Xperia 5 IVが発売されたわけですが、発売した途端土日に家電量販店では実質23~24円販売のセールを開始という衝撃的な事態に。
予約して買った人涙目すぎるのであんまり良くない傾向だとは思う…。
私はXperia 5 IVや1 IVを既に持ってるのと、5 IVってスペックの特徴ちょっと見るとむしろIIIのが良くなかった?みたいな部分があったりするので当初はスルー予定だったんですが…流石に買っちゃいました。
ということで、今回は購入したXperia 5 IVを5 IIIと比較などもしつつ使ってみるぞ!
とりあえず国内SIMフリー版が出てないので海外版の商品リンクを設置してみた。
目次
Xperia 5 IVの外観をチェック|5 IIIとフレームなどの雰囲気が変わった
これがXperia 5 IVの本体。ソフトバンク版はブラックとホワイトがありまして、私はXperia 1 IVをブラックで買ってるので今回はホワイトにしてみた。
ソフトバンク版はドコモのロゴが背面になく、Xperiaとソニーのロゴしかないです。
まぁ私はロゴの有無にそれほどはこだわらないんですけど、無駄な主張がないのは良いとは思う。
ホワイトモデルの背面はさらさらでガラスっぽい感じ、けっこう高級感はあると思いました。
本当はパープルとかが欲しかったがドコモのオンライン限定なので23円とかで買うのは無理です。
私が買ったXperia 5 III(グリーン)の背面は光沢ありのツルツルのやつだったので、だいぶ見た目変わりました。
たしかIIIもブラックとかは普通に光沢ない仕様だったんですよねしかし。
SIMスロットはUSB端子の横にあります。
店員の人がソフトバンクのSIM入れる時に側面になくて焦ってた。
フレームは見ての通りiPhoneでいう無印モデル系のような質感ですがちょっと縁が湾曲してます。
iPhoneのProモデルみたいなつやつやのやつって手垢とか付いて汚れやすいのでこういうののほうが私は好み。
イヤホンジャックが本体上部にあり、カメラ横にNFCのロゴが。
ボタンは電源兼指紋センサーと音量ボタンとカメラのシャッターボタンのみ。
上の写真はXperia 5 IIIなんだけど、電源と音量の間になんかボタンありますよね。
このGoogleアシスタントキーは5 IVだとなくなりました。
Googleアシスタントのボタン、明らかに設計した人たち的にも邪魔だったみたいで「絶対に故意に押すことはない」飛び出してない形状と中途半端な位置だったんですがこいつがなくなった結果本当に無駄がない形状になったって感じですね。
本体前面はほぼ平らだけどわずかに画面が湾曲してるので、保護ガラスとかはちゃんと「全面保護」と書いてあるやつを買わないと画面の端が覆われてないクソなやつに当たる点に注意です。
付属品はないです。
Xperiaは毎回とくに付属品はないので、保護フィルム・ガラスとかケースは自分で用意しましょう。
端末を24円で買えればめっちゃ予算浮くのでケースとかも買いやすいよね。
保護フィルムとケースレビューは毎回この部分長くてアレなので今回は記事を分けました。↓を見てくれ!
Xperia 5 IVのスペックをチェック|Xperia 5 IIIから変わった点に注意
Xperia 5 IVのスペックはこんな感じで、赤字部分が注意ポイント。
CPU | Snapdragon 8 Gen1 |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面 | 6.1インチ、フルHD+ |
重さ | 172g |
カメラ | アウトカメラ広角1,220万画素24mmF1.7/超広角1,220万画素16mmF2.2 /望遠1,220万画素60mm F2.4 インカメラ1,220万画素F2.0 |
バッテリー容量 | |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
eSIM | 対応 |
重さは4gほど増えてます。
望遠レンズはXperia 5 IIIだと70mmF2.3と105mmF2.8の焦点距離に対応している仕様だったのですが、Xperia 5 IVだと60mmF2.4のみになりました。
デジタルズームを使えばXperia 5 IVにおいて最大180mm(7.5倍)撮影ができますが、IIIだと最大300mmということでここも上限減ってますね。
望遠撮影をめっちゃ使うならXperia 5 IIIの方が焦点距離2つに対応している分有利なのかもしれない。(私はXpdriaでそんなに望遠使わないから正直実用面でそれほど困らない気はする)
Antutuベンチマークテストをやってみた
いつものようにAntutuベンチマークテストをやってみた。
Xperia 1 IVだと707860点、5 IIIだと771730点でしたが…今回の5 IVだとどうでしょうか。
というか5 IIIのが1 IVより点数上なのやばいな。
940981点でした。
うん、そりゃそのくらいになるよね。Xperia 1 IVの結果は何だったんだ…?
ただし1回アプリが落ちて計測し直しになりましたXperia 5 IV。ちょっと不安定かも。
Geekbench5
Geekbench5はシングルコア1161点、マルチコアは3416点でした。
ゲームはプリコネ、ポケモンGO、アリスギアを普通に遊べた|ドルフィンウェーブは無理
(2023年8月21日にドルフィンウェーブ関連の記述を書き直してます)
私はスマホゲームを最近わりと頻繁にやってまして、遊んでるのはポケモンGOとプリコネ、ドルフィンウェーブ、あとたまにアリス・ギア・アイギス。
それぞれやってみましたが、ドルフィンウェーブ以外はとくに問題なく遊べてます。というか快適そのものですな。
初期状態だとどうやら120Hzリフレッシュレートになってないので注意。
そしてポケモンGOの動きが120Hz設定にしてももったりしててなにこれ?と思ったんですが、ゲームエンハンサーでパフォーマンス有線にしたらなめらかになりました。
ゲームやる人はこの設定オンにしたほうが良いですね。HSパワーコントロールも長時間ゲームをするなら充電ケーブルに接続しつつ活用してみるのがおすすめ。
平日の昼間からソシャゲ延々やってるとなんか人としての低みに登った感じがするぜ!
ドルフィンウェーブやってるとそこそこ発熱はありました。多分Snapdragon 8 Gen 1のパワーによりやむを得ない部分だと思われます。
Galaxy S22 Ultraより相性良いっぽくて動作の快適さで勝ってた感じする…と購入直後時点では書いてたんですが、実際ずっとやってたらその厳しさがわかってきた。
バトル以外であればまぁ普通くらいの動作するんですが、バトル開始すると本体が異常なまでに発熱します。壊れたのか?と思うレベルで極端かつあっという間にアチアチになってしまうのだ。
発熱したうえに挙動がローエンドスマホで3Dゲームやってる時みたいなガタガタの動きになります。設定で画質を最低に下げたところで意味無し。
で、最終的にゲームも強制終了に。
これXperia 5 IVだけではなく、Xperia 1 Vでも同様だったのでドルフィンウェーブとXperiaシリーズの相性が極端に悪いのかもしれません。
他のゲームはまぁ許容範囲内の動作してくれてますが、ドルフィンウェーブについてはヤバいので遊んでいる人はXperia選ばないほうが絶対に良いです。(追記終わり)
あとは…縦長の極みのディスプレイなので基本ゲーム中に黒帯は出る点に注意。
Xperia 5 IVのカメラで色々撮影してみた
Xpeira 5 IVの魅力はなんといってもカメラ!ということで、色々撮ってみたぞ。
青空撮ってみた。
本当に専用のカメラで撮った感じの質感で、スマホっぽさがあまりないのがXperiaの最近のカメラの魅力ですな。
撮影時に自分で明るさやホワイトバランスを調整してると「スマホ任せでなく俺が撮った」という達成感もある。
最近ブックオフでクーポンの使い道に困ってて、ToLOVEるをひたすら買い漁る謎のチャレンジを行ってます。
その辺の木。
望遠ズームで鴨。
フィギュアもこんな感じでキレイに撮影可能だ!ちょっと明るさ上げすぎたかも。
手動で設定する場合こういった細かい調整の試行錯誤は必要になってくるので、キレイに撮影できる代わりに手軽さはどうしても他のスマホより劣ってはきます。
写真をXperia 5 IIIやPixel 7 Proと撮り比べ
<Xperia 5 IV>
私は青森でしか売ってない工藤パンの「くるみだいすき」という蒸しパンを25年以上食べ続けてるんですが、それに比較的近いやつがついにセブンプレミアムで登場したので買ってきた。
もはや金がマジでないので外食すらしないというね。
こいつをXperia 5 IIIでも撮ってみましょう。
<Xperia 5 III>
設定はどっちも同じにしてるけど5 IIIの方がやや明るさが強いというか白っぽいかな。
<Pixel 7 Pro>
そしてこれがPixel 7 Proですが、なんか全然違うな!自動で撮ってます。
一番肉眼で見た時に近いかつ美味しそうに撮れてるのはXperia 5 IVで、次いで5III→Pixel 7 Proかな。
これLEDライトの照明当てて撮ってるので、ホワイトバランスをそれ用に調整できるXperiaの方が自然に写せてるんだと思います。
<Xperia 5 IV>
花も撮ってみた…んだけどピント合わせイマイチだったなコレ。
<Xperia 5 III>
どっちもキレイではある。
ズームの最大倍率を比較してみる
<Xperia 5 IV>
Xperia 5 IVはここから…
ここまで寄れます。
<Xperia 5 III>
Xperia 5 IIIだとさらに近くまで寄ることが可能。
やっぱり望遠性能はXperia 5 IIIの方が高い感じですかね。
ただし最大倍率だとやっぱり画質は微妙になってくるのでなんとも言えない。どちらかというとXperia 5 IVの方が最大倍率時の残念感低い気がする。
屋内においてBASICモードとプログラムオートで撮り比べ
Xperia 5 IVのカメラでも撮り比べです。
<BASICモード>
Xperiaの最近のハイエンドは手動で細かい調整をするプロ向けモードがやっぱり目を引くわけですが、実際問題スマホでの撮影ってもっと手軽にやりたいこともありますよね。
設定いじってなければBASICモードという、他のスマホみたいな普通の自動で全部調整して撮影してくれるモードが起動します。それで撮ってみたのが上の写真。
もう少しクリーム色っぽい色合いが肉眼で見たときの背景なので、やや白っぽく調整されています。
とはいえ普通にかなりキレイだと思う。無理にプロ向けの手動調整モードを使わなくても良さそうですね。
<明るさを+1にしてホワイトバランスを蛍光灯にして撮影>
モードを切り替えて蛍光灯設定にして明るく撮ってみた。
おお、背景が肉眼で見たときの印象により近付いてる。
このように拘る人はお好みでプログラムオートとかの細かい設定できるモードを使ってみる感じにしつつ、普段は無理せずBASICモードでテキトーに撮ればいい気はしてきた。
そしてこの被写体の横にフィギュアとか色々落ちてる結果影が写り込んでいるのを直さないでそのまま進めるスタイル、我ながら非常に良くないですね!
(追記)動画は撮ってるとすぐ熱でカメラがダウンします。
この項目は2023年8月21日に追記しております。
動画は5分くらい撮影してたらもう発熱で撮影不能になるくらいには厳しいです。
動画のクオリティ自体は非常に高いんですが、普通のフルHD画質とかでも撮影できる分数が短いので、動画をバリバリ撮るならiPhoneがおすすめです。(せめてAndroid内で勧めたかったんだけどGalaxy S23 Ultraとかでもどうしても夏場は厳しかったりするので、夏でもある程度長時間撮影続行可能なiPhoneを勧めざるを得ない)
Xperia 5 IVの使用感をXperia 5 IIIとも比較しつつまとめる
ここからは、その他のXperia 5 IVを使っていて感じた良かった点・悪かった点をXperia 5 IIIとの比較も取り入れながら書いていきます。
持ちやすさと軽さは満足度高いが使いやすさはイマイチな点もある
私はGalaxy S22 UltraとかPixel 7 Proみたいな大画面スマホを使うことが最近多いわけですが、Xperia 5 IVの軽くて細長い本体設計はこれはこれで素晴らしいですね。
しっかり握れるし、長時間持ってても疲れません。
ただし細いので片手で操作してると手のひらの肉が誤タッチを発生させることがあり、例えばYou Tube再生した状態で台所に行って洗い物をしようとしたら関連動画がタップされて動画切り替わったりします。
また非常に縦長な画面なので、画面端までは指が届かないですね。
これは5IIIと同じ難点って感じ。
重さはXperia 5 IIIより重くなってますが、まぁ明らかに重くなってて使いづらくなったわ!みたいなことはなかったです。
画面端からの横スワイプの反応が微妙な気がするが多分保護ガラスのせい
Xperia 5 IVを使ってて微妙に感じているのは、画面端から横スワイプをしていわゆる「戻る」動作をする時に感度が良くないこと…なんだけどこれって保護ガラスがカスなせいな気もする。
5IIIや1IVでは感じたことないデメリットですし。
というかこの今回買った保護ガラス、画面端1mmくらい黒帯で隠れる仕様なのでそれでうまく端をタッチできてない可能性が高いな。ちなみに設定アプリでタッチを認識する範囲をいじれるので、最大状態にしてます。
画面は普通にキレイだが明るさ調整が微妙
Xperia 5 IVの画面は文句なしにキレイですね。発色が良いです。
解像度がXperia 1 IVと違って4K非対応ですが、まぁ4Kコンテンツをスマホで見ること自体あんまりないので大半の人は困らないとは思う。そもそも画面が小さめなわけだし。
ただし明るさの自動調整が微妙に不安定、iPhoneとかGalaxyと比べて明らかにスマホ側がどのくらいの明るさにしようか迷ってるときがあります。
スピーカー音質は非常に高音質、BRAVIA COREアプリでの映画視聴時に満足度高し
Xperia 5 IVのスピーカー音質は文句なしに最高。
5 IIIもかなり良かったと思いますが、明らかに音がなんというか…より透き通りつつ重厚な感じになっているというか…。同じ動画再生して聴き比べてみたら衝撃受けました。
今回は筐体の振動を抑えて左右からしっかり出す感じに調整されてるのでより進化してるっぽいことが公式サイトにかかれてました。
先日レビューしたPixel 7 Proはハイエンドとしてはやや物足りない音だったんですが、Xperia 5 IVはずんだもんとかですら明らかにクリアーな音に聞こえる。
1 IVとか今回のXperia 5 IVといったハイエンドXperiaはBRAVIA COREのアプリで映画を1年間自由に楽しめるという地味に豪華な特典があるんですが、映画の音の迫力とか凄いですよ。
BRAVIA COREはアプリの挙動が怪しいという難点がありますが、ヴェノムとかスパイダーマンとかゴーストバスターズとかジュマンジみたいな映画を見放題なり5個まで引き換えで自由に視聴できたりするので活用したいところ。
やっぱりXperiaのスピーカー音質は最高ですな。
ここのためにIIIから買い替えるべきか?と言われるとアレですが、結構感動すると思いますよ。
バッテリー持ちは今のところ普通だが今後どう感じるかは未知数
Xperia 5 IVのバッテリー持ちはとりあえず今のところとくに悪い印象もなければめっちゃ長持ちって感じでもないです。Xperia 5 IIIと変わらない感じ。
Xperia 1 IVは使ってるとけっこう持ちが悪く感じられたんですけど、Xperia 5 IVはどうなんでしょうか。CPUは同じですけども。
とりあえずもう少し使って検証してみたいと思います。
デュアルSIM対応かつ他社の周波数帯にも対応しているありがたさ
ここはXperia 5 IIIから大きく進化した点で、Xperia 5 IVはeSIMによるデュアルSIMを利用できてなおかつソフトバンク版でもauやドコモ回線で使いやすいように他社の周波数帯を使えます。
ただしドコモの5Gで使われる「n79」にソフトバンク版は非対応なので、ドコモ回線の5Gを活用したいならドコモで買ったほうが良いですねこいつ。
まとめ
というわけで、うっかり買ってしまったXperia 5 IV。
Xperia 5 IIIと似たような内容ではありますが、まぁ今から買うなら普通にXperia 5 IVでいいと思います。退化したっぽい雰囲気だったカメラも普通にかなりキレイだし、スピーカーの音が良いし。
何よりもデュアルSIM対応やソフトバンク版でも他社回線で使いやすくなったのは大きな進化点。まぁ実際Xperia 5 IIIにIIJmioのドコモ回線SIM入れても普通に使えてはいましたが…。
しばらくメインスマホとして、こいつを使っていこうと思います。
2023年8月21日追記:結局のところ挙動は怪しいかな…!
ここからは2023年8月に追記しています。
Xperia 5 IV、端末のデザインやスピーカー音質、画面の画質、軽さなどは本当に良いんですが、やっぱり挙動の方が怪しいかな。
なんかYouTubeでサムネイル画像作ろうとして動画スクショしたりするとそれだけで固まるときとかあるし、ゲームも先程書いた通りドルフィンウェーブとの相性が最悪。
Galaxy S23 Ultraが発売される直前にしばらく手持ちのGalaxy S22 Ultra売ってこのXperia 5 IVをメインスマホにしてたときがあったんですが、けっこうな地獄でした。
サブスマホとしてたまに使う程度なら十分おすすめはできるけど、メインスマホとしてこいつを使うのは厳しいな…。