現在私はiPad Proの11インチ・第3世代を使っているんですが、第4世代やその他iPadバリエーションの値段が高すぎてそろそろ追い続けるのもしんどいと感じてきたためXiaomi Pad 6を今回購入してみました。
Xiaomi Pad 6はメモリ6GB・ストレージ128GBモデルがAmazonにおいて通常49,800円という、5万円切りの低価格で販売されています。
スペックだけ見るとSnapdragon 870搭載・ステレオスピーカーや144Hzリフレッシュレートの液晶画面などかなり充実しているXiaomi Pad 6。
しかし実際に使ってみないと快適かはわからないということで、今回Xiaomi Pad 6がiPad Proからの移行先になるかどうか検証してみたぞ。
ちなみにメモリ8GBのモデルも売られているので、より性能を重視する人はそっちを選んでもいいかもだけど多分基本的にメモリ6GBので十分だと今回思いました。
なおこの記事にはアフィリエイト項目が含まれますが、紹介している商品は私が個人的に購入したものになります。
目次
Xiaomi Pad 6を開封しつつ外観をチェックだ!
いきなり画面点灯してますが、タブレットは画面大きいので反射するからやむを得ないのだ…。
16:9比率の動画を再生した状態で撮影しているので、動画見た時の映りの感じはわかりやすいのではないかと。
インカメラは横向きにした時に上に来るという、最近のタブレットで多い形式。これじゃないのってiPadくらいか?
まぁSkypeとかでビデオ通話するなら絶対ここにインカメラあったほうが良いと思いますが、縦持ちで使う場合顔認証時にここに指とかが当たってるとエラーになるのでそこは注意だな。
Xiaomi Pad 6には指紋認証センサーがなく、顔認証のみなのでインカメラの位置はしっかり把握しておこう。
Xiaomi Pad 6の背面はこんな感じで、iPad Proっぽいです。
接続端子っぽいのとXiaomiのロゴがあるくらいかな?違いは。
今回シャンパンゴールドを選択しております。
シャンパンゴールド系の明るい色は、多分手で持った時に背面が汚れにくいだろうということで。上の画像はiPad Proですが、開封して机に置いただけでこのくらい手の跡が付きましたからねスペースグレイ。(全体の画像もあるんだけどけっこう見苦しかったから端の部分だけの画像を載っけた)
カメラは巨大で、正直持ったとき邪魔です。iPad Proもケース着けない場合そんな感じでしたが。
タブレットのカメラ、そう頻繁に使うもんでもないからここにむやみに予算割かずもっとコンパクトに纏めて欲しい。
お年寄りがたまに旅行地で使ってるくらいだし、インカメラはともかくアウトカメラは最低限見られる程度の性能で持った時に邪魔にならない出っ張らない形状を希望。
本体上部、横持ち時は左側面になるのかな?には電源ボタンが。
そしてスピーカーがありまして、ドルビーアトモス的なロゴも記載されております。
本体下部、横持ち時の右側面にはUSB-C端子があります。スピーカーも。
横持ち時に左右にスピーカーが配置されるナイスな構成ですね。
まぁXiaomi Pad 6、正直なところめっちゃiPad Pro感ある本体設計です。
Xiaomi Pad 6の付属品は33W対応急速充電器|ケースをAmazonで買ってみた
Xiaomi Pad 6の付属品は充電器とUSBケーブル、あと説明書。
Xiaomi Pad 6の付属充電器ですが、こいつ33W急速充電対応仕様なので使ったほうが良いやつですね。
充電器がUSB-A端子でケーブルも片側USB-Aになってるという、海外スマホの専用急速充電器一式でよくあるパターン。
まぁ正直普通に既存のメーカーの急速充電器で素早く充電できりゃいいかなとも思うんだけど、この専用設計のおかげでコストをかけずに急速充電ができてる的なことなのかもしれん。
で、ケースや保護フィルムは付属しておりません。
だからAmazonで買ってみたぜ!
なんと保護フィルム2枚付きで1,299円のケースがありました。Mutucuとかいうブランドのやつです。
なかなか豪華ですよねこれ。
まぁ本当に可もなく不可もない感じの安価なケースですね。
背面カバー部分がプラスチック系の素材になっててガッチリ固定するやつ。
iPadだと磁石で簡単に着脱できるケースも多いんだけどXiaomi Pad 6はなさそう。
ケース内部はこの手触りがあんまり良くない化学繊維みたいなやつ。
Xiaomi Pad 6にケースを装着!
まあ本当に可もなく不可もないケースだな。
安いしとくに不満はないが。
端子部分は空いてます。
ちょっと固定部分が飛び出してるので落下時にダメージを軽減してくれそう。
保護フィルム装着してみたんだけど、デカいかつペラペラなのでとにかく貼りづらいです。
2枚使って2枚とも失敗だった。めっちゃチリが混入した。
とはいえケースのおまけで実質無料みたいなもんだから文句は言うまい。
フィルム自体の出来は問題なく、ちょっと指紋とかは付きやすいが画面表示への影響はないです。
Xiaomi Pad 6のケースにはスタンド機能があります。
よくあるこの蓋を丸めて立たせるやつですね。
とりあえず安いし、ケース選びで迷ったらこれ選んでおけば間違いはない類の商品だとは思う。
Xiaomi Pad 6を使ってみた感想|iPad Proの代わりになるの?
というわけで、Xiaomi Pad 6を使ってみたから感想をまとめていくぞ。
できることとしてはタブレットなので普通にブラウザとか動画再生とか電子書籍という感じなので、スペックの数値とかをグダグダ述べるのではなく単純に使用感に差があるかどうかを今回書いていきたいと思います。
というか、Antutuベンチマークテストしようとしたんだけどなんか専用のアプリ入れろとか色々表示出たりしてうまく検証できんかったわ。
Snapdragon 870とiPad Pro11インチ第3世代のM1には雲泥の性能差があると思われるので、数値は比べるまでもないからプリコネとかドルフィンウェーブとかの動作を見ていこうと思います。
アプリの切り替え時などのサクサクさはiPad Proのほうが少しだけ上だと感じた
Xiaomi Pad 6とiPad Proの、普段遣いにおける差として一応注意したいのはかなり細かいちょっとした部分のサクサクさではiPad Proの方が上かなという点。
Xiaomi Pad 6だとアプリの切り替え時などにわずかにサクサクさに欠けるときがあると思ったんですが、iPad Proは24時間365日常時あらゆることが100%快適。
流石にCPUや、多分メモリ容量辺りの差が出てるんだと思われます。
以前買ったGalaxy Tablet S8+はかなりiPad Proに近いレベルの究極なサクサク感だったと思う。
とはいえXiaomi Pad 6も全然ストレスを感じるレベルの悪い動作ではないので、ここの差のために3倍くらいの金額出すべきなのか?と言われるとそれはまったくないかなと正直思いました。
満足度を高く見積もっても8%くらいアップさせるためだけに10万オーバーの金額払うのは、この値上げ時代では厳しい。
まぁ一応心配な人はメモリ8GBのモデルを購入すれば、多分ちょっと快適さが上がるんでないかな?
動画再生をしてみた|スピーカー音質良し、画面もキレイでiPad Proと遜色なし!
Xiaomi Pad 6を買ってまず試してみたのが動画再生なんですが、想定以上にスピーカーの音質が良いし画面も綺麗だった…。
画面の明るさは多分上限まで上げた場合iPad Proの方が上なんですけど、家で普通に使う分にはXiaomi Pad 6で全然問題ない。(夏場などに明るい屋外で使う人はこの差がやや厳し目になる時があるかもしれん)
ドコモで昔よく取り扱ってたHUAWEIのタブレットとかもそれなりに画面綺麗だった記憶があるけど、Xiaomi Pad 6はかなりiPad系に近いレベルまで行ってますね。
スピーカー音質もまぁ流石にiPad Pro11インチの方が多分音質(音の解像感というか、音響の迫力みたいなもの)上ではあるんですけど、使っていてストレスを感じるような籠もった悪い音とかは出ず普通にキレイかつサラウンドな感じに聞こえるのでこれに不満を覚える人はそんなにいないのではないかと思いました。ちゃんと左右から音出るし。
動画再生用途については、私はXiaomi Pad 6でもiPad Pro第3世代・11インチの代わりになると感じました。移行してもストレスなし。
ブラウザを閲覧してみた|普通に快適だが画面比率の違いには慣れが必要。
ブラウザはChromeを検証してみました。
iPad版とかGalaxy Z Fold4とかで使う場合と同様スマホのChromeをデカくした版みたいな感じで、どうせタブレット向けに出すならもっとパソコン版に寄せた感じにできればいいのになと思わなくもない。このアプリ。
で、ブラウザの動作についてもとくにiPadと比べての差は感じられず。見やすいし、快適です。
ただ画面比率がiPad ProとXiaomi Pad 6で違っていて、Xiaomi Pad 6ってかなり縦長なんですよね。
横持ち時は横長。
iPadの画面比率は昔のテレビのような4:3に近い感じなので、画面全体を確認しやすいんだけど…、Xiaomi Pad 6はそれは厳しい感じ。
慣れればとくに違和感なくなってくると思うんだけど、iPadから移行するなら画面比率の違いに慣れは必要だな。
電子書籍を読んでみた|縦長ディスプレイなので横持ち時の見開き表示で漫画を読みやすかった
Xiaomi Pad 6で電子書籍を読んでみました(漫画)が、こいつ横持ち時に画面が横に広い結果、見開き表示で漫画を読みやすいです。
iPadだと見開きでは1ページ毎の表示がもっと小さくなるはず。
縦持ちでの単ページ表示ならiPad Proの方が多分有利ですが、横持ちで2ページずつ表示の見開き仕様で使うのであればXiaomi Pad 6の方が満足度高いと思いました。
Gboardによる画面内のキーボード操作が過去最高レベルで快適!
私が今まで生活においてAndroidタブレット定着に至らなかった最大の理由が、Gboardでのキー入力がなんか動き悪かったこと。
Galaxy Tablet S8+も本体自体の挙動には不満がないものの、画面内キーボードの操作がしづらくて結局定着できませんでしたからね。
Xiaomi Pad 6は何故か、今までのAndroidタブレットで一番キーボード入力が快適。誤入力が全然起こりません。
Gboardアプリが改善されたのか、Xiaomi Pad 6の調整が良いのか。
Gboardを快適に使えることは、今回iPad ProからXiaomi Pad 6に乗り換えても問題ないと判断する最大のポイントとなりましたね。
一応ゲームをしてみよう|プリコネとドルフィンウェーブ
私タブレットでゲームすることがほとんどないんですが、一応レビュー記事なので普段遊んでるゲームくらいは検証してみますか。
ゲームブーストみたいなのは使われてる上での挙動評価になります。
ということでまず毎日遊んでいるプリンセスコネクト ReDive!をやってみましたが、こちらはとくに問題なく遊べました。
Galaxy S23 Ultraとかでやるのと変わらない感じ。
ただしこのゲームが一番サクサクなのはiPhoneやiPadといったiOS端末で遊んだ場合で、そこと比べると若干の画面遷移時などのスムーズさに差はあるかも。とはいえスペックというよりはゲーム側の調整の差みたいな部分な感じがする。
続いてドルフィンウェーブをやってみましたが、このゲームについてはiPad Proはもちろんのこと、Galaxy S23 Ultraと比べてもバトル時の動作が重めだったのでスペックの差が出てるんじゃないかと思いました。
遊べないわけではないんだけど明らかにたまにカクつく時があるって感じ。
ただし、もっとハイエンドなCPUを積んでいるXperia 1 VやXperia 5 IVよりかはXiaomi Pad 6の方が総合的にはスムーズに動作してる。
Xperia 1 VやXperia 5 IVだとバトル画面で異様な発熱をしてゲームが強制終了したりすることが多いんですが、Xiaomi Pad 6は今のところそこまでではない。
とはいえあんまり快適とは言い難いので、ドルフィンウェーブやるなら手持ちの端末ではGalaxy S23 Ultraになるな。このゲームが手持ちの機器において一番快適なのはiPhone 14(無印)だが。
ゲームに関しては私の遊んでいる範囲内でも明確にiPad Pro>Xiaomi Pad 6だったので、タブレットで最新のゲームをバリバリ遊ぶぞ!って人はXiaomi Pad 6だと物足りない部分がチラホラ出てくると思われます。
多分無印iPadでもXiaomi Pad 6よりは圧倒的にゲームサクサクだと思う(iPhoneってよほどの型落ちにでもならない限り最新ゲームが性能不足になることないですよね)ので、Proを無理に選ぶ必要はないと思うがゲームするならiPadが無難かと。
ニアバイシェアが都合良い
私は手持ちの機器が基本的にWindowsとAndroidでまとまっているので、ニアバイシェアを使用して写真とかのデータを無線でやり取りできるようになったのもXiaomi Pad 6のありがたい点です。
なおiPhoneユーザーならiPadとかMacを使用して「AirDrop」を使うのが良いと思われる。
Xiaomi独自のMIUIはスマホよりは違和感なく使えている
Xiaomi端末ってOSのカスタマイズがけっこう激しくて、他のメーカーのAndroidスマホ使ってるとそこそこ混乱するんですよね。
Xiaomi Pad 6もなんというかiPadみたいな感じのOS設計になっているんですが、スマホよりかは違和感なく使えてる感じですかね。
例えば標準だとアプリドロワーがなくてインストールしたアプリ全部ホーム画面に出てくるんですが、設定からいじればドロワーにまとめられます。
GooglePlayストアを使える点がFire Max 11より強い
安く買えてそれなりに快適なタブレットとしては、AmazonのFire Max 11という選択肢もあります。
こいつは64GB34,980円で、2023年8月15日現在だとセールで28,980円。セール時は3万円を切ることもあるって感じです。
Fire Max 11も画面の綺麗さとか全体的な性能にはほとんど不満なしでした。リフレッシュレートが60Hzだったりはするけど価格自体も安いので。
ただ、Fire Max 11はGoogle Playストアからアプリを入れることが不可能。ChromeなどのGoogle系アプリも利用できません。
結果として入れられないアプリが多数、例えば今回検証してみたプリコネやドルフィンウェーブは無理ですし、YouTubeも変なブラウザを表示してるだけみたいな謎仕様アプリしかないです。
Xiaomi Pad 6であればGoogle Playをしっかり使えるので、使いたいアプリをインストールできないやんみたいな問題は起こりません。
私の場合タブレットでは動画や電子書籍がメインだから概ねFire Max 11でもいいはいいんだけど、YouTubeのまともなアプリがない+Chromeが使えないと検索履歴とかブックマークも共有できないといった点が困りものでしたね。
Fire Max 11とXiaomi Pad 6には価格的には15,000円くらいの差がありますが、私としては迷ったらXiaomi Pad 6を選ぶことをおすすめしたい。
まとめ
というわけで、今回はXiaomi Pad 6を購入しつつiPad Proと使い比べてみての感想を書きました。
Xiaomi Pad 6、めっちゃ良いじゃん…。
Xiaomi Pad 5スルーしちゃってたけど、これ去年の時点で使ってみておくべきだったのでは?と後悔。
Xiaomi Pad 6を経験すると、無理にiPadにこだわり続ける必要ない時代になってきてるなと感じられますね。
現在日本国内では、NECとかOPPOとかアイリスオーヤマとかAmazonとかサムスンとかGoogleとか…他の企業も含めてAndroid系タブレットを多く販売される時代が再び来ています。
まぁ格安すぎて性能も微妙…みたいな機種が多いっぽいし、良いものは逆に10万以上で高いケースも散見されます。
このXiaomi Pad 6は、5万円程度で買えつつ全体的に十分快適ということでマジで2023年時点のベストAndroidタブレットなのではないかと思いました。
先日レビューしたFire Max 11もそれなりに良かったけど、アレと違ってこいつGooglePlayストア対応なので、よほど予算の都合でもない限りはXiaomi Pad 6を選んでおいたほうが良いと思われます。
結論としては、Xiaomi Pad 6は珍しく手放しでおすすめできる端末でした!iPad Proは売却して、これからはXiaomi Pad 6を使っていこうと思います。
まぁiPadが嫌いになったわけでは全然ないので、そっちもまたなんかの機会に買うことはいくらでもあると思いますが。
iPad無印の第11世代とか、出たら触ってみたいかな。
レビュアーとしては最新の最上級端末をもちろんどんどん触ってみたいんですが、ぶっちゃけ高すぎる機種って手が届きにくいため需要が薄いことがサイトやYouTubeの閲覧統計みたいなの見るとよくわかるので…、できるだけ高コスパ系の端末を重点的に紹介していきたいと最近は感じている。
なおXiaomi Pad 6を検討するにあたって注意したいのが、検証項目で言った通りゲームはそんなに快適でもない場合がある点。
プリコネは問題ないけどドルフィンウェーブは微妙だったので、CGバリバリ動く系の最新ゲームは得意ではないと思われます。
ゲーマーにはiPad系がおすすめ、そんなにタブレットでゲームしないならXiaomi Pad 6を選ぼう。
またiPad Proなら動画編集とかイラスト作成とかのプロ向けアプリを最良の環境で使えるので、クリエイターの人は言うまでもなくiPad Proを選ぶべきです。
私はタブレットについてはライトユーザーなので、Xiaomi Pad 6で十分といったところ。