Xperia 1IIを使い始めて3週間弱経ったので、長期使用レビューを書いてみます。
Xperia 1IIは2019年より縦長大画面の路線に転換したXperia 1シリーズの第2弾で、10月にSIMフリーモデルの発売も予告されています。
私はこの2020年に何台もスマホを買って使ってみていますが、意外にもXperia 1IIが一番気に入った機種となりました。
おそらくGalaxyに次ぐサブスマホとしての運用になるだろうと思われましたが、結局Galaxyを手放してXperia 1IIをメインスマホにしています。
目次
Xperia 1IIになぜ満足できたか?優れていたメリット
まずはメリットからまとめていきます。
最近のスマホのトレンドは抑えつつ独自性も強く押し出している結果、Xperia 1IIでしか得られない体験が多いのが魅力に感じました。
とくにカメラに顕著ですが、ただの高性能じゃなく「楽しさ」も重視されている印象です。
画面が綺麗でスピーカーも高音質、動作サクサクかつ軽量で動画やゲームが楽しい
画面が綺麗なスマホと言えばiPhone 11 ProシリーズやGalaxy S20シリーズですが、Xperia 1IIも負けないくらい綺麗です。
赤みがかった「クリエイターモード」と普通の(どちらかというと青っぽい)色合いのスタンダードモードがありますが、私は普段スタンダードモード、動画アプリなどは自動でクリエイターモードが適用される感じで使ってます。
過剰すぎずちょうど良い発色の良さで、使っていて快適ですね。
120Hzが主流になってきたので若干滑らかさでは他の機種に見劣りするものの、90Hzの残像低減設定にも対応しているので、一般的なスマホよりはスクロールも滑らかです。
そしてスピーカーの音質も良く、音楽やゲームなどを本体の音でも楽しめてます。
ただスピーカーの音量は下限がやたら下で上限も低い感じで、調整時にボタンを押す数が多くなって面倒だったり大きめにしてもなお音量が物足りなく感じたりする点はイマイチ。
他のスマホで3分の1くらいの音量が、Xperia 1IIだと50%時点くらいです。
CPUはSnapdragon 865、文句なしにサクサク。プリコネも快適に遊べてます。
181gの本体重量は比較的軽くて、ずっと持ってても負担に感じません。
シャッターボタンとカメラアプリ「Photography Pro」での撮影が楽しい
単体でレビューしてますが、Xperia 1II独自の機能である「Photography Pro」。
デジタルカメラ的な感じで、ホワイトバランスやシャッタースピードなど様々な設定を自分で変更できるのが特徴です。
実は似たようなモード自体はOPPO Find X2 ProやGalaxyシリーズにもあるんですが、ソニーのカメラと同じような画面構成で、全体的にわかりやすいのがPhotography Pro。
カメラのシャッターボタンに割り当てておけば、ボタンを押すだけで一発起動できるのも便利な点ですね。
Xperia 1IIのカメラは場の雰囲気をうまく切り取ってくれると言いますか、フィギュアの質感や立体感をうまく表現してくれるのが良いです。
マクロ撮影に弱くて、寄って撮影できないのは難点ですが…。
屋外でも自分で調整することで雰囲気のある写真を作成可能、なんというか「撮る行為自体も含めて楽しめるぞ!」って感じ。
手軽に綺麗な写真を撮るならGalaxy Note10+とかの方が使いやすい気はしますが、カメラ好きの方はXperia 1IIの方が満足できるんじゃないかと。
私はGalaxy S20シリーズのカメラ性能にあまり満足できていなかった+最近カメラに凝り始めててPhotography Proも面白いと感じたので、メインスマホがXperia 1IIへ移行する流れになりました。
おサイフケータイと防水、フルセグ対応で機能も充実
高価格スマホでは普通なのでわざわざ書くほどのことでもないかもですが、おサイフと防水対応はやっぱり嬉しいですね。
同じく所有するOPPO Find X2 Proはおサイフケータイ非対応なので、新幹線とかに乗るときに別途おサイフ対応スマホやカードを持ってないとダメなのが難点だったりしました。
移動やコンビニでの買い物、風呂場での暇つぶしまで、Xperia 1IIとともに暮らしていけます。
フルセグは自宅で電波が入らないので無駄機能になりかけてましたが、テレビがない実家の自室で使えたのでなんとか役立てられました。
正直フルHDや4Kの時代だとフルセグでも画質は見劣りしちゃいますが、リアルタイムでテレビ番組を見られるのは良いですね。
これでゼロワンの最新回を実家でも追い続けられるぜ。
なおSIMフリーモデルのXperia 1IIは、フルセグ非対応とのことです。海外版も、フルセグどころかおサイフケータイも非対応。
どうしてもフルセグを使いたい人は、auの直営店で本体を単体購入しましょう。
今後の改善希望!イマイチだったデメリット
かなり満足しているXperia 1Iiですが、正直デメリットも多い機種だとは思います。
しばらく使ってみて感じた不満をまとめるので、併せて参考にしていただければ。
今時保護フィルムとケース別売ってどうなの?
Xperia 1II、保護フィルムもケースもついてないんですよ。
最近のスマホって大体は保護フィルム貼り付け済み、ケースも付属しているので、13万もして何もついてないのは不満です。
そこでSHINEZONEの保護ガラスを買ってみたわけですが…
これが大失敗。
サイズが合わなくて、端が覆えてません。
最近のスマホの画面は端が湾曲してるので、けっこう保護フィルムやガラス買っても端覆えないパターンが多いんですよね。
改めてAmazonのレビューを確認したら、全てのレビューを開くと「端覆えない」という声がちゃんとありました。
レビューはしっかり全部確認してから買わないとダメですね…。
しかもこのガラスを貼ろうとして付属の布で画面を拭いたら、たまたま硬めのチリが本体に付着していたらしく本体の画面に傷が入りました。
保護しようとしてダメージを与えてしまうとは、なんたることだ…
0.5mm程度の米粒のような傷で普段はほぼ見えませんが、日光に当たるとまぁまぁ目立つので毎日絶望してます。
一応リンク貼っておきますが、他のガラスを選んだ方が良いかと。
スピーカーの音が不安定になる(Xperia 10IIと共通の不具合)
Xperia 10IIのレビューで、「スピーカーの音が急に下がる」と書きました。
実はこの記事を書いた直後、プリコネで遊んでたら同じような音量が急に下がる不具合が発生。
ハイスペックモデルでも同じ症状起こるんかい!
音質が圧倒的に良いのでXperia 10IIの時ほどは精神的ダメージないですが、とにかくアップデートでの改善に期待です。
動画撮影中にノイズが入る、画質もiPhoneやGalaxyほどではない印象
静止画の撮影は良い感じのXperia 1IIですが、動画は正直微妙気味。
※動画の内容は気にしないでください
画質そのものはまぁまぁですが、なんかずっと重いノイズが小さく鳴り続けてる感じで音が悪いです。
あまり寄れないので、手元で茶番系動画撮りづらいのもイマイチ。
GalaxyもiPhoneも売っちゃったから、まともに動画撮れるスマホカメラが今手元にないぞ!どうしよう。
まとめ
細かい部分で不満もありますが、総合的には楽しいスマホだと思ってます。
Galaxy Note20+も気になってますが、とりあえず今年はXperia 1IIで頑張っていく感じになるのではないかと。
SIMフリーモデルはメモリ12GB、ストレージ256GBでデュアルSIMにも対応しているとのこと、そんな良いの出すなら先に言ってくれや…
値段もほぼ変わらないので、これから買うなら10月まで待てるのであれば、SIMフリーの国内版を選んだ方が良いかも。