基本いつの時代でも賛否ある仮面ライダー作品ですが、今回の『シン・仮面ライダー』もまた同様というか目に入るのほぼ「つまらない」系の感想。
私は公開日に見て面白すぎたので昨日もう1回見てきたんですが、それはそれとして世間の文句もまぁわかるということで、私なりのシン・仮面ライダーに関する見解的なものをまとめてみようというのが今回の内容です。
完全に映画の内容に触れてるのでまだ見てない人は見てから読んでくれよな。
なお今回はそこそこ冷静に作品の善し悪しを語る感じになってますが、映画を見た直後の感想については動画になっているのでそっちをご覧いただければ。(途中からワンピースの感想になるので途中まででいいです)
あとFigure-rise Standard買ったので、それの動画やブログ記事もあるぞ。
目次
シン・仮面ライダーとはどんな作品だったのか?私の考える魅力
シン・仮面ライダーは、ざっくり説明すると「テレビと石ノ森章太郎萬画版の仮面ライダーを庵野秀明がちょっとアレンジしつつ2時間にまとめたやつ」でした。
シン・ゴジラはゴジラを現代日本っぽい世界観でリアルな雰囲気に展開させた完全に新しい作品、シン・ウルトラマンはテレビのウルトラマンをシン・ゴジラ的な新解釈を入れつつ映画にした作品って感じでしたよね。
シン・仮面ライダーはそいつらよりもかなりリアリティ的な部分が抑えられていて、テレビとか萬画の仮面ライダーの感じにだいぶ近いと思われます。
というか、むしろテレビのライダーより部分的には現実離れした内容になってるかも。
ストーリー的な部分のここが良かった
怪人がいっぱい出てきて、それぞれと順番に戦っていくという構成が私は非常に面白かったです。
テレビの仮面ライダーは毎週(たまに2話完結で)違う怪人が出てきて作戦を展開・それを叩き潰すという非常にシンプルな内容でした。
今回のシンではそういう単発回的なものをひたすら見せていくストーリーということで、「色々な回を楽しめたなぁ」みたいな感じだったんですよねシン・仮面ライダー。
ショッカーが1つの大きな計画を展開してそれを倒すみたいなやつは既に仮面ライダーTHE FIRSTとかNEXTでやってますけど、この場合その大きなネタがつまんないともう厳しい感じになります。(というかなった)
今回のシンは複数の怪人が各々で作戦を展開、個別にライダーと戦っていくので、色々な舞台で色々な能力の怪人の話を1つの映画で楽しめるのが愉快でした。
あと初代ライダーをやるにあたっては流石にないと問題あるであろう改造人間の悲しみ的なものをくどくない程度に細かくやってたりとか。
アクションシーンについて
クモオーグ戦は概ね普通のスーツアクターのアクションが展開、ライダーの持つ圧倒的な強さをバイオレンスで重い感じに戦闘員をぶち殺すことで表現しつつクモオーグが軽やかな動きでそれを避けたりみたいな内容。
その後のコウモリ~ハチ~2号|ショッカーライダーはけっこうCGとかで表現したアクションが多いって感じですね。
アクションシーンについては後で諸々の不満も書きますけど、似通った戦闘を繰り返してなかったのは映画全体で見るとどちらかといえば良かったんじゃないかとは思います。
コウモリは空の敵に対してどう立ち向かうのかを手短にやったり、ハチオーグは武器を持ってのアクションや生身での戦いをしたり、2号とはドラゴンボールみたいな空中バトルをして0号とは泥仕合と。
昨日2回目見たら時間的にはあっさり終わるコウモリオーグ戦がわりと爽快感あって面白かった。
シン・仮面ライダーのここが微妙とされている→自分的にはどうだったのか
反対に微妙な点について。
この項目では「世間的な評価」とそれに対する私の考えみたいなものをまとめていくぞ。
ストーリー内容について
先程私が面白かったと思っている点が世間的にはそのまま欠点とされている感じがありますね。
「映画なのにテレビの総集編みたいなのを見せられている」「散漫で人物描写も薄い」みたいな。
確かに言われてみると、「2時間の劇場用大作映画」を見に行ったのに「30分のテレビドラマ4~5本」みたいなのを見せられたらがっかりする人も多いかもしれん。
私が公開前にシン・仮面ライダーに期待していたのは「テレビのライダーをそのままやるやつ(ショッカーが人殺したり洗脳して操ったりしてライダーが基地に突入して叩き潰す)」で今回のは完全にそれそのものだったんですが、世の中の大半の人はそんなこと思うわけないわな。
例えば本郷猛がショッカーに拉致されて改造されたという部分、私とかみたいなマニアや当時仮面ライダーを見てたおじさんなら全部概要知ってるので飛ばしても問題ないですけど、一般向けに映画を作るなら「みんな知ってるからいいよね」で飛ばしちゃ駄目ですよね。
これのせいでなんか「1話のBパート以降の途中の回をまばらに見せられる」みたいな内容になっちゃってるし、なんかマニアの驕り的なものが出ちゃった感じ。
あとサソリオーグパートは、ライダーと戦ってないせいで本当に尺の無駄みたいになってるかつ内容もキューティーハニー的な浮いたものになっててちょっとな。(展開的には毒を押収したからハチを倒せたということになるんですけど、その説明のためだけに残すにしては時間使いすぎですよね)
サソリの毒にライダーは弱いみたいな説明入るので、余計に「じゃあそんな強敵と戦うシーンあったら面白そうじゃん」ということで消化不良度高まりますね。
そしてショッカーの設定周り、人工知能が判断してどうとかロボット作ってどうみたいな部分ごちゃつきすぎなのはあんまり良くないと思います。
人工知能のIがいるのはいいとして、そいつがJを作ったらJがKにアップグレードされてとかいる?
そもそも本来ヒーローだったロボット刑事を敵にされても別に面白くないかつ、私はそもそもアレと戦うと思ってなかったですけど普通に見てたらなんならラスボスっぽいのに放置したまま終わるのも「あれなんだったんだよ」感はありますね。
人物描写について
人物描写については結構不評な印象ですが、一応ほとんどの部分において最低限話を理解して没入するための描写・説明は揃ってるんじゃないかとは私は思います。
本郷とルリ子さんの関係なんかは十分だと思う。とくに無駄がなく不足してる感じもなし。
ルリ子さんとショッカーの方々との関係も会話のやりとりを聞けば概ねどういう関係だったか知るのに十分なんじゃないかと思うんだけど、具体的に映像で表現されているシーンがなさすぎるのはまぁよろしくはないかもしれん。
全体的に「テレビの30分で終わる回ならこの程度でOK」な感じの説明度合いで、各怪人のパートが実際20分くらいで終わるから配分としてはベストだと思うんだけど映画としてはこれでいいのか…?みたいな感じか。
コウモリオーグなんかはアレで十分だと思うけど、ハチオーグは昔の友人みたいなもんということでせめて過去のシーン30秒くらいは欲しかったですね。その程度は昔の特撮ものでも普通にやるし。
多分そもそもの出す怪人を絞って、そいつのドラマを濃くしたほうが世間的には良かったんでしょうね。
イチロー兄さんについては流石に私も描写が全然足りてないと思います。
過去に何があってショッカー入りしたのかは映画内でも一応最低限説明入ってますけど、あまりにもルリ子さんとの関係に関する描写が少なすぎて最後説得して作戦を諦めるところが説得力に欠けると思う。
しかし難しいのが、こいつ(イチロー)の話これ以上見たいか?と言われると私はべつに見たくないですかね…。
仮面ライダーが出てきて怪人を倒すのがメインの作品ということで、敵の説明に長々と時間使われてもまったく面白くないと思うんですよね。私的には。
現状でも「兄が狂ったから妹がライダーとともに止めに行く話」ということで非常にシンプルではあるんですが、イチロー兄さんとショッカーの組織周りについてはなんかもっとうまいことやれんのかな的な感じはある。
なおスピンオフ漫画にショッカー周りほぼ丸投げされてるわけですが、これは映画内だとよくわからんまま死ぬクモとかサソリとかを補強する分にはいいんだけど、イチローに関してはこっちに全部投げるのは良くないんじゃないかと。
あと昨日改めて見返して思った微妙な点としては、同じセリフを何度も繰り返して印象付けたりセリフを逆転させて考え方の違いを表現したりみたいな部分が実写だとすげぇわざとらしくて微妙ですね。
アニメなら違和感薄れると思うんだけど、生身の人間が演じるドラマでやられると「言わされてる感」が酷い。
本郷猛が優しい青年であるという部分も、見てればわかるのにセリフに何度も出す感じなのはくどいかなぁという印象はあった。
あとマスク着けてたらセリフ聞き取りづらい(とくに終盤)のは良くない方向でリアリティ出してきてるなと思った。
分かりづらい専門用語の多さ
プラーナ、ハビタット世界などなんか耳馴染みのない専門用語が多く出てくる本作。
一応最低限雰囲気が分かる説明が入ってくることがほとんどではあるんですが、1回見ただけだと理解しきれない感じです。
ライダーのマスクの改造とかも何をやってるんだか初見時にわかりづらい。
しかも連呼してくるんですよねプラーナとか特に。
それもだいたい会話で説明されるだけなので、なかなか頭に入ってこない。
初見時は正直よくわかんなくてもいいやつだろうと思ってなんとなく聞いてたんだけど、わりと最初から最後までプラーナとかに関する話は入ってくるので聞き流したらあんまり良くないやつだった。
2回目の視聴である程度ざっくり理解しましたが、普通の人は繰り返して同じ映画を何度も見ないので、単純に意味不明な話を延々され続けるつまんない大学の講義みたいな感じになってるのが難点。これはつまんないと思われても仕方ないやつだと思う。
プラーナってざっくり生命エネルギーみたいなもんだと思ってたら、最終的になんか魂もそこに含まれていて肉体滅びても普通にそれが残るし場所の移動とかもできるという。なんやねんこれは。
プラーナやハビタット世界みたいな部分にリアルさはあまり感じられず、SFというかファンタジー的なムードで私もちょっと「なんやねんこれは?」という感じではありました。
無駄にわかりづらいし昭和ライダー的でもないですよね。ここは庵野成分が強く出てるのか?(イチローの作戦って人類補完計画みたいなもんだし)
石ノ森漫画の短編とかのやつっぽいネタと言われればまぁこんなのもあるような(キカイダーの文庫の最後に入ってるやつとか)…って気もしなくもないけどこんな理解不能なワード頻出するような感じでもないと思うし。
あんまり専門用語入れずに、もっと単純でわかりやすい内容になっていた方が良かったなぁと普通に思います。
この点はシン・ゴジラとかシン・ウルトラマンだとそれほど問題なかった気がする。
難しい言葉を使って小難しい雰囲気を出せば持て囃されるみたいなのは令和の時代だともう終わってるんじゃないか?ちょっと独りよがりな感じというか…。
そういえばリュウソウジャーの終盤とか敵が今回のイチロー兄さんがやろうとしたようなことを敵がやってきてましたが、あれは映像でちゃんと具体的にどうなるのかとか描かれててもっとわかりやすかったな。
アクションシーンについて
スーツアクターとか俳優の人がやる普通のアクションシーンは序盤と終盤くらいで、あとはなんかCGメインの現実離れしたアクションが多くて、CGがしょぼいとか色々不満出てるわけですが。
先日のドキュメンタリーでめっちゃリアリティにこだわってるわりに途中からCGの現実離れしたアクションばっかりになってるのは、まぁあのドキュメンタリーに映ってる部分が全てではないとはいえなんか「なんで?」とは思いますね。
先程書いた通り各戦闘シーンの内容が似通ってないのは良い点だと思うし、ハチオーグとか2号戦は普通に渡しとしては好みなんですけど、リアル感はないんですよねCGアクション。
そしてドキュメンタリーでめっちゃ知らないライダーと戦闘員やショッカーライダーのアクションシーンが撮影されてたのは、やっぱり「あるなら普通のスーツアクターの人とかがやってる戦闘のほうが見たいんだが…」とは思ってしまいます。
2時間の尺に納めるにあたって「他の戦闘と似通ってないシーン」みたいなのを厳選したら仕方なくああなったって感じですかね?
ショッカーライダー戦については流石に私でも映画本編のは「せいぜいPS3程度のCGだな…」とガッカリする感じだったので、普通の明るい場所でのスーツでのアクションが見たかった…。
トンネルをChoo Choo TRAINしながら走行してきたショッカーライダーがライダーを取り押さえて至近距離からマシンガンでヘルメット撃ちまくるくだりはなかなか怖さが出ていて好みですけど。
あとショッカーライダー戦暗くて全然見えないみたいに言われてて「そんなに?」と思ってたんですが、昨日見返したら確かにダブルライダー揃ってからのアクションはマジで何やってるんだかわからないですね。
それ以前のバイクで襲撃してくるとこしか覚えてなかったので、そんなに画面暗くないイメージになってたようでした。
そしてCGバトル、思うに「CGバトル」な時点でやってることそのものが違ってても全部同じに見えちゃうみたいな感じはあるかもしれない。
「CG」はそれだけでジャンルになっていて、どんなにそれぞれのパートで奇抜なことをやってても全部CGだから同じだよねみたいな。
普通に生身のアクションでありつつアクション内容が怪人ごとに差別化されている、みたいなのをやってくれるのが一番満足度高かった感じがある。
チョウオーグ戦については、なんかもう普通に良くなかったです。
死にものぐるいでお互い戦ってるからああいう内容、というのはわかりますが…
単純に地味で格好悪いので、ヒーローが格好良く戦うアクションシーンを見たくて映画を見に来てるのに最後に見せられるのがコレというのは…。
シン・ウルトラマンの最終決戦もゲームのイベントムービーみたいな感じで大概盛り上がりに欠けましたけど、アレよりさらに面白くないという。
ドキュメンタリー見るにあのシーンの撮影の地獄感めっちゃ高いので、あんなに苦労したのに出てきたのが観客的には何も面白くないやつなのがよけいに辛い。ドキュメンタリー、総合的には見なきゃよかった度が高い。
そして泥仕合に至るまでの流れも不自然というか、チョウオーグの弱体化が唐突すぎる。
バイクで背景壊したからエネルギー供給できないというのは事前に描写あるんですけど、一旦本郷と一文字がマスク外れて倒れるとこまではめっちゃ余裕だったのに休憩しながら作戦練って復帰した辺りで急にバッテリー残量1%くらいまで落ちるのがなんとも。
最後の決め手のマスクかぶせて妹と対話するやつも、妹と兄の関係性が本当に最低限しか語られてないからなんか画面内で盛り上がってるけど我々は全然入り込めないんだが…という。
余談:萬画版仮面ライダー、みんなそんなに好きなのか?
今回のシンも案の定石ノ森章太郎の萬画版から持ってきた要素がそこそこあったし、過去にも春映画を中心にビッグマシンとか執事の立花藤兵衛とか使われることがありましたが。
あの萬画版ってそんなに何度もネタ引っ張ってくるほど世間的に需要大きいのか?という違和感が正直あったり。
べつに私は萬画版嫌いでも好きでもないですけど、そのネタ持ってこられてもべつに「あー萬画版のネタだね」と思うくらいでそんなに面白いとも思わない感じが。
私の周り(世代)でたまたま評判良くないだけで世間的にはめっちゃ人気なのかな?萬画版。
萬画版の方がテレビの仮面ライダーより好き!みたいな人見たことないけど。
そもそもライダーの映画系でよく出てくる萬画版のネタって、本当にただ用語とか舞台設定が出てくるだけというか…面白くアレンジされて消化されることがないですよね。
今回のもショッカーライダーの感じとかオチが萬画版ネタでしたけど、前者はともかく後者はなんか微妙かな。シーンとしては最後会話しながらバイクで走り去って終わっていく映像雰囲気いいんだけど。
死んだのに精神(プラーナ?)がマスクに残っててみたいな概念、一応この辺のしくみを構築する説明が途中に入ってきてたと思うけどなんか現実離れし過ぎだし違和感が。
本当に萬画版の2号と交代した時の要素を入れたいだけって感じ。
普通に本郷の思いを受け継いで一文字が戦い続けるでいいじゃんと思ってしまった。
そもそも本郷が最後に死ぬ必要性もあんまり感じないんですよねこの映画。萬画のネタ使ってマニアを喜ばせるためだけに殺したように見える。
一文字という新たな友達を得た本郷が2人でバイクに乗って走り去っていくでもなんの問題もないような。
なんつーか萬画版のネタを引っ張ってくるのって、マニアをニヤリとさせる以上のことが発生しないのでコレ以上はやらんで欲しいかなぁと思う。
そもそも3号とかヒーロー大戦とか含めてこれまでに彫り尽くしてるのでもうやらないか。
強いて言えばオマージュで萬画に興味を持った人が少しでも出れば萬画が売れて石ノ森にお金が入るのがメリットかな。
まとめ
100点満点中90点くらい行ってる私でもわりと記事にするにあたっての不満点は出た。
私はこの映画を珍しく加点方式で見てた(事前の期待値が0だったこともあり)のでこの点数ですが、減点方式だとまぁ減点ポイントが多すぎて30点くらいまで下がってはしまうかもしれん。
世間の不満にも正直概ね「たしかにそこはそう思うのも無理はない」「全面的に同意」みたいな感じではあるのがなかなか悩ましいですな。
結局、「シン」として全く新しい仮面ライダーが出てくるのをみんな期待してたのに結局は昔のネタのオマージュばっかりというのが自分としては別にいいけど世間的には良くなかったのかもしれん。
シン・ウルトラマンの時点でだいぶ「元のネタ引っ張ってきてるだけじゃん」感強くなってたのに、そこからさらに元ネタ寄り度が上がるという。
私としてはシン・ウルトラマンはなんだか中途半端に感じたので、オマージュ的なものに徹した今回のシン・仮面ライダーのほうが開き直ってて良いかなとも思ってるけど。
さっき書いた「石ノ森萬画版要素いる?」のとこで書いた「マニアが喜ぶだけじゃん」が今回の映画全体に言えるやつって感じですかな。
私は今回の映画においてテレビのライダーの感じをリスペクトしてる部分に対してはたまたまなんの不満もいだきませんでしたが、世間的にはそこも込みで「もっとちゃんと再構成して映画にしろや」ということなんだろう多分。
そしてさっき私が石ノ森萬画版そんなに好きか?と書きましたが、初代仮面ライダー自体が凄い好きな人ってわりと当時見てた世代に偏ってる気もする。
やってる時期長い分平成ライダーのが多分世間的な需要大きいので、あえて昭和の初代のみ徹底的にリスペクトされても「俺は興味ないんだけど」になりそうだな。(そして興味あってもそれそのまま見せられてもただのパロディやん…になる人がそれなりに出る)
「電子レンジマン」個人としては本当に大満足だったんですけど、仕事として批評書かされるならその時はけっこう厳しい評価にはなってしまう、そんな映画でした。
ネタバレ記事なのでいないと思うけど、まだ見てない人は自分の目でこの映画が良かったかどうか確かめてくれ!