非常に面倒…。

キーボードもAppleのことえりやGoogle日本語入力は使えないので、PCやスマホと辞書の同期・インポートができず。

結局自分にとってベストな環境の構築ができないので、ネットサーフィン用タブレットの座はいつもつかめないんですわ。

この辺の問題は、こだわりがない人ならそれほど気にしなくて良いかもですが。

それなのに何故、Fireタブレットシリーズを買ってしまうのか

これだけ文句を連ねてきているわけですが、なんだかんだで毎回新製品が出るたびに買っているFireタブレットシリーズ

買わなかったのって、大学時代で余分な金がなかった(iPadから買い足せなかった)kindle Fire HDX7と8.9、あと低画質・高価格で存在意義が怪しかった初期のFire HD 10くらいなんですよね。

価格の安さは正義。

Fire端末は5000円~2万円くらいで買える価格設定が基本なので、「この値段なら失敗してもいいや」と思えるのがかなり強いです。

私のようなマニアだと多少高くても手は出していきますが、それはそれとしてやっぱり安いなら購入ハードルは下がります。

人気があるタブレットなので、飽きてもそれなりの金額で即日売却できますし。

価格自体が安いので、知人に譲っちゃっても全然惜しくないのも良いですね。

「Amazon製」という付加価値

AmazonはGoogleと同じくらい、私や一般大衆の生活を支配している企業。

Amazonで買い物をしない月はなし、なんならここ何年かは買い物しなかった週の方が少ないくらいです。

そんな大きな存在であるAmazonが、利用者に向けてタブレットを売り出してきたら気になるじゃないですか。

一体どんな製品を出してくるのか、Kindle Fire登場の頃から毎回ワクワクさせられています。

なんだかんだで徐々に改善されている

初期から一貫しているデメリットもあるFireタブレット。(アプリストアがクソなど)

しかし、色々あるデメリットは徐々に改善されているのも事実なんですよ。

例えば6月に発売するFire HD8 Plusは、従来のmicroUSBでなく裏表なしの便利なUSB-C端子に変更されました。

Plusはメモリが3GBなのでおそらく動作が多少改善されてますし、ストレージが最小32GBになった結果データの保存量も増えてます。

過去にはホーム画面にアプリが一覧で表示されてわかりやすくなったり、microSDカードに対応したりなど、ゆっくりなペースではありますが日々悪かった点が消えていっています。

なかなか100%の満足度にはならないですが、「次のFireタブレットはどこが良くなったんだろう」とワクワクさせられますね。

言ってしまうとiPhoneなんかは初期から完成度が高い代わりに、「ここが良くなった!」みたいなポイントが年々薄くなってるので、2018年あたりからは購買意欲が下がってます。

普段20点のやつが30点だったから過剰に褒めるみたいなのもちょっと良くない気はしてしまいますが、毎回改善が見られるのは新しい機種を買おうと思わせるポイントです。



Fire HD 8 Plus、とりあえず予約しているが…

そんなわけで、2020年6月発売のFire HD8のPlusを予約しております。

予約しているんですが…果たして今回はどうなんでしょうか。

改善点は先ほども述べましたが、以下の4点。

・メモリが3GBに増量されるなど、基本的な性能がちょっと上がった

・充電端子がGalaxyやiPad Pro、MacBookと同じUSB-Cに変更

・ワイヤレス充電に対応した

・ストレージが32GBと64GBから選べるようになった(最小でもそこそこ大きめの容量)

しかし私が思う重大な今一ポイントの、画面解像度の低さはそのまま

おそらく画面の品質もそんなに変わらないのではないかと。

あと当然ですが、アプリストアの品揃えのイマイチさとかGoogleアプリ使用不可はいつも通りです。

改善点はいずれも嬉しいんですが…、画面のイマイチさはできればなんとかして欲しかった。

わざわざ上位モデルを出すんなら、20,000円くらいしてもいいのでフルHDの綺麗な画面で8インチモデルを出して欲しかったです。

そして今、私はiPad miniを持ってるんですわ。

Galaxy Foldを手放した代わりとして、中画面タブレットを確保しておこうという流れで。

つまり持て余すことがほぼ確定してしまっているので、本当に予約してしまって良かったのか悩んでいます。

まぁ予約殺到の大人気端末なので、イマイチだった場合レビューしたらさっさと売っちゃえば購入額の大部分は戻ってきますが…。

こんなテンションで新しいタブレットを買ってしまっていいのか、キャンセルして待ち望んでいる他の人に席を譲った方が良いんじゃないかと思ったり。数日悩んで決めます。

-ガジェット系雑談・情報
-