Ankerのモバイルバッテリー・PowerCore III Fusion 5000を買ってみました。
Anker PowerCore III Fusion 5000は、モバイルバッテリーと急速充電器が融合した製品。
今回はAnker PowerCore III Fusion 5000を実際に使ってみた感想をまとめていきたいと思います。
結論から言うと、他に選択肢のない貴重な端末なのでオススメにはなりますが…容量が小さいという大きな弱点があるので人を選ぶ印象でした。
目次
Anker PowerCore III Fusion 5000の外観
Anker PowerCore III Fusion 5000の外箱は、例によって白地に水色のラインとかロゴがある感じです。
しかしまぁGalaxy S20 Ultra、近くにあるものの全体にピントを合わせるのが難しい端末ですな…(今回はすべてGalaxy S20 Ultraで撮影)
箱を開けると本体とか付属品が登場だ。
本体は白一色
Anker PowerCore III Fusion 5000は白一色となっております。
前モデルのAnker PowerCore Fusion 5000は黒だったので、だいぶイメージが変わりましたね。
側面にあるプラグを展開すれば、ACアダプター状態に。
充電端子は通常のUSBポートと、USB-Cポートが用意されてます。
上のボタンを押すとバッテリー残量がランプで表示されるしくみ、4つのランプがあるので1つ25%相当ですね。
Anker PowerCore III Fusion 5000を入れられるポーチみたいなのが付属。
傷からしっかり守ってくれそうで良い感じです。ケーブルを一緒に入れて持ち歩こう!
旧モデルと比べてみる
Ankerは、USB-Aのみ対応・2ポート搭載のAnker PowerCore Fusion 5000をもともと販売してました。
サイズは若干Anker PowerCore III Fusion 5000の方が大きいです。
あと質感が、Anker PowerCore Fusion 5000の方はザラザラだったのがAnker PowerCore III Fusion 5000はツルツル。
旧モデルもけっこう傷つきやすかったですが、MacやiPhoneの充電器みたいな質感の新モデルもかなり目立ちそう。
旧モデルは残量がわかるボタンが側面にあったので、壁とかにつけて充電する際に残量を見づらい難点がありました。
新モデルはUSBポートと同じ面にボタンがあるので、把握しやすい印象です。
価格は旧モデルのほうが500円くらい安いですが、まぁ今から買うなら新モデルのほうが良いんじゃないかと。
充電性能も、Anker PowerCore III Fusion 5000では従来の最大15Wから最大18Wにパワーアップ・USB-Cケーブルを使った急速充電「USB PD」に対応しています。
実際に充電してみてわかったメリットとデメリット
というわけで、試しに先日購入したGalaxy S20 Ultraを充電してみました。
色々とメリット・デメリットがわかったので、まとめていきます。
メリット:充電スピードは確かに速い
実際に5,000mAhのGalaxy S20 Ultraを充電してみた結果がこちら。
19時31分時点で20%のところ…
1時間経った時点で64%ほど充電できました。
1時間でスマホのバッテリーの過半数を充電できるわけです。
充電の待ち時間ってけっこう煩わしいものなので、素早く充電を終えられるのは嬉しいですね。
メリット:充電の仕方を選べる便利さ
コンセントに接続すればACアダプターに、単体で使えばモバイルバッテリーになるAnker PowerPort Atom III Slim。
例えば新幹線の中とか、喫茶店ならコンセントを使ってACアダプターとして使えば、本体のバッテリー容量を失いません。
バスや車での移動中など、コンセントがない場所で充電したいときは、モバイルバッテリーとして使えます。
1つで色々な充電ができるのは、やはり便利ですね。
USB-CのみでなくAにも対応しているので、microUSBや普通のLightningケーブルを使いたい方も安心。
デメリット:最近のスマホをフル充電するには容量が物足りない
はい、先程紹介した充電結果を見てわかったと思うんですが…Galaxy S20 Ultra、フル充電できませんでした。
5,000mAhのうち64%、つまり実際に充電できた容量は3,200mAhとなります。
3,200mAh、正直少ないです。
最近のスマホのバッテリー容量を一覧にしてみたので、ご覧ください。
機種名 | バッテリー容量 |
AQUOS sense3 | 4,000mAh |
Galaxy S20 | 4,000mAh |
Xperia 1Ⅱ | 4,000mAh |
iPhone 11 Pro Max | 非公表(3,500mAhらしい) |
iPhone 11 | 非公表(3,110mAhらしい) |
以上のとおり、ここまでの検証内容を踏まえると、ちゃんとフル充電できる可能性がある機種はiPhone 11くらい。(実際AQUOS sense3とかをフル充電できるかはやってみないとわからないですが…)
ちなみにS20+も充電してみましたが、やはりフル充電はできず。
せっかくのそれなりに速い充電スピードも、容量の限界のおかげでイマイチ活かしきれない印象を受けました。
スマホはもちろん、この容量だとパソコンとかタブレットの充電にも不向きかと。(18Wだとパソコンの充電は時間がかかっちゃうのも注意点)
もっとも、容量はほぼ前モデルと変わらないので…最新モデル独自の難点というわけでもないのですが。
Ⅲは本体サイズもちょっと大きくなってしまっているので、正直どうしてもACアダプターとモバイルバッテリーを1つにまとめたいのでなければ、急速充電器+コンパクトなACアダプターを組み合わせて使ったほうが良いんじゃないかと思ったり。
例えば上の2つを用意すれば、Anker PowerPort Atom III Slimより素早く充電できてバッテリー容量も2倍になるわけです。
その分支払総額は高くなってしまう+管理する機器の数が増えるのは悩みどころですが…。
まとめ
待望の最新充電器なわけですが、正直大満足とまでは行きませんでした。
バッテリー容量がせめて8,000mAhくらいあれば、もっと活用しやすかったんじゃないかと思います。
スマホが進化してバッテリー容量が大きくなった今、4,850mAhという容量はあまりに少なすぎた。
思うにAnker PowerPort Atom III Slim、あくまでモバイルバッテリー機能はおまけで、ACアダプターとして使える環境が多い人向けな感じがしますね。
モバイルバッテリー機能は移動中などのちょっとした継ぎ足し用、メインはホテルとか喫茶店でのコンセントを使った充電といったところでしょう。
とりあえず来週予定している青森への移動(東北の情勢がちょっと不安定なので最終的にどうなるかは未定ですが…)時に持っていって、GoProのバッテリー充電とかで活用してみる予定です。
GoProのバッテリーなら1,220mAhとのことなので、2.5回くらいは充電できるはず。最新スマホ以外ならそれなりに活用できそうですね。