AQUOS sense9を購入したので、使用感をまとめます。
投稿者は長い間、正直AQUOSのスマートフォンが苦手寄りでした。
理由は主に、画面の発色やスピーカー音質、バイブレーションなど細かい部分の仕様・挙動が苦手だったからです。
このブログにも過去の端末のレビューがいっぱいありますが、微妙なテンションの記事が多いかと。
ところが夏に発売されたAQUOS R9はなかなかに満足度が高くなっていて、コレは今年のsenseも仕様が向上するのでは…?と期待せざるを得なくなりました。
で、実際に発売された今回のAQUOS sense9ですが…非常に満足度が高いです。
ちなみに今回レビューするのは、UQ mobileで購入したメモリ6GB・ストレージ128GBモデルです。
他にも楽天モバイルなどで購入できたり、またSIMフリーモデルが通販サイトで購入できたりするので販路が広いのも魅力ですね。
目次
AQUOS sense9の外観をチェック
というわけで、こちらがAQUOS sense9です。
いつものようにメタルボディですが、カメラレンズがR9等と同様の端に斜めに設置されているやつになりました。
個人的にはこの丸い周囲のデザインがあまり好みではありません。
あえてのハズしみたいなことらしいですが、なんかスッキリしたデザインでここだけ浮いてるのがあまり良くないように感じます。
音量や電源ボタンは本体の右側面にありますが、音量ボタンはちょっと位置が高すぎる気も。スクショとかやりづらいです。
電源ボタンには指紋認証センサーを搭載していますが、反応は非常に良いと思います。
SIMスロットは爪で引っ掛けて外せる親切設計です。
海外のスマホだと、ここはSIMピン必須で面倒なんですよね。
下部にUSB-C端子があります。
スピーカーは今回ステレオ仕様になっていて、またイヤホンジャックは非搭載に。
AQUOS sense9の画面は有機ELディスプレイですが、今までのAQUOSシリーズと比べてかなり発色がキレイです。
標準の状態で、PixelやGalaxyのような他社と同レベルの発色ですね。
正直AQUOSスマホの画面の発色がとても苦手だった(IGZO液晶時代は普通に好みだったけど有機ELになったあたりで苦手に)んですが、R9辺りからだいぶ改善された印象です。
なお付属品はUSBの変換アダプターくらいです。
保護ケースやフィルム、充電器は付属していないのでご注意ください。
個人的には最近推しているのがPDA工房の黒影という保護フィルムですね、コレ光沢ありのキレイな画面のままで反射をだいぶ抑えてくれるのが見事です。(Xperia 1 VIで使ってみてます)
AQUOS sense9のスペック・動作は快適?
AQUOS sense9のスペックは以下のとおりです。
価格(楽天モバイル) | 57,900円(執筆時点で最大12,000ポイント還元あり) |
CPU | Snapdragon 7s Gen 2 |
メモリ | 6GB/8GB |
ストレージ容量 | 128GB/256GB |
画面 | 6.1インチ、2,340×1,080 |
重さ | 166g |
カメラ | アウトカメラ5,030万画素+超広角5,030万画素/インカメラ3,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ/防水防塵 | ◯/IPX5・IPX8・IP6X |
※キャリアではメモリ6GB/ストレージ128GBモデルが販売されています。
Snapdragon 7s Gen 2はRedmi Note 13 Proや、arrows We2 Plusと同じSoCですね。
つまりアレらとゲームとかの動作性能的にはほぼほぼ同じです。
ただしメモリが下位モデルだと6GBで、5万円以上で販売されているスマホとしてはやや少ないのが弱点といえば弱点になります。
実際に投稿者が使った限りではとくにメモリ容量不足を感じる場面がなかったものの、心配な人は通販サイトでメモリ8GBの上位モデルを買いましょう。
Antutuは604099点でした。
ゲームは画質設定を低画質~中画質程度に抑えればある程度動く印象で、詳しくは投稿者のYouTubeチャンネルの方で動画内に映像付きでまとめています。
ゲーム以外もリフレッシュレート最大240Hz相当だったりすることもあって非常に滑らかな表示で良い感じですね、ブラウザや動画再生、その他アプリも快適です。
AQUOS sense9のカメラ検証
AQUOS sense9のカメラは5,030万画素ということですが、写りはそれなりに良い印象です。
ちょっとメインレンズでの撮影時に指が写り込みやすいのは来年位置を調整してほしいですが…。
秋葉原のラーメン屋で撮った写真ですが、店内の雰囲気をちゃんと再現している写真になってますね。
川にたぬきがいた。
望遠レンズがないため、ズームはデジタルズームのみとなります。(いわゆる一部分の引き伸ばしなので画質は落ちます)
とはいえ変にコンピューター処理でキレイにしようとした不自然な写真になったりしてないので、悪くはない印象です。(Pixel辺りは処理がキツすぎてズームすると変な絵画みたいになりやすい印象)
夜景もけっこう頑張って明るく撮影してくれます。
上野辺りの夜景。
超広角レンズだとちょっと夜景の綺麗さが落ちる印象ですかね。
AQUOS sense9のその他使用感まとめ
というわけで、最後に諸々の使用感をまとめます。
スピーカー音質も改善
AQUOS sense8まではスピーカー音質が正直物足りなかったのですが、今回は価格に見合った音質になっていると思います。
特別すごく音質が良いとまでは行かないものの、普通に動画を見たり音楽を聞いたりしていてもストレスはない段階に来ています。
並行でちょっと古いAQUOS sense4 plusを使っているんですが、アレもステレオながら音質のクリアーさには雲泥の差がありますね…
軽くて持ちやすい
AQUOS sense9は6.1インチ画面ながら166gしかありません。しかってこともないですが…
最近は180gや200gなど重量級スマホも増えてきている中、ある程度画面が大きい上で重さがこの程度で済んでいるのは非常に魅力的だと思います。
microSDに対応してくれているものの、イヤホンジャックがなくなったのはちょっと残念
microSDカードが最大1TB対応となっていてまだ利用可能なのも魅力ですね、海外スマホとかだとじわじわ非対応の機種も増えてきています。
一方でイヤホンジャックがついになくなってしまいました、arrows We2 PlusやRedmi Note 13 Proならまだ使えるのでここはちょっと残念かも…。
総合的に満足度が高い
なかなか他社の一般的なクオリティに達することがない印象だったAQUOSですが、今回はほぼ完全に仕上げてきた印象でした。
強いていえば画面輝度の自動調整がやや暗めに寄りがちだったりとまだ進化できる点はちらほらある印象ですが、100点満点中85点くらいの仕上がりにはなってると思います。
今年は他社にも充実したミドルスペックスマホが多いですが、画面が大きすぎず重量も軽いとなるとこのAQUOS sense9が一番満足度は高くなりそうです。
私がAQUOSを褒めるのはかなり珍しいですが、今回は迷ってるなら買いだと思います。
なんならR9より良いかもしれません、ゲームをたくさんするならまぁR9ですがカメラや普段遣いの段階での挙動なんかは全然差がないかと。(なんならカメラはsense9のほうが良いような…?)