仮面ライダーリバイス、ついに最終回を迎えましたね!
ということで、当ブログでも恒例となっていた1年間見終えての感想です。
ついでにU-NEXTで復活のコアメダル見たからそれの感想も書くぞ。
なおリバイスの玩具は一切買わなかったので、アイキャッチ画像がテキトーとなっております。
アソート1な結果発売当時レックスゲノムの装動が手に入らなかったので、結局何も買う気になりませんでした。
まぁでも、リバイスって銭湯の話だったしこういうレトロな看板がアイキャッチ画像でも合わないことはないな。
ゲノムチェンジシリーズみたいなやつ投げ売られてたらそのうち買ってゼロワンやセイバーのRKFと並べたいんだけど、派生のスケボーのやつとかしか見かけない…。
目次
仮面ライダーリバイス感想|多分シリーズワースト作
仮面ライダーリバイス、実は開始時は1話で切ってたんですよね。
去年のセイバーの感想で言ってますが、この時点でもう無理だという判断に。
で、1話を見て正直そんなに惹かれる部分がなかったので切ってました。
しかし4〜5話くらいで「リバイスはけっこう面白い」という話を聞いたので後追いで録画見て、確かにそこそこ良い感じだった結果ズルズル1年間見続けてしまった…。
結果的には「やっぱり見ないほうが良かった」という感じ。
仮面ライダーリバイスの良かった点
後半とにかく意味不明でストレスMAXだったリバイスですが、後半は役者陣の演技に見ごたえがあるシーンがちらほらありました。
牛島父と長官の最期の会話や不安定な大二、家族の記憶を失って居心地が悪くなっている五十嵐一輝など。
見ごたえのある演技のシーンの多さという点では、令和ライダーで一番良かったと思います。
あとは…なんかあるか…?
あ、デモンズとエビル、ベイル、デモンズトルーパー、ジャックリバイス辺りのデザインは好きです。
オーバーデモンズもデモンズの派生であるという部分を一切考慮しなければ嫌いではない。
アクションシーンは、初期の無駄に多い派生フォーム(イーグルとかライオンとか)やバリッドレックスといったすぐ忘れ去られそうな形態をできるだけ後半までしっかり使おうとしていたのは良かったと思います。最終回でも色々出てきましたね。
ただ出してちょっと技出すだけみたいな感じではありますが、完全に忘れられるよりは良かったんじゃないかと。
ボルケーノレックスだけはなんかろくに見せ場なかった感じしますが…。
あと中盤までは色々難もありはするものの「ストレスなくなんとなく見られる」の域にとどまっていて、中盤までなら令和ライダーで一番マシだったと思います。
仮面ライダーリバイスの駄目だった点
上で挙げた部分以外「全部」かな…。
というのは流石にアレなので、細かく見ていこう。
まずキャラクターが駄目でした。
これは令和ライダーでずっと抱えてる問題だと思いますが、ストーリーにキャラクターが動かされてる感じなので「こいつならこんなときこういうことするよね」みたいな納得感が薄い。
一輝とかセリフ上では「おせっかいな奴だ!」みたいに言われまくってますが、去年の神山の方がよっぽどそうだったような。
本作は一輝とバイスという2人のコンビの話という雰囲気で始まりましたが、蓋を開けてみるとバイスは完全空気。
バイスが邪悪なやつだったのは序盤のみ、あとはなんかこれといったドラマもなく超良いやつになったと思いきや突然「実は一輝の幼少期から良いやつでした」に多分設定が変更されたようで逆に序盤の邪悪さが意味不明に。
バイスは一輝以外に基本見えないのに早くから家族とか世界が中心の話に行っちゃった結果それほどストーリーに関わることができず、いる意味が薄くなっちゃったのが残念。最終回でウィザードの後日談のやつみたいに思い出に囲まれて戦ってたけど思い出が薄いな!!
あとバイスと一輝の会話がワンパターン過ぎて面白くなかったのも難点。バイスがふざける→一輝が口頭で止めるのみ。
一輝の中にバイスらしい部分が全然見受けられないというか、いつかバイスみたいな内面を抱えているみたいな話が出てくるのかと思ったらそんなことはない感じだったのも残念。最終回でちょっとバイス口調になったくらいか。
最後の最後になって一輝がバイスの茶番演技を信用できなくて殺し合い始めて全然気づかないのもがっかり。
五十嵐ファミリーは正直全員感じが悪くて好きになれず。
大二は序盤の大二と一輝の間でのわだかまり関連はそこそこ面白かったんですが、それやったうえで後半頭おかしくなってテキトーな誤解から盛大な内輪揉めになってしまう展開にはどうにもガッカリ。
さくらは後半無駄に優遇された(なぜかこいつの所属する組織が中心の番組になったため)結果主役交代してた時期がけっこう長くてなんとも…。ラブコフもなんか人に罵声をあびせてかわいこぶるという古臭いキャラで正直嫌いでした。
いっつもなんか偉そうに怒鳴り散らしてて性格悪いキャラなので目立つことにより番組全体が不愉快になってしまいました。
五十嵐母はすべてわかっているような雰囲気を出してるのがすごく苦手で、出てくるたびにうわっ…という気分になっていたんですが、これは後半五十嵐家が崩壊する伏線だろうと思ったら別にそんなことはなかった。(ただのすべてわかっている雰囲気の人だった)
これ本当にすべてわかっている人だったらまぁ良かったんですが、不安定さが極まっている大二を放置したりした結果「わかった雰囲気を出してるだけ」になっちゃったのがヤバかったですね。
ただし終盤や劇場版だとわかったような雰囲気を出してる余裕がなくなって普通に悲しんだり心配したりするようになってたので、ちょっと印象良くなりました。
五十嵐父は純平の影のある落ち着いた性格が本性かと思ったら一輝たちに「無理しないでいつもの父ちゃんの感じに戻れよ」みたいに言われていつものバカキャラに戻ったと思ったらやっぱり純平の性格がデフォルトになりました。なに、これ?
基本全員嫌な感じかつ協調性も薄いし、なんか「五十嵐家は最強家族よ〜」とか言われてもどこが?と思ってしまった。
他の奴らも全部微妙、出番が多くなるほど印象悪くなるので結果的に最低限の出番しかない牛島息子が一番好印象になりました。
赤石長官は例の牛島父との会話シーン〜大二を家族だと思って助ける辺りがマジで良かったんですが、あとは基本意味不明でした。残念。
また片っ端からレギュラーキャラをライダーにした結果ライダーの人数が多いのに無限湧き雑魚に苦戦してるだけみたいなどうしようもない感じに。
その他、世界観とか設定とかフェニックスの内紛とかも全部面白くなかったです。
なんかテキトーにワクチン接種を揶揄したり裏切り者が出たり人が死んだり。思いつきでその場の絵面のインパクトがあることをやってるだけ。
リバイスの良くないところは人の死の扱いが異様に軽いことで、朱美さんに至っては一輝に殺されたと誤解したことが大二の裏切りのきっかけだったはずなのに朱美さんが死んだという概念ごといつの間にか消滅しました。なんで??
そしてこの「ストーリーが進んでいくと出発点が別の場所だったことになる」みたいなパターンがリバイスやたらあって、いつの間にか別のストーリーで放送されていた世界線に移動していた感覚になるのが斬新でしたね。
脚本の人ほぼ同じ人なのになんで話繋がらないんだ…?実は複数人が同じペンネームを使いまわしてるんでしょうか。
展開も「これはこうだからこうなるんだ」みたいな部分がすごいテキトーで、一応視聴中は「そうなんだー」と一旦スルーしても後から振り返ると「なんで??」みたいになりがち。
セリフも日本語がおかしいときがしばしば。「泣き寝入り」ってそういう意味じゃなくないか?
明らかにおかしい部分がたくさんスルーされているということは、他のスタッフも誰も指摘していないわけですよね。誰もリバイスのストーリーに興味ないからチェック素通りしてたんでしょうか。
設定も毎回変わるので考察するだけ無駄。最終回にすら「悪魔は成長すると消える」みたいな新設定出てきてびびった。
リバイスにおける悪魔という単語って「人の持つ弱み・欠点」と「人から生まれるそういう生物」のどっちなんだかはっきりしない(どっちもなんだと思うけど結果ごちゃごちゃしてて分かりづらい)ので、悪魔に関する話題が出る度に困惑でしたね。
あとアクションシーンも正直今年はあんまり面白いと思いませんでした。たまにあるCG使った派手な戦闘シーンとかはまぁ見応えある時もありましたが、ドンブラの方が軽快なアクションが楽しいので上ですかね。
そして最終回の最後に突然サプライズゲストとして普通の有名人を出して話にオチを付ける展開には衝撃を受けました。
夏映画の母ちゃん悪魔で全部解決したやつの上を行くやつですよ。それまで度々触れられてきたようなポジションでもない現実の偉い人が1年間を締めるって。
バイスが復活しないちょっと寂しい結末も、そういうラスト自体は悪くはないんだけどなんかただ消えただけでそんなに面白くなかったかな…。
バイスが消えてちょっと寂しくなってる日常…で終わればまだ良かったんだけどその流れでキングカズとかギーツの人出したら余韻持ってかれるんだよ!!!エモさ重視ならそのくらいわかれよ!!!
というか、悪魔が消えたら精神のバランスがおかしくなる話って結局カゲロウ復活の辺りで完全になかったことになったんですね。
まとめ:令和で多分一番ひどい
結論、真面目に作品を作ろうという気が感じられるのは役者陣くらいでだいぶ厳しい作品でした。(一応ギフが本格侵攻してきてバイスが宙に浮いてる回とかシナリオ以外は頑張ってる雰囲気強かった回もあるけど)
作品に対するスタッフ(主に話を作る人たち)の熱意の感じられなさでは令和ワーストだと思います。
ゼロワンは話だけ見るとリバイスと同じくらい厳しいけど熱意自体はもっとあったと思います。
セイバーも基本毎週放送するのが精一杯な雰囲気出てたし内容も色々わけわからんけど、作品のテーマとかはある程度しっかり描こうとしてた印象。約束は大事とか文豪剣豪要素とか。
話が駄目でキャラもゼロワンやセイバー以下となると、もう本当に何も見るべきものがないぞ。
なんか高級な具材をいっぱい入れたたこ焼きを作ったけどタコが入ってないから無意味みたいな…
非常に不愉快な番組でした。
令和でどれか1本全話見返さないと駄目だと言われたら…セイバーだな…。
仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルを見た
U-NEXTで配信が始まったので、ポイントで復活のコアメダルを見ました。ネタバレ注意。
まず世界観ですが、頑張って平和を守ったのに10年後に世界がめっちゃ荒廃してるのは普通に残念。
彼らが命をかけて戦ってきた意味とは。
愉快な日常の象徴だったクスクシエの店長とかが武器持って戦ってる絵面がだいぶ辛い。
ストーリーは、正直中盤まではわりと面白かったです。
様子がどうにもおかしい気がする火野〜理由発覚〜アンクとゴーダの協力まではこれからどうなるんだろう的な興味がありました。
しかし中盤あっさり古代オーズが退場したら音速で敵になるゴーダ、上映時間が短い結果展開に巻きが入ってどんどんクソしょうもない流れに。
グリードの扱いが全員ひでぇ!オリキャス呼んだ意味とは…?(ウヴァの逃げ帰って情けない感じになってる扱いひでぇ〜と思ったらその後の流れ見ると単独で戦わせてもらえてて一番マシだった衝撃)
その後もなんか命助かりそうなのに意味不明な満足して死ぬ火野が腑に落ちない→嫌がらせみたいな当時のエンディング(変身ボイス抜き)であーあって感じ。
もっと上映時間が長くてゴーダとアンクの話をじっくり描く+最後のテキトーな死ねば感動ですよね展開を省けばまだ良かったんじゃないですかね。まぁ10周年で知らない新キャラの話長々とやられても微妙なんだけど…。
私はオーズは放送当時全話見たもののWやゴーカイジャーほど熱心に見てた感じではない(中だるみがけっこうヤバかったのでそこでテンション下がったため)んですが、それでも最後の方はイラついたので当時メイン視聴者(子供)だった人とか熱心なファンの人はブチ切れても仕方ないかなと。
私もヤッターマンとともに人生を歩んできたので、夜ノヤッターマンに関して定期的に思い出しブチギレをしているから気持ちはよく分かるぞ!
まとめ:ライダーは手遅れ。さよなら令和ライダー。
復活のコアメダルのプロデューサーとゼロワンの脚本の人がコンビを組む仮面ライダーギーツ、来週スタート!!
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誰が見るかそんなもん!!!!
いや、スタッフの名前だけで全部判断するのは良くないですよ。すごく面白い作品になる可能性は大いにあります。
リバイスの夏映画だって「絶対つまんないだろこれ」と思いながら見に行った結果、私はわりと楽しめましたし。
でもまぁ、「このスタッフだから見たくない」と思うのは自由ですよね。
あと申し訳ないんだけど、今出てるギーツの情報の中に「これは楽しそう!」と思う要素が私としては何もありませんでした。
ぶっちゃけセイバーもリバイスも放送前に出てきた情報で「これ面白そう!」と思った要素なかった→実際見たらどっちもつまんなかったので、ギーツも現段階だと私が楽しめる可能性はかなり低いでしょう。
もうライダーへの文句で毎週何時間も浪費する生活からはおさらばだぜ!!!その時間でプラモ作れ!
というわけで、1話切りしたリバイスからバージョンアップしてギーツは「0話切り」でスタートとなります。ドンブラはこのまま見ますが。
とはいえギーツも念のため毎週録画はしっかり続けるので、もしめっちゃ評判が良かったら見るかも。
それで見始めてズルズル1年間見終えてまた来年の今頃ブチ切れてんだろうな…!