iPad Pro向けのトラックパッド付きキーボード・Magic KeyboardはiPad第7世代・10.2インチモデルに非対応ですが、Logicoolが同じようなキーボード「Combo Touch Keyboard Case with Trackpad」を販売しています。
在庫があったのでApple Storeで購入、今回はMagic KeyboardとCombo Touch Keyboard Case with Trackpadを使い比べてみました。
総額6万円程度の無印iPad10.2インチ+Combo Touch Keyboardと12万くらいするiPad Pro×Magic Keyboard、決戦の始まりです。
一緒に買ったiPad第7世代のレビューは若干今更感あるので、後でやります。
目次
Combo Touch Keyboard Case with Trackpadを開封!
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad外箱](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2970-2.jpg)
Apple Storeで購入できる本製品、外箱もアップル製品的なシンプル仕様になっていました。
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad箱展開](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2971-2.jpg)
横にスライドすると本体が登場するという、むしろ本家よりおしゃれな作りです。
![本体セットCombo Touch Keyboard Case with Trackpad](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2972-2.jpg)
本体はキーボード部分とケース部分に分離している、本家Magic Keyboardとは異なる仕様。
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad内部](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2973-2.jpg)
ケース部分は頑丈でありつつ手触りは柔らかめの素材でできていて、Magic Keyboardよりも分厚く感じますね。
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpadカメラ](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2974-2.jpg)
カメラがこんなに下に位置するんですよ。携帯性は大いに損なわれますが、本家より15,000円くらい安いので許容範囲かな。
外側の部分は布っぽい素材になっていて、正直本家より埃とかが目立ちづらくて好み。
キックスタンドで本体自立
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpadキックスタンド](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2978-2.jpg)
ケースはSurface的な、キックスタンドが搭載されています。
Surfaceと比べると耐久力が怪しく見えますが、ある程度角度をつけて調整可能。
キーボード本体は単体でも接続可能ですが、キーボードのみつけても自立しないので別途スタンドなどが必要になってきてしまいます。
キーボードは無線でなく直接本体のコネクタに接続するタイプなので、付属のケースとセットで使ったほうが良いかと。
キーのサイズや数がMagic Keyboardより多い、優れてる面多し!
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpadキーボード](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2984-2.jpg)
以前紹介したMagic Keyboardと、違いはあまりないと見せかけて結構ありました。
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad矢印キー](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2980-2.jpg)
矢印の左右キーは、一昔前のMacBook的な大きなサイズになってます。(ここは好みが分かれる)
「]」や「\」など左右端にあるキーが大きいので、タイプミスしづらいのが嬉しい。
あとMagic Keyboardになかった、画面の明るさとか音量とかを調整できるキーがあるのも便利。
矢印キー以外は、正直本家Magic Keyboardより充実した仕様なのでした。
貴重なトラックパッド搭載
私が2万円もするCombo Touch Keyboard Case with Trackpadをわざわざ買った理由はかんたん、トラックパッドがついてるからです。
iPadをマウスで使っていると、「そこまでするならMacBookのがいいじゃん」と感じてしまいます。
マウスってまぁまぁ消費スペース大きいし、接続する・持ち歩く機器が増えるのってかなり煩わしい。
Combo Touch Keyboard Case with TrackpadやMagic Keyboardはトラックパッドのおかげで省スペース・余計なものなしで操作を完結させられるのです。
あとは全体的な操作性がよければ、「記事執筆はiPad Pro×Magic KeyboardよりiPad第7世代+Combo Touch Keyboard Case with Trackpadのが良いよ!」となりますが…どうなるでしょうか。
Combo Touch Keyboard Case with TrackpadをMagic Keyboardと比較して良かった点
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad本体1](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2983-2.jpg)
届いたタイミングでiPad10.2インチモデルにCombo Touch Keyboard Case with Trackpadを装着、この記事をPagesを使って書いてます。
5日くらい使い続けているMagic Keyboardと比べてどうだったか、使用感をまとめていきます。
本体角度はCombo Touch Keyboard Case with Trackpadの方が大きくつけられる
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad角度調整](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2991-2.jpg)
Magic Keyboardは角度が全然つけられないので位置決めが難しい欠点を抱えていましたが、Combo Touch Keyboard Case with TrackpadはSurfaceに近い自由な角度調節ができます。
使い続けてるとそのうちへたれてきそうなのは心配なんですが、思いっきり倒して使いたい時とかは断然Magic Keyboardより便利ですね。
キーの押し心地はSurfaceのキーボードに近い、かなり快適
MacBookというよりはSurfaceに近いキーの質感と押し心地のCombo Touch Keyboard Case with Trackpad。
Magic Keyboardの快適さはなかなかのものでしたが、Combo Touch Keyboard Case with Trackpadも点数的には同じくらい押しやすいです。
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad右側キー](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2981-2.jpg)
左右端のキーのサイズがちょっとMagic Keyboardより大きい+全体的なキーサイズはSurfaceほど大きくないので、打ち間違えも明らかに起こりづらいですね。
…ヤバいなこれ、本家やSurfaceに勝ってないか…?
Magic Keyboardであった「指がiPadに当たる問題」起こらず
Magic Keyboardは本体とキーボードが分離していて格好良いんですが、代償として上の方のキーを押そうとするとたまに指が当たります。
Combo Touch Keyboard Case with Trackpadは本体と直接つながっているし、本体とキーボードの間に少し広いスペースもある(操作キーも一列あるし)ので、画面に指が当たることはありません。
傷とかが目立ちづらくて手触りも良い本体
Magic Keyboardはすべすべした手触りで良いんですが、とにかくスレやチリが付着して汚れやすいんですよ。
Combo Touch Keyboard Case with Trackpadはちょっとざらざらで布っぽい素材になっているので、おそらくですが汚れとかは目立ちづらいです。
Combo Touch Keyboard Case with TrackpadのここがMagic Keyboardと比べてイマイチ!
![Combo Touch Keyboard Case with Trackpad本体2](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2990-2.jpg)
ここはMagic Keyboardの方が良かったと感じた点もちらほらあるので、挙げていきます。
サイズはMagic Keyboardが有利
まずMagic Keyboardが明らかに勝っているのは、本体のコンパクトさですね。
![Magic Keyboardサイズ比較](https://denshirangeman.com/wp-content/uploads/2020/05/img_2986-2.jpg)
iPad第7世代はもともと本体も大きめ、そこに分厚く重いCombo Touch Keyboard Case with Trackpadが追加されるとかなりの重厚感です。
ただしMagic Keyboard×iPad Proも多くのレビューで言われているとおり重くて大きいので、比べない限りはどっちも似たようなしんどさと言えますね。
トラックパッドはSurfaceくらいの追従性
トラックパッドは決して悪くないものの、Magic Keyboardのトラックパッドと比べるとどうしても精度が劣っている印象ですね。
Magic KeyboardのトラックパッドはMacBookと完全に同じと言って差し支えありませんが、Combo Touch Keyboard Case with TrackpadのはSufaceくらい。
ノートPCの平均的なトラックパッドよりは快適ですが、たまにうまく反応しなかったりベストな感覚でコントロールしづらかったりする感じがSurfaceのトラックパッドっぽいです。
あくまで最上級には負けるといった感じ、全然許容範囲ではありますが。
おそらくペンの着脱は面倒
Magic Keyboardは上がガラ空きなので、普通にApple Pencilをつけ外しできます。
Combo Touch Keyboard Case with Trackpadは上にある紐的なやつに通して固定するスタイルなので、おそらくけっこう面倒かと。
もっとも、無印iPadで使えるApple PencilはLightning端子で充電する第1世代。
もともとは本体とセットで持ち歩けないと考えると、ワッカに通して固定できるだけでもありがたくはありますが。
今後レビューしたいと考えている「Crayon」も付けて持ち歩けるわけですし。
膝上や喫茶店の狭いスペースで使うならMagic Keyboardの方が安定する
キックスタンドってグラグラするので、膝上で使いづらいんですよね。
喫茶店もヴェローチェなんかだとスペースが狭いので、奥側の領域も消費が激しくなるキックスタンドは不利です。
省スペースで使いたいなら、Magic Keyboardの方が有利だと思いました。
まとめ:iPadを文筆業で使うならCombo Touch Keyboard Case with Trackpadと無印iPadが良さそう
これはとんでもない外付けキーボードですね。
iPad本体と合わせてもiPad Pro×Magic Keyboardの半額程度で、なんならより優れてる部分も多いiPadの文章執筆環境を整えられてしまうわけです。
ロジクールのキーボードは確かに良い製品が多い印象ですが、ここまで打ち心地が良いとは思いませんでした。
もっと販路を広げて大々的に売ればいいのにと感じます。
みんな「こっちでいいじゃん」になって、iPad ProとMagic Keyboardが売れなくなるのを危惧しているのでは?と邪推してしまうくらいには最高ですね。
ちなみに「ライブ変換で少し前に戻って変換すると直前に入力してた文字が二重になる問題」は、残念ながらMagic Keyboard×iPad Proと同じでした。OS側の問題っぽいですね。
iPadを仕事や趣味のブログ投稿で使いたいフリーライターとかの方、Combo Touch Keyboard Case with Trackpadは素直にオススメしたい商品です。