arrows We2 Plus M06、IIJmio限定モデルを購入したのでレビューします。
通常はメモリ8GBのarrows We2 Plusですが、このIIJmio限定モデルでは12GBに増量されているのが特徴です。
しばらく使ってみた感想としては、2024年下半期のミドルスペックスマホとしてはIIJmioで買うなら現状最強だと思いました。
IIJmioは回線料金も非常に安価ということで、スマホ代を総合的に抑えたい人にはおすすめです。
目次
arrows We2 Plus M06の外観をチェック!
arrows We2 Plusは良くも悪くも「日本製の低価格なスマートフォン」といった外観です。
近年のスマホはガラス素材などを駆使した非常に高級感がある作りだったり、メタリック調で光沢があるなど派手だったりするものも少なくありません。
例えば本機とCPUが同じRedmi Note 13 Proも、メタリック調でけっこうな高級感があります。
一方でarrows We2 Plusは、本当にただのプラスチックであることを隠す気がない感じのシンプルさです。
色もスレートグレイとシャンパンシルバーということで、一応金銀ではあるものの薄くて地味めなラインナップです。
しかしながらこの外観・本体素材が駄目かというとそんなことはなく、投稿者としてはむしろ好印象寄りです。
高級感がありすぎるスマホは、壊さないように保護ガラスやケースなどでしっかり守りたくなってしまいますよね。
arrows We2 PlusはそもそもMILSTD-810H準拠で、耐衝撃(落下)など23項目に対応していてたいそう頑丈とのことでした。
そのうえで値段もMNP時3万円台からと安いので、本体だけそのままの状態でも気軽に使いやすいです。
またイヤホンジャック搭載かつ位置がケーブルが邪魔になりにくい下部なのもよし。
まあ投稿者は安価な透明ケースやPDA工房の反射低減保護フィルムを結局装着していますが、それはそれとして。
Perfect Shield Plusはサイズ的に問題なく、反射も大いに抑えてくれるのでおすすめです。
なお本体の付属品は説明書のみでした。
arrows We2 Plus M06のスペック評価|MNP一括3万円台ならかなり充実した性能
arrows We2 Plusのスペックは以下のとおりです。
価格(IIJmio) | 54,800円→MNP一括36,800円 |
CPU | Snapdragon 7s Gen 2 |
メモリ | 12GB ※IIJmioモデル以外は8GB |
ストレージ容量 | 256GB、microSDカード最大1TB対応 |
画面 | 6.6インチ、2,400×1,080 |
重さ | 182g |
カメラ | アウトカメラ5,010万画素+超広角800万画素/インカメラ1,610万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ/防水防塵 | ◯/IPX5/8・IP6X |
性能としては以前レビューした、Redmi Note 13 Proの無印モデルに近いです。
ただしmicroSDカードに対応していたり、防水性能が高かったり、IIJmioモデルならメモリ12GBだったり、MILSTD-810H準拠だったりと全体的に細かい仕様の充実度は高くなっています。
充実した仕様であるうえで、182gと比較的軽い重量になっていることも見逃せません。
6.6インチ画面のスマホは200g超えなケースも珍しくないので、182gにとどまっているのはかなり魅力的だと思います。
Antutuベンチマークテストの結果は点でした。
当然ながら最新のハイエンドスマホなどと比べると数値が低く、目安としては2019年秋発売のGalaxy Note10+と同じくらいでした。
古いスマホレベルと言われると微妙に感じるかもしれませんが、実際Galaxy Note10+もOSの古さをスルーすれば2024年現在であってもかなり快適に使える高性能です。
一般の多くの方が使って困らない程度の性能が、arrows We2 Plusにはあるわけですね。
ゲームは原神がデフォルトで低画質、学マスも標準画質で選べるのは高画質60fpsが限度みたいな感じでした。
ゲームは一応遊べるものの画質設定が抑えられてしまうので、ゲームをするなら普通にPOCO F6 ProなりGalaxy S24 Ultraなりを選びましょう。
まあ、ゲーマーの人はarrows We2 Plusをそもそも検討しないでは?という感じはあります。
あえてarrowsを検討する人って、あんまりスマホを酷使しないため性能にはそこまでこだわりがないくらいの人が多そう。
arrows We2 Plusのカメラ性能は?
arrows We2 Plusはアウトカメラが2眼レンズ仕様で、標準レンズと超広角レンズ搭載です。
とくにカメラ性能が高いスマホという印象は、使ってみても受けませんでした。
とはいえ画質が悪い、カメラは使えない!ということも標準レンズについてはないので、こだわりがなければ一応それなりに使えるかと。
それなりに光量があって日光の位置が逆行になったりしていなければ、ハイエンドスマホのカメラとあまり印象が変わらないレベルのキレイさで撮影できます。
曇天時はこんな感じですね。ちょっと雑草とかが茂ってる部分の描写力はハイエンドスマホより落ちる印象ですがまぁそんなところまで拘る人は普通にハイエンドスマホ買いますよね。
謎地球遊具(こういうのは劣化とか安全性の都合で徐々に撤去されてきてますよね、子どもとしては一番楽しいわけですが)
超広角カメラだけ驚くほどにイマイチで、ピントが合わないうえに色味も変な写真ばかり撮れます。
実質シングルレンズのスマホとして使ったほうが良さそうですね。
デジタルズームは最大倍率だとこのくらい。まぁPixelとかよりはちょっと解像感が落ちる印象ですがこんなもんかなと。
arrows We2 Plus M06の使用感まとめ
最後に、arrows We2 Plusの使用感をまとめます。
とりあえず使っていて不足を感じることはほとんどない
arrows We2 Plusはそこそこの性能のいわゆるミドルスペックスマホですが、実際使ってみて性能面で不足を感じることはほぼありませんでした。
動画再生はスムーズですし解像度もフルHDレベルで充分高く、スピーカー音質もとりあえず普通に聴ける程度の音質は確保されています。
バッテリーは普通程度。
超広角レンズがイマイチなのは強いて言えば微妙ですが、あとはとくに筆者としては不満はありませんでした。
microSDカードや頑丈さなど、日本人向けに全体的に必要な機能が用意されているのもナイスです。
軽くて大画面なのは充実度が高い、角が尖りすぎてないので携帯性良し
6.6インチ大画面でありながら182gなのはやはり良い感じ、軽いので気軽に持ち歩けます。
またスマホって角が角張りすぎてると服のポケットに突き刺さって破れたりするんですが、arrows We2 Plusは適度にラウンドしてるので刺さらないのも良いですね。
指紋認証は側面センサーでちょっと使いづらい
arrows We2 Plusは指紋センサーが側面の電源ボタンに搭載されています。
筆者の持ち方からするともう少しボタンが上に配置されていないと自然に指が当たらないので、ちょっと使いづらいと感じました。
まとめ
arrows We2 Plus、今回のarrowsはなかなか良いんじゃないかと思いました。
欠点自体はいくつかありますが、それでも安さと性能の適度な高さによって人に勧めやすい1台に仕上がっている印象です。
バランスが良い機種なので、他のスマホとの比較用としてしばらく手元に置いておこうと思っています。