アニメ特撮

電子レンジマン氏のアニメ・特撮感想2023年11月末編|ニチアサの天国と地獄

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仮面ライダーゴーストフィギュアーツ顔

オレは天空寺タケル!17歳の誕生日に何やってたのかは忘れたけど、11歳頃から深夜アニメや特撮に浸かっていてもうかれこれ19年くらいになる。

ということで、今月もアニメや特撮の感想をまとめていくぜ!

見てる特撮の感想|オーレンジャーとガッチャードが面白い

というわけでまずは特撮の感想からです。

仮面ライダーガッチャード

3話で一旦ちょっと面白さが上がって5話で「これ実は面白いのでは…?」となり、そのまま見続けてたら最近はもう普通に面白い段階まで上がった仮面ライダーガッチャード。

令和に入ってから…というかビルドの後半辺りからの仮面ライダーでここまで穏やかな心で視聴できてるのは初かもしれません。

まぁ正確にはジオウの中盤やセイバーの序盤~中盤、リバイスの前半~中盤にかけてなど楽しめてる時期は度々あったんだけどもな。

とにかく変に奇を衒わずに普通に児童向けの楽しい変身ヒーロー物として作られているのが好印象で、たまにざっくりしすぎな部分や違和感ある場面がありはするもののそれでも十分楽しめる範囲内って感じですな。

変に暗くなったりせず、このままのノリで1年間突き進んで欲しいです。

最新の回(仮面ライダードレッド登場)は仲間が敵になるというけっこう深刻な内容でしたが、それなりに仲間たちとの愉快な日々の期間が用意されていたこともあり普通にショックでした。

これ日常回的なのが全然ないと「フーン」で終わるやつなので、今年はけっこうしっかりしてるよな。

まぁ欲を言えば錆丸と単体で交流するような回も1~2回挟んでればより良かっただろうけど。

ガッチャードの不満点としてはこれは番組の方針的な部分だと思うので「合わないね」で終わるやつなんですが、スーツわざわざ用意してる割に使い捨てるフォーム多くて印象に残りづらいですね。

ここは「あくまでスチームホッパーがメインで他は一発ネタの技みたいなもん」として割り切るしかないと思うので、まぁそういう認識で楽しんでいこうと思います。

言い換えると膨大すぎるケミーの組み合わせをCGとか一枚絵フォーム含めれば全部出す気のようなのでそこは凄いです。

超力戦隊オーレンジャー

面白いんだけどレッドパンチャーが出た回辺りから露骨にバラノイアのキャラ付けとかに軌道修正入ってる気がする。

私のぼんやりとした過去の視聴の記憶では9話からもうギャグ路線だったんですが、ちゃんと1話から連続で見てるとわりと2クール目までは持ちこたえてて明確な転機はレッドパンチャー回ですな。

なおレッドパンチャー登場回はマスクマンのギャラクシーロボ登場回の焼き直しでしたが、向こうの方が勝手に巨大ロボ作る山形博士という狂気展開のインパクトとかあってよかったです。あとオーレンジャーのほうはオーレンジャーロボが負けた理由が「不意打ち」で敵の強さ全然関係ない感じなのもイマイチでしたな。

で、キングレンジャーのリキが登場しましたがこいつ改めて見ると設定盛りすぎて真の主役みたいになってるな。

まぁバッカスフンドと決着着けるのは普通にオーレンジャーだしべつにそこまで今後主張してくるキャラでもないんだけど。

というかオーレンジャーって2クール目終わりまで縦筋のドラマ一切ないのも凄いよな。3クール目に入ってから音速で用意して進めていくという。

しかし結果として単発の話のわかりやすさやアクションの面白さみたいな重要な部分に重点が置かれていて見やすかった感じはあった。

相棒

当ブログでは、相棒は特撮ヒーローのジャンルになります。この前蜂の大群のCGとかあったし、ウルトラマンや戦隊・ライダーで見かけた俳優もいっぱい出てるからな!

相棒は過去の回の再放送とかも含めて度々見てるんですけど、やっぱり右京さんと亀山のコンビが一番良いですね。

亀山のなにげない発言が右京さんの気付きにつながるとか、右京さんが正義を極めてる一方で亀山は被害者とか加害者に寄り添った発言してバランス取るみたいな部分が見てて安心する。

花のあすか組!

まぁまぁ面白いです。だんだん作風ゆるくなってきた気がするが。

昔の知り合いが敵に寝返った回で荒井由実の「あの日にかえりたい」が流れてた。

これも結局話書いてる人いつもの東映特撮の人とかなので、まぁヒーロー物だよな。

アントマン3

ようやく全部見ました。アントマン3。

これがまぁマジで面白くなかったです。どうした?!

アントマンは「博士のすげー発明でものや人が大きくなったり小さくなったりする」というシリーズなわけですが、自分が小さくなったからただのおもちゃの機関車がめっちゃデカいことになるとかそういう現実世界の中で変わったことが起こるところが面白さなわけです。

また主人公のおっさんの怪しい友達とか、そういう周りの人達の楽しさもアントマンの良さ。

これが3だと周りの仲間一切なし、舞台が実質異世界なのでただの巨大化と縮小が可能なヒーローの話になってしまっているという。

2もまぁ1と比べるとちょっと敵?とかでやや物足りない部分あったんだけど、そういうところの面白さは色々残ってたからな。

さらに敵のおっさん(カーン)がマジでただのなんか偉そうな人で面白くなくて、しかもこいつがMCUの今のシリーズのラスボスだってんだから「じゃあ今後のアベンジャーズも全部面白くなりようがないじゃん」という。

ついでにムーンナイトやミズ・マーベルの1話も中盤くらいまで見たんだけど、これらも微妙でした。厳しいなMCU。

王様戦隊キングオージャー(文句です!)

これやばすぎるでしょ…。

ダグデドが登場した第2部になってからロボ戦が激減したんですが、それだけでなく等身大でのアクションもどんどん減ってキョウリュウジャー回終わってからはもう途中で1~4人くらいのメンバーが2分弱戦闘して敵を取り逃がすだけになってしまいました

東映はそりゃ自分たちがやりたいドラマシーンやアイドルパートを気合い入れて自由に作れるから楽しいだろうけど、もう特撮ヒーロー番組としては完全に崩壊してると思うんだけどバンダイやテレビ朝日的にはこれで大丈夫なのか…?

このブログでは長年令和ライダーに批判的な立場を取ってきていましたが、今思うと文句の内容がストーリーのつまらなさや「戦闘で全然勝てないじゃん」程度だったのはマシだった…。

いや、それらも良くないんだけど。

私自身は前からそれほどアクションシーンに興味ない(着ぐるみは好きだけど)というスタンスをとってきていたしソルブレインとかのヒーローが一瞬しか出番ないパターンもわりと好きではあるんですけど、それは毎回出るものがたまたま全然出ないから意外で面白い的なことで…

毎回ろくにヒーローもロボも出ないんだったら特撮ヒーロー番組としての存在価値がないので見る意味もないレベルで、普通に相棒とか必殺シリーズとか見たほうが楽しいじゃんという。

短い等身大バトルが面白いわけでもないしな…。

特撮ヒーロー物としての底はギーツやゼロワンやリバイスみたいな倫理観崩壊してたりまともに一般人守れてなかったりするやつだと思ってたんだけど、赤すら変身しないキングオージャー登場で「変身やロボ戦をまともにしない」が底となりました。

マジかよ。ストーリーとか以前の段階やんけ。底ぶち抜いてますよね。これを超えるヒーロー物は今後現れるのだろうか?!(深夜番組みたいなのは除くぞ)

強いて言えば、なんもアクションしないキングオージャーのおかげで他のヒーロー物のアクションシーンを今までよりも真面目に見て楽しむようになれたのは私にとってプラスでした。(前から昭和ライダーのやたら危険な場所でのアクションとかウルトラマン・ゴジラ系の怪獣と戦うようなやつとか戦隊でもロボ戦なら好きだったけど、平成の等身大ヒーロー系の怪人との普通の戦闘も非常に面白く見られるようになった)

オーレンジャーの素早いテキパキとした連携アクションとか長回し戦闘とか凄い面白いです。

なおこれだけ子供受けするアクションシーンを削ってまで長く尺が取られたキングオージャーのドラマパートが面白いかと言われると、見せたいシーンの前後のつなぎ部分や合間のギャグがメチャクチャすぎて何も面白くないのが残念。

前から言ってるけど個人的にすごく嫌なのが「行間」という概念で、番組のただの説明不足な粗を視聴者がじっくり妄想して埋めるのって馬鹿みたいだと思います。

誰が見ても分かるレベルの部分が言葉にすると蛇足になるからあえて説明されてないとか、2~3個くらいの考えられる候補からどれが正しいのか自分の思う答えを考えるようなのが創作作品における行間読む概念だと思うぞ。

キングオージャーで求められる行間読みってもう「オレはこの僅かな情報からここまで整合性を取れるように話を広げられたぜ!お前たち馬鹿にはわかんねーだろうけどな」みたいな妄想に寄るマウント取り合戦みたいなのになってるからな。

そんな私にとって辛い番組のキングオージャーもあと3ヶ月くらいで終わると思いますが、とりあえず関連商品の投げ売りがどんどん進んでますけどDXキングオージャーやキョウリュウジン、アクションヒーロー辺りは安くなったら買ってもいいかなとは思ってます。

本編で出番がないから勝手にオレ設定で遊びやすいので玩具マニア的には一周して良いよね。

仮面ライダーゲンムズ

見ました。ぐるぐるメダマンが見たいからTTFCに加入したので。

感想は…まあなんだ、ほぼ戦ってるだけだからあんま言う事もないけど…

久々に愉快な連中の愉快な日々を見られたねくらいの感じか?

なんつーかゼロワンのテキトーな時の展開そのものって感じの内容だけど、おかしな人達が暴走して勝手に改心したりしてもまぁ原作で諸悪の根源みたいな人だった天津にしか迷惑かかってないのでまぁみんな勝手に頑張ってくれみたいな感じでどうでも良かった。

ドンブリーズ

脚本の人が井上敏樹じゃないんだけどわりとドンブラ感はあった気がする。

タロウが率先して謎の勉強会開き出すのとかあらぬ方向から飛んできた手紙の差出人がメンバーである前提になってるみたいな細かい部分は戦隊やライダーでサブ脚本の人が話書いてる時の「なんかこんなんだっけこの番組…?」的なムードあったが。

突飛なネタと見せかけてあまり話そのものはふざけてなくて、真心の大事さ的な最低限良い話入れてくる感じとか販促必要ないのにしっかり戦闘シーン入れてくる感じ(流石にロボは出なかったけど)とか、全体的に「そのままテレビで放送できるレベルのとある通常エピソード」って感じなのが非常に良かったです。

ファンが何を見たいのかを理解してる新作って感じがあったぞ。キョウリュウジャーの数年後にソシャゲタイアップで作られた番外編回みたいな。

仮面ライダーセイバー×ゴースト

まだブレイズ×スペクターは未見です。

これも本編で普通に放送できる感じのシンプルな共演エピソードって感じで、なかなかおもしろかったですね。

ジャベルが完全に御成化してたけどこいつここまでだったっけ…?

ジャベルといえばTVシリーズの末期に「グンダリ!グンダリ!」を連呼しながら雑巾がけをしてるシーン見て「ネットで受けたネタ擦るにしてももはやわけわかんねーよそのシチュエーション」と思ったのが印象的でしたが、アレ今思うと一周してめっちゃ面白いシーンな気がしてきた。

地味に良かったのがちゃんとゴーストもフォームチェンジすることで、こういう共演ものや集合ものって基本フォームしか出ないパターンがよくあるんですよね。(ウルトラマンもライダーも)

今回のゴーストはムサシとグレイトフルという「当時のファンがとくに見たいであろうやつ」2種類をしっかり出してくれたのが良かったです。

ムゲンは出なかったけど最強フォームは春映画系とかでの出番わりとあるので、それ以前のフォームチェンジを使うほうがありがたみありますよね。

デザストが急に兄弟を欲しがってたのはよくわかんなかったけど、空虚な存在だから人とのつながりが欲しかった(そしてその後あかみちれんとの日々につながる的な)んでしょうか。

電子レンジマン氏が最近見てるアニメ感想

最後にアニメの感想だ。

葬送のフリーレン

まぁまぁ長かったアウラとの戦いが終わって日常的なエピソード続いてますが、こういう淡々とした話も見てて面白いですね。

とくに見てて不満がない。強いて言えば23時放送でたまに時間ずれ込んで23時30分とかに始まるから眠い。

かといってこのアニメ夕方とかに放送されても微妙な感じするので絶妙な時間設定だよな。

シャングリラ・フロンティア

なんか新章に突入したけどマジでわかりやすいオチとかもなくぬるっと新章に行ったので「え、じゃあこれまでが第1部的なものでそれがいつの間に終わったんだ…」みたいな感じ。

見やすいアニメだけど淡々としてるよな凄く。

オトナプリキュア

前回確か感想書いてなかったから一応言うけど2話でやめました。

その後どうなのかは知らんけど、ぼくのプリキュア5は2009年の1月で終わってるということで続き見せられてもなんか蛇足だなと。(GoGoがなんかぬるっと終わったので続き自体は見たいっちゃ見たかったけど大人まで行かなくてよかったなというか)

シロップとかまでしっかり出てるのは嬉しかったが。

なんつーか現実辛い→プリキュアになって無双みたいな2話の内容が「これ後ろ向きすぎねぇ?」という気分になり、これ以上見続けるのは無理かな~と思いました。(多分最終回まで見ればそのへんまでしっかり解消されるんだとは思う)

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