Xiaomi 15T Proを購入しました。
本来はもう少し後の購入でもいいかなと思ったのですが、せっかく話題の機種なのでやっぱりさっさと購入してみることに。
結論から言うと全体的に完成度は高い機種ですが、この10万円前後からという価格に充実した仕様を収めるために若干妥協しているっぽい部分もあるように感じるため総合的な満足度はむしろ昨年のXiaomi 14T Proのほうが高かったかもしれません。
流石に同額で売ってるなら最新のモデルでいいと思いますが、3万円以上とか安く買えるのであればXiaomi 14T Proをあえて今から選ぶのもありかもしれませんね。
目次
Xiaomi 15T Proの外観や付属品をチェック!
Xiaomi 15T Proは今回グレーを購入。昨年はブルーにしたらなんか色の高級感がイマイチだったのであえて変な色を避けて無難な色にしてみました。
といっても今回はブラックかグレーかモカゴールドで全部渋めの色なので、あまりどれを選んでも問題ないかもしれませんが。
Xiaomi 15T ProはXiaomi端末としては珍しいFelica対応、モバイルSuicaなどを使えます。
ただしFelicaのマークが凄い微妙な位置にあってそれが微妙というコメントがYouTubeの私のチャンネルの方に来てましたね、着けてるアクセサリーとかタッチする機器の位置等によっては干渉したりすることもあるかもしれません。
SIMスロットは下部にあります。eSIMにも対応しているぞ。
SIMスロットが下部にあるとケースを少しずらせばSIMを入れ替えられるので便利なんですよね。
充電器やカバー付属、保護フィルムは貼付け済み
充電器は90Wのが付属、実は今回120Wではなく90W急速充電に変わったんですわ。
一応試してみましたが21時21分に17%のところから充電を開始して…
22時1分に確認したらもう100%にはなってました。もしかしたら数分早く終わってるかも。
40分程度で80%分充電できるならまぁ普通にかなり速いんですが、かつての19分で100%みたいな画期的さを知ってしまうと「グレードダウンしたな」という気持ちはどうしても少し湧きますな。
あと電池持ちは普通ですかね、ゲームを長時間やるとかでない限り1日は使えますしあまり使わないならちゃんと数日持つかと。
画面は写真からほぼ分からないですが保護フィルムが貼り付け済みとなっております。
つまり何も追加で買わなくてよし!
Xiaomi 15T Proのスペックは高いが発熱がちょっと強いかも
Xiaomi 15T Proのスペックは以下のとおりです。
価格(Xiaomiストア) | 256GB109,800円 512GB119,800円 1TB:129,800円 |
SoC | MediaTek Dimensity 9400+ |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
サイズ | 162.7×77.9×7.96mm |
重さ | 210g |
画面 | 6.83インチ、2,772×1,280、最大144Hzリフレッシュレート |
バッテリー容量 | 5,500mAh、90Wハイパーチャージ |
アウトカメラ | 23mm5,000万画素、115mm5,000万画素、15mm1,200万画素 |
インカメラ | 3,200万画素 |
おサイフケータイ/防水防塵 | ◯/IP68 |
全体的にかなり性能が高く、これで約11万・発売当初は特典付きで9万円台と考えるとほんとに安いですわな。
画面もめっちゃ輝度が明るくなったりして凄いですよ。6.83インチで大きいのも良いですね。
とはいえ流石に本当にギリギリで予算内に収めようと頑張ってるようで、まず120Wだった従来の充電は90Wに。
GalaxyとかiPhoneよりは全然早いけど従来がすごすぎたから物足りなさが少しでてますね。
Antutuベンチマークテスト等の結果は良いが発熱強め、ゲーマーは注意かも
Xiaomi 15T ProはAntutu結果が2694634点でした。高すぎるねこの価格のスマホとしては…!
10万弱のスマホならこの半分くらいでもべつにおかしくないので圧倒的です。
Geekbench 6もシングルコア2573点、マルチコア7802点、GPUのスコアは19791点。
結果としてゲーム性能も非常に高く、ゼンゼロや原神、学園アイドルマスターも最高画質設定で普通にサクサク動いています。
ただし!最近のスマホとしてはかなり発熱する印象です。
学マスに至っては1回ライブ前の段階でアプリが落ちてしまいました。(何回も周回してたとかではないうえで)
なんか冷却のやつを装着するとかしてうまいこと補うか、そもそもゲーム重視の場合は普通にREDMAGICとかを買ったほうが良いかもしれません。
あとMediaTek系のSoCということでゲームの相性問題はたまに起こってくるかもですが、今回検証したゼンゼロ、学マス、原神あたりは大丈夫っぽかったですかね。
スピーカー音質や振動は悪いわけではないがちょっと物足りない印象
またスピーカー音質は並程度でAQUOS R10とかよりは落ちる印象、価格を踏まえるとスカスカ気味で凄く駄目ってわけではないですがやや物足りないです。
ただし9,980円のRedmi Buds 6 Proが公式ストアでは特典として選べたので、そこで補えると考えればアリですね。
あとバイブレーションの品質もちょっと安っぽさを感じますね、地味な部分ですが…。
Xiaomi 15T Proのカメラ作例をチェック!
今回カメラは望遠レンズが115mm、光学5倍相当になったのが進化ポイントですが正直5倍って倍率デカすぎて使い所が限られる感じもあります。
望遠レンズ1つなら3倍か4倍、2つ付くなら3or4倍+5倍or10倍みたいな感じがバランス良いのかなぁとは思ってたり。
バイブラントとオーセンティックから色味を選択可能
カメラアプリではLeicaバイブラントとLeicaオーセンティックという2種類の調整を選んで撮れます。
<Leicaバイブラント>
バイブラントはスマホカメラっぽい色合いに近くて、明るくて派手めだと思います。
<オーセンティック>
オーセンティックはかなり落ち着いた渋い調整で、ライカのカメラの雰囲気に近いのはこっちだと思います。(ライカユーザーだった者が言うことで説得力が少し増される形)
ただしなんか今回の調整は昨年のXiaomi 14T Proと比べると過剰な気もしていて、オーセンティックはとくにわざとらしい沈み方になりすぎてる気もします。
Xiaomi 14 UltraやXiaomi 15 Ultraのほうがやっぱりこの辺の調整は高いぶんバランスが良いですかね、14T Proは少し普通のスマホ寄りな色合いに寄ってて14Tは明らかに加工ですね感が強いみたいな感じでしたが今回はその14Tにやや寄ってる感じ。
うまトマはトマトっぽさのある色で撮影できてますね。
夜景も明るく撮れてます。
望遠撮影してみよう
ズームしてみよう!
5倍ズーム!
やっぱりなんか今回のオーセンティックはくどい気もするな…
10倍ズームも全然行けてますね。
最大で100倍までいけますが流石に画質はかなり落ちます。
個人的にはスマホカメラの高倍率にはここ数年進化の限界を感じておりまして、10倍よりズームするならもう普通にDC-TZ99でも買ったほうが良いとは思ってます。
望遠でフィギュアを撮ってみる
望遠レンズでフィギュア撮影ができるか試してみました。
こちらはバイブラントですね。ちゃんと望遠レンズが5倍ズーム時に使われててなおかつ写りもいい感じです。
これiPhone 17 Proだと、室内撮影で望遠レンズ使える場面ってほぼないんですよね。この距離だとメインレンズのデジタルズームになって画質が終わるのでメインレンズの2倍あたりで撮る感じになる。
オーセンティックはフィギュア撮るのには向かないですね。肌の色が…
まとめ
あとはいつも通りXiaomi Hyper OSが使いづらいです。慣れればそういうもんとして受け入れられるかもですが私の場合メインがGalaxyでサブ機がAQUOSということで、中途半端にiOSっぽいXiaomi Hyper OSにはどうしても違和感がある…!
ということでゲーム中の発熱がちょっと今回は微妙寄りかもなぁというところ、総合的な完成度は昨年のXiaomi 14T Proのほうが高かったようにも思いますがどうかな?
カメラは文句も言いましたが基本的には良いと思います、こういうインスタ映え的なことを狙いたい場面ではとくに。
この価格でこのベンチマークテスト結果・ゲームの画質選択~基本的な動作ができる機種はそう多くないので、コスパは弱点を含めても高いとは思います。
私としては熱心に人に勧めるほどの満足度って感じまではいきませんでしたが、とりあえずゲーマーでなければ欲しいと思ったら買ってOK、くらいの感じですかね。