Mi 11 Lite 5GとReno5 Aが現在手元にあります。どちらもおサイフケータイ対応、CPU性能も価格を考慮すると高めで似たようなポジションにある機種なわけですね。
今回は、Mi 11 Lite 5GとReno5 Aのどちらを買おうか迷っている方向けに、それぞれの使用感を比べてみたいと思います。
目次
Mi 11 Lite 5GとReno5 Aのスペック比較
Mi 11 Lite 5GとReno5 Aのスペックは、それぞれ以下のとおりです。
Mi 11 Lite 5G | Reno5 A | |
価格(Amazon) | 43,800円 | 38,500円 |
CPU | Snapdragon 780G | Snapdragon 765G |
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB | 128GB |
画面 | 6.55インチ、2,400×1,080、有機EL | 6.5インチ、2,400×1,080、液晶 |
重さ | 159g | 182g |
バッテリー容量 | 4,250mAh | 4,000mAh |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
防水 | IP53 | IP68 |
スピーカー | ステレオ | モノラル |
カメラ | アウトカメラ6,400万画素+800万画素超広角+500万画素テレマクロ/インカメラ2,000万画素 | アウトカメラ6,400万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ+200万画素モノクロ/インカメラ1,600万画素 |
良さげな部分を青字にしてみました。
こうしてみると、スペック表の段階ではMi 11 Lite 5Gの方が圧倒的に勝ってる感じですね。価格と防水性能だけがReno5 Aの勝ち。
しかし、実際のところReno5 Aの方が使いやすいと感じる面も多かったのが今回この記事を作ることにした理由だったりします。
ちなみにReno5 Aの価格ですが、Y!mobile版を買うなら28,300円とかでも出品されてました。シングルSIMですが、SIMロック解除済みとして販売されている在庫を買えば普通にiijmioとかUQモバイルのSIMで使えます。
Mi 11 Lite 5GとReno5 A、実際に使い比べてみての感想
というわけで、前項で紹介したスペックも踏まえつつ、私が思うMi 11 Lite 5GとReno5 Aの使用感の違いを解説していきたいと思います。
スピーカーはMi 11 Lite 5Gの方が良いがReno5 Aも許容範囲内
Mi 11 Lite 5Gはステレオスピーカー搭載で、横持ち時に音がちゃんと左右から出ます。
音質も私としてはとくに使っていて不満のない感じ、若干乾いたような雰囲気は感じられるものの明らかに音が籠もってるみたいなダメさはなく、普通にラジオとか映画とかは楽しめます。
Reno5 Aはスピーカーが本体下部にしかない昔のiPhone(6sまで)みたいな形式なので、音が片側からしか聞こえないのはやはり不利ではあります。
しかしReno5 Aもスピーカー音質自体は悪くなく、全然許容できる範囲内だと私は思いました。確かに片側からしか音は出ないものの、音自体はとくに悪くないのも昔のiPhoneっぽい。
スマホのスピーカーを使った動画や音楽再生はあくまでタブレットやパソコンなどがあったうえでたまに使う、みたいな人ならとくに、Reno5 Aのスピーカーでも許せるんじゃないかと。
あと、Reno5 Aは有線イヤホン端子が本体に付いてるんですよね。つまりちゃんと音を聞きたい場面ではイヤホンをすぐ取り出して使用、みたいなこともできるわけです。
まぁMi 11 Lite 5Gもイヤホンジャック変換アダプターが付いてるんですが、アダプターを持ってきてない場面などでもイヤホンだけ百均から仕入れるなりすればいいのがReno5 Aの手軽さ。(USB-Cのイヤホンジャック変換アダプターも100均でたまに買えますが、どこでも売ってるわけじゃないし100円余分にお金かかっちゃいますからね)
よりサクサク動く・ゲーム向きなのは実はReno5 Aかもしれない…
Reno5 AはSnapdragon 765G搭載、Mi 11 Lite 5GはSnapdragon 780G搭載で、基本的にCPU性能が高いのはMi 11 Lite 5Gです。
Reno5 Aは386752点、Mi 11 Lite 5Gは517087点と、Antutuベンチマークテストの結果もMi 11 Lite 5Gの方が上でした。
しかし、しばらく使ってみた限りでは、なんかより快適に動いてるのはReno5 Aなんですよね。
Mi 11 Lite 5Gって、なんか操作してる時にけっこう動作がガタガタするんですよ。WordPressアプリで記事の編集をしてるときとか、キーボードを表示して文字を打つときとか。
キーボードは入力ミスが妙に起こりやすいんですけど、なんかタッチの精度が微妙なんでしょうか?
Mi 11 Lite 5Gはゲームも私がよく遊んでいるウマ娘とも相性が悪いみたいで、プレイ中たまに急激に動作が重くなってまともに遊べなくなります。
毎回ではないですけども。あと育成時のコマンド選択→CGキャラの動きの時の間が妙にガタッとしてる感じもあり。
一応ゲームブーストみたいな機能も使ってみてるんですが…。
Reno5 Aは様々なアプリの利用やゲームも問題なし。
なんならより性能が下になるRedmi Note 10 Proでもここまでウマ娘の動作が重くなることはなかったので、ちょっと期待はずれな感じでした。
持ちやすさもReno5 Aの方が上だった
Mi 11 Lite 5Gは159gで、厚さ6.81mmの薄型スマホとなっています。
Reno5 Aは重量182g、厚さ8.2mmで、一見Mi 11 Lite 5Gの方が持ちやすそうに見えますよね。軽いし。
しかしながら、なんか私にはReno5 Aの方が持ちやすいように感じるんですよ。
Mi 11 Lite 5Gは薄すぎて逆に安定しないというか、しっかり握れるのはReno5 Aかなと。
この辺は人によって好みが分かれる部分だと思います、多分片手でどんどん操作するならMi 11 Lite 5Gの方が負担がかからなくて良かったりするのではないかと。
画面はどっちもキレイ
Mi 11 Lite 5Gは有機ELディスプレイ、Reno5 Aはただの液晶画面ということなんですが、実際のところどっちも普通にキレイなのでとくにここを基準に機種を選ぶ必要はなさそうです。
一応若干Mi 11 Lite 5Gの方が画面サイズが大きいんですが、使っていて差を感じることはとくになかったですね。
指紋認証センサーはReno5 Aの方が押しやすかった
これもあくまで私の好みの問題にはなってくるんですが、指紋認証センサーは背面にあるReno5 Aの方が圧倒的に使いやすかったです。
Mi 11 Lite 5Gは側面の真ん中に指紋認証センサーがあるんですが、縦長大画面の機種なのでセンサーに指を当てる用に真ん中を持つと画面を操作する親指の位置が中途半端になってしまうんですよね。
結果センサーに指を当てたら持ち替える、みたいな感じになるので、ややストレスです。
Reno5 Aの指紋センサーなら指を当ててそのまま普通に操作できるので、良い感じ。
ただしスマホを机に置いたまま使うような人だと、背面センサーは一旦スマホを持たないといけないので面倒らしい。
MIUIよりColorOSの方が使いやすかった
MIUI、Redmi Note 10 Proだと使っていて違和感なかったんですよ。
設定変更で通知を消すスワイプの向きを自由にできるなど、ほぼ他のスマホと変わらない使い方に変更できたので。
しかしMi 11 Lite 5GのMIUIはバージョンが何故かRedmi Note 10 Proのものより古くて、通知を消す向きが固定などちょっと前の微妙に使いづらい時期のやつです。
あと、MIUIのダークモードって勝手にダークモード非対応のアプリも黒背景とかに変更してくるのがちょっと面倒だなと思いました。(設定でオフにできますけど)
Reno5 Aに搭載されているColorOSは、かつての微妙に使いづらさがあったColorOSとはだいぶ様変わりしまして、普通のAndroidスマホのように使えます。
Mi 11 Lite 5Gもアップデートがあればおそらくストレスが無くなると思うんですが、2021年7月時点ではReno5 Aの方がUIも使いやすいです。
カメラはマクロならMi 11 Lite 5Gの方が良い
カメラ性能はどっちも普通にキレイに撮影できるんですが、マクロ撮影に関しては間違いなくMi 11 Lite 5Gの方が良いです。
Reno5 Aのマクロってあんまり寄れない(4cm離れろみたいに出てくる)うえに、なんか冴えない写りになりやすいんですよね。
Mi 11 Lite 5Gのマクロは色合いが変になったりはしないですし、被写体にかなり近づいて撮影できます。
マクロ機能を使う人がどれくらいいるかはなんとも言えないですけど、よく使う人はMi 11 Lite 5Gを選んだほうが間違いなく良いです。
まとめ
というわけで、Mi 11 Lite 5GとReno5 Aの使用感を比べてみての感想でした。
性能的には勝っているMi 11 Lite 5Gよりも、私的にはReno5 Aの方がしっくり来た感じです。マクロカメラ以外は。
ファーストインプレッション段階では良さげに思ったMi 11 Lite 5Gなんですが、ずっと使ってると微妙に細かい部分でストレスが積み重なってくる印象あり。
ウマ娘の動作が妙に重いときがあるのと、タッチ操作の微妙さが個人的にはちょっと厳しい印象。
買う前は「おそらくMi 11 Lite 5Gをずっと使うことになるんだろう」と思っていたんですが、意外にもReno5 Aの方が私にとっては使いやすかったという。
でもマクロレンズはMi 11 Lite 5Gの方が良いし、ステレオスピーカーもやはり魅力ではあるので、片方残すならアップデートによる挙動とかの改善に期待しつつMi 11 Lite 5Gになるのかな…?
というわけで、カタログ上のスペックが高い=使いやすいとは限らないもんだねというお話でした。