Xperia XZ3を買ってみました!2018年秋発売のスマートフォンですね。
Xperiaは2019年より1シリーズが開始され、超縦長21:9の大画面になりました。
Xperia XZ3は背面指紋センサーを搭載、ハイエンドにおけるシングルレンズの最後のモデルです。
今回は、Xperia XZ3が2024年時点の目で見てどんなもんかをレビューしていくぞ。
目次
Xperia XZ3の外観をチェック!
というわけでこれがXperia XZ3の背面です。今回はホワイトシルバーを入手しました。
光沢のあるシルバーボディで高級感はそれなりにあるんですが、まぁ当時のGalaxyやiPhoneがより豪華な感じの外装だったのでそれらに比べるとちょっと安っぽくはあるかも。
指紋認証センサーの位置が下過ぎて、カメラと押し間違える問題
問題点は指紋認証のセンサーの位置です。
当時も散々XZ2時点から文句を言われていましたが、本体の真ん中辺りに指紋認証センサーがあるんですよねこいつ。
で、一般的な背面指紋認証のスマホにおける指紋センサーの位置にカメラレンズがあるんですよ。
しかもデザインの都合かわかりませんが、どっちも真円の形状なのでとにかく押し間違えやすい!
人差し指をかなり下に曲げないと指紋センサーに指が当たりません。これなんでこの仕様で通ったのかがマジで謎すぎる。
指紋センサーは反応さえすればまぁササッと通るんですが、ちょっとでも指が汚れてたり水で濡れてたりするとアウト。
イヤホンジャックなし、USB-C端子
Xperia XZ3にはUSB-C端子が搭載されていますが、イヤホンジャックはありません。
イヤホンジャックはこのあとXperia 1 IIだったかで復活するんですけど、この時期はまだ他社にならってイヤホンジャックなしの仕様となっていました。
ところで今回Cランク品をイオシスで購入したんですけど、全然汚れとか傷がなくて驚きました。
じゃんぱらやゲオならAランク品だろうなこれ。というか、Cランク品になっている理由が全く分からなくて困った。
右側面にあるXperia XZ3のボタンは左からカメラのシャッターボタン、電源ボタン、音量ボタンです。
まぁ位置が中途半端に全部離れててわかりづらくはあります。電源と音量はもっと近くていいだろコレ。
このへんも全体的に1シリーズ以降改善されていったと思います。
とにかくXZ3って1シリーズに至る前の過渡期の存在って感じで、古い仕様とその後も使われる有機ELとかサイドセンスとか新しい仕様が混在してるのが印象的ではあります。
付属品は説明書とイヤホンジャック変換可能なテレビ用アンテナケーブルです。USB-Cポートに接続して使うやつですね。
画面はエッジディスプレイ
Xperia XZ3の画面はエッジディスプレイとなっております。
XZ2までと1シリーズはフラットディスプレイなので、こいつ独自の仕様ですな。
まぁGalaxy Noteの初期のやつ的なだいぶカーブが大きい仕様なので、手のひらの肉が画面に当たりやすいのが難点です。エッジ部分黒っぽい見え方になるし。
ナビゲーションボタンからバーに変更はできない
Xperia XZ3ってまだナビゲーションボタンなんですね、当時はもうバーが主流になっていくタイミングだったと思うのだが…。
ただしサイドセンスで戻るジェスチャーができたりするので、一応ある程度ボタンまで指を伸ばさなくても操作可能だったりします。
Xperia XZ3のスペック|Antutuベンチマークテストなどしてみた
Xperia XZ3はSnapdragon 845を搭載していて、メモリ4GBのストレージ64GBという仕様です。
2024年時点での微妙寄りな機種のミドルスペックスマホくらいの性能はある感じですね。
ということでブラウザとか動画アプリとかを使うぶんには、それほど支障はない感じでした。
しかしゲームアプリはプリコネとかだと重め、容量が小さいので原神を遊ぶのも厳しいと思われます。
まぁ、買うならコンテンツ閲覧がメインである人向けになりますね。
画面リフレッシュレートが60Hzなので、スクロールの滑らかさには欠ける感じ。
とりあえず日常用途ではまだまだ使えはする機種だと思いますが、まぁあえて今から買って使うほどでもないかな…。
Xperia XZ3のカメラ性能は良いの?
Xperia XZ3はアウトカメラがシングルレンズなんですよね。
1からは超広角レンズと望遠レンズもつくんだけど、XZ3まではシングル。いや、XZ2 Premiumは2眼だったりしたけども。
写真はまぁ普通くらいの感じでキレイに撮れますね。
こいつが出る頃にはもう望遠レンズ搭載とかのスマホが多かったので、正直ちょっと物足りなさは感じます。
全体的に明るめにキレイに撮れるのは良いと思う。
そこまで明るくない店内でのラーメン写真なんかもそれなりに美味しそう。ネギの色がちょっと極端だが。
夜景は夜景モード的なのがないのでちょっと暗いですが、最近のスマホでありがちな無理やり暗い場所を明るくした結果現実の風景とだいぶ違ってるよねパターンにはならないです。
ちょっと赤みがかった感じの写真になりやすい気もする。本体の画面も赤っぽい。
この空の色は極端すぎるな…。
雲はだいぶ白飛びしてます。
というわけでまぁ、カメラ用としてあえて今からこの機種を買う必要はないと思いますが、まぁそれなりのクオリティーで写真は撮れますね。
Xperia XZ3その他の使用感まとめ
最後に、Xperia XZ3に関する使っていて感じたことをまとめます。
ステレオスピーカー搭載で画面が有機EL
Xperia XZ3はXperia 1シリーズに寄ったXZ2って感じの機種で、画面が有機ELなんですよね。
スピーカーはいつも通りステレオで、正面側にあるので音が良い感じに聞こえます。
あとXperia 1だとすごく使いづらかった覚えがあるサイドセンスも搭載、こいつはエッジディスプレイなこともありそこそこ使いやすいかもしれません。
まさかの3ボタンナビゲーション固定
完全に忘れてましたが、Xperia XZ3って3ボタンナビゲーションしか選べないんですね。
当時はもうナビゲーションバーが主流になりつつあるタイミングだったと思うんですが、こいつはボタン強制という。
とにかく滑る、持ちにくいのが難点
コイツ背面がつるつる過ぎて滑って落下するし、エッジディスプレイだし指紋センサーの位置が低いしで持ちやすさという点ではコレより微妙な機種なかなかないレベルだと思います。
Xperia 1以降は縦長画面で横幅が抑えられたりエッジディスプレイは速攻でやめたりしたので、ある程度改善されましたよね。
この「過渡期感」を楽しむのに向いた機種だなと思います。
まとめ
初めての購入だったXperia XZ3ですが、まぁ当時スルーしたのは正解だったなと思いつつ一応楽しめはしました。
その後のXperiaの路線が定まっていくにあたっての過渡期的なスマホですね、XZ2シリーズ~初代1にかけては。
個人的には1シリーズの縦長大画面路線は長過ぎるせいでそんなに使いやすいと思っていないので、そろそろ見直しの時期なのではないかと思わなくもないです。
そしてXZ2と3のランチパック形状はもっと洗練させられればこれはこれで持ちやすくて使いやすい!になった気もするので、なかなか惜しいなぁと思ったり。