かなり買うか迷ったんですが、このまま何日も迷い続けるなら買ったほうが早いじゃんということでAQUOS R6を購入しました。
代償として、iPhone 12 Proを失いましたけども…。(どうせ13が秋に出るので手放す予定ではあった)
ahamoユーザーなので直接機種変更などはできないため、安価なドコモモデルをケーズデンキで本体のみ購入しています。
で、使ってみたんですがあまりしっくり来ず、実は購入翌日にはもう手放してしまっております。
今回はAQUOS R6を使ってみた感想をまとめていきます。
目次
AQUOS R6を開封&外観をチェック!
これがAQUOS R6の箱だ!開けると中に内箱がある、ちょっと前のGalaxyとかみたいな方式です。
スマホを色々買うマニア的には、箱が面白いとちょっとテンション上がりますよね。
ライカのロゴと本体のアウトカメラがデザインされていて、「俺はカメラに力入れてるぞ」アピールが強い。良いんじゃないでしょうか。
衝撃のデカさのレンズがやはり凄い
めっちゃ久々に本体カラー黒のスマホを買いました。
AQUOS R6はブラックとホワイトから色を選べるわけですが、レンズが黒で大きいため本体も黒にしたほうが格好良い気がしたので、珍しく黒を選んでます。普段は黒以外から選ぶんですけども。
衝撃の1インチセンサー搭載・単眼レンズ(深度センサーがあるので正確にはダブルレンズですけど)スマホであるAQUOS R6。
やはりカメラレンズの巨大さは衝撃的ですね。インパクト絶大です。ここまで来るとコンデジっぽく見えて、格好良い気がします。
本体上部の中央部分にレンズがあるので、置いたときにグラグラしたりはしないです。
「LEICA」の表記も良いですね。かつてはHUAWEIスマホにライカロゴとかが付いてたわけですが…
まさかのイヤホンジャック搭載
Xperiaは復活させたものの、Galaxyでは撤去されてしまったイヤホンジャックがAQUOS R6には搭載されているのです。
この中央から微妙に端子類下にズレてる感じは、一昔前のAndroidスマホだなって感じですね。細かいところですけど。
Googleアシスタントキーが搭載されてる
ボタンは上から音量、Googleアシスタントキー、電源ボタンです。出た、Googleアシスタントキー…。
一応設定アプリからエモパーにも変更できますが、要は音声アシスタントの起動にしか使えないボタンが本体に搭載されてるわけです。邪魔くさすぎる…。
だって音声アシスタントを使える場面なら「OK,Google」と口で言えばいいわけで、ボタンで静かに起動しなきゃいけない場面でわざわざ音声アシスタント使わないですよね。
多分造り手側も便利なボタンだと思ってないと思うし、何らかの裏事情を感じるボタンですよねこれ。
付属品は変換アダプターと説明の紙、ケースとかは自分で買おう
AQUOS R6の付属品は説明の紙とデータ移行用のUSBアダプターです。あとSIMピン。
ケースも保護フィルムも付属していないので、自分で用意しなければいけません。
で、今回買ったAQUOS R6用のケースがこれです。ケーズでAQUOS R6買ったときに一緒に買いました。
ハイブリッドケースという、背面部分が固くてフレーム部分は柔らかいやつですね。
カメラの出っ張りが凄いからか、四隅がめっちゃ出っ張ってます。変な形ですけど、コレのおかげでカメラが机とかに当たらないようになってると考えるとまぁ良いでしょう。
…で、装着してみたんですけども。
これは…なぁ…。
なんかちょっと強く握ると内部で滲んだ感じになるという、凄い昔の微妙なスマホケースそのままって感じです。
アレですかね、「ハイブリッドケース」というパターンなのが駄目だったのかな?材質が普通のTPUケースと違う硬いやつだからにじみやすいみたいな。
一応一旦ケース外して付け直すとにじみは取れるんですが、ちょっと強く持つとまた滲んでくるぞ。
背面は残念感ありましたが、フレームはしっかり守ってくれてボタンも押しづらくなく良い感じです。
端子部分も広めに空いてます。
画面周りもエッジの周りまでしっかり覆ってくれています。上下部分がちょっと高くなってるので、変な落とし方しなければ画面も割れないかと。
保護フィルムは多分ガラスだと画面内指紋認証がヤバくなるので、普通のフィルムを買ったほうが良さそうですね。
店だとあんまり良さそうなのがないので、ネット通販で買うのが良いと思います。
私は↑の2枚セットのTPUケースを買ってみました。安いので。(結局この保護フィルム未開封のまま本体手放しちゃってますけども…)
AQUOS R6のカメラ性能はどうなのか?とりあえずGalaxy S21 Ultraと比べてみた
前提として価格差が4万円くらいあるのでやや分が悪い気もするんですが、とりあえず手元にあったカメラ重視スマホのGalaxy S21 Ultra 5Gと撮り比べてみました。オートで。
マニュアルでキレイに撮る技術持ち合わせてないし、普通の人も基本的に持ってないだろうからオートで比較したほうが良いでしょう多分。
あと「15万のスマホのカメラと約12万のAQUOS R6を比べるのはどうなんだろう」みたいなことはあるんですが、まぁとくにS21 Ultraじゃないと撮れないレベルの写真出てこない(多分S21無印で撮っても変わらなさそうな感じ)ので大丈夫だとは思う…
機種名表示がないほうがAQUOS R6、ある方はGalaxy S21 Ultraです。
まずそのへんの信号です。どうですか、コレが地方在住でとくにおしゃれスポットも周りにない人が撮る写真ですよ。(あったところでだるいから行かないでこういうの撮って茶を濁すだろうけど)
Galaxy系のスマホは色が全体的に盛られる印象ですが、その分SNSとかに載せる時は派手で良い感じ。
こっちがAQUOS R6です。色が薄めで、どちらかというと自然な雰囲気で撮影されてますね。
AQUOS R6はXperiaとかに近い、自然な色味に写る感じなんでしょうか。これはとくにどっちも悪くはない印象。個人的に好みなのはS21 Ultraですかね、なんかどうでもいい景色でも魅力的な世界に見えてくるというか…
ちなみにコレ↑もAQUOS R6で撮影したんですが、失敗してますね完全に。
AQUOS R6、シャッターボタンを押してから1秒~日差しが強いような場所だと2~3秒くらいしないと撮影されないので、微妙にブレたりしやすい気がします。
つづいてあじさい(ですよね?)。
突然ですけど青森に「あじ菜」という和食レストランがあって、そばとか天ぷらとかが美味しいですよ。
Galaxy系のスマホは葉っぱの緑色が妙に強調されて不自然になりやすい印象、上の写真もちょっと色が鮮やかになりすぎかつ黄色っぽいような。
こちらがAQUOS R6で撮影したあじさいだと思われる花です。
Galaxy S21 Ultraより葉っぱの色が自然な感じで良いです。
手前の花の端の方とかのボケが強くて迫力ある写りになってますね。(1インチセンサーのパワー?)ここは個人的にはS21 Ultraの方が好みです。
Galaxy S21 Ultraだと「フォーカスエンハンサー」を使えば全体にピントが合うようにできたりするんですが、そういう機能が今後他のスマホにも採用されていくとよさそう。「そこまでボケなくていいわ」みたいな場面ありますよね。
おまけ。
最後に松(ですよね?)です。
日差しがかなり強かったんですが、そのせいかなんか白っぽくなってますね。他のスマホでも安い機種とかだとけっこうこうなりやすい印象。
コレはGalaxy S21 Ultraの方が良いかな。
ということで、AQUOS R6は全体的に私の好みからは外れる感じ+ちょっとテキトーに触っただけではうまく撮りづらい感じはありました。Galaxy S21 Ultraはテキトーに撮っても(私の感覚では)キレイに撮れるので、流石です。
AQUOS R6は後継機も含めた今後の改善に期待かな…。なんというか、素人がなんとなくで使って十分に満足できるカメラと言い難い感じはあります。
接写はあまり強くない
AQUOS R6、接写は微妙です。狙ったところにピント合わせづらかったり、近づけなかったり。
小物類は基本的に2倍ズームとかで撮影する感じになりますね確かに。
とにかく頻繁に「もっと離れて撮ってください」の表示が出るというか、何なら3mくらい離れたものを撮ろうとしてもたまに離れろ表示が出ます。風景写真撮るときですら離れろと言われるという。
ちなみに買ってから初めて撮った写真がこれなんですが、2枚撮影したら「熱でもうだめだからカメラ使えません」表示が出ました。
初期設定をした直後なので多分パワー使いすぎだったんだと思いますが、ちょっと発熱し過ぎでは?6月でこれなら8月とかヤバそう。
AQUOS R6のカメラにおけるその他の気になった点
スマホではピントを合わせる部分を指でタップするわけですが、なんか勝手に変な違う位置にズレてピントを合わせようとしてくることが多いです。
結果、1枚撮るのに妙に時間がかかる感じ。この辺はアップデートとかでなんとかなるんでしょうか?
あとネットでもよく言われてますけど、シャッターボタンを押してから撮影されるまでにかなり長い間が発生します。
普通の明るい場所とかでも1秒弱、暗いと3~4秒くらいかかってるような。
調子悪いのかと思ってカメラアプリを再起動させようとしたら遅れてシャッターが切れる、みたいな。
なんか使っててストレスな部分が多いので、できるならアップデートとかで解消して欲しいところ。
AQUOS R6のスペックは?|Snapdragon 888搭載で高性能
AQUOS R6のスペックは以下のとおり。
価格(ドコモ) | 115,632円 |
CPU | Snapdragon 888 |
ストレージ容量 | 128GB |
メモリ | 12GB |
画面 | 6.6インチ、2,730×1,260 |
重さ | 207g |
カメラ | 2,020万画素+ToFカメラ/1,260万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応、IP68 |
ストレージ容量はできれば256GBが良かったかな、あとちょっと重量が重いかなという程度で、全体的には十分な高いスペックだと思います。
Antutuベンチマークテストの結果は…
713276点でした。
Galaxy S21 Ultraが755844点なので少し落ちますが、まぁとくに何をするにも支障はない性能ですね。
アプリを使っていて動作が重いと感じたりした場面はなかったです。
ゲームも問題なく動いてます。
しかしAQUOS R6におけるプリコネのスクショの黒帯の広さすげぇなこれ…(プレイ中はとくに気にならないですが)
AQUOS R6を使ってみて感じたことまとめ
最後に、AQUOS R6を使ってみて感じた諸々のことについてまとめていきます。
画面のスクロールが滑らか
AQUOS系のスマホはいつもそうなんですけど、画面をスクロールしているときの表示が滑らかで見やすいのは良いですね。
AQUOS最大の良い点なのかもしれない。
指紋認証の登録が楽
指を当ててちょっと待つだけで指紋の登録が終わるので、設定が非常にスムーズでした。
ロック解除もそれなりに早いです。Galaxy S21 Ultraはけっこう解除失敗が多くてダルかったりする…。
なお指紋認証の失敗自体はAQUOS R6でもたまにあります、やっぱり画面内指紋認証って画期的ではあるものの、使いやすくはないですね。Reno5 Aのが快適です。
標準時における画面の色が濃すぎる
AQUOS R6で撮影した写真を本体で見るとめっちゃ色が濃くて、「これは…」と正直思いました。
ホーム画面のアプリアイコンとかも全体的に色が異常に濃いです。これ、たしかAQUOS zero辺りもそうだったような…。
しかしパソコンでこの記事を書いてるときにPCモニターで見ると色に違和感がなかったので、もしやと思い設定を見たら画面の画質変更ができるんですね。
「おススメ」は全体的に異常に色が濃くて不自然なので、「ナチュラル」とか「標準」にしておいたほうが良いと思います。
スピーカー音質が10万超えの機種としてはドン引きレベルで悪い
AQUOS R6のスピーカー音質は、なんというかarrows M02とかあの辺の、昔のスマホを思い出す感じですね。
何言ってるか聞き取れる最低限の音質といった印象で、プリコネで遊んでみた時ちょっと笑ってしまいました。音こもり過ぎ。
「他のスマホのスピーカー音質が良くなっているだけ」という言い方もあるかなと思いかけましたが、流石に2021年基準で考えると、AQUOS R6のスピーカー音質が悪いと言うほうが正しいでしょう。
とにかく全体的にぼやけた感じの音がします。3万円台のRedmi Note 10 Proどころか、モノラルスピーカーのReno5 Aのほうが圧倒的に音が良く感じるぞ…?
イヤホンジャックがあるので有線イヤホン使えばいいだろとも言えますけど、流石にこれはアウトだと思います。
アプリの共有メニューの挙動が変
ImageShrinkに写真を共有して圧縮→WordPressにアップロードしようとしたら、隣りにあったマップアプリとかに共有される問題が5回くらい起きました。
他のスマホでも稀にこういうこと起こるんですが、エッジディスプレイの反応が調子悪いとかですかね?一応手のひらの肉が画面に当たらないように気をつけて使ってるんですけども…。
ディスプレイのエッジが急すぎる
エッジディスプレイは最先端感がある+画面を広く見せられる代償として画面の両端が黒っぽくなってしまいがちなんですが…
Galaxyなんかだと年々エッジが垂直寄りになっていって、このデメリットを緩和させていっているわけです。(というかS21シリーズはUltra以外エッジ自体が消えましたね)
AQUOS R6は「昔のGalaxyの画面をそのまま何も改善せずに出してきた」みたいな感じで、画面の端が非常に黒い見え方となっております。正直ここまでくると違和感があります。
プリコネの上のメニュー項目とかも曲がって見えて変なので、後継機ではエッジ自体をなくすか、GalaxyでいうS20以降くらいのカーブにして欲しいところです。
まとめ
AQUOS R6、本体デザインや画面のスクロールの美しさ、指紋センサー辺りは良かったんですが…
思った以上にカメラが素人には扱いづらい感じなのと、細かい挙動・仕様のイマイチ感が目立っている印象でした。
多分カメラの細かい調整とかが得意な人なら活用できると思うんですが…、普通の人はGalaxy S21とか、なんならもっと安いReno5 A、AQUOS sense4辺りを買ったほうが、総合的には満足できるかもしれないです。
今後アップデートとかがあれば、細かい不具合っぽい動作は改善されるんだろうと思いますけども。
とりあえず最新のAQUOSフラッグシップモデル的なやつを触れて満足でしたが、オススメはしないかな…。
購入を考えている方は、店頭で触ってみたりもしつつじっくり検討することをおすすめします。
浮いた予算で何買うか迷う
さて、AQUOS R6を速攻で売却してしまったので…、予算が9万円ほど手元に戻ってきました。せっかく予算があるなら、なんか買いたいところですよね。
Reno5 A、Redmi Note 10 Pro、Mi 11 Lite 5G(金曜到着)という3台のスマホが手元にあるので、ここから1~2台売るならハイエンドスマホも含めて余裕で購入できる感じです。
顕微鏡カメラ搭載のOPPO Find X3 Proが気になっているんですが、おサイフケータイ非対応かつmicroSDカードも使えない、さらにSIMフリー版は発売が先。
去年のFind X2 Proを考えるにまたそのへんの家電量販店でまともに取り扱いなさそう→買いづらくて需要薄いパターンもありそうということで、どうするか迷ってます。
Xperia 1IIIは発売前の時点で様々なブログ・YouTube動画による提供レビューが飽和状態なので、わざわざ買う意味はなさそうなのでスルーです。1IIとか10IIとか使いづらくて微妙な点が目立った+価格も15万ということで、そもそも手を出しづらかったりする…。
あとはマクロレンズ搭載のmoto g100が気になってますが、これももっと安いMi 11 Lite 5Gが存在しているということで非常にポジション的に微妙になっていて、なんとも言い難い…。
とにかく2021年夏スマホも色々出てきているということで、なんか気になる機種が出てきたら手に入れたいと思います。