当サイト年始のメインコンテンツだったSurface Pro Xですが、売却しております。
色々と面白いタブレットPCでしたが、MacBook Air導入後「やっぱりコレはもういいか」と思い売却。
今回はSurface Pro Xの長期使用レビューをまとめていきたいと思います。
目次
国内情勢の変化で、Surface Pro Xを活かせる状況が失われた…
Surface Pro X、本当はもっと活躍できたはずなんですよ。
でも結局自宅内で完全放置になってしまった原因が、昨今の外出自粛ムーブメント。
売却の決め手になったのが外出自粛みたいなとこもあります。
Surface Pro Xはどのモデルもnano SIMを入れて、単体で通信できます。
挙動がスマホに近いため、スリープから復帰すれば既にネットに繋がっているのが魅力。
スリープ時の消費電力が少なかったため、電池持ちも良かったんです。
しかし!Surface Pro Xを1月末に買ってすぐに日本ではウイルス蔓延。
ほとんど外で使う日が来ることなく、我が仙台市は土日の外出自粛要請→最終的に国からの緊急事態宣言が。
私は普段ほぼ毎日喫茶店に行ってPC作業をしてたんですが、2020年3月以降は1~2回くらいしか行ってないかつ、それも10分程度飲み物飲むくらいになってます。
つまりSurface Pro XのメリットであるLTE対応と長時間のバッテリー持ちは、どちらも活かせる場面がなくなってしまいました。
一応5月現在は感染者数も減ってきて、来月くらいにはどの地域もおそらく緊急事態宣言が解除されると思うんですが…
それでもおそらく2020年中は、あまり外でダラダラ過ごすような生き方ってできませんよね。
Surface Pro Xのメリットを活かせない国内情勢は、おそらくSurface Pro X2みたいな後継機が出るくらいまで続くのでは?(そもそもこの特殊なPCに後継機が出るのか謎ですが)
やたら多いアップデートに辟易
WindowsPC、こんなにアップデート多かったっけか?
気の所為ですかね、なんかやたら長いアップデートが多くて使う度にイライラする日々でした。
「ChromebookもそれなりにアップデートあるしSurfaceとそんなに変わらないよね」みたいなことを以前なにかの記事で書いたと思いますが、圧倒的にSurface Pro Xのがアップデート多かった。
32bitアプリでもけっこう動かない
プリコネとかRPGツクールとか、手持ちの32bit対応ゲームが案外動かない。
元々そこまで熱心にゲームとかするわけではないので、手放す決め手にはなっていませんが、「この作業ならできるんじゃないか?」と思ったらできないことが多かったのはストレスと言えばストレスでした。
キックスタンド方式、自宅作業に不向き
せっかく手元にあるし自宅でももっとSurface Pro Xを使おうと努力したんですが、なかなか使いづらかった。
自宅にはメインのデスクトップPCがすでにあるため、Surface Pro Xは膝上デスクでもっと手軽に使いたかった。
しかしSurfaceはスタンドを立てて設置する方式、膝上の狭いデスクだとギリギリ。
↑これが私が普段使ってるやつです。
MacBook AirはノートPC型だから、膝上デスクでも使いやすいんですわ…。
タブレットとしての使いづらさ|文字入力しづらい
家で仕事用に使うのも微妙ということで動画再生や電子書籍閲覧、ネットサーフィンなんかに活用しようと思ったんですが、どうしても「やっぱりiPadでいいや」になる。
キーボードを外してソフトキーボードで動画検索とかしようとすると、とにかく文字を打ちづらいんですよ。
スマホ的なフリック式キーボードを画面に表示できるんですが、スワイプで「い」とか「え」とか打とうとしても全然反応しない。
1文打つのに2~4文字くらいやり直しになるので猛烈なストレス、結局キーボードを接続することになり、「タブレットになる意味とは?」と悩んでしまう。
Surface Pro Xよ、君の意欲は忘れない
スタンドとかの細かい不満点は普通のSurfaceシリーズと共通な部分も多いのでギリギリ許容範囲ですが、せっかくモバイル用途に強いのにモバイルできない世界になったのが致命的。
どうせモバイルしづらいなら、細かいストレスがなくて半額くらいで買える2020年モデルのMacBook Airでいいやになっちゃいます。
購入したこと自体はなかなか楽しめたので満足なSurface Pro Xですが、今後よほど国内情勢がまともになっていつでも外に出られるようにならない限りはおすすめしづらいです。
生まれるタイミングが不幸過ぎたのだ…。