Xperia 1IIを購入してから1週間ちょっと経ちましたが、意外にも今年買ったスマホで一番カメラが気に入りました。
Photography Pro(フォトプロ)という専用のカメラアプリを使って、デジカメ風に細かく設定しながら写真を撮れるのが楽しいです。
今回は、Xperia 1IIのカメラで撮った写真を色々眺めていこうというカメラレビュー企画です。
目次
Photography ProはXperia 1IIの専用カメラアプリ
スクリーンショットを撮ろうとするとレンズの焦点距離変更になっちゃうのでとりあえず直接撮影してみましたが、Photography ProはXperia 1IIに搭載されているカメラアプリです。
Photography Proの魅力はデジカメ並みの細かい設定ができること
画面を見るとわかるとおり、Photography Proはソニーのカメラのメニュー画面的なやつにかなり近い画面構成になってます。
Photography Proはとにかく設定できる項目が豊富。
ホワイトバランス(色の変更)やEV(明るさ)、ISO(光の増幅)、ピントを合わせる基準の位置の変更なんかもできます。
一般的な設定項目で変更できないのは、F値くらいですね。
F値を変えられない関係上、手元の小物でパンフォーカスの写真を撮ったりするのはちょっと難しい感じです。(広く撮ってから切り取る感じならいける?)
実際のところ、Galaxyなどの他のスマホでも細かい設定変更ができるモード自体は用意されていることがしばしばありますが…
細かいモード変更リストの中に隠れてて呼び出しづらかったり、標準レンズでしか使えなかったりなど、Xperia 1IIのPhotography Proと比べると制限が多めな傾向です。
スマホカメラとしては難易度の高いモード
Photography Proは細かく設定できる代わりに、ベストな写真を撮ろうとすると調整に時間がかかるので、スマホカメラとしてはハードルが高めです。
ある程度知識がないとたくさんある設定項目を使って何をすれば良いのかもわからないので、そもそも初心者にはちょっと使いづらいのも事実です。
もちろん普通のシンプルなカメラアプリも別途提供されてるので、難しいと思ったらそっちを使えばOK。
私はカメラ知識が全然ない(知識はF値を変更するとボケの強弱が変わることくらい)んですが…
せっかくPhotography Proを使えるXperia 1IIを手に入れたということで、色々な教本などを借りてきて読みながらアレコレ試行錯誤してます。
Photography Proで風景・食事写真を撮ってみた
Xperia 1IIを買った直後から天気もかなり良くなってきたので、色々外や家の中で写真を撮ってます。
私はフィギュアを室内で撮影することが多いんですが、Xperia 1IIは半分デジカメみたいな感じで外で撮影するのにかなり優れているため、外で風景とかを撮影する機会も増えてきました。
屋外写真
電柱の良い感じのイラストにピントを合わせてみました。
F1.7の明るいレンズなので、背景がそれなりにボケてます。
ちなみに撮り終わって歩きだしたら、近くの壁にもっと平らで普通の同じ注意書きもありました。
駅の端の壁に鳥の巣があったので撮ってみました。この後飛んでいった親鳥の形状的に燕だと思いますが、ヒナが超鳴いてました。
これはそのままだとかなり暗くてよく見えなかったので、ノイズは多めになっちゃってますが明るく調整しました。
食事写真
天下一品にラーメンを食べに行ったら混んでいたので、密を避ける都合で断念、他のラーメン屋も何件か回ったけどアウト、最終的に行き着いた徳島ラーメン人生。
人生はチェーン店ですが、すき焼きっぽい雰囲気の味付けで独自性が強く好み、値段もそこそこ安いのでたまに行ってます。
肉にピントを合わせて撮影。
どうしてもピントが合う範囲が狭くなるのが、最近のスマホカメラで食事写真を撮る際の悩ましさです。
しかしながら色はかなり肉眼に近い+明るくキレイに撮れていて、最近撮ったスマホカメラの食事写真ではトップクラスに気に入りました。
屋内でフィギュアを撮影してみる
そのへんの風景なんてもっと上手い人がたくさん撮ってるので、当サイトではフィギュアを撮りまくります。
なお背景がいい加減しょぼすぎる+ブログ続けるにあたりもう少し照明の当て方とか含め全体的な見栄えを良くしたいので、近々環境を調整予定。
色をキレイに表現してくれる
Photography Pro、RKF仮面ライダーゼロワンを最もキレイに撮影できるスマホだと思ってます。
なんか他のスマホだと黄色い部分が緑色に寄ったり、目の赤が変な感じになったりしがちなんですよね。
<他のスマホの例>
例えば上の写真はGalaxy S10で撮ったものですが、黄色いライダーのはずなのに緑がかった色合いになっちゃってます。
<Xperia 1II>
Xperia 1IIだと、ちゃんと黄色っぽく写せます。
リアルな質感でフィギュアを撮れる
Photography ProによるXperia 1IIでのカメラ撮影、フィギュアの質感の再現性が高いです。
左門の艶消しによるサラサラした手触りが、写真から伝わってきますよね。
いかにもスマホカメラの写真だな…という感じの過剰な色付けがなく、普通のデジカメ的な趣のある写真を撮れるのが良いです。
ピント合わせもしやすく、シャッター半押しでフィギュアの顔にピントを合わせてくれることも多いですし、細かく指定したければ画面をタップすればそこにピントを合わせてくれます。
弱点はマクロ撮影の弱さ|全然寄れない
ただし屋内におけるフィギュア撮影では難点もありまして…
P40 ProやOPPO Find X2 Proのように、被写体に近づいたりズーム機能を活用したりして、小さなフィギュアを大きく写すことはできません。
被写体に近づくのは、上の写真くらいが限度です。フィギュアの顔だけを写すみたいなことは無理。
おそらくここ2年位で使ったスマホの中では、Xperia 1IIが一番「寄れない」ですね。
まとめ
Xperia 1IIのPhotography Pro、かなり気に入りました。
Galaxy S20+とiPhone 11 Pro Maxに別れを告げて、Xperia 1IIをメインスマホとして一本化してしまったくらいには。
とにかく撮影した写真から発せられる質感・リアルな色合いが素晴らしくて、大満足です。
Xperia 1IIの弱点であるフィギュア撮影時のマクロの弱さ・パンフォーカス写真の撮りづらさは、OPPO Find X2 ProとNEX-5R(後日紹介)につけたマクロレンズで補ってます。
普通の成長が止まって各自ズーム性能アップや広角撮影機能の追加など細かいところで差別化している、昨今のスマホカメラ。
Xperia 1IIは「デジカメに寄せていく」という、かなり変わった方向に行きました。
かんたんにそれなりにきれいな写真を撮れるのが、スマホカメラにおける本来の魅力。
もちろんXperia 1IIも、基本的には普通にオートで撮ってもそれなりにキレイに撮れます。
それはそれとして、Photography Proは「君たちが好きにできる環境を用意したからあとは自分で頑張って」みたいな方向なのが面白いです。
ここから、一眼レフやミラーレスにステップアップしていく足がかりとしても良いですね。
Photography Proを使いこなせるよう、私も精進していきたいと思います…。