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P20 Proは2024年でも使えるのか?ライカ・カメラで写真を撮ってみよう【古スマホレビュー】

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P20 Pro本体前面

格安のスマホと言えば2024年時点だとXiaomiやOPPO、Motorola辺りが挙げられますが、2019年頃まではファーウェイの天下でした。

今回は2018年に発売された伝説のスマホ・P20 Proの魅力に改めて迫っていきたいと思います。

P20 Proは当時私も買って使っていた時期がありましたが、とにかく写真撮影の性能が高い機種という印象でした。

ゲームとか諸々の快適さでは流石にGalaxy S9シリーズやPixel 3シリーズなんかの方が良かったですが、カメラについては満足度が高かったはず。

しかし2024年にもなるとだいぶここから時代が流れておりますので、「当時は良かったけど今の基準だと流石に厳しいね」みたいなこともないとは言えない。(諸々の動作はOSも古いし当然とはいえカメラについても)

さて、どんなもんでしょうかねP20 Pro。

P20 Proの外観をチェック!

P20 Pro

というわけでこちらがP20 Proの背面。

2024年だとスマホの背面は光沢のないガラス製みたいなのが多くなってますが、この時代はメタリック系の背面が海外スマホ中心に多く存在してましたね。

iPhoneも前年秋の2017年にXや8シリーズ登場で、まだ光沢有りの背面パネルでした。メタリック調ではないけども。

ギラギラしてて格好良い代わりに、けっこう擦り傷とか指紋が目立つのはメタリック系背面の難点ですかね。P20 Proボタン

ボタンは右の側面に電源と音量ありです。

P20 Pro端子

USB端子はUSB-Cになっております。

この時代はまだミドルスペックくらいの機種だとmicroUSBのモデルもちらほらありましたね。P20 ProはハイエンドだけあってUSB-Cですが。

P20 Proカメラ

ドコモ専売だったのでドコモロゴありです。

ドコモで売るおかげでおサイフケータイ対応なのは良かったんですが、ドコモ専売だったから買いづらかったし翌年海外で揉めたせいかOSアップデートもすぐ打ち切られてしまいました。

P20 ProSIMスロット

SIMスロットはnanoSIMを1枚入れられます。2枚入れられるはずのSIMスロットを1個塞いでるみたいなトレイ部分が特徴だ。

当時はキャリアスマホは絶対シングルSIMで他社の電波にも対応してはならない雰囲気がありましたね。

ただしこのP20 Proは例外的にBand8対応なので、ソフトバンク回線であればプラチナバンド行ける感じか。

P20 Pro画面

画面は有機ELなので綺麗です。中古で買う場合個体によっては焼き付きとかあるかもなので注意ですな。

P20 Proのノッチ

インカメラ部分はiPhone Xよりくり抜かれてる領域が小さいんですが、今はパンチホールカメラが主流なのでそれと比べるとだいぶごっそりいかれてる感じはある。iPhoneのDynamic Islandよりはいいと思うけど。

P20 Pro指紋センサー

P20 Proの指紋認証センサーは下の端っこにあります。コレ流石に位置が下過ぎて押しづらいです。

ボタンは押せず、タッチして使うしくみです。

保護フィルムはアリエクで購入、保護ケースはAmazonで買ってみた

Amazon保護ケース

P20 Proの保護フィルムやケースは今回付属していなかったので、とりあえずAmazonで保護ケースを買ってみました。

P20 Proケース」背面カメラ部分

カメラ部分や背面パネル部分はこんな感じです。

ドット加工でにじみが防止されていつつ、レンズ周りは少し高くなってますね。

P20 Proケースボタン部分

電源ボタンと音量ボタンはこう。

しっかりボタンも覆われてます。

P20 Pro端子

端子周りは空いています。

まぁ可もなく不可もなくって感じの普通のケースですね。

流石にP20 Proレベルの古さになると、あまりケースの選択肢もない感じです。

P20 Proのカメラ性能をチェック!

流石に古い機種で今更性能をいち早く知りたいって人もいないと思うので、いちばん重要なカメラ性能について見てみましょうか。

P20 Proカメラ写真

AIにより色合いとかを自動的に補正して写真を撮ってくれるのはP20 Proが登場した時期くらいのスマホから多くなったわけですが、P20 Proはその補正のパワーがかなり強いですね。

青空の色の表現とか、うまく撮れればこんな感じでかなりきれいになります。

P20 Pro写真2

普通の写真を色々撮ってみましたがなかなか全体的に独自の雰囲気があって良い感じになりますね。

P20 Pro写真風景

また傾向として「目で見たままの写真」ではなくバリバリの補正かかった感じになりますねAIオン状態で撮ってると。

オンだから当然だが。

なんと言いますか「P20 Proの世界観」を感じられるスマホですね。

P20 Proカメラ1倍

また望遠レンズがありまして、光学3倍ズームかつハイブリッドズームで5倍ズームまではキレイ・10倍ズームまで可能みたいな感じです。

P20 Pro光学3倍ズーム

こちらが3倍ズーム状態です。なんかほんとに独特だなこれ…!

P20 Proの5倍ズーム

そして5倍ズーム。まあ木々の部分とかはけっこう緻密さが微妙ではあるか。

P20 Pro10倍ズーム

そして10倍ズームです。

一応使えなくもないくらいの範囲内ではあるかな。

P20 Pro料理

料理写真もかなり良い感じです。

モノクロ写真カラー

またP20 Proはカラーのレンズ4,000万画素+モノクロレンズ2,000万画素という構成になっているので、モノクロ写真もすぐに撮影可能。

P20 Proモノクロ

なんかカラーで撮るより細かい部分の描写が優れてる気がするけどたまたま?

P20 Pro風景

やっぱり青系の色の表現が強い気がする。

P20 Proフィギュア

P20 Proはホワイトバランスとかをいじって撮影できるので、フィギュア撮影にも向いていると思われます。比較的。

P20 Proフィギュア2

なおプロモードで3倍ズームにしてもおそらく明るさとかによっては望遠レンズでは撮影されない感じですね。

P20 Proを使ってみての感想|カメラ以外の動作は2024年基準でどうなのか

P20 Proホーム画面

P20 Proを使っていてまず思うのが、マジでドコモ関連のアプリの通知がクドいです。

あまりにも気になるからいきなりここから言わせていただきました。

1日に数回レベルでdアカウントの設定をしろだのアプリがどうだのみたいなエラー通知が出まして、ドコモユーザー以外は絶対に使うんじゃねーぞという思いを感じる仕様です。

しかもこれらのアプリってべつにドコモ契約してても大半の人は使わないですからね…。マイマガジンとか。

P20 Proの頃にはSIMロックを解除して格安SIMで使うという概念が既に存在していたんですが、そういえばその頃のキャリアスマホって自社サービスをやたら推してて通知とかキャリアユーザー向けアプリが大量だったんですよね。

2024年時点だとauやソフトバンクはかなりその辺配慮されていて、大半のアプリ消せるし通知もほぼないんですけども。

あとドコモ端末は上のホーム画面の写真にもいますけど豆腐野郎が居座ってるのも邪魔、これは長押しして設定いじれば消せますけどね。

普段の挙動については特に問題なしだがOSは古い

2018年かつCPUがKirin 970ということでSnapdragonではないため、2024年時点でどれくらいまともに使えるもんかと思いましたがわりといけますね。

P20 ProAntutu

Antutuベンチマークテスト結果も406613点と、現在のミドルスペックスマホのやや微妙なヤツ程度の数値は出てます。

P20 ProGeekbench 6

Geekbench 6はシングルコア414点、マルチコア1622点。

P20 ProGPU

GPUベンチマークだと1595点ですね。

とりあえずネットサーフィンとか動画アプリとかを使う分には、性能的にはとくに問題ないです。

メモリ容量も6GBあるし、2024年時点のミドルスペックスマホの性能良いやつくらいの挙動かな。

しかしながらOSのほうがAndroid 9なんですよねこいつ。

発売当時はAndroid 8.1で、そこから1世代しかアップデートされませんでした。おそらくHUAWEIが海外で揉めてドコモが音速で手を引いた都合で、アップデートもすぐ打ち切られてしまった感じですかね?

まあ私が普段使っているアプリでAndroid 9に対応していないものはとくになかったんですけど、人によってはもしかしたら非対応なアプリも出てくるかもしれません。

そしてゲームアプリの動作については、まあ最新の3Dゲームとかをやろうとするのはやめたほうが良いと思われます。

まずストレージ容量が128GBしかないので、そもそも原神やプリコネ、ウマ娘みたいな容量が大きいアプリを入れるとそれだけでだいぶストレージが圧迫されてしまいます。

さらにKirin系のCPUはSnapdragonじゃない関係もあってか、なんか発売されていた当時の時点でCGグラフィックがいまいちだったり挙動悪かったりみたいな話はありました。

まあそんな人はいないと思うけど、2024年になってP20 Proを「ゲーム用」みたいな感じで買うのはやめておいたほうが良いですね。OS古い時点で非対応なゲームも少なくないだろうし。

写真撮影用+おまけでたまに動画やブラウザ見る用くらいの感じで検討しましょう。

2024年時点からするとサイズが手頃で軽い

当時のスマホってこのくらいのサイズと重さが基本だったと思いますが、基本大画面・重い感じになっている現在からするとP20 Proの薄さやカメラの小ささ(当時はこれでかなりでかい部類だったが)、180gという重量はそれなりに良い印象。

とくにカメラレンズ、最近のスマホはデカくなりすぎなのでこのくらいにとどめてくれればそれが良かったなぁとは思いましたね。

 まとめ

先日購入したGalaxy Note9は高度なゲームさえしなければマジでメインスマホとしても普通に使えるレベルでしたが、P20 Proは流石にOSが古かったりして若干そこより満足度は下がりますかね。

しかしカメラについては、今のスマホと比べても全然ありじゃないですかね?

まず光学3倍ズーム対応の望遠レンズが搭載されているのがいい。最近はハイエンドレベルの性能でも望遠レンズがない機種が少なくないので、付いている時点で強いですわな。

そのうえで、他の機種とけっこう違う雰囲気の独特な写真やモノクロ写真などを撮影できる楽しさがあります。

超広角レンズはないけど、まぁ私は使わないのでそこはどうでもいいや。

また最近のスマホには基本的に超広角レンズが搭載されているので、メインスマホにそれが付いてれば写真用でP20 Pro買うならP20 Pro側にはなくてもいいんじゃないかと。

とりあえず1万円以下くらいで売ってれば、カメラで遊ぶ用に今から手を出してみるのも良いと思います。

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