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実質47円で販売中のau版Galaxy Z Flip4を入手したのでレビュー|縦に開く折り畳みスマホ、本当に便利?

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Galaxy Z Flip4箱

Galaxy Z Flip4を入手しました!au版をヤマダ電機でMNP実質47円で売っていたので、端末単体購入で実質20,047円で買ってきました。

縦に開く折りたたみスマホを買うのは、Galaxy Z Flip3以来ですね。果たして今回のGalaxy Z Flip4はどんな感じか、レビューしていきたいと思います。

Gaxy Z Flip4を入手したので外観をチェック!

Galaxy Z Flip4本体背面

Galaxy Z Flip4のパープルを入手しました。

縦に折り畳めるタイプのスマートフォンですね。

カメラは見ての通りダブルレンズ仕様で、メインレンズと超広角レンズ搭載。

Galaxy Z Flip4のサブ画面

アウトカメラの横にはサブ画面がありまして、タップすると時計とかが表示されます。

Galaxy Z Flip4の背景画像

背景画像は自分で用意した写真とかに変更することもできるのが良いですね。

また時計以外にもカレンダーやタイマー、アラーム、音楽のコントロール、ボイスレコーダーなどを表示できますが、これ横や縦にスワイプして切り替えるしくみなのでカバー着けて狭い画面操作するのはちょっとしんどいです。

Galaxy Z Flip4開閉

展開!

180度開きますが、このように途中で止めることもできます。

YouTube視聴中

この状態でYouTubeを見る場合は、YouTube Premium会員であれば下画面をコントロール画面にすることも可能ですね。

これはスタンドいらずでなかなか便利ですが、まぁ画面細くて小さいので広い画面で楽しみたいなら普通にスマホスタンドを用意しましょう。

Galaxy Z Flip4背面

本体背面は上画面側に音量ボタンと電源ボタンがあり、下部のフレーム部分にUSB-C端子が。

Galaxy Z Flip4は真ん中に分割があるので、音量と電源ボタンの位置が普通のスマホと比べてけっこう高い位置になってしまっているのが弱点ですね。

音量とかめっちゃ操作しづらいです。

またスマホリングとかを着ける場合はやや位置が下寄りになるかな。真ん中にかかる部分には設置できないので。

保護フィルムは最初から貼り付け済み。

インカメラGalaxy Z Flip4

画面は周りの黒いベゼル部分がちょっと高くなっていて、おそらくこれは画面同士が接触して壊れたりするのを防ぐためかな?

結果としてけっこう画面の端にチリとかホコリは溜まりやすいです。

画面には保護フィルムが最初から貼られていまして、これドコモ版ならGalaxyリペアコーナーが有るドコモショップとかで多分すぐ貼り替えてくれるんだけどau版は原宿のGalaxy Harajukuとか修理対応での貼り替えになっちゃうんじゃないかと。

折りたたみスマホの保護フィルムってわりとよく壊れる報告が上がっているので、auや楽天モバイルでも気軽に貼り替えられる環境を用意してくれるとありがたいよなぁと思うのでありました。

インカメラは画面の上端真ん中にあるぞ。

なおサブ画面側は保護フィルムとかとくに貼られてないので、欲しい人は買いましょう。

NUPOの保護ケースを買ってGalaxy Z Flip4に装着してみた

NUPOの保護ケース

Amazonで950円だった、NUPOの保護ケースを買ってみました。

Galaxy Z Flip4のケース

上下に分割されているケースで、TPU素材なので非常に着脱はしやすいです。

手触りも滑りにくくて良いですね。

Galaxy Z Flip4NUPO

Galaxy Z Flip4は本体のみの状態だと背面がガラスのツヤツヤした素材で明らかに傷には弱そうということで、保護ケースは装着した方がよいと思われます。

Galaxy Z Flip4のカメラを検証!

Galaxy Z Flip4のカメラ

Galaxy Z Flip4のカメラは1,200万画素のメインレンズと超広角レンズを搭載しています。

つまり望遠レンズはないので注意だ。

この仕様が難儀で、元々14万弱とかするのに望遠レンズがないのは非常に私としては物足りません。

基本自撮りする若者向けっぽいので望遠はデジタルズームにすればなくてもOK判断だったっぽいというか、さらに望遠レンズまで付けると値段がいよいよ若者が買えなくなる金額になっちゃう的な都合はあったのかも。

フィギュア撮影はトリミングで。

メインレンズ

つまり室内でフィギュア撮影などをする際は一旦このように引きで真ん中寄りに撮影してから…

Galaxy Z Flip4

トリミングする感じがベストですかね。(スマホのメインレンズは広角ぎみなので、普通に画面全体に被写体写すと背景紙の外が見切れたり端の方歪んだりしやすい)

ちなみにGalaxy Z Flip4のカメラにはプロモードがあり、ホワイトバランス等の調整を事前に行ったうえで撮影することが可能です。

上の写真はとくに設定いじってないけど、いじれば照明の色とかにあわせてベストな色合いで写真を撮れるぞ!

料理写真の例

ラーメン屋

ラーメン屋に来ました。料理写真を撮ってみよう。

Galaxy Z Flip4のラーメン

こんな感じですね。

まぁ普通に最近のスマホカメラって感じの明るさ。

風景写真やズーム写真・超広角写真の例

Galaxy Z Flip4の風景写真

というわけで風景関連の写真。

けっこう空の色とか濃いめで、いつものGalaxy系のカメラ!って感じではあるか。

Sシリーズの無印モデルってこういう感じですよね。

10倍ズーム

デジタルズームは最大10倍に対応ですが、流石に10倍だとけっこうぼんやりした感じにはなります。昔のガラケーの写真くらいの感じか。

風景写真

続いて超広角レンズに切り替えてみましょうか。

Galaxy Z Flip4超広角レンズ

超広角レンズだとここまで広がるぞ。

端の方はちょっと左下の花とか微妙な感じにはなってるか。

Galaxy Z Flip4のスペックは2022年のハイエンド仕様、ストレージやバッテリーは物足りない部分も

Galaxy Z Flip4のスペックは以下の通り。

価格(au・オンラインショップ)121,500円→2年後返却で実質47,000円
CPUSnapdragon 8+ Gen 1
メモリ8GB
ストレージ容量128GB
画面6.7インチ、2,640×1,080
重さ187g
カメラアウトカメラ1,200万画素+1,200万画素/インカメラ1,000万画素
バッテリー容量3,700mAh
防水・防塵IPX8
おサイフケータイ

地味に防塵には非対応でIPX8なのかこいつ。

価格はオンラインショップだと実質5万円弱ですが、大きめの家電量販店とかに土日に行ってみれば実質47円から投げ売りしていることもあります(2023年11月時点)。

CPUはSnapdragon 8+ Gen 1で、2022年では一番良いやつですかね。ただのSnapdragon 8 Gen 1は発熱とかが不評だったけどこっちは改善されてる。

弱点はカメラ以外だとやはりストレージ容量が128GBしかないことですね。256GB積んでくれよ。

とくにゲームとか普通に今10GBオーバーのもあるので、ゲームする人は絶対Galaxy S22とかを選んだほうが良いです。

バッテリー容量は3,700mAhしかないですが、これは多分端末の設計的にでかいバッテリー搭載するの難しかったのかな?

バッテリーの減りはかなり早く、普通に使って1日持てばいい方くらいの感じなので外でたくさん使う人には不向きですね。

外に持ち出す若者向けにしては電池持ちの悪さがちょっと厳しいように感じる。

eSIMと他社バンドに対応しているぞ!

Galaxy Z Flip4では、eSIMが使えてデュアルSIM運用ができたり他社の周波数帯に対応していたりするメリットもあります。

例えばメイン回線をauにしつつ非常時用に楽天モバイルを使うとかが可能。

私としてはメイン回線を通話がかけ放題で3GB1,078円~使い放題3,278円の楽天モバイルあたりにして、サブ回線を半年1回の課金で0円にできるpovo2.0にするのとか良いんじゃないかと思ったり。

楽天モバイルは電波の安定性が微妙なのがアレなんですけど、プラチナバンド獲得で今後設備が整えばとくに弱点もなくなりそうなので私もそのうちメイン回線これにしてもいいかなとは思っていたりします。

AntutuベンチマークテストやGeekbench 6をGalaxy S22と比べてみる

Galaxy Z Flip4のAntutu

Galaxy Z Flip4のAntutuベンチマークテスト結果は1254152点でした。

Galaxy S22のAntutu

S22が975609点だったので、点数上がってるな。CPU世代の違い故か?

というかGPUの数値がぜんぜん違う、なぜだ…?S22の計測結果ちょっと不調だったのかな。

続いてGeekbench 6。

Geekbench 6のGalaxy Z Flip4

シングルコア1773点、マルチコア4287点。

Geekbench 6のGalaxy S22

こちらはGalaxy S22の結果です。数値はGalaxy Z Flip4の方が微増してる感じですかな。

Galaxy Z Flip4の挙動は常時サクサク。

Snapdragon 8+ Gen 1搭載ということで、流石にGalaxy Z Flip4の動作はサクサクです。

ゲームは私はプリコネくらいしかやらないんですけど、Tensor系のスマホと違いやはり非常に快適にバトルシーンやキャラ育成画面を表示できますね。

ただ、動作快適でもストレージが128GBしかないのでゲームたくさん入れて遊ぶとかは無理なことが難点だ。

Galaxy Z Flip4、その他の気になった点まとめ

最後に、Galaxy Z Flip4におけるその他の気になったポイントなどをまとめていきたいと思います。

スピーカーの音質がなかなかに良い

Galaxy Z Flip4はスピーカーの音質が地味に優れておりまして、音楽等非常に良い音で楽しめます。

わりとUltra系のモデルと遜色ないか下手すりゃそれ以上レベルだと思った。

画面もそれなりに大きいので映画とか見るのにも良いかもしれない。

画面が縦長すぎて操作しづらい

形状の都合で画面が細長いGalaxy Z Flip4。片手操作は完全に無理なレベルです。

さっきも言ったけど、画面の端に縁取りがあるのでゴミが溜まるのもアレ。

スマホリングとか着けるにしても下画面側に寄った形になってしまうので、基本的に両手操作で使うスマホですね。

折り目が真ん中にあるのでそこそこ目立つ

Galaxy Z Fold系と同様Flipも画面の真ん中に折り目があるわけですが、これFlipだとFold以上に目立ちます。

というのも、そもそもFoldは普段畳んだ後のサブ画面でスマホとして使うわけですわ。

折り目があるメイン画面は、自宅や喫茶店など落ち着いた環境のみ。

さらに、Foldのメイン画面はタブレットサイズなので広いためそこまで頻繁に真ん中辺りを触るわけでもないです。

つまり「ここ段差あるなぁ」と思う瞬間は非常に少ないのがFold系なんですが、Flipは一番よく使うメイン画面に段差があるのでどうしても目立ちやすいですな。

ただし表示自体は正面から見ればとくに折り目が目立つとかもないのでそこは安心していいと思います。

折りたたみを結局あまりしなくなってしまう問題

スマホって作業中にちょっと触るとか、逆にスマホ触ってたら別の用事が出来てちょっと机等に置いておくとかありますよね。

ここで折りたたんだり開いたりする動作が地味に面倒くさいので、結果として開いたまま放置するという現象が多発します。

まぁべつにいいはいいんだけど、最重要ギミックをあまり使わなくなっていくのはヤバい。

また多分Galaxy Z Flip4の画面って普通のスマホより壊れやすいと思うので、開いたまま放置しておくのはおそらくやめたほうが良いです。気をつけて閉じよう。

横幅が広いので携帯性が優れているかと言われると微妙

ガラケーって閉じた状態だとズボンのポケットに余裕で収まる小ささでしたが、まぁGalaxy Z Flip4も入るは入るんですよ。

ただし、こいつ普通のスマホ程度の横幅はあるのでそれなりに圧迫感があります。

厚みもケース込みなら普通のスマホ2台分弱だし。

わりと冬場に向かないスマホ|移動中のとっさの利用などにも不向き

このスマホ使う場合一旦開かないといけないわけですが、冬場だと手袋外して画面開いて指紋認証して…みたいに使い始められるまでの工程多いのが地味に難儀。手がつめたくなるぜ。

移動中の待ち時間とかにとっさに天気予報とかニュース確認するのにも画面開くところから始めないといけないし。

まとめ

というわけで、Galaxy Z Flip4でした。

去年Galaxy Z Flip3使ったときと感想はほぼ同じですかね。

ギミックが面白いのは間違いないんだけど、だからといって使いやすいのか?と言われると縦に開くタイプの折りたたみスマホって微妙なんですわ。

挙動的にはハイエンドスマホなので満足ですけど、普通にややコンパクトでハイエンドのGalaxy S22とかを買ったほうが満足度は高いです。望遠レンズやストレージ256GBといったメリットもあるし。

Galaxy Z Flip4がおすすめになるのは、この折りたたみギミックがめっちゃ面白そうでどうしても触ってみたい!という人ですな。

まぁ~楽しいは楽しいけど、使ってるうちにけっこうだるさのほうが目立ってきてしまうので注意。

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