Galaxy S24 Ultraがついに海外で発売されましたということで、日本ではまだ出てないのでイオシスからSM-S9280という香港版のモデルを買ってみました。
今回はGalaxy S24 Ultraの使用感についてまとめます。
なお技適未取得機器云々の申請を行ってレビューしている感じです。(オンラインで手続きできるけどまぁまぁ面倒だった…)
↓(追記)2024年8月時点では既に国内版が発売済み、Amazonでも買えます!
目次
Galaxy S24 Ultraの外観をチェック!
というわけでこれがGalaxy S24 Ultra本体です。
チタニウムイエローというカラーを選択したというか、購入時点で在庫残ってるのがこれの512GBしかなかったというね。
でも私は基本的に黒とか白みたいなカラーリングそんなに好きではないので、他の色選べたとしてもチタニウムイエローにしてた可能性は高い。
クリーム色よりやや黄色いくらいの感じで、男性が持っててもまぁおかしくはないかと。
背面は例によって光沢なしの落ち着いたガラスになっておりまして、良い感じです。
光沢ありだと指紋とかがベタベタ付くし、傷とかも怖いんだよな。
フレームは今回チタン製みたいになっていまして、今までのUltra系と違って光沢がないです。要はiPhone 15 Pro系みたいな感じですね。
ぶつけたときの打撃痕とか傷には注意だと思いますが、光沢なしだと手垢が目立ったりしないので基本的にはナイスな仕様変更だと思われます。
ちなみに香港版だと、今までのUltra系には貼ってあった側面の透明な保護シールがなかったです。
Galaxy S24 Ultraの充電端子はUSB-Cで、横にSIMトレイがあります。
海外版なのでデュアルSIM運用対応にはなっています。国内版だと多分シングルSIM+nanoSIM仕様になると思いますが。
またSペンも画面を正面にした状態で左端という位置にありますね。
スピーカーは左に傾けて横持ちすると手のひらで覆われる位置にあるので、ちょっと難儀です。これNote 20 Ultra辺りからの仕様だけど、S21 Ultra辺りでは改善されてたはずなんだけどな…
怒られが発生すると面倒なので一応SIM入れない状態で検証してるんだけど、電源入れたらSIM入ってるような画面表示になっている…。
あとクイックデータ移行みたいな機能使ったら自動でWi-Fiに接続されたので、「絶対に国のルール守るぜ!」という強い意志を持っている方は設定アプリでシリアルナンバーを確認したいときとか一旦データ移行せずに初期設定をして確認しよう。(申請前にWi-Fiにつなぐのはおそらくアウト)
画面はフラットディスプレイになったということなんですけど、実際画面側のガラスの端はちょっとだけカーブしてます。
なので保護ガラスによっては端が浮くとか、「ケースとの干渉を防ぐ」とか言って画面端覆えてないやつがあったりとかするかもしれん。
まあそこそこ黒いベゼル部分の領域があるので、よほどサイズが小さく設計されてない限りは画面全体覆えると思うけども。アリエクの謎フィルムでもそこは問題なかったし。
保護フィルムは正直そんなに貼りやすくないです。
Galaxy S22とかみたいな完全な平らならともかく若干湾曲してる感じなので、なんかピッタリとは貼りづらい。むしろS23 Ultraのほうが貼りやすかった気がする。
購入した保護フィルムやケースを紹介!memumiの0.3mmカバーの作りは?
付属品はUSBケーブルと説明書くらいでした。ケースや保護フィルムは自分で用意しよう!
今回はアリエクで保護フィルムを購入、マットタイプと光沢ありの高精細タイプがそれぞれ400円くらいで4枚入りみたいな感じでした。
とりあえず最近凝っているマットタイプを貼ったんだけど、剥がれてきたから今貼ってるのは光沢ありの方だったりします。
4枚入りなのでどんだけ下手でもまあこれだけあれば成功できると思われます。ありがたい。
安い分精度はちょっと落ちる感じなので、クオリティー重視ならAmazonとかでもっと高いやつ買ったほうが良いかもしれん。
Amazonで買うならZXZone辺りのを選んでおけば無難かと。
あるいはPDA工房ですかね。
アリエクの保護フィルムは安い分、なんか頑丈さとか端の方の作りの精度が怪しい感じあるので注意ではある。
そしてmemumiの透明薄型保護ケースを買ってみたぞ。
0.3mm極薄ケースというやつで、iPhoneで人気のFrost Air系に近い。そのうえで価格もクーポン込み1,300円くらいでした。
ケース装着。白の透明ケースなのでチタニウムイエローと組み合わせると若干本体の色が透けてて良い感じ。
ボタン部分は空いています。
充電端子部分も同様。
カメラレンズ周りもギリギリまで覆われています。
こいつのカメラレンズってレンズだけ飛び出してるので汚れやすいため、こういったしっかりレンズの周囲覆ってくれるタイプは汚れを回避しやすくて良いのではないかと思います。
とりあえずできるだけ薄いケースを使いたい人にはおすすめ。
ただしFrost Airを使ってて思いましたが、GoBeltをこのデカさのスマホで使う場合薄型ケースは貼ってる部分が引っ張られて伸びてくるんですよね。
goBelt使う場合は、純正のレザーケースとかRingkeあたりのもっと頑丈なケースを使ったほうが良いかも。
Galaxy S24 Ultraのカメラ性能は高いのか?S23 Ultraより進化した?
Galaxy S24 Ultraのカメラはアウトカメラが広角2億画素+光学3倍望遠1,000万画素+光学5倍望遠5,000万画素+超広角1,200万画素で、インカメラは1,200万画素です。
今までは光学10倍ズームができましたが、今回は光学5倍レンズに変更+そいつの画素数が5,000万画素でAIも強いから実質10倍ズームもきれいみたいなしくみらしい。
また2倍ズームも標準レンズが2億画素だからキレイと。
確かにiPhoneは4,800万画素で2倍ズームにしてもかなりキレイだったりしたわけですが、2倍はともかく高倍率の10倍ズームはそんなキレイになるもんなのか?という疑念がありました。
で、実際に使ってみたんだけど…やっぱりS23 Ultraのほうがズーム性能高くない?これ。
作例を用意したので見てみましょうか。一応Galaxy S23 Ultraとも比べてみましょう。
<Galaxy S24 Ultra>
こういった晴天時の写真は文句なしにキレイですね。
<Galaxy S23 Ultra>
晴天時の風景はS23 Ultraでもクオリティー的には同じかな…。
<Galaxy S24 Ultra>
最近のスマホ的な、必要以上には色を強調しすぎず良い感じの塩梅で撮影してくれるカメラという印象。
<Galaxy S23 Ultra>
まあ、水車も同じだな。
<Galaxy S24 Ultra>
料理写真も撮ってみた。
まあ普通に美味しそうって感じですかね。iPhoneとかだとわりと料理写真が微妙に仕上がりやすい印象がある。
<Galaxy S23 Ultra>
うーん…変わんなくない…?
<Galaxy S24 Ultra>
ジェリコ。
なおiPhone 15 Proだとこういったテーブルの上の料理に全然寄れないので、2倍ズーム必須なんですよね。Galaxy S24 Ultraは流石にズーム不要です。
<Galaxy S24 Ultra・100倍ズーム>
今回光学5倍ズームと光学3倍ズームと言うレンズの組み合わせになったんですよね。
光学5倍ズームが5,000万画素で強いから10倍でも前の光学10倍ズームとクオリティーに差がないみたいな話なんですが、上の写真の100倍ズームはなんかGalaxy S23 Ultraよりクオリティーが下がったような気がする…。
iPhoneのズーム写真っぽくなったと言いますか、なんか「絵」っぽさが上がった印象です。
<Galaxy S23 Ultra>
まぁGalaxy S23 Ultraでも100倍ズームまで行くとけっこう厳しくなるんだけど、なんかこっちのほうがザラザラ感が薄くて気持ち艶がある印象はある。
You Tubeの方では10倍ズーム同士で壁の絵比較とかやってみたんだけど、壁そのもののディテールがS24 Ultraだと若干減っていた印象でした。
おそらく10倍以上をきれいに撮りたければ、むしろGalaxy S23 Ultraを買ったほうが満足度は高いかと。
「普段そんなにズームしないからちょっと遠くをきれいに撮れるほうが良い」みたいな感じなら、5倍ズームがキレイなGalaxy S24 Ultraのほうが満足度上がると思われます。
カメラはまだ作例が足りてないので今後更新や別記事での解説なども行う予定。
GalaxyのAIで編集マジック的なやつを使う
Galaxy S24 Ultraでは、AIパワーにより写真の被写体を認識してサイズ変更とか消すとか色々できるということです。Pixel 8シリーズみたいな感じですね。
とりあえず鳥でやってみる。
アルバムアプリから編集可能。鳥を選択して…
サイズを大きくして編集。10秒くらいかかりましたかね。
おおー、けっこうごちゃついた背景だけどかなり自然になりつつ手前に鳥が大きく写ってます!
ただし!足が消えてますね。流石に細かすぎて背景判定されちゃったようです。ちょっとくちばしの先端あたりも怪しいな…。
まあ楽しい機能ではありますが、1回使えば飽きますなこれは。
Galaxy S24 Ultraの性能は?Antutuベンチマークテストなどしてみる
Galaxy S24 Ultraの主なスペックは以下の通り。
価格(イオシス・512GBの場合) | 204,800円 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB、512GB、1TB |
画面 | 6.8インチ、3,120×1,440 |
重さ | 232g |
カメラ | アウトカメラ2億画素+1,000万画素+5,000万画素+1,200万画素/インカメラ1,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 海外版は×、国内版はおそらく◯/IP68 |
今回は光学5倍ズームの望遠レンズが5,000万画素で凄いみたいな感じ、CPUは順当に新しい世代のやつになりました。
Galaxy S24 Ultraの性能について、Antutuベンチマークテストなどしつつゲームもして試してみました。
Galaxy S24 UltraのAntutuベンチマークテスト結果は、1947592点でした。
数値的にはけっこう高いです。
ちなみに同じバージョンでS23 Ultraで計測したら1521720点でした。
続いてGeekbench 6です。
シングルコア2267点、マルチコア7117点ですね。
GPUの方は15060点でした。
ゲームについては、文句なしに快適ですね。
プリコネはおそらくAndroidスマホで最上級レベルにサクサク動いてます。まあそれでもiPhoneのほうが快適な感じはするが…(ソーシャルゲームって基本iPhoneの方が快適に動く印象)
原神も最高画質である程度なめらかに動いてました、たまにカクつくけど。
Galaxy S24 Ultraのその他の使用感まとめ
最後に、Galaxy S24 Ultraに関するその他気になった点・良かった点などまとめます。
スピーカー音質は良くなったと思う、画面も文句なし
Galaxy S24 Ultraは若干Galaxy S23 Ultraよりスピーカーの音の重厚感が増したように思います。気のせい?
そもそもけっこう音が良かったところからもう1段階上がったような気がする。
画面はGalaxy S23 Ultra辺りで完璧な美しさになっていて、今回のS24 Ultraも同様にキレイな感じ。
デカいからタブレットがそんなにいらなくなる
GalaxyのUltraモデルは画面が6.8インチとかなり大きいので、動画とか割とこいつで見ちゃうことが多いですね。
まぁiPlay 50 mini Pro NFEとかXiaomi Pad 6のほうが当然大画面なんだけど、手元にあるスマホで満足できる大きさの画面・良い音でコンテンツを楽しめるのはやはり便利ですな。
漫画や小説もよほどじっくり読みたいとき以外はこいつでOK。
流石に雑誌なんかは10インチ以上のタブレットで読んだほうが良いと思いますけども。
フラットディスプレイでなんか良くなった?
とくにフラットディスプレイになってよかった!と思うことはないです。実は。
むしろなんか気持ち横幅増えて握りづらくなったような…?
フラットディスプレイが流行りになってきた昨今ですが、どうせ平らならもっと完璧に平らなほうが保護フィルムとかガラス貼りやすくて良い気はする。
バッテリーの充電時間について
超急速充電をやってみよう。
13時43分に充電を開始して…
残り93分ほどでフル充電らしい。
実際は63分ほどで完了できました。早いね!
まぁ、20分とかで充電できるスマホが色々出てきてしまっているので…、それと比べるとどうしても遅くは感じてしまうが。
まとめ
というわけで、Galaxy S24 Ultraを使っております。
良いスマホなのは間違いないですが、正直なところ普段使っているぶんにはGalaxy S23 Ultraとほとんど違いがなく、新しいスマホを手に入れたという感覚がすごく薄いですね。
一応画面がフラットにはなりましたが、実際S23 Ultraも以前のGalaxy Note系などと比べるとかなり平らになっている関係で使用感の変化は薄い感じです。(昔のNote系は手のひらの肉が画面に当たって誤タッチされるとかよくありましたが)
またカメラが今回光学5倍ズームになりましたが、なんか今のところ100倍ズームとか30倍ズームの画質はむしろ下がったような気もするしこちらもちょっと進化した感に乏しいかな…。
まあ今から買うなら最新となるGalaxy S24 Ultraを国内発売時にでも買うのがベストかと思われますが、S23 Ultraを持っているのであればべつに買い替える必要はないかも。