AQUOS sense4のSIMフリーモデルを予約購入し、無事到着しました。
今回はAQUOS sense4を実際に開封して外観を眺めつつ、実際に使ってみての感想をまとめていきたいと思います。
AQUOS senseシリーズは毎年多機能でサイズも大きすぎず、バッテリーも長持ちする良い感じの端末を出してくるんですが…、弱点がCPU性能だったんですよね。
しかし今年のAQUOS sense4ではCPUがSnapdragon 720Gという、Redmi Note 9Sでも使われてたそこそこ性能が良いものが採用されています。
最大の弱点をスペック上は完全に撤廃してきたsense4、シャープの本気が伺えるので発表時からめっちゃ気になってました。
ドコモモデルは既に出てから少し経ちますが、11月27日発売のSIMフリーモデルではDSDVに対応。つまりSIMカードの2枚挿しに対応してきています。
目次
AQUOS sense4を開封して外観をチェックしてみる
今回はライトカッパーを購入してみました。アルミ製ボディで質感がかなり良い感じ。
冬の時期だとめっちゃ冷たくなるので、気になる人はケース買った方が良いですが…
AQUOS senseシリーズ以外だとあまりこの銅色は出てないので珍しいため、昨年のsense3でも同じ色買ってたりします。
かなり明るめでややピンクっぽくも見えるので、男性は黒とかシルバー系のカラーのほうが満足度は高いかもです。
画面上部が音量、その下がGoogleアシスタントボタン、一番下の本体側面真ん中にあるのが電源ボタンです。
Googleアシスタントボタン、いるか?というのはよく言われてますが、私もいらないと思います。どうせしゃべって使う機能なら、使いたきゃOK,Googleって言えばいいわけですし…
指紋センサーは本体画面側に、充電端子はUSB-C
AQUOS sense4の充電端子はUSB-Cで、指紋センサーは画面の下にあります。
AQUOS sense2くらいの頃から思ってるんですが、この指紋センサー位置が下過ぎて押しづらいです。
縦長大画面の時代にこんな下の端まで指持ってくのキツいよ…!
顔認証も使えるので、無理に指紋認証しなくても良いようになってるからそこまで問題はないですけどね。
イヤホンジャック搭載!
イヤホンジャックが本体上部に搭載されてます。
つまり有線イヤホンが使えるわけですね。
下部だったらより良かった感じはありますが、付いてるのはありがたい。メインスマホのPixel 5が非搭載で地味に困ってます。
しずく型ノッチ液晶採用、IGZOディスプレイ
画面はいわゆるしずく型ノッチタイプで、画面上の真ん中にインカメラが入り込んでる形状です。
基本的に通知バーが表示されるスペースなので、実用上不便なことはとくにないかと。(個人的にはPixel 5などのパンチホールの方が最先端感あって好みですが)
ただし横持ちタイプのゲームアプリだとこのインカメラ列に何も表示されなくなって、ちょっと画面狭くなってしまいがちなのが弱点だったりします。
なお画面は有機ELではなく、シャープのスマホがよく採用しているIGZOディスプレイ。
省電力に貢献していることに加えて、画面の色合いが鮮やかなのでけっこう好みだったりします。
SIMスロットの2つ目はmicroSDカードスロットと共通
AQUOS sense4のSIMスロットは爪で引っ掛けてすぐ引き出せる方式で、頻繁にSIM差し替える私的にはありがたい仕様です。
AQUOS sense4は2枚のSIMを使えるDSDV対応ですが、2つ目のSIMスロットを使うとmicroSDカードを使えなくなる排他仕様なのは惜しいポイントですね。
本体ストレージが64GBと最近のスマホとしてはやや少ないので、できればトリプルスロットにして欲しかった…。
私は長年ストレージそんなに使わない派だったんですが、最近はプリコネで8GB弱使うから大容量重視派に転向してます。
本体サイズはそこそこ小さめ
iPhone 12 miniやPixel 4と並べてみました。
流石に12 miniよりは大きいですが、最近のスマホとしては十分コンパクトな部類かと。Pixel 4より若干横幅広い感じですね。
AQUOS sense3よりも大型化はしてるので、小ささ最重視ならあえてAQUOS sense3という手もあるにはあるけど性能は4のが上。
SIMフリーモデルには充電器が付属!保護フィルムやケースは購入が必要
AQUOS sense3でもたしかそうだったんですが、AQUOS sense4のSIMフリーモデルには急速充電器が付属してます。
iPhoneすら充電器を付属させなくなってしまった2020年、シャープはここからスマホを始める人や充電器が壊れてしまった人にも優しく手を差し伸べてくれるのです。
ちなみにAQUOS sense4の充電時間は、SH-AC05という付属充電器で150分とのこと。
なお今回、ケースと保護フィルムはとくに買ってません。安い機種なので本体のみで使っていく予定。
保護フィルムを買う場合は、以前Pixel 5版を使ってみてなかなか満足だったPDA工房のPerfectShield辺りが良さそうに思ってます。
反射を抑えて、いつでもどこでも画面を見やすい状態にできるのが良かったです。画面の鮮明さはちょっと薄れますが…。
ケースは安定のSpigenかなぁと。シン・フィットが出てれば迷わず今回の本体購入と合わせて買ってたんですが、まだ出てないみたいです。
AQUOS sense4の使用感まとめ
AQUOS sense4を使ってみてどうだったか、スペックやカメラ性能など含めてまとめます。
サイズはちょうど良い、重量はちょっと重く感じる
AQUOS sense4の本体サイズは、大きすぎず小さすぎずでちょうど良い印象。
やや横幅はあるので、ケース着けると気になりそうな感じはある。
重量は177gと、サイズを考えると重めに見えますが、実際重くは感じました。
その分バッテリー持ちは向上してると思われますが、160g台くらいまで抑えてくれればなお良かったかなと思います。
スピーカー音質はイマイチ、本体の振動の感触がアレ
AQUOS sense4はモノラルスピーカーで、音質は正直良くはないですね。
GoProに外付けマイク付けて撮った動画とかもかなり微妙な音に。せっっかくメディアモジュラーとか用意して撮っても聞く側がこの音質だとアレだな…!
起動して最初に音出た時にも「あぁ…」みたいな気分にはなった。
余談だけど、通知音系が軒並みやかましげな音楽(昔のガラケーに入ってるような)なのもイマイチだったりはします。
3万円台中頃から買えておサイフ・防水対応という充実仕様なので、スピーカー音質がある程度犠牲になるのは仕方なくはある…。
音量もちょっと小さいです。
しかしプリコネやってみると、音量さえ少し上げればわりとちゃんと音自体は聞こえる。
Pixel 5は音が塊のようになって出力されるので、何喋ってるか怪しくなる時がありました。
AQUOS sense4では音の内容はしっかり聞き取れてるので、総合的には許容範囲かなと。もう一声欲しいですけど。
イヤホンジャックがあるので、どうしても気になるならイヤホンもすぐ付けられますし。
うーむ、Pixel 5のスピーカーは何なんだ…?7万円台でアレはやはり駄目なのでは?
あとスピーカーが本体底面のみなので、横持ちでゲームする時ちょっと塞いでしまいやすいのは注意点ですかね。
なおAQUOS sense4 plusならステレオスピーカー対応なので、おそらくそっちのほうが音質はより良いんだと思います。
そして地味に気になったのが本体のバイブレーションで、なんか「ヌトッ…」とした振動が怪しくてちょっとストレス。
なんならこの振動の感触のせいで、スマホの挙動自体が実際と比べてだいぶ怪しく思えてくるレベルに変な振動のしかたしてる。
キーボード入力とかでの振動は、全部オフにしたほうが良いかと。(オフにしたらだいぶ快適になった)
AQUOS sense4の本体スペックは?Antutuベンチマークテスト結果や実際の動作
AQUOS sense4のスペックは、以下の表にまとめたとおりです。
Amazon価格 | 39,490円 |
CPU | Snapdragon 720G |
サイズ | 148×71×8.9mm |
重さ | 177g |
メモリ | 4GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素+1,200万画素+800万画素/インカメラ800万画素 |
ストレージ容量 | 64GB、microSDカード最大1TB対応 |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
画面 | 5.8インチ、1,080×2,280 |
おサイフケータイ、防水 | 対応(IP68、IPX5) |
性能を数値化できるAntutuベンチマークテストをしてみました。
Snapdragon 720Gの平均的な数値かなと。
Redmi Note 9Sは275920点だったので、ほぼ同じですね。
で、実際の挙動ですが…、Pixel 4aとかPixel 5と比べるとややもっさりした感じはあります。
Redmi Note 9Sと同程度~やや下くらいでしょうか。CPUスペックのわりにはそこまでなめらかでもない印象。
かと言って許容できないレベルでもないので、使ってれば慣れると思います。
ゲームはサクサク?プリコネやPUBGで遊んでみる
実際にゲームは快適に遊べるのか、例によってプリコネとかPUBGで遊んで検証してみました。
プリコネは2Dゲームですが、低スペックだと戦闘演出とかがだいぶガタついてヤバいので遊ぶならある程度の本体性能が欲しいところ。
AQUOS sense4はRedmi Note 9Sと同じくらいの滑らかさな印象、ボタン押した時に若干の間がある感じ。
戦闘グラフィックとかは普通に動いてるので、全然遊べる範囲だと思います。
PUBGはHD・高設定でプレイ可能。
たまに動きがガタッとすることはありますが、概ねなめらかにサクサク動いてました。(少し設定下げたほうがより快適になるかも)
CPU性能が上がった結果、だいぶゲームもよく動くようになった印象。
カメラ性能をチェックしてみる|Pixel 5と撮り比べ
AQUOS sense4、カメラの真ん中におサイフケータイのチップが入ってるんですね…。
ちょっと暗めな室内での写真はまぁ…って感じですね。
カメラアプリで撮影する時のプレビューがめっちゃ粗くて嫌になるレベルでしたが、実際に撮れる写真はそれよりはなんぼか見られる。
少し明るくすればなんぼか見られる感じに。
流石にこれだけじゃ記事として物足りなさすぎるので、出かけつつ撮影してみました。
外の花はそれなりにキレイに撮れてますね。
日差しが強めの状況で撮影。
風景とかを旅行先でちょっと撮る感じなら問題ないかと。
全体的にはPixelとかのがキレイに撮れる印象。(カメラ特化の機種はやはり強い)
なおAQUOS sense4は、低価格モデルであるものの望遠と超広角レンズ搭載です。
2倍ズームだとこんな感じ。
超広角レンズだとここまで広がります。
なお余談ですが、AQUOS sense4は標準だと「構図を収まりよくまとめた写真」みたいなのが自動で同時撮影される謎仕様。
端っこのほうがトリミングされた写真がやたら増えていくので、邪魔な場合はカメラの設定項目からオフにしよう。
夜景写真はイマイチ|Pixel 4aと比べてみた
AQUOS sense4のカメラで撮影した夜景写真がこちら。
マジで?ってくらい微妙。ノイズがやべぇ。あるいはなんか設定間違えちゃってるのか?また今後改めて検証してみます。
Pixel 4aでも撮ってみました。
こっちの方が全体的にバランス良い印象。光ってる看板とか、潰れることもなく見えてますよね。
食事写真をPixel 4aと撮り比べてみた
AQUOS sense4で撮影した食事写真がこちら。
やや黄色っぽい色が強調されてる印象。
そして下がPixel 4a。
こちらはかなり自然な色になってますね。
被写体との相性が悪かった感じもありますが、好みなのはPixel 4a。
IGZO液晶がキレイ
上はスクショなのでアレですが、AQUOS senseシリーズは毎回画面がけっこうキレイな印象。
安いスマホって画面の品質が値段相応なこともあるんですが、AQUOS sense4はシャープのIGZO液晶により見栄えの良い画面表示となっています。
プリインストールアプリが少なめ
地味にありがたい仕様。余計なアプリがあまり入ってません。
プリコネとPlayゲームは自分で入れたやつです。
ツールは見えてる4つが入ってるのみで、Googleアプリは下のような感じ。
ニュースとポッドキャストはちょっと余計ですが、そのくらいですね。
通知がしつこい
初期設定終えたばかりの最初だけだと思いますが、「こんな機能があるから使ってね!」みたいな通知がやたら来て鬱陶しいです。
使いたきゃ自分で使うわ!でもあまりスマホの機能に明るくない人的には、「こんな機能もあるんだ」と知れてありがたいのかもしれない。
おサイフ・防水対応はありがたい
おサイフケータイのiDとかSuicaで支払いができる店もだいぶ増えてきてるので、おサイフケータイ対応なのはありがたいですね。
まぁ私がよく行くヨークベニマルは、nanacoしか使えないのでもっぱら現金かクレジットカードで支払ってますが…(nanacoもスマホアプリありますけど、チャージがだるいから使ってない)
冬場は風呂でスマホいじって暇潰すことも多いので、防水なのも大変ありがたいです。
ちなみにおサイフ機能、電源ボタンを少し長押しするとGoogle Payが開くみたいな機能があるんですがあれはいらないかな…と思った。
まとめ
というわけで、AQUOS sense4でした。
重さとか若干のもっさり感とか、気になる点はちらほらあるものの全体的にはAQUOS sense3よりだいぶ改善された印象です。
とくにCPU性能の向上は、あまりお金をかけずできるだけサクサク動くスマホを手に入れたい人的に重要でしょう。おサイフケータイと防水にも対応していて3万円台でこのスペック、充実しているぞ。
個人的に次回の改善をお願いしたいのは…、指紋センサーの位置ですかね。下過ぎて使いづらいです。
安く多機能でそれなりに性能も良いスマホを手に入れたい場合は、AQUOS sense4を検討してみよう。