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【先に映画見てから読め】ゴジラ-0.0を見たので感想をまとめておく

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ゴジラ

『ゴジラ-0.0』を見てきました!

前作が良かった結果蛇足に思えてめちゃくちゃ行くのを渋ってたんですが、泊りがけで秋田に行く予定が1日で終わってしまった結果日帰りしたため時間が生まれたので今日見てきました。

感想をまとめておくぞ…

なお感想書くにあたって流石に本編内容にある程度触れないといけないのでネタバレ注意となります、見てから続きを読んでください。

『ゴジラ-0.0』の感想

というわけで見ましたが、まぁ~なかなか感想が難しい感じでしたね。

前半1時間くらいは非常に面白い、近年最高レベルかも

私は昭和・平成ともにガメラがすごい好きなんですけど、今回の『ゴジラ-0.0』の前半はかなりそれに近い空気感で展開されていましたね。

具体的には「謎の新怪獣出現」→「人類が科学とかを結集して作戦を考えて色々やる」の流れ。

ベタさが極まった怪獣映画展開を2026年に、むやみに話を捻らず2作目であることはしっかり踏まえつつめちゃくちゃ素直に最先端の映像で展開するので非常に面白かったです。

最初の1時間の面白さでは前作を超えてると思います。

新怪獣(ネタバレ注意というわりに名前を出さない)はマジで良かったですね、今までと違う(ファイナルウォーズが微妙に近いけど)流れで出てくる感じとか能力を活かした暴れ方とかそれに対抗する作戦の面白さとか全体的に満足度が高くそれだけでもとりあえず見る価値はある映画かなと。

ゴジラ登場のタイミングが完璧だが弊害もあった

当然ながらゴジラが登場するわけですが、見た方はおわかりだと思いますが近年稀に見るレベルで唐突かつ劇中の登場人物たちにとっては最悪なタイミングで出てくるんですよね。

前作は「戦争やっと終わったと思ったらゴジラ来ちゃった」という悪夢感でしたが、そこから悪化させるなんて無理やろと思いきや「なんでこんなときに来るんだよ」度合いが加速するという。

ただしここの盛り上がりの弊害として今回ゴジラの扱いが話の中心にいるとは言い難い感じですごく微妙で、「関係なかった話に急におなじみのゴジラが湧いてきちゃった」という60~70年代くらいのゴジラ映画でたまにあるノリがやや悪い方向に再び出ちゃってる気はしました。

2014年のゴジラがほぼ『MUTO』という映画だよねみたいな感じでしたが、今回も実質そういう感じだったかなと。ただ今回は既に2作目なのでこういう感じでもいいとは思いますけど。

肝心の怪獣バトルがなんか…

前作に引き続き人類による怪獣退治作戦が色々展開される本作、そこは今回も非常に見応えがあって良かったです。

一方でまぁ見た人しかこの記事読んでないと思うんで言いますけど怪獣バトルが本作には含まれているわけですが、ここが意外に盛り上がらなかったかなと。

というのも「片方が極端に強すぎて一方的にボコボコにされて終わり」みたいな傾向の戦闘なので、「どっちも頑張れ」感よりも「なんかやられてる方可哀想だね」の時間が長かったように思います。

そもそもようやく第1ラウンドが始まるのが多分ラスト30分くらいになってからなので、ゴジラと新怪獣に因縁がゼロというのもある。

また続きの見出しにもつながる話なんですけど、ちょっと接近戦は描写が残酷・悪趣味で東宝の怪獣映画の標準ラインから離れた陰惨な戦い方で見ていてキツかったです。

まぁでもここは「70年代のゴジラってやたらに血飛沫舞ったりしてたしそういう時もあるよね」ではあるのと、映像のクオリティ自体は高かったので「あとは見る側のお好みで」という感じですが。

やたらに「怪獣同士を戦わせるなんて人間がやっていいことじゃないよ」みたいなことを登場人物たちが言ってて「なんでこいつらそんなに深刻な感じになってるんだ…」と正直思ってたんですが、いざ始まったら悲惨な戦いになっちゃって「あぁ…」という感じになるのでありました。(虫とかを戦わせて遊んでたら思ったより首とか手足とかもげてグロいことになっちゃって引く子ども的な状況)

怪獣バトルがある久々の国内ゴジラ実写映画なのに怪獣バトル以外のほうが面白いのはなんともでした。

なおバトルの映像についてはむやみに暗かったり激しく動いたりしてないためめちゃくちゃ見やすくて、ここは日本のゴジラの面目が立ってました。

度々挟まるグロい演出以外は普通にバトル周りも良かった寄りにはなります。

あとやっぱり怪獣バトルになっちゃうと登場人物たちがどうしても脇に行っちゃうのは悩ましいところですかね…

全体的に直接的な残酷描写やお涙頂戴シーンが多い

私は『シン・ゴジラ』を見る前に「なんか描写がグロそうだし見たくないな」と思ったり『-1.0』を見る前に「どうせまたゴジ泣きみたいな感じだろ」と思ったりしてそれらが良い方向に裏切られて非常に満足できたんですが、今回の『ゴジラ-0.0』は見事にどっちも盛大に発揮されてましたね。

今回の物話の展開的にはとりあえず前者は博士の怒りと悲しみやら夫妻の戦いへの決意などを描くうえで必要ではあったとは思うんですけど、かつてないレベルで視覚情報のショックに頼りすぎていて個人的な作り方の好みからは外れてたかなと。

なんか「辛くて目を背けたくなる」というよりは「嫌な気持ちになる」系に寄ってる映像も多かったですよね。ゴジラ大暴れ(妄想)シーンとかやたら部位欠損する戦闘とか…

「ゴジ泣き感」は前作だと意外に全然なかったというかお涙頂戴の空気が高まりすぎてなくてバランスが良かったんですが、今回は「純粋なキッズ」「ヤバい博士」といった要素が主張強かったりしつつ全体的にベタな泣かせ展開が目立ってあまり良くなかったかなと。(悪すぎるというところに片足突っ込んでるくらいにはクドい)

ただ日本人キャラの人物描写自体は概ね全体的に丁寧だったと思います。再び戦わないといけなくなる流れとか心境の変化系の描写などしっかりしてるかなと。(ただしちらほら気になるシーン自体はあるのでこれから書いていく)

ラスト10分くらいがめちゃくちゃつまらない(ラストシーンだけ面白い)

昔のゴジラ映画ってゴジラが怪獣を倒したら速攻で終わってて余韻もクソもなかったですが、今回はゴジラが脇に寄ってて他にしないといけない話がある結果最後のドラマがやや長いんですけどここがほんとつまんないです。

まずゴジラも博士もぬるっと退場してそのまま終わるので「これで終わりなん…?」みたいな消化不良感がありますし(あれ以外のオチにすると多分米軍に直接的な被害が出て博士の当初の目的がちょっと達成されてしまい話がおかしくなるからどうしようもなかったと思われるが)、孤児院的なとこでの親子会話は長いし「お前らそんな速攻でそこに戻ったら全部台無しでは?」だし子ども連れていくのも気持ちはわかるが展開上の意味はわからんしでなんかもうここで一気に-30点くらい付く勢いでした。

ただしラストシーンの親子3名で爆走して去っていく仮面ライダーみたいな絵面はめちゃくちゃ面白かったのでちょっと加点が入り、ラストの減点はなんとか-20点くらいでとどまりました。

どうしても蛇足感はある

前作がかなりきれいな終わり方をしていてそれに対しての蛇足感は思ったよりもかなり抑えられていたんですけど、それでもやっぱり「作らないほうがきれいだったなぁ」と感じる点はちらほらあるかなと。

個人的に前作の「誰も犠牲にせずにゴジラを倒して先の戦争での悔いへリベンジしようぜ」みたいな話が非常に良かったので、今回の普通に犠牲者出して勝つ感じは作戦周りの展開そのものはとくに不満ないんですけど「なんか普通だなぁ」という感じでした。(前半の作戦でうまくいかなくて民間人に被害出まくっちゃった落とし前をつけさせられた感)

なんか「話の展開的にはベストだけどあんま盛り上がらないね」みたいな場面が多かった気がしますねこの映画。

孤児周りの描写の中途半端感

そもそも主人公夫妻が育ててる子どもは孤児だったはずですが、それはそれとして「お前は親がいていいよね(でもいなくなるけどな!)」みたいな他の孤児キッズたちの微妙な感じが度々展開されるところまではいいとして最終的なオチが「結局置いていかず引き取り家族で旅立っていきました」なせいで「謎のスカッと展開」みたいに見えてしまっているのがすごくイマイチだったと思います。

孤児たちは感じが悪い態度だったとはいえそもそもアキコ自体が彼女らからすると盛大に感じ悪い存在なのは明確にそうであるものとして描かれてるので、なんか最後あっさり回収して旅立ってしまったせいで孤児たちの不憫さがいよいよ極まってしまいすごい微妙な気分になってしまいました。なんかこのへんもっとどうにかならなかったんですかね…?(あんなにダラダラ泣き展開やったりいなくなってもわかってくれるさみたいな話もあったりしたうえで引き取る必要あった?って感じだし)

やっぱりゴジラ放置して終わりは駄目では?

人類側にまともに勝ち目がないなかで生き残ってしまった方の怪獣をどうするかが今作のキモだったと思う(というかその前提で話展開してましたよね)わりにはなんかゴジラが帰ってそのまま終わるというお馴染みすぎるオチが踏襲されたのはだいぶガッカリでした。

そもそもコントロールするにしても限界あるだろうに保 全どうすんねんみたいな感じですし…(いくら博士の研究とかが凄いにしてもあまりにもGHQのノリがテキトー過ぎて流石に変だなと思った)

そもそもゴジラのリベンジ戦、一回ド派手な放射能撃って終わりって流石に物足りなさすぎるだろ。もっとしっかり叩きのめしてからのトドメにしてほしかったです。

まとめ

というわけで前半100点・後半30点くらいで総合的にはギリギリ70点くらいですかね…?(後半のイマイチさはラスト10分以外はまぁ許容範囲内で全体的にやたらグロいのは好みに合わず)

とりあえず新怪獣周りはバトル以外満足だったので、まぁ見てよかったか悪かったかで言えば良かった寄りです。

個人的にはこの戦後路線はもう今回で限界に感じたので、次はこの続きよりももっとテキトーな南海でゴジラと新怪獣が戦うとか現代でのメカゴジラやら新怪獣旧怪獣大量投入でのバトル路線とかそんな軽い陽気なのを見たいですね。でもそういうのはアメリカなりゴジフェス新作映像系でやってるから日本の映画ではやらないのかなぁ(投稿者が一番好きなゴジラ映画は南海の大決闘です)

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