ワイモバイルで販売されているmoto g53y 5Gは、お店によっては一括1円から買えるレベルの安さが特徴。
安い一方でおサイフケータイ対応など、そこそこ良い部分もあります。
実際快適に使えるのか、moto g53y 5Gを中古品で買ってきて検証してみたぞ。
なおワイモバイルオンラインストアでは、ソフトバンク等を除く他社からの乗り換えとシンプル2 M/L契約で一括3,996円。
家電量販店などの一括1円よりは高いもののオプション不要・事務手数料3,850円もかからないので、回線契約ありで安く手に入れたい方はそちらもおすすめです。
目次
moto g53y 5Gの外観をチェック!
今回はmoto g53y 5Gの「アークティックシルバー」を入手しました。
私は中古ショップで11,980円ほどで入手しております。未使用品だと13,000円前後が相場ですかね。
画面側はやや上下左右のベゼル部分(黒枠)が太めですかね。低価格スマホだしこんなもんかとは思うが。
画面解像度は1,600×720だけど普通にキレイだと思った
moto g53y 5Gの画面はTFT液晶の1,600×720解像度で、フルHD未満です。
画質悪いんじゃない?という印象をスペック表から受けますが、実際スマホの画面サイズなので案外気にはならないです。普通にキレイですね。
私の印象としては8インチタブレットとかでHD以下だとちょっと苦しいんだけど、スマホサイズだとわりといけます。
というか、言われなければ解像度が一般的な3万円以上とかのスマホより低いことに気づかない人も多いかと。
指紋認証センサー搭載の電源ボタン
ボタンは右側面にあり、音量ボタンと指紋認証センサーを搭載した電源ボタンが用意されています。
指紋認証センサーは反応が非常に良いと思いました。触ればすぐ画面ロックを解除してくれます。
ボタンを押し込む必要なし。
ただ認証時の本体のバイブレーションがけっこうな安っぽい振動で、ちょっと微妙な気持ちになる。
またmoto g53y 5Gは顔認証にも対応、そちらも素早く認証してくれるのでなかなか良いですね。
安いスマホってたまに顔認証のみとか指紋認証のみみたいに使える生体認証が限られる機種もあるんですが、このmoto g53y 5Gは両方に対応しているのがありがたいですね。
充電端子はもちろんUSB-C、イヤホンジャックも搭載!
moto g53y 5Gは充電端子がUSB-Cで、最新iPhone 15シリーズと共通しているぞ。
一昔前は低価格スマホだとmicroUSB端子だったりしたんですが、流石に2019年くらいからはだいぶ減った。
イヤホンジャックも搭載されているので、本体スピーカーの音に満足できない時とか外で使う時は有線イヤホンをすぐに使用可能です。
付属品はケースと説明書
moto g53y 5Gにはケースが付属しています。
キャリアのスマホは2021年頃からケース付属なしが基本となってしまったんですが、このmoto g53y 5Gはしっかり付属しているのだ。
ケースは実に普通の透明TPUケースですね。
とくにさわり心地は悪くなく、握った時に滑ったりもしません。
その他付属品は説明書類とSIMピンくらいでした。
保護フィルムは付いていないので、自分で購入しよう。
そもそも安い機種なので、あえて何も貼らずに使ってしまっても良いかもしれません。
私も実はとくに貼ってないです。
何も貼らないなら落とさないように、goBeltとか百均のスマホリングは用意したほうが安心だが。
moto g53y 5Gのカメラで色々写真を撮影してみた!写りはとくに過不足なしの十分なクオリティ
というわけでまずは、moto g53y 5Gのカメラで色々撮影してみたぞ。
風景写真をGalaxy S23 Ultraと比べてみよう
風景写真はとくに問題ないクオリティが晴天時に出ていましたね。
<参考・Galaxy S23 Ultra>
19万円オーバーのGalaxy S23 Ultraと比べても、moto g53y 5Gの普通の風景写真のクオリティに極端な差はないと思いました。
まぁよりパリッとした精細な写りなのはGalaxy S23 Ultraに思えるけど、とくにmoto g53y 5Gのクオリティが悪いということはない。
ただしmoto g53y 5Gには望遠レンズがないのでズームはメインレンズのデジタルズーム(一部分だけ切り取って引き伸ばしたようなやつ)となり、あんまり画質良くないです。
<参考・Galaxy S23 Ultraの光学10倍ズーム>
Galaxy S23 Ultraは光学10倍ズームのレンズが別に搭載されていることもあって、かなりキレイにズームできるんですわ。
こういう細かいクオリティを求めるなら、やっぱり高価格帯のスマホは強い。
とはいえ私みたいにやたらに川にいる鳥とか亀なりその辺のネコなり撮る人でなければ、あんまりズーム性能って気にしないんだとは思う。
料理写真をGalaxy S23 Ultraと比べてみよう
こちらがmoto g53y 5Gで撮影した、なか卯のカツ丼。
普通YouTuberやブロガーの人がスマホレビューで撮影する写真ってまともなレストランとかの料理なんですが、私はそんなところに金を使う余裕があればフィギュアとかを買うので料理はなか卯が限界だ!
こちらはGalaxy S23 Ultraで撮影したやつ。
個人的にはGalaxy S23 Ultraだとややボケ方が過剰になっていたり、ちょっと色合いが微妙だったりするのでmoto g53y 5Gの方が案外好みだったりします。
その他、撮影した写真
鳩。
地下道の入口。
じゃんぱら。
駅を見上げて。
ちなみにこの写真は、200万画素マクロレンズで撮影してみました。カメラアプリにマクロ用ボタンがしっかり用意されてるぞ。
うん、すっげぇ微妙。ガラケーの写真かな?ってくらいの感じなので使うことはなさそうだ。
moto g53y 5Gのスペックは低め|動画視聴やブラウザ、SNSなどはそれなりにこなせるがゲームは苦手
moto g53y 5Gのスペックは以下の通り。
価格(ワイモバイルオンラインストア) | 21,996円→他社からの乗り換え+シンプル2 M/L加入で3,996円 |
CPU | Snapdragon 480+ 5G |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.5インチ、1,600×720 |
重さ | 183g |
カメラ | アウトカメラ5,000万画素+200万画素/インカメラ800万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ/防水防塵性能 | ◯/IP52 |
全体的にそこそこって感じの仕様。
CPUは2~3万円くらいのスマホで使われる400番台のやつ、性能は抑えめですな。
メモリ容量も4GBで、6~8GBの機種も増えている現在ではやや物足りません。
しかしストレージ容量は128GBと大きく、アプリや写真などのデータは多めに保存可能。
microSDカード対応なので足りなければ増設もできるぞ!
画面は大きめだけど解像度はやや低め、とはいえHD以上ではあるので表示自体はキレイです。重さは普通。
カメラはさっき見た通りの感じ、マクロレンズは微妙。
バッテリー容量は大きいので、朝から晩まで問題なく使える人がほとんどかと。
おサイフケータイ対応ですが、注意したいのは防水性能がやや抑えめなことです。
極力粉塵が内部に侵入しないように設計されつつ水は垂直から左右15度以内からの降雨にある程度耐えられるといった程度です。
風呂とかで使うのは厳禁ですな。
Antutuベンチマークテスト結果とゲーム性能について
moto g53y 5GのAntutuベンチマークテスト結果は381135点でした。
低価格帯のスマホでもAntutu30万点以上出るんだなぁという衝撃。
一昔前は20万点以下とかでしたよね。そもそも数値を出すしくみとかが変わってるのかもしれんけども。
で、moto g53y 5Gのゲーム性能はあまり高くはないと思いました。
というか低め。
というのも、プリコネがけっこうな重さです。育成程度なら問題ないですがバトル画面だともうアニメーションがコマ送りみたいになってる。
そこまで性能高くなくてもそれなりに遊べるプリコネの時点でけっこう厳しいということは、もっと高度なCGゲームとかはより厳しいかと。
パソコンとかで遊びつつスマホはデイリーミッション回すだけみたいな人ならいいけど、バリバリ遊ぶならPixel 7aとかUQのGalaxy S22を選んだほうが良いかな。
その他の動作は許容範囲内
メモリ4GBでSnapdragon 480+というスペックのmoto g53y 5G、ネットサーフィンやSNS、動画再生といった用途であればまぁとくに使っててストレスは感じませんでした。
若干画面の切り替わりとかでガタつくタイミングはあるので、超快適ってほどではないですが。
例えばYouTubeアプリでは、全画面表示に切り替える時辺りはちょっとがたっとするかな。
サブスマホ的な軽い使い方や、「基本的にスマホは連絡用とかでたまに使う程度」みたいな人なら全然行けるかと。
それなりに使う人でもゲームをしないのであれば、ある程度は満足できるかな。
強いて言えばあとは画面の長押し判定がなんか他のスマホより緩めな気がする。
moto g53y 5G、その他の使用感まとめ
最後に、その他のmoto g53y 5Gにおいて気になった点をまとめます。
ワイモバイル専売なのでソフトバンク系アプリが最初から入ってる
moto g53y 5Gはワイモバイルモデルなので、ソフトバンクのアプリが色々入ってます。
本体ストレージが128GBとそこそこ大きいので、まぁ多少入ってたところでダメージはないですが。
こういうのが不要なら、moto g53jを買うのが良いと思います。メモリ容量が増えてて通販や家電量販店などでも買える版。
ただし値段の差が2万円くらいあるので、正直yでいいんでない?とは思う。
どうせ高い金額出すなら、もっと性能高いmoto g52j IIとかPixel 6aの未使用品とかを買ったほうが良いかと。
スピーカー音質はぼちぼち
moto g53y 5Gのスピーカー音質は、この価格帯のスマホとしては悪くないほうだと思います。流石にハイエンドスマホレベルとまでは言わんが。
AQUOS R6とかAQUOS sense7みたいな機種と比べると全然聞ける範囲内。
とりあえずYouTube動画見るとかであれば全然満足できると思います。
また万が一気に入らなくても、イヤホンジャックがあるのでイヤホン挿せばいいわけですからね。
おサイフケータイ、やっぱりあって損はないよね|モバイルSuicaについての雑談
moto g53y 5Gはおサイフケータイ対応。
おサイフケータイ、私は仙台に住んでるので正直あんまり使ってない時期が長かったです。
関東や岐阜に住んでた頃は、電車に乗ることが非常に多いのでSuicaよく使ってたんですよね。
しかし仙台だと地下鉄が10kmもない距離移動するのに往復600円以上かかって高いので、ほぼ自転車で移動するため乗らないという。
またコード決済が普及してきたので、スマホで支払いするにしてもそっちが多かったんですわ。一応一昔前より対応する店自体は増えたんですけどねSuica等に。
ところが最近、モバイルSuicaを使う頻度が激増。
理由はビックカメラSuicaカードでチャージすれば1.5%還元となることに加えて、貯めたJREポイントで新幹線に安く乗れることを知ったからです。
例えば仙台から新青森なら、7940ポイント貯めれば片道分無料で行けてしまうのだ。
普通は事前購入5%オフでも10,650円くらいかかるので、2,600円分くらい安い!
そんなわけでスマホで決済をすることが増えたので、モバイルSuicaに対応しているmoto g53yのような機種は非常にありがたいのです。
またiDやQUICPayも、GooglePay→Googleウォレット対応クレジットカードが増えてきたので使えるのはなにかと便利ですよね。
まとめ
というわけで、moto g53yを買って使ってみたという話でした。
今後フィギュア撮影の使用感レビューとかも書いてみる予定。
moto g53yはとにかく安いのが魅力ですが、ゲームさえしないならわりと全体的に使い勝手も良いと思います。
もちろん上級の満足度を求めるならPixel 7a等の方が良いとは思いますけどね。
全然スマホにこだわりがない方、子供に連絡用にスマホを持たせたい方などにはおすすめかな。
またワイモバイルであれば乗り換えで最安3,996円、回線新規契約でも13,716円から新品購入が可能。
回線料金を大手キャリアから格安SIMに乗り換えて下げたい!みたいな場合は、回線込みで入手してみるのも良いかと。