購入当初からしっくり来ていなかったiPhone 11 Pro、ついに売却する運びとなりました。
なぜ私にiPhone 11 Proが合わなかったのか、理由を解説します。
あくまで私には合わなかっただけで、実際のところ必ずしも「11 Proが悪い機種」というわけではありません。
まだ持っていない人の場合、この記事を読んだ結果逆に「11 Pro欲しい!」となることもあると思います。
目次
iPhone 11 Proのここが自分に合わなかった
iPhone 11 Proの、私にとってデメリット・負担になってしまった部分が以下の4点。
- 望遠レンズ、使う機会がなかった
- カメラレンズが隅にあるので、指が触れたり撮影時にカメラに映ったりする
- 重量が重すぎる
- Lightningケーブルでの充電が必要、2画面分割やPIPに対応していない
他にも細かい不満はありますが、特に重要なのは囲みにあるとおり。
「iPhone自体の問題」と「iPhone 11 Pro独自の問題」が混在しているのは注意点ですね。
上記のデメリットがある結果、私にとっては「価格に見合わない」という結論に至りました。
2倍の光学ズームに対応する「望遠レンズ」の使い道がなかった
iPhone 11 Pro、カメラ性能が高いのは間違いありません。
しかしながら無印に3万円以上の差額を出してまでこの差を得たいか?と言われると、NOでした。
iPhone 11 Proと無印iPhone 11のカメラの違いは、望遠レンズの有無。
望遠レンズでは光学2倍ズームにより、遠くのものを大きく写せます。
ここが問題で、「2倍ズームが必要な場面」って意外になかったんですよね。
「ズームが使えると嬉しい場面」自体は、度々あるんですよ。
例えば橋の下の川にいる白鳥を撮りたいとか、少し離れた位置にある面白い看板を撮影したいとか。
しかしそういった「遠くのもの」って、2倍ズーム程度じゃ全然大きくならないんです。
結局ちょっとぼやけるとしても、デジタルズームで5倍とか10倍にしたほうが満足度は高くなります。
なら望遠レンズがない無印iPhone 11でも良いじゃん!という話。
ちなみに元々距離が近い、自宅内の離れた位置の写真を撮る時なんかは、2倍ズームでけっこう大きくなります。
例えば、今目の前にあるパソコンデスク。(大学生の頃に買った安いやつ)
2倍ズームで、ここまで寄れました。
カメラが場所取りすぎ・手が画面にかぶる
iPhone 11 Proはボトムズっぽいトリプルレンズカメラを搭載しているわけですが…。
上部と左にカメラレンズがあるので、結果的に横持ちで写真や動画を撮ろうとすると手のひらがレンズに触れたり、写真の端に写っちゃったりします。
iPhone 11 Proだけでなくレンズが多いカメラ全体が抱える問題ですが、なかなか悩ましいところ。
やっぱり重量は重すぎる
iPhone 11 Proの重量は188gで、重いと思っていたiPhone XSより10gくらい重くなりました。
いくらなんでも重すぎるでしょう。
11 Proより若干大きいGalaxy S10は157g、ふたまわりくらい大きいS10+さえ175gなわけで。
持って使っていると「重いわこれ…」と、どうしても思ってしまいます。
一時期慣れてきていたんですが、最終的には「無理だこれ」という結論に至りました。
代わりにそいつらに比べてバッテリー持ちは非常に良いメリットもありますが、やっぱり軽いほうが使いやすいです。
ちなみに11 Proよりざっくり一周り大きいサイズのiPhone 11は、194g。
11のほうがより重いんですが、サイズ自体が大きいので194gはギリギリ許容範囲となります。
iPhoneとiOSの独自仕様が面倒くさい
iPad ProとMacがUSB Type-Cになったのに、iPhoneだけLightningケーブルを引き継ぐという愚行。
アップルの製品で統一しようとしてもiPhoneだけケーブルが別になるって、何度考えても変ですわ。
厳密には、Macの周辺機器もLightningですけどね。
そしてあくまで私の場合の話になってしまいますが、iOSは画面分割やPIP機能を使えないのが残念。
画面分割は上下で別のアプリを使える機能
画面分割とは、Androidスマホで使える「上下に別のアプリを表示して使える機能」のこと。
上の画面でYouTubeを見つつ、下の画面ではTwitterやブラウザを見られるので非常に便利なんですよね。
現時点では仕方ないけど、今後対応してくれんかな…
iPhoneの画面ってGalaxyとかに比べて縦長ではないので、「バランスが悪くなる」ために採用してない可能性もありますね。
PIPは動画の小窓表示
PIPとは「ピクチャー・イン・ピクチャー」で、YouTubeやAmazonプライム・ビデオの動画再生画面だけを小さく表示したまま他のアプリを使える機能。
暇つぶしに動画を見ながらネットをうろつくのに、非常に便利な機能なんですよ。
YouTubeのちょっとした動画を見るときはとくに役立ちます。
かでんフレンズなんて映像はただ車が走ってるだけなので、PIP表示で見るのがちょうどよいです。
画面分割以上に便利なので、次のiOS辺りで採用してくれると嬉しいな…。
ちなみにYouTubeは、Premium会員じゃないとPIP表示にできません。
つまりiPhoneユーザーでYouTube Premium会員の場合、「本来使える有料機能」が使えないことになるのがちょっと悩ましい。
iPhone 11 Proより11のが良い説
色々不満を並べていった結果気づいたのが、「iPhone 11に乗り換えれば良いのでは?」ということ。
乗り換えることで、デメリットで挙げた2点を解消できます。
- 使わない望遠レンズを代償に、差額2万円程度を得られる
- 本体重量の重さが、サイズアップで少し気にならなくなる
iPhone 11 Proは売却金額が高いので、買い換えると差額が2万円程度手に入るのが地味にありがたい。
Androidの場合売却金額が低くなりやすく、ランクダウンでも買い換えで支出が発生することが普通にありますからね。
差額は年金の2年前納とダークソウルの購入に回すことで、人生がより楽しくなります。
CPU性能はProも無印も同じ
ゲームアプリの挙動などで重要となるCPUですが、Proも無印も同じCPUを搭載しています。
つまり3万円安いiPhone 11を買ったところで、動作の快適さは基本的にProと変わらないと考えてOK。
Androidで価格が3万円違うとCPUのグレードも変わってくる場合が多いので、ここはアップルの太っ腹さが凄い。
iPhone 11 Pro→無印11への変更におけるデメリット
定価が3万円くらい違うので、当然ながらいくつかスペックダウンは生じます。
- 画面解像度が下がる
- 本体サイズが大きくなるので、若干取り回しづらくなる
- バッテリー持ちは悪くなるかも
しかし解像度の違いは、以前少し使ったXRでも思いましたがあまり気になりません。
そもそも私のメインスマホはあくまで別に所有するGalaxyなので、画面を凝視する機会が多いわけでもないし。
本体サイズが大きくなるのも、11 Proは激重だった=小ささがメリットになっていなかったことを考えると許容できます。
バッテリーは…使ってみないとわからないですね。
【参考】iPhone 11 Proってどんな人にオススメ?
私には合わなかったiPhone 11 Proですが、実際どんな人向けなのか考えてみました。
主に以下の2点に当てはまる人が浮かびました。
- 動画や写真を見る機会が多く、画面をよりきれいな表示で楽しみたい人
- 2倍ズームをめっちゃ使う人
iPhone 11 Proは有機ELディスプレイで高解像度、表示は間違いなく無印11よりきれいです。
11もきれいですが、並べて凝視すると流石に「Proのがきれいだね」になります。
ただProだと画面サイズが無印より若干小さいので、目が悪いと逆に厳しいケースもありそう。
最大限に動画・写真を楽しみたいなら、Pro以上にPro Maxがベストかもしれませんね。
そして「2倍ズームをめっちゃ使う人」も、光学ズームできれいに2倍ズーム写真を撮れるProの方が良いです。
しかし記事前半で述べたとおり「2倍ズームで十分な場面」ってあまりない印象で、悩ましいところ。
【結論】明日からはiPhone 11ユーザーだ!
善は急げということで、メルカリでiPhone 11 Proを売却しつつじゃんぱらで無印11のグリーン(64GB)を購入!
電子レンジマンもとい、トリップワイヤーカラーのグリーンです。(色合い違うけど)
酷使するわけでもないので、容量は少なめの64GBにしてしまいました。(Proは256GBにしたものの、ほとんど容量を使わず)
ケースがないので、セリアに行って買ってきます!