2022年以降、日本国内で販売される3~7万円台くらいのスマホは「Snapdragon 695」というチップを搭載する傾向にあります。
例えば当サイトで紹介した機種ではReno7 AやXperia 10 IV、moto g52j 5G、AQUOS sense7がSnapdragon 695搭載でした。
2023年に入ってからも同じで、Reno9 AやXperia 10 V、moto g52j 5G IIなどSnapdragon 695搭載の機種が出続けています。
この記事では、2023年発売でSnapdragon 695以外のCPUを搭載しているスマホを探してみました。
目次
そもそも、Snapdragon 695って悪いのか?
ネット上のガジェットマニア界隈だとどうにも人気がないSnapdragon 695ですが、実際べつに極端に挙動が悪いってわけではないと思います。
たまにブラウザとかのスクロールがカクついたり画面の切替時に挙動が怪しくなったりすることがあるんですが、その程度で概ね問題なく動画視聴やブラウザ利用などはできます。
私が前に買ったmoto g52jの記事を読み返してみても、「思ったよりサクサク」とか書かれてますね。
ただし機種によっては極端に挙動が悪いものも含まれてる感じ。
本体デザインや軽さなどはかなり満足度が高かったXperia 10 IVですが、挙動はmoto g52jと雲泥の差でまともに使えないレベルでした。
メーカーの調整パワー的な都合?
AQUOS sense7もカメラや本体デザインは良かったものの、なんか挙動が怪しかったりスピーカー音質が悪すぎたり。
スピーカーが悪いのはべつにSnapdragon 695のせいではないですが、Snapdragon 695搭載端末は基本3~7万円くらいと価格が抑えめなので、CPU部分以外にもなにかイマイチな要素が入ってきたりすることはある感じでしょうか。
またマニア的には、ここまで述べてきた通りやたらにこのチップを採用するスマホが多い+大人の事情か2年連続でSnapdragon 695を搭載するスマホを出すメーカーが多い結果「もう飽きたよ!」となってしまうわけですね。
一般の人からすれば機種そのものが快適に使えさえすればここはどうでもいい部分ということですが、まぁ正直手放しでおすすめできるほどコスパの高さを感じるような快適さでもないのでなんとも。
2023年発売・Snapdragon 695以外を搭載している7万円以内のミドルスペック級スマートフォンを探す
というわけで、2023年に発売されていてSnapdragon 695以外のチップを搭載したスマホを探してみました。
なおSnapdragon 695を下回るやつは今取り上げても仕方ないので割愛、またSnapdragon 8 Gen 2などを搭載する20万円級のハイエンドスマホも今回紹介する機種を検討する層はそもそも選択することがないと思われるので除外します。
ちなみに2023年に低価格帯のiPhoneは出てないし、iPhone検討する人は普通に投げ売りの13なりSE3買えばいいので迷うこともないだろうからこれも紹介してません。
迷ったらこれを選べばOKのPixel 7a
2023年5月に発売されたPixel 7aですが、62,700円(Googleストア)と絶妙な価格でGoogle Tensor G2という2022年のPixel 7シリーズに搭載されたチップを搭載。
Google Tensorは同年のSnapdragon系チップと比べると性能が2~3世代分くらい落ちる感じみたいですが、実際使っててもっさりするようなことはないので最新のめっちゃ性能が求められるゲームを超快適に高画質で遊びたいとかでなければ問題はないかと。
PixelシリーズはOSアップデートが最大3年間・セキュリティアップデートが最大5年間みたいな感じで長期間使えるし、AndroidのOSを手掛けているGoogleが自ら展開している点も魅力的。
おサイフケータイや防水にも対応していて、機能面でも充実しています。
カメラもGoogleの技術によりかなりキレイに写真・動画を撮影可能で便利。上位モデルと違ってPixel 7aだと望遠レンズはないですが。
あとCMでやってる消しゴムマジックとかもありますね。私は使うことないが…
とりあえずできるだけ安くて快適に使えるスマホを選びたいということであれば、Pixel 7aを選んでおけばまず後悔することはないかと。
強いて言えばPixelシリーズはmicroSDカードに対応していないので、データをmicroSDカードでいっぱい保存して持ち歩きたいような場合は注意です。
【参考】Pixel 6aがUQ mobileより2023年に発売されている
2022年夏に発売されたモデルなので本来型落ちではあるんですが、2023年5月よりUQ mobileでPixel 6aが発売開始されました。
公式オンラインストアでは乗り換えで31,270円から購入可能です。
投げ売りで買う場合2年後返却が基本のPixel 7aと違って、Pixel 6aは一括で買えるのが魅力ですね。
Pixel 6aも性能的にはGoogle Tensorというハイエンド級のCPUを搭載しているので、コスパは高いモデルになります。
Pixelシリーズは3年間のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートがあり、Pixel 6aの場合発売から1年経ってるのでOSアップデートは後2年ですがセキュリティアップデートなら4年はあるのでけっこう長く使い続けられるのも魅力。
画面リフレッシュレートが60Hzなので、90Hz対応のPixel 7aと比べると画面スクロール時などの表示の動きの滑らかさでは不利だがあんまり気にしない人も多いかと。
motorola edge 40
motorola edge 40はDimensity 8020というチップを搭載、DimensityはMediaTekのやつですね。
Media TekのCPUって一昔前は海外のよくわかんない端末で採用されてることが多かったですが、最近は大手メーカーが国内向けに販売する機種でも使われる機会が増えている印象。とりあえず1~2年くらい前のハイエンドくらいのAntutuベンチマークテスト結果が出たりするっぽいので気になるぞ。
メモリ8GB・ストレージ256GBと性能面で充実しているmotorola edge 40、おサイフケータイや防水にも対応しています。
6.55インチと大画面でありながら171gと軽めなのも魅力的。68Wの急速充電を本体に同梱されている充電器で行えるのも良いね!
画面リフレッシュレートは144Hz。
弱点はmicroSDカードに対応していないことですが、まぁ本体ストレージが256GBもあるのでそこまで問題ない方も少なくないのではないかと。
IIJmioでは2023年8月31日までMNP一括39,800円という価格でmotorola edge 40を販売しておりまして、買うかめっちゃ迷ってます今。
Galaxy A54
UQモバイルなどで販売されているGalaxy A54は、乗り換え+増量オプションIIとコミコミ・トクトクプラン契約で52,730円から購入可能。
Exynos 1380というチップを搭載していて、ハイエンドレベルとは行かないまでもそれなりに高性能ではあるみたいです。
120Hzリフレッシュレート対応や6.4インチの大画面といった、Pixel 7aにはない魅力もちらほらあります。
microSDカードも使えるぞ!おサイフケータイや防水にも対応済み。
ただし気軽にオンラインなどで本体のみを買えないのは難点、といったところでしょうか。(一応キャリアのオンラインショップで買えはしますけどね)
発売時点からめっちゃ使ってみたいなぁと思ってるんだけど、購入が手間なので結局手を出せておりません。
まとめ
というわけで、Snapdragon 695を搭載していない良さげなスマホを探してみました。
今回紹介した中ではPixel 7aや6aは実際に私も買って使ってみたことがありますが、どちらも手頃なサイズ感と十分な性能で満足できる機種でした。
Pixel 7aはちょっと重量が重いので、軽さ重視ならあえて型落ちのPixel 6aを選ぶのも良いかもしれないですね。
人に今から勧めるならPixel 7aかな。最新かつ価格が抑えめで性能高いというまさに高コスパなモデル。
今私が気になっているのはmotorola edge 40、ヨドバシカメラで前本体見たらけっこう格好良かったので触ってみたいと思ったんですよね。
予算を用意するのが大変だけど購入してみるかもしれないです。