Surface Pro Xは、Microsoftが発売したARM版Windows10搭載の最新2in1パソコンです。
ARM版Windowsは、スマートフォンなどで使われているものに近い特別なCPUを搭載しているのが特徴。
結果として通常のWindowsPCと比べて色々なメリットもあればデメリットもあるとのことなので、新しい物好きの私が買うべきか悩んでいきます。
目次
Surface Pro Xのスペック・価格をチェック
Surface Pro Xのスペックは、以下の表にまとめたとおりです。
本体価格(ビックカメラ) | 142,780円〜241,780円 |
CPU | Microsoft SQ1 |
メモリ | 8、16GB |
SSD | 128、256、512GB |
画面サイズ | 13インチ、2,880×1,920 |
重さ | 774g+キーボード |
バッテリー持ち | 最大13時間、1時間で80%の急速充電対応 |
LTE | SIMフリー、標準対応 |
私は256GBストレージのモデルをここまで書いた時点では検討しているので、購入価格は164,780円。
メモリ16GBは20万オーバー
メモリ8GBモデルだと142,780〜164,780円に収まりますが、16GBだと204,380〜241,780円とさらなる高額化。
私が買うならメモリ容量は妥協して、8GBモデルを選ぶことになります。
CPUがintel製じゃないので挙動がどんな感じかなんとも言えませんが、自宅のデスクトップや手持ちのMacBook Airが8GBでとくに困ったことないし。
SSD容量2倍で2万アップ
128GBのSSDなら142,780円で買えるSurface Pro Xですが、256GBになると一気に164,780円に増額。
内蔵SSDって128GB増えるだけで22,000円も高額化するのか…
ペン付きキーボードは32,560円
Surfaceを買うなら必須のキーボードは、ペン付きモデルを選ぶと32,560円。
ペンとセットじゃない独立したキーボードだと18,040円、ペン単体は17,490円で合計35,530円なので、セットのを買ったほうが安いです。
写真見た限りでは、キーボードにペン収納できるのはセット売りのやつだけっぽいし…。
スペックの気になる点2つ〜128GBモデルで十分か?
SSD容量が128GB以上必要になる場面があるのか?
後ほどデメリットの項目でも触れますが、Surface Pro Xで動くのってARM64向けに作られたものと32bit版Windows10向けのソフトだけなんですよ。
MacBook Airが128GBでちょっと物足りないので買うなら256GBかなぁと思ってましたが、128GBで足りなくなるほどソフトを動かせるのか?という。
例えば動画編集するなら素材保存用に256GBは欲しいですが、Surface Proって多分動画編集ソフトあんまり動かないですよね?(Aviutlくらい?)
iTunesもおそらく動かないので、動画や音楽といったデータもそれほど保存しないと考えられます。
また仮にiTunesに限らずCD取り込みソフトが動くとしても、Apple MusicやGooglePlay MusicにCDデータを送っちゃえば本体からは削除して良いし。
SSDは換装可能だけど…
Surface Pro XのSSDは取り外してかんたんに交換できるのも、「安い128GBモデルを使いたい…」と感じさせる理由。
公式サイトにもちゃんと「取り外し可能」と書いてあります。(「自分で交換していいよ!」とは書いてないのでアレですが)
SSDを交換できるのは良いとして、問題なのはSSDの形が普通じゃないことなんですよね。
Surface Pro Xに搭載されているSSDは「M.2」の「2230」で、とりあえずAmazonや楽天では売ってなかったです。
同じM.2でも「2280」ならいくらでも買えるんですが…。
将来的に普及すれば交換用SSDを買えるようになるかもですが、その頃って後継機出てるかこのシリーズが終わってるかしてる気もしなくもない。
Surface Pro Xの魅力はどこ?
ここがメリット
- 最大13時間の長時間駆動・スリープ中の電力消費が少ない
- LTE対応、SIMカードを入れれば常時インターネット接続
- 画面が大きく最先端で格好良いデザイン
- 珍しい仕様なので面白い
- とりあえずOfficeは使える、永久版が付属
使いたい時に自由に・長時間使える
使い勝手の面で魅力的なのは、最大13時間もバッテリーが持つことです。
私は外出先で作業する機会が多いので、長時間使えるのはありがたい。
13時間なら朝から晩までは持ちますよね。
あとCPUが特殊な関係で、他のPCと違いスリープ中に全然バッテリーが減らないらしい。
スリープの方がすぐ作業を再開できるので便利ですが、徐々にバッテリーが減っていくのが他のPCの悩ましさでした。
かといって一旦シャットダウンすると、立ち上がりまで時間がかかってイライラしますよね。
Surface Pro Xなら使いたい時に使って使わない時はスリープさせておけるということで、便利そう。
SIMカードを入れておけばWi-Fi接続無しで通信できるのも良いですよね。
新しいもの好きとしては興味が尽きない
ARM版Windowsはまだほとんど種類がないので、「変わってるパソコン」というだけでだいぶ購入意欲が増します。
折りたたみスマホ・Galaxy Foldは25万弱ので流石に無理でしたが、Surface Pro Xは10万円台にギリギリ収まるモデルもあるので予算もなんとか大丈夫。
画面が大型化していたり、ペンをキーボードに収納できたりと、細かく設計が改善されてより立派になったのも良いですよね。
Surface Pro Xの注意点・デメリットは?
ここがイマイチ
- 通常のWindowsソフトは32bit版のソフトしか動かない
- 2020年1月時点では、ARM64対応アプリが少ない
- 価格がべらぼうに高い
- Surfaceなのでキックスタンド式、平らなテーブル以外で使いづらい
できることが限られるのが難点
今や少ない32bit版向けソフトと、ARM64向けアプリにのみ対応するSurface Pro X。
正直Chromebookと大差ないというか、Chromebookのが下手すりゃできること多いんですよね。
最近のChromebookはAndroidアプリが動くので、快適かはともかく動画編集や電子書籍閲覧など自由自在です。
ARM版Windows搭載のSurface Pro Xはとりあえずブラウジングできますが、あとは使ってみないとなんとも…。
中途半端に32bit版用ソフトに対応してるのは逆に良くない気がする。(できることを絞りづらいから)
私の用途なら問題ないかも?
ただし私の場合、ノートパソコンですることってほとんどないんですよ。
- Googleドキュメントやスプレッドシート、あるいは純正Officeを使った作業
- ネットサーフィン
- このブログの更新
- 軽い画像編集
- iTunesでCDを取り込む
- Skype
画像編集はWindows標準機能とかペイントアプリ使ってこなせます。
Skypeは他のスマホやパソコンでも使えます。
32bit向けの音楽取り込みソフトさえ用意すれば、概ねやりたいことはできる。
そもそも、音楽取り込みは手元のMacやデスクトップPCでやればいいとも考えられる…。
つまり私がSurface Pro Xでしたいことは、概ねこなせる可能性が高い。
実際過去には、ノートPCをChromebookにしていてブラウザだけで作業を済ませてた時期もありました。
Surfaceはキックスタンド式
以前持っていたSurface Proを手放した理由がキックスタンド。
この記事ってベッド上で壁に背中を持たれつつ書いてるんですが、キックスタンドだとできないんですよね…。
机の上で使わないと安定しないのは難点。
まとめ
そんなわけで、Surface Pro Xの購入について悩む話でした。
書き終えた段階でも結論が出ず…。
ただのノートパソコンはMacBook Airがあるので別にいらないんですが、3〜4万安く対応ソフトが多くて同程度の性能のSurface Pro 7買えますからね。
面白のために約20万は、やはり勇気がいる。
ちょっと悩んでみます。
追記(投稿から約1時間後)
買ったぞ…。
ヨドバシ.comでまずキーボードを購入、発生した3,256円分のポイントを使いつつ256GBモデルを入手する感じで。
まぁ、最悪合わなければ売れば良いわけで、とりあえず頑張ってみよう。