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ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Proを買ってみたのでレビュー|2万円でそこそこ快適動作の激安Androidタブレット!電子書籍やWeb閲覧に最適

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ALLDOCUBE箱

Amazonで2万円前後で販売されている、ALLDOCUBEのAndroidタブレット・iPlay 50 Mini Proを買って使ってみました。

結論から言うと流石に完璧な満足度とまでは言えないものの、手頃な価格でそこそこ快適に電子書籍やWebサイト閲覧などができる高コスパモデルといった印象です。

流石に価格の限界かけっこうイマイチな部分もあるので、解説を読んで理解した上で検討してみてください。

なお2023年12月に、新たに「Widevine L1」に対応してNetflixやAmazonプライムビデオなどのサービスで動画再生時の画質が向上している「iPlay 50 mini Pro NFE」が発売されています。

こちらは別の記事で仕様の違いについて説明しているので、合わせて参考にしてください。

ALLDOCUBEのiPlay 50 Mini Proを開封しつつ外観をチェック!

iPlay 50 Mini Pro背面

というわけでこちらがiPlay 50 Mini Proの本体背面。

限りなくiPad mini感があるデザインで、わりと質感は良いです。

ボタンや端子類の配置はやや不自然

SIMスロット

ただしけっこうSIMスロットがカタカタした感じあったりと、流石に細かい部分の作りの精度は低価格モデルって雰囲気があります。

SIMスロットの横にはイヤホンジャックが。上の右端というか角という、すっげぇ変な位置にあるな…。

iPlay 50 Mini Pro充電端子

充電端子は本体上部にあるという謎仕様。これもなんか安さのための妥協っぽいかな。

iPlay 50 Mini Proボタン

ボタンは電源ボタンと音量ボタンが右側面にあります。

なお指紋認証センサーは非搭載で、顔認証もどうやらないです。

そういったセキュリティ対策をしっかりしたい場合は、普通にもっと高価格帯のタブレットを買おうということだな。

スピーカー

スピーカーは本体下部に1個あるのみで、音はあまり良くないです。

というか音悪いの域には行ってると思う。いかにも安い機種の安いカサカサした軽い音って感じで、Fireタブレット系と比べて物足りない感じ。

ただし、YouTubeで雑にゆっくりボイスとかの動画見てる分には案外これでも行けるかなと感じました。

流石にアニメとか映画とかをしっかり楽しみたいなら、イヤホンを装着したほうが良いと思いますけどね。

イヤホンジャックがあるので、有線イヤホンをすぐに使えるのは便利だ。

iPlay 50 Mini Proカメラ

どうせ微妙かつそもそもタブレットでカメラなんて使うことないので検証もしませんが、シングルカメラです。

このカメラ出っ張ってる必要あるんですかね、どうせ使わんし平らな状態であって欲しかったところはある。

保護フィルムあり、解像度はややドットが目立つかも?

iPlay 50 Mini Pro画面

とまぁ細かい部分を見ていくとわりと安さのための限界みたいなものは色々見えてくる本体設計でした。

とはいえ金属っぽい本体背面とフレームはなかなか高級感があって良い感じで、私としては概ね満足はしています。

画面には最初から保護フィルムが貼られているのもナイスです。

iPlay 50 Mini Pro

画面解像度は1,920×1,200でフルHD+というやつなんですが、8.4インチ画面でやや大きいこともあってか近くで見た場合わりとドット感はあるかなぁと。

あんまり目に近づけなければ気にならず普通にキレイには見えるが。

付属品

なおUSBケーブルとACアダプターが付属しています。

ケースはAmazonで色々売ってるので、欲しい人は買ってみてくれ。

iPlay 50 Mini Proのスペック評価|2~3万円程度のスマホくらいの性能でストレージ大容量、メモリ大きめ

iPlay 50 Mini ProAntutu

iPlay 50 Mini ProのAntutuベンチマークテスト結果は395488点でした。

先日紹介したmoto g53y 5Gと同程度ですかね。

iPlay 50 Mini Proのスペックは以下の通り。

Amazon価格23,999円→セール時19,549円など
CPUHelio G99
メモリ8GB
ストレージ容量256GB
画面8.4インチ、1,920×1,200
重さ306g
カメラアウトカメラ13MP、インカメラ5MP
バッテリー容量5,000mAh

さっき書いたように端末の設計はなんか不自然さが目立つ仕様でしたが、一方でスペック的にはわりと凄い。

2万円程度で売ってる割にはストレージが256GBもあったり、メモリが8GB積まれていたりと頑張っています。

Helio G99もAntutuベンチマークテストで40万点近く出る程度には高性能だ。

またメモリは8GBまでストレージを利用して拡張可能で、ストレージについてはmicroSDカードを512GBまで利用可能。

なおバッテリー持ちは普通ですかね、初期設定後Antutuベンチマークテストしたり動画見たりバリバリ使ってたら流石に1日ほどで残量20%になってた。

ゲームの動作について

プリコネの挙動は先日紹介したmoto g53y 5Gくらいの感じでした。

4倍速でのバトルシーンとかはちょっとガタガタになってしまいますが、まぁ育成とかシナリオ程度ならこれでも行けるねって感じ。

メインはハイエンドスマホなりパソコンで遊んで、たまにタブレットでも遊ぶかな程度ならアリかな。

バリバリ遊ぶゲーマーの人はもっと予算を足してXiaomi Pad 6や、Galaxy Tab S9シリーズ辺りを買ったほうが良いかと。

なおXiaomi Pad 6のレビューは前書いてます。↓を見てくれよな。

iPlay 50 Mini Pro、実際の動作はどうなのか?使用感まとめ

というわけで、iPlay 50 Mini Proを使ってみました。使用感をまとめていきます。

2万円なのにnanoSIM対応は凄い。

機能的な話ですが2万円の低価格タブレットなのに、nanoSIMを使えるのはかなりナイスです。

Fireタブレット系はWi-Fiモデルですし、私が今使っているXiaomi Pad 6も流石にWi-Fiモデルでした。

今回のiPlay 50 Mini Proはそこそこのスペックがあるうえで、2万円でSIMスロットが搭載されているという点が凄い。

私は乗り換えで安くスマホ買ったりする関係で格安SIMを常時大量に契約しているので、余ってるSIMをこいつで使えるのはなかなか良いなと感じました。

挙動は流石に限界を感じる場面あり、価格を考えれば頑張っていると思われる

iPlay 50 Mini Proの挙動ですが、流石にiPadやXiaomi Pad 6レベルでのサクサクさではないです。

使っていて、アプリの画面スクロールなどでたまにガタつくことはあります。

メモリの8GB拡張もしてみましたが、画面を下にスワイプしてクイック設定パネルを出す時とか、アプリを開く時とかちょっとだけ滑らかさに欠けるかなぁと。

画面スクロールなどの滑らかさに繋がる画面のリフレッシュレートもおそらく普通に60Hzなので、Xiaomi Pad 6の120Hzやハイエンドスマホに慣れてるとちょっと物足りなさはあるかな。

とはいえ2万なので、2万でこのくらいならまぁこんなもんでもいいだろという印象はある。

実際ブラウザを見たり、電子書籍で漫画とかを読んだりする分にはとくに困るレベルではないでし。

ハイエンドと比べるとワンテンポというほどでもないけど若干反応が遅い、くらいの感じ。

価格を考えると十分頑張ってはいると思う。

動画視聴はYouTubeやU-NEXTなら行ける。

iPlay 50 Mini Proで動画視聴をしてみましたが、とりあえずYouTubeやU-NEXTであれば普通に高画質視聴が出来ました。

私はほぼYouTubeかユーネクストしか利用しないので、私の用途であれば普通に高画質で動画見られるので良いな。

しかしWidevine L3なので、アマプラやHuluやディズニープラスなどのWidevine L1対応が求められる動画配信サービスを高画質で見ることはできないことに注意。

またスピーカー音質は良くないので、アニメや映画を見るならイヤホンやスピーカー、ヘッドホンといった機器を用意したほうが絶対に良いです。

古いモノラルの昭和アニメ特撮・映画などであればまぁわりといけますけどね、元々の画質も音質も悪いし。(東映特撮とかアニメなんかは平成入っても配信やソフトで音声素材が悪いの使われてたりして音が悪いやつある)

GboardとかChromeとかGoogle Playが使えることのありがたさ

FireタブレットはGoogle関連サービス非対応で、キーボードアプリもブラウザも独自のものを採用。

YouTubeだけはアプリがあるけど、なんかブラウザを無理やりアプリと言い張ってるようなやつなんですよね。

さらにGoogle Playも使えないので、プリコネなど多くのアプリをインストール不可なのがFireタブレットなんですわ。

結果としてFire HD 10とかFire Max 11とかあのへんは、性能それなりに高くてもなんか活かしづらいという。

一方でこのALLDOCUBE iPlay 50 Mini Proなら、普通にGoogle関連サービスを使えますしアプリストアも同様。

一通りのことができるのは嬉しい。

Chromeが使えるから、ブックマークとかもパソコンやスマホと共用可能だ。

Gboard使えるので辞書もインポートすればスマホと同じにできるぞ。もちろんゲームとかも全部入る。

8インチタブレットのサイズ感について再考

8インチタブレットはでかすぎず小さ過ぎもしないのが中途半端だなぁという話を前書きまして。

実際それはそうだなと今も思っているんですが、8インチならではの良さもあるなとは久々に使ってみて感じました。

とくに画面比率がやや縦長なiPlay 50 Mini Proの場合、わりと見開きで漫画読むのに向いていると今回思いました。

文庫版の漫画本くらいのサイズ感にはなる。(ただしiPadとかのもっと正方形寄りな画面比率だとより表示が小さくなるので物足りなくなりやすい)

単ページ表示ならもっと大きくなるのでより満足度高し。一般的なマンガ本くらいのサイズ感。

あと私が最近使ってた8インチタブレットって基本的にFire HD8系なので、解像度がフルHD超えてるiPlay 50 Mini Proだと漫画読む時に表示が汚くなくていいなぁと思った。

Fire HD8はHDなのでけっこう画質悪く見えちゃうんですよね。

加えて画面比率の関係で、iPad miniより見開きとかでも読みやすいと。

そしてSIMカードを入れられるiPlay 50 Mini Proの場合、外に持ち出すことを想定するとこのデカすぎないサイズ感は都合良いなと。カバンとかに入れやすい。

iPlay 50 Mini Proは2万円程度で買えるので、ケースとか着けずに雑に入れちゃってもそれほど精神的に疲弊しないのも強いですね。

ブラウザもスマホで見るより表示が大きいので、なんか目が疲れにくいかも。画像とか細かい部分まで確認しやすいし。

まぁタブレットを1つ持つだけならできれば10インチ前後が良いと思うけど、持ち運び重視だったりしてデカすぎるのはイマイチであれば8インチ前後のタブも良いかもですな。

まとめ

iPlay 50 Mini Pro

ALLDOCUBEのiPlay 50 Mini Pro、たしかに人気があるだけあって価格に対しての満足度は高めですね。

手頃なサイズ感と重量にLTE対応、さらに動作もネットサーフィンや動画再生程度ならまぁ行けますと。

ただし以下の通り、露骨にイマイチな部分もちらほら。

  • ゲームは厳しい
  • Widevine L3なので動画配信サービスの一部(というか大部分?)で画質が下がる
  • シングルスピーカーかつスピーカー音質が良くない
  • 端子類の配置が悪い
  • 画面のリフレッシュレートが多分60Hzで低い

なのでデメリットについてはしっかり理解したうえで、購入を検討してみてください。

価格が2万円程度と考えると、まぁ概ね私としては許容範囲内ではあります。

Widevine L3が一番の注意点ですかね、動画を高画質で楽しむことだけ重視するなら下位モデルのiPlay 50 Miniを選んだほうが良いかも。

またゲーム性能やスピーカー音質、リフレッシュレート、セキュリティ認証辺りの充実度を上げたいなら、予算を足しXiaomi Pad 6を選ぶのが私が今年色々使ってきた限りではおすすめになりますね。

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