タブレット

iPadは結局仕事に向いているのか?

※当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます。

iPad ProにSmart Keyboard Folioを導入して3ヶ月くらい経ちます。

何度か喫茶店等での作業用にiPad Proを持ち運んで使っているので、改めて感想を書いていきたいと思います。

【先に読もう】過去のiPad Pro仕事利用レビュー

以前書いた、iPad Proの純正キーボードの利用レビューがこちら。

そしてiPadで使えるWord互換アプリ・Pagesの使用レビューがこちら。

結論:まぁ…無理だね…。

iPad Proではひととおりのアプリが揃っていて、一応データの参照や入力はできます。

機能が増えてできることが増え、仕事でも使いやすくなったのは間違いない。

でもやっぱり、iPad一つ抱えて仕事に出向く(作業ブログ記事等の作成作業やデータ編集をする)のは無理があるように感じた。

全体的にアプリの挙動がおかしい

iOSって安定してるイメージが強いですが、アプリ単位で見ると意外とバグだらけ。

やりたいと思った作業をしようとするとエラーになったり、表示がおかしくなったりみたいなトラブルが多発します。

例えばこのブログはWordPressで作成してますが、WordPressアプリで記事を作ろうとしたら色々な問題が。

見出しタグが次の行にも勝手に適用されたり、ダークモードの時にPagesで書いた文章を貼り付けると真っ黒で何も見えなかったり。

Googleドキュメントで記事を作ろうとすると、今度はエンターキーを押して文字を確定させようとしたら勝手に改行まで行われてしまう。

「かでんフレンズ」を編集して投稿しようとしたら、iMovieがYouTubeへの出力に失敗。(書き出し後にYouTubeアプリから投稿することは可能)

Google Driveから動画素材をiPadに保存しようとしても、保存中のシークバーとかがでなくて分かりづらい。

こんな感じでなにかしようとする度に変なことになるので、使えば使うほどイラついてきます。

Apple提供のアプリも他社アプリも軒並み調子が悪いので、仕事用には不向き。

仕事と関係なくYouTube見るだけの時すら、動画の画面比率バグったり起動時のロゴが消えたり挙動おかしいですし…。

マウスかトラックパッドは欲しい

一応iPad Proも既にマウスには対応済みですが、あくまで補助機能みたいな簡易的なものなので…。

Appleはここ数年iPadをビジネス向けにもイチオシしてきてますが、なにかする度にキーボードから指を離してタップするのはキツい。

Smart Keyboard Folioにトラックパッドをつけるか、もっとしっかりマウスに対応して欲しい。(カーソルのデカさが個人的にとくに嫌)

あと、Apple Pencilでホーム画面に戻ったりスワイプによる画面遷移をしたり出来ないのも地味に不便。

誤動作防止のためだと思いますが、「一旦ペンを置いて指でスワイプ」ってテンポ悪すぎるよ。

キーボードの挙動がMacやWindowsと異なるもどかしさ

iOSだけでなくAndroidもですが、キーボードのボタンの一部の配置や挙動がパソコンと違うので微妙にストレス溜まってきます。

効率考えると、どうしても普段使っているパソコンのほうが楽に感じてしまう。(パソコンを全然使わない人なら問題ないのかも)

Smart Keyboard Folioは設置が難しい

Surface Pro Xを買うか迷ってる記事でも触れてますが、普通のノートパソコン型(クラムシェル型?)じゃないと机の上でしかまともに使えないんですよ。

この記事は椅子に座って背もたれに持たれつつ、膝の上にMacBook Airを載せて書いてます。

iPadだとかなりグラグラ・文字入力も不安定でやりづらい。

ベッドの上で壁に持たれながら作業するときも、iPad Proだと不安定で転がったりする。

Smart Keyboard Folioのデザインやキーの押し心地自体は好みなんですが、形状による使い勝手の限界をたまに感じます。

結局それなりのサイズのかばんは必要

仕方ないことですが、iPad Proもそれなりに大きい。

ノートパソコン用より少し小さいかばんでも持ち運べますが、それでも多少かさばるサイズのかばんが必須。

今後Galaxy Foldみたいに折りたたみ式になったりすれば、仕事における荷物の軽量化は高まるかも。

ファイルの送信が面倒

iPadのPagesで作成した文書ファイルをWordに変換して、画像ファイルを詰めたフォルダをzipに圧縮しつつ取引先に送信…みたいなことはできないんですよね。

厳密にはアプリを探してきて頑張ればできるかもだけど、非常に面倒くさい。

つまりいかに頑張ってiPadだけで作業しても、最終過程は自宅のパソコンでやることになるんですよ。

Googleドキュメントがもっと普及・進化して、共有URLを送るだけで全過程が終わるようになっていけばある程度楽になるかも。

仕事において魅力的だった点

デメリットばかり言うのはバランスが悪いので、良いところも書きます。

高精細画面のおかげでアプリの2画面表示をしても見やすい

ブラウザとPagesを横に並べて、情報収集と記事の作成を同時に行うことが多い私。

iPad Proは11インチで比較的小さい画面ですが、キレイで細かい表示なおかげで画面の小ささにはあまりストレスを感じてないです。

MacBook Airと充電器が同じ

USB Type-C採用のおかげで、対応パソコンやスマホなどの機器と充電器をまとめられるのも良いですね。

荷物を必要最低限に抑えられます。

iPadだけ持っていこう!と思っても、かばんに入ってるパソコン用の充電機器を入れ替える必要なし。素晴らしい。

iPhoneをメインスマホにするとケーブルをまとめられなくなりますが、私はGalaxy Note10+ユーザーなので問題なし。

↑小さくて薄い+急速充電で素早く充電できるのでおススメ。

MacやiPhoneと画像データを行き来させやすい

AirDropでデータを瞬時にやり取りできるApple製品。

私はメインスマホがAndroidなのであまり恩恵を受けられてませんが…

iPhoneで撮った写真をiPadに転送、Photoshopで編集してWordpressの記事に貼り付ける!とかできます。

iPadのさらなる進化と各アプリの改善が求められる

iPad Proだけで仕事をするのはまだまだ困難。

iPadそのものの仕様の問題もありますが、アプリの出来が微妙なことも大きいですね。

今後の各種仕様やアプリの改善に期待。

-タブレット
-