AQUOS R10を購入したので、使用感をまとめます。
今回のR10は昨年のAQUOS R9からまさかのSoC変更なしということで、正直発表時は記念すべき10という番号なわりに地味なモデルだなぁと感じました。
しかし実際に買って使ってみると、昨年感じた弱点が的確に改善されていて満足度は非常に高いと感じました。
※今回購入したのはトレンチベージュのストレージ512GBモデルです。
目次
AQUOS R10の外観をチェック!
というわけでこちらが本体背面ですが、昨年のR9とデザインは同じです。
本体カラーから緑がなくなってベージュと黒が追加され、より一般向けになったように思いますが私は緑が好きだったのでなくなったのはちょっと残念。
トレンチベージュはかなり薄い黄色みたいな感じの色合いで、コレはコレで良かったです。
電源ボタンは指紋認証センサー内蔵で、Xperia 1 VIみたいな押し込み式指紋認証はできないのでポケットにしまうときとかにちょっと誤反応することがあります。
ケース必須ですな。
また音量ボタンは電源ボタンの近くにあり、妙に配置が上のAQUOS sense9よりも押しやすいです。
AQUOS R10はイヤホンジャックなし、USB-C端子は下部にあります。
画面の輝度調整周りが大幅改善
画面は非常に発色が良いですが、それ自体は昨年のR9の時点でだいぶ良くなっていたんですよね。
重要なのは明るさで、R9の時は妙に暗めに調整されやすいし上限にしても輝度が物足りませんでした。
今回のR10では輝度が最大だとかなり明るくなりますし、自動調整も暗すぎないようにしっかりした挙動です。
ただし代わりに電池持ちは昨年より少し落ちたような気もします、明るさによる電池消費が少し増したんですかね…?
この写真だと正直わかりづらいですが、アウトドアビューにより屋外の晴天時なども画面は見やすいです。
保護ケースやフィルムは自分で買おう~PDA工房の黒影とエレコムのケースがおすすめ~
例によって保護フィルムやケースは付属していないので、自分で購入しましょう。
昨年のR9のケースも利用できますが、私が持っているシズカウィルのケースは今回買ったPDA工房の保護フィルムと干渉したので…
ヨドバシカメラに行って干渉しないことを実物で確認できたエレコムのハイブリッドクリアケースを買いました。
手触りは正直背面が安っぽいですが、着脱しやすく頑丈で総合的には良いケースですね。
このエレコムのハイブリッドクリアケースにgoBeltを装着して、保持力を高めてAQUOS R10を使っています。
画面サイズ6.4インチということで本体サイズは少し大きいため、goBeltがあったほうが絶対に保持はしやすいですよ。
保護フィルムは家電量販店で売ってるやつだとインカメラの横のなんかのセンサー部分まで空いていて見栄えが悪いものが多いです。
保護フィルムは黒影という、PDA工房の高光沢ながら反射は抑えられるタイプのやつを貼りました。
サイズは画面をしっかり全体覆えるので問題なし、カメラで撮っても画面がしっかり反射無しで見える程度に反射も抑えてくれています。
黒影はやや傷つきやすいのが弱点ですが、まぁ安いフィルムなので気になってきたら買い足して貼り替えればいいかと…。
シャープ純正シリコンケースも買ってみた
せっかくなので純正シリコンケースも買ってみました。
本体との一体感が流石に純正だけあって素晴らしいです。
ちょっと手のひらに引っかかる感じのサラサラとぬとぬとの中間くらいの手触りですね。
音量ボタンはガード、指紋センサー部分は押しやすいような加工がなされています。
ただしジーンズとかのポケットに入れて持ち歩く際、かなり素材の関係で引っかかって出し入れしづらいです。
結果としてメインのケースはさっきのエレコム激安ケースにしつつ、たまにこっちを使うような感じになっていますね。
ちなみにけっこう在庫が少ないです。
AQUOS R10のスペック・動作をチェック!最新最高性能ではないけど流石に快適
AQUOS R10のスペックは以下のとおりです。
価格(シャープ公式ストア) | 256GB99,770円、512GB107,800円 |
OS | Android 15、最大3回OSバージョンアップ、5年セキュリティ更新 |
SoC | Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB/512GB |
画面 | 6.5インチ、2,340×1,080、120Hzリフレッシュレート |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
重さ | 197g |
アウトカメラ | 約5,030万画素+約5,030万画素超広角 |
インカメラ | 約5,030万画素 |
おサイフケータイ/防水 | ◯/IP6X・X5・X8 |
SoCが去年のままかつカメラなども画素数やレンズ構成に変化がないため、正直地味だなとは思います。
画面輝度が向上したりスピーカー音質やカメラの細かい表現力が変わったりなど、スペック表から分かりづらいような部分が進化してる機種なんですよね。
Antutuベンチマークテストでは1366435点でしたが、当然ながら去年と全然変わりません。
Geekbench 6はシングルコア1801点、マルチコア4879点。
またGPUのスコアは8107点でした。
実際動作としては学園アイドルマスターを最高画質60fps設定でもそれなりに快適に遊べます。
原神やゼンゼロなどもわりと快適に遊べるので、どうしても最上級設定で超快適に遊びたいとかでなければ10万弱で買えるこのAQUOS R10でも問題はないかと。
YouTubeに投稿したレビュー動画のほうで映像で見せているので、そちらもご覧いただければ。
ゲーム以外の普段遣いの動作も非常に快適で、実際に私は2025年7月末現在普通にメインスマホとして使っていますが何も支障はないです。
前年からの性能面のわかりやすい進化はないとはいえ、快適に使えるのがAQUOS R10ですね。
AQUOS R10のカメラ作例をチェック!

藤田ことね
AQUOS R10のカメラはライカ監修レンズを使用しているわけですが、正直ライカっぽさみたいなところは本家を使った経験のある私からすると「う~ん…?」みたいな感じではありました。

力士像
普通にキレイに撮影できますが、「強いて言えば影と光の塩梅的な部分がちょっとだけそれっぽいかな?」くらい。

鳥
AQUOSのカメラアプリは機能が多いものの微妙に使いづらい印象。
iPhoneやPixel、Galaxyと比べて例えばピント合わせのやつが中途半端にデジタルカメラ的な感じの表示だったりとか…。
またsense9あたりと比べると改善されてるように思いますが、撮影直後とか倍率変えようとしたりした際にちょっと待たされたりしますね。

セミの抜け殻
出てくる写真自体は満足度がけっこう高い傾向なんですが、アプリの使いづらさやちょっとでも暗いとすぐブレるあたりなんかはイマイチ。
まあ、使ってれば徐々にカメラ特有のクセみたいなものにも慣れてはくるかと。

通路
ライカと連携したりしてるわりにカメラの撮影体験周りはちょっと微妙なところは、そろそろ改善して欲しい印象。

うまトマハンバーグ
料理写真はうまトマが赤くなりすぎてないか?とスマホの画面で見たときは思ったんですが、パソコンで見るとまぁ悪くない気もしてきた。

紅い
うまトマうまいけど昼に食べられなくなった結果晩飯としてしか選べなくなったのがやや難儀。

超広角写真
超広角写真もそれなりですかね。

ズーム前
なんかクワガタがいたのでズームもしておくか。

ズーム後
ズームは望遠レンズがないのでデジタルズームです。
そこそこ高い機種なので正直望遠レンズは欲しいと思うんですが、まぁ今の仕様に望遠を付けると10万じゃ済まなくなるのだろうと考えるとデジカメでも用意してそっちでズームすりゃ良いかな…。

夜景
夜景は正直PixelやGalaxyあたりのほうが良いので、期待し過ぎはNGではあります。
カメラの写りは全体的に去年より若干クセが弱くなって一般向けになったようなイメージがありますが、他社のカメラと比べるとやや「映え」的な鮮やか傾向は抑えめですね。
その他、AQUOS R10を使ってみて感じたことまとめ
最後に、AQUOS R10の諸々の感想をまとめます。
スピーカー音質がけっこう良い
AQUOS R10はけっこうスピーカーの音質が良くて、単体で動画とかを見ててもそれなりに満足度が高いですね。
流石にスマホ史上最高とかではなく、Galaxy S25 Ultraでイコライザいじった時よりちょっと下くらいですが。
なおXperia 1 VIIが今年買ったスマホで一番スピーカー音質が良かったんですが、アレは文鎮化して手元から去ってしまいました…。
ダイレクト給電がありがたい
ダイレクト給電は、充電ケーブル接続時に給電だけすることで発熱やバッテリーの劣化を抑えられる機能です。
XperiaにはHSパワーコントロールというのがありますし、あとGalaxyも一応設定すれば同じような機能があるんですがこれらはゲーム用。
ゲーム以外でも常時ダイレクト給電ができるのは、AQUOSの強みなんですよね。
あとはnubia系やarrowsあたりでも利用可能。
512GBモデルあり、microSDにも対応しているありがたさ
今回は512GBモデルが追加されたので、たくさん写真とかを入れて持ち歩きたい人やゲームをたくさん遊びたい人にとってかなり魅力的になりました。
しかもmicroSDカードも使えるので、データ移行をさっさと済ませたい人にはありがたい仕様です。
私はXperia 1 VIIが返品になってしまったので、それに入れてた1TBのサムスンのmicroSDカードを本機に入れて使ってます…。
バッテリー持ちは酷使しなければ2日いける
流石にバリバリ使うとバッテリーは1日で限界になりますが、仕事とかの合間にちょっと使うくらいなら2日はいけると思われます。
私も毎日しっかり充電しているわけではないです。
とくに自宅ではタブレットなどを使っているような場合だと夜のバッテリー消費があまりないので、2日使うことは用意かもですね。
キーボードの反応はやや微妙に感じる
Galaxy等と比べるとややキーボード利用時のフリックの反応が悪い気もします。
キーボードアプリ側の設定でちょっと反応周りをいじるとかしたほうが良いかも。
また両手で持ってどんどん打つのが私のスタイルなんですが、けっこう隣の指側が反応しちゃって正しく打てないときとかありますね。
スマホに出せる金額ってこのくらいが上限ですよね
スマホは2020年くらいからどんどん上限価格が上昇してまして、今や最上位機種だと普通に20万円とかになっています。
しかしながら20万は普通の人には出せないでしょう。2年レンタルで買うにしても月々の支払額は凄いことになります。
AQUOS R10やXiaomi 14T Proなど、各社が最近10万円くらいで買える適度に高性能なスマホを出してきています。
個人的にはこのくらいの価格帯でできる限り強い機種みたいなのを各社がどんどん出してくれると楽しいですね。
iPhone 16eももう少し削られてない内容だったらより魅力的にはなっただろうな…。
まとめ
AQUOS R10、非常に良いです!変化が地味過ぎて人に勧める難易度がやや高い気はしますが。
昨年のR9やsense9も同様なんですが、使ってみると良さがわかるタイプの機種なように思います。
一応紹介しておくとIIJmioでは2025年8月31日まで、256GBモデルはMNP一括79,800円、512GBモデルもMNP一括89,800円から購入可能なのでIIJmioへ乗り換えを考えている方はそっちで買うとけっこうお得ですね。
なぜかAQUOS系ってAmazonの販路が弱い感じなので、普通に単体で買うなら楽天なりYahooショッピングなりヨドバシ等にはなってきそうです。