円安の影響もあり、最新機種のスマートフォンはiPhone・Android共に値上がり傾向です。
そうなってくると、もう型落ちになって値下がりしてるスマホでないと買いづらいと感じる方も少なくないのでは?
型落ちスマホでも、良い機種を選べば長く使えます。
この記事では型落ちスマホを購入するにあたっての機種の選び方や、おすすめの型落ちスマホについて紹介します。
目次
購入する型落ちスマホの選び方
型落ちのスマホとは、要するに最新モデルが既に出ているうえで1世代以上前のスマホのことです。
例えば2023年10月時点だとiPhone 15シリーズが発売されたので、14シリーズや13シリーズは型落ちですね。
まずは型落ちスマホを選ぶ際のポイントを見ていきましょうか。
できるだけOSやセキュリティ対策のアップデートが長い機種を選ぶ
快適に、そして最新の機能やセキュリティ対策の提供を受けてできるだけ端末を長く使うために、アップデート期間が長い機種を選ぶのがおすすめです。
すぐにアップデートが終わってしまうとウイルス等の対策が万全でなくなる恐れがありますし、他のスマホで提供されるOSの新機能を使えなくてがっかり!みたいなことも起こってしまいやすいです。
iPhoneは基本的に5~6年程度、OSのバージョンがアップデートされます。(その後もたまにセキュリティアップデートが行われる場合あり)
つまりiPhoneであれば、1~2世代前の機種を選んでも次の機種変更くらいまではアップデートは普通にあると考えてOKですね。
Androidの場合は機種によって異なり、また大手キャリア販売の機種の場合アップデート提供期間が短くなるケースがあったりすることにも注意は必要。
Pixelシリーズは5までは基本的にOSとセキュリティアップデートが3年間提供でしたが、Pixel 6シリーズよりOSは3年・セキュリティアップデートは5年間提供されるようになりました。
また執筆時点で最新モデルですが、Pixel 8シリーズからはOSのバージョンもセキュリティ対策も7年間という非常に長い期間アップデートされるようになっています。
他にはAQUOSシリーズは3年程度、Galaxyは機種によって違いますが長いと4世代の最新OS+5年間のセキュリティアップデートをサポートしています。
とりあえず購入時点から1~2年はアップデートが行われる機種を選んでおいたほうが、満足度は高いかと。
できるだけ性能が高いモデルを選ぶ
iPhoneは基本的にどれを買っても高性能モデルなのであまり気にしなくていいと思いますが、GalaxyやXperiaのようなAndroidスマホは型落ちモデルを買うならハイエンドの機種がおすすめです。
Androidスマホは2~3万円とかで買える機種もあるんですが、その場合当然ながら性能が抑えられているので、型落ちだとけっこう早くダウンロードしたアプリの動作とかが微妙になってきてしまうおそれがあります。
例えばGalaxyは「S22」などSがつくモデル、Xperiaは「1 IV」など1がつくやつですね。
なおPixelは価格が抑えられている「Pixel 6a」などのaがつくシリーズでも、6a以降は一応ハイエンドモデルと同じCPUを搭載してるのでなんぼか他の低価格帯スマホより快適となっています。
古すぎる機種は選ばない
スマホももう10年以上販売されているので、市場にはかなり古い機種もちらほら出回っています。
しかし古いと当然ちゃんと動くアプリが少ないですし、中古の場合バッテリー劣化などで状態が悪いことも少なくありません。
5年以上前など、極端に古い機種を選ぶことはおすすめできません。
先ほど説明したアップデートの話なども考慮すると、2023年時点なら2021年以降くらいのモデルを選んでおきたいところです。
中古の端末のみを買う場合は使用している回線との相性に注意
中古で型落ちスマホを買う場合は、自分が使っている、またはこれから使う携帯キャリアの回線に対応していることを確認しましょう。
例えばau回線のUQモバイルのSIMを使うなら、auモデルの機種や「SIMフリー」でau回線に対応しているスマホを選ぶ必要があります。
iPhoneならどこのキャリアのモデルでもドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルで使えますが、Androidは2022年春くらいまでの機種だと販売していた以外の携帯キャリアの回線では地方などで電波が弱くなるケースがしばしばあります。
一昔前のスマホはSIMロックにも注意
iPhoneだと12以前など、ちょっと前に出ているスマホだと大手キャリア販売モデルは「SIMロック」がかかっているため販売していた以外のキャリアで使えません。(ドコモモデルはドコモ回線のSIMのみ使えるなど)
SIMロックを解除すれば、他社キャリアのSIMも使えるようになります。
SIMロックはMy docomoやMy au、My SoftBankといったオンラインページから誰でも無料で、中古端末も含め解除可能です。
古い機種をあえて使う場合などは、必要に応じてSIMロックを解除しましょう。
ただしAndroidスマホの場合は、SIMロックを解除したところで他社キャリアの電波の一部を掴まず場所によっては繋がりが悪くなる場合もあります。
2023年秋~2024年春くらいにかけておすすめの型落ちスマホ3選
というわけでここまでの説明を踏まえつつ、2023年秋から2024年春くらいにかけて買うならこれがいいんでない?というおすすめの型落ちスマホを紹介します。
このブログで以前紹介した機種については、過去のレビューも載っけておきます。
iPhone 13
iPhoneは、iPhone 13が丁度良いですかね。Apple Storeでは新品を128GB95,800円から購入可能です。
また今家電量販店行くと、無印モデルのiPhone 13については2年間レンタル実質24円とかでめっちゃ売ってます。
iPhone 13は2021年発売なので2世代前になってしまうんですが、性能的にはまだ現役販売中のiPhone SE(第3世代)と同じチップ搭載で普通に高いです。
もちろんおサイフケータイや防水にも対応。カメラも普通に綺麗です。超広角レンズも使える。
iPhone 14の無印は13とほとんど変わらない仕様だったし、今から買うにしてもべつに13で良い気がする。
iPhoneなのでまだあと3~4年くらいはアップデート提供もあると思われるので、長く使えるから全然ありかと。
なお、13と14で迷ってる状況の場合ちょっと予算足して14選ぶのはそんなにおすすめしません。
15の方がUSB-C対応でカメラ性能も強化されてるから予算足せるならもっと上乗せして14ではなく素直に15選んだほうが良いかも。安く買いたいなら13でOKですな。
そういえば5.4インチ画面のminiはiPhone 13シリーズで終了してるので、小型かつ大画面系のiPhoneを使いたい場合は問答無用でiPhone 13 miniがおすすめになりますよ。
ただ家電量販店とかだともうmini売ってないので、中古で探す感じになりますね。
Galaxy S22(UQ mobile版)
2022年春に発売されたGalaxy S22は1世代前になりますが、こいつ今UQ mobileで取り扱いが開始されてるんですよね。
Galaxy S22のUQ mobile版は通常価格89,140円→他社からの乗り換え+コミコミプランまたはトクトクプラン+増量オプションII加入により一括67,140円まで下がっています。もちろん新品。
私はAndroidスマホはGalaxyのハイエンドモデルを選ぶのが一番無難だと思っています。
クイック設定メニューとかが使いやすいし画面もキレイ、スピーカー音質とか細かい部分まで含めて満足度が高い。
Galaxy S22は6.1インチ画面搭載で比較的コンパクト、重量も168gと軽くて全体的にサイズ感が良い印象。デカくて重いスマホが苦手な方にとくにおすすめ。
Galaxy S22は4年間のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが保証されているので、2023年時点で購入しても後3年OSアップデートがあり+1年間のセキュリティアップデートもあるのだ。
Galaxy S22は望遠レンズを搭載していて、光学3倍ズームができるのも強い!
光学ズームだと普通のスマホのデジタルズーム(写真の一部分を引き伸ばす感じのやつ)と違って専用レンズが使われる関係で、鮮明なズーム写真を撮れるのだ。
iPhone 13やこの後紹介するPixel 7は望遠レンズが付いてないので注意。
またPixelの消しゴムマジック的なことも、実はギャラリーアプリの「オブジェクト消去」から行えますよ。
Galaxy S22 Ultraを選ぶのもアリ
ちなみに私が去年買ったのはGalaxy S22 Ultraという上位モデルでした。
望遠レンズが2個付いていてSペンによる操作にも対応。これはめっちゃ良い機種でしたね。
画面のデカさやカメラ性能を徹底的に求める人なんかは、こっちを選ぶのもアリです。
イオシスのCランクドコモ版が102,800円(2023年10月5日時点)など、それなりに中古相場も下がってきました。
Pixel 7
最後にPixel 7。
Pixel 8が128GB112,900円からと案外高かった結果、2023年以降もこいつが熱い感じします。
低価格モデルのPixel 7aと比べて画面により傷がつきにくかったり、他の機器にワイヤレス給電ができたり、防水性能が1段階高いなど細かい部分が強化されています。
Pixel 7も家電量販店とかでよく安売りしていたり、またUQ mobileのオンラインショップだと乗り換え+コミコミ/トクトクプラン+増量オプションII加入で一括46,220円からとかなり安かったりします。
OSアップデートは2023年時点からあと2年、セキュリティアップデートが4年ほどあるのも安心感がある。
ちなみに私は去年、Pixel 7 Proを買ったんですよね。
Pixel 7 ProはまだGoogleストアで売ってるみたい(2023年10月5日時点)、124,300円で128GBを買えますね。
ゲオだと7万円台後半で128GBモデルを売ってるのを最近よく見かけてます。
8 Proの方がカメラ性能とかはまぁ上がってるんですけど、望遠レンズや大画面などに魅力を感じていつつできるだけ費用は抑えたい…ということならPixel 7 Proを中古や新品で入手するのもアリかと。
まとめ
というわけで、型落ちスマホの選び方やおすすめ商品についてでした。
スマホの新品、マジで高くて当ブログもむやみに新機種購入してレビューできる感じではないですねもはや。
10万円を気軽に超えてくるようになってしまった+今回取り上げていない低価格帯スマホも普通に6~8万円くらいになっているという。
円安が収まる日が来るのかはわかりませんが、とりあえず今は型落ちモデルとかに目を向けつつやり過ごしていくしかありませんな。
幸いスマホの進化はわりとスローペースになってきているので、とくに1~2年程度前の機種を選んでも困ることはないかと。