GoPro HERO9にマイクを追加したり、外付けマイクを装着可能にしたりできるメディアモジュラー。
1万円程度と高めの商品で本来は買う予定なかったんですが、給付金をもらえたので購入してみました。
今回はメディアモジュラーの外観や使用感について述べていきます。
なお本体のレビューも行っているので、そちらも参考にしていただければ。
目次
メディアモジュラーを開封してGoProに装着!
箱を開けるとメディアモジュラーと付属品が登場。
メディアモジュラーだけでなく、「垂直マウント用バックル」も付いてるんですね。
あとメディアモジュラーのマイクに被せる「ウインドスクリーン」も付いてました。
レンズが位置する側は特に何もなし、左側のマイクが目立ちますね。
背面ディスプレイ側はこんな感じで、一見何もなさそうに見えます。
しかし実際はUSB-Cやマイク端子、HDMI出力端子が隠されているのです。
GoPro HERO9はバッテリーとUSB端子が同じ位置なので、普通にケーブルをつなぐとバッテリーがむき出しになるヤバい状況なんですが…
メディアモジュラーがあれば、バッテリーをしっかりガードしつつUSB-Cで充電やパソコンとの接続を行えるわけです。
本体をゴーディアンとかダイアポロン的にすっぽり収める形状のメディアモジュラー、そのままだと電源入れられないということで上にかぶせる用の電源ボタンがあります。
シューマウントが2つ搭載!外付けマイク「RODE Videomicro」を固定してみた
シャッターボタンの横にはシューマウントが。
シューマウントはマイク下にもあるので、どちらか、あるいは両方を活用可能です。
私はRODE Videomicroというマイクを持っているので、使おうとしたんですが…
いままで外付けマイクの固定に使っていた、ゴリラポッドのシューマウント用パーツが入らず。
向きを変えると入るもののスカスカ、これではマイクが固定できないということでパーツを増設することに。
このネジ付シューを使えば、メディアモジュラーのシューマウントにしっかり三脚を固定可能。
しかしさらなる苦難が、RODE Videomicroのショックマウントの穴はデカいサイズ(3/8インチのドイツネジ)でした。
1/4インチの一般サイズとなっているネジ付きシューを使うには、変換アダプターを買わないといけない…
近所の家電量販店に全然なかったので、ハクバのネジ穴変換アダプターであるH-SA8をネットで買ってようやく準備完了。
以前のHERO7に比べるとだいぶスッキリした見た目ですが、やっぱりちょっとゴツくなりますね。
環境は整えたものの微妙にかさばるかつ後述する問題もあるので、先日行ったGoPro HERO9初回検証では外付けマイクは使いませんでした。
GoPro HERO9にメディアモジュラーを装着!
メディアモジュラーを装着するため、バッテリーカバーを外します。
横からスライドさせ、ロックをかけて合体完了。マイクの保護のスポンジも着けてみました。
スポンジは端がプラスチックパーツになっていて、けっこうしっかり固定できます。
メディアモジュラー装着時も本体側のマウントパーツを引き出し、三脚とかに固定するようになってます。
メディアモジュラー使用感まとめ&気になった点
ということで、実際に1日ほどメディアモジュラーを使ってみたので使用感をまとめていきます。
サイズが大きい
食玩のアクションフィギュア程度にはでかくなるので、GoProのメリットであるコンパクトさはだいぶ失われてきます。
縦×横はまだギリギリコンデジより小さいと思いますが、厚みに関してはそのへんのコンデジのほうが薄いです。
重さもだいぶずっしりきていて、やや悩ましさがありますね。
バッテリーカバーが固い
GoPro HERO9のバッテリーカバーもやたら固いんですが、メディアモジュラーはもっと固いかつ手応えがないです。
爪を引っ掛けて力いっぱい引っ張るとわずかにスカッと動いて、気づいたら外れるようになってたみたいな…
結果として本体の着脱が非常にストレスですね。できるだけバッテリーを交換しなくて済むよう、こまめに継ぎ足し充電していくのがベストな使い方になるかと。
本体マウントのネジを着け外ししづらい
メディアモジュラーを装着した際も本体側のマウントパーツを使うわけですが、メディアモジュラーが上にかぶさってるためネジ周りが窮屈です。
メディアモジュラーを着けた状態でのバッテリー交換時は本体を取り出すために一旦ネジを回して外さないといけないんですが、窮屈でイライラ。
ネット上でもよく目にする意見ですが、メディアモジュラー側にも余裕を持った形状のマウントパーツが付いてればこの辺の面倒さが解消されるんじゃないかと。後継機に期待です。
肝心のマイク音質は並程度
メディアモジュラーはマイクが搭載されていて、前面や背面から音を取れます。
指向性マイクで、雑音をしっかり低減してくれるとのこと。
で、実際に使ってみたんですが。
※どっちも音量が小さめなので編集時に増量してます
音質自体はGoPro HERO7の時の本体マイクとそんなに変わらないかと。
RODE Videomicroの方が若干音がクリアー+本体機能で予め音量を増幅できていて編集が楽。
まだHERO9本体単体での音質検証ができていないので、来月あたり試してメディアモジュラーと比べてみようかと思ってます。
まとめ
バッテリーの交換が面倒になるというデメリットが大きすぎて、メリットが打ち消されてる感じがかなりあります。
HERO9のバッテリー持ちはけっこう良いので、交換頻度自体はHERO7より少なくできる印象ですが…。
HERO7だとバッテリー交換はケースから本体だけ外せばすぐ行えるので、もっとかんたんでした。(その分ケースがけっこうかさばりますが…)
またメディアモジュラー単体だとそれほど音質も改善された感じがなかったので、音質重視ならメディアモジュラーに外付けマイクを装着したほうが良いですね。
GoPro HERO9は、本体のみかメディアモジュラー+外付けマイクで運用するのが良いんじゃないかと。
HERO7などで使えたマイクアダプターもそのうちアップデートで使えるようになるっぽいですが、マイクアダプター使う場合バッテリーがむき出しになるのが厳しいですね。
バッテリーをガードできつつUSBポートだけ開いてる外部メーカー製カバーみたいなのが必須になってくるかと。
↑こういうやつ。
あとマイクアダプター使う場合マイクアダプターを固定しないといけないので、今後HERO9用マイクアダプター収納可能ケースみたいなのが出たらそれを使う感じがベストになりそうです。