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Xperia 10 VII使用感レビュー|間違いなく最高傑作、指紋認証や画面リフレッシュレートなど改善

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Xperia 10 VII外箱

Xperia 10 VIIを購入したのでレビューします。

Xperia 10シリーズはII以降だいたい買っていますが毎回もう一声というイメージが強く、とくに気になっていたのが指紋センサーの挙動・反応の悪さや画面リフレッシュレートがいつまで経っても60Hzで古臭いことでした。

今回けっこうネット上では好評の声が見受けられた一方で「SoCが約7.5万の本体価格のわりに性能低くないか」という声もあり、実際どんなもんなのか気になったので本来なら年明け頃に買う予定だったものの早めに入手してみることに。

結論から言うと確かにちょっと金額が大きいのですが、今回は弱点も解消されていてゲーム性能以外はこれといって目立った欠点がなかったため私としてはこの価格でもわりとアリ、という感じでした。

Xperia 10 VIIの外観をチェック!

Xperia 10 VII背面

今回カメラ部分のデザインが大きく変わりまして、まぁ要するにPixelっぽくなりました。

正直VIのほうがここは格好良かったなぁとは思っています。

ソニーロゴがやたら主張しているのはなんというか、ブランドをすごくアピールしてる感じがあって微妙な気もしつつソニーだからいいのか?みたいなところもあり…

Xperia 10 VIIの画面

画面はいつもの極端な縦長ではなくなり、万人向けになったように思います。

インカメラはしっかり画面外に。

そしてリフレッシュレートが今回120Hzに対応したので、iPhone 17と同様明らかに他社に見劣りしていた部分がしっかり改善されたのが良かったですね。

ただし初期設定だとなぜか60Hz固定のままになっているので、忘れずに設定アプリから切り替えてくれ!

Xperia 10 VIIの指紋センサー

そして右の側面には音量、電源、カメラのシャッターボタンがあります。

電源ボタンには指紋認証センサーが搭載されていますが、昨年前ではどうにも反応が遅いし悪いしみたいな感じでイマイチだったんですよね。

今回のXperia 10 VIIでは明らかに指紋認証センサーが改善されていて、他社と遜色ない速度と精度で認証できるようになっています。

VIIと現在の販売価格であるVI(ソニーストアで53,900円まで値下げされてる)には2万円くらい価格差がありますが、ここの進化のために追加で予算を払ってVIではなくVIIを選ぶ価値は普通にあると思うくらいには大きな改善点だと思います。

Xperia 10 VIIのイヤホンジャック

イヤホンジャックはしっかり搭載、そして本機の場合ただ搭載してるだけではなく音質を良くする仕様とかもあるのでここもあえて本機を選ぶにあたっての決め手の一つにはなるのではないかと思います。

私はもうオーディオテクニカのワイヤレスイヤホンを使ってるので、有線イヤホンを使う機会はほぼないですが…

Xperia 10 VIIロゴ

左の側面下部にもXperiaのロゴがあります。凄い主張だな!

というか背面のロゴもXperiaで良くないか?とは思わなくもない。

Xperia 10 VIIのUSB端子

なおフレームとか背面は多分プラスチック系の素材で、あまり手触りの高級感はないかつけっこう触った跡とか残るんですがそれはそれとして持ち心地・さわり心地自体は良いと思います。

ちなみにケースや保護フィルムなどは付属してないので注意。ケースは純正のがあるのでそれを買うのが一番良いんじゃないかとは思うがけっこう高いな…

Xperia 10 VIIのスペック評価|SoC性能だけ低いがそれ以外はかなり充実した仕様

Xperia 10 VIIの本体

Xperia 10 VIIのスペックは以下のとおりです。

価格74,800円
SoCSnapdragon 6 Gen 3
メモリ8GB
ストレージ容量128GB、microSDカード最大2TB
サイズ、重さ約72×153×8.3mm、約168g
画面約6.1インチ、フルHD+、120Hzリフレッシュレート対応
バッテリー容量5000mAh
カメラアウトカメラ:5000万画素+超広角1300万画素
インカメラ:800万画素
おサイフケータイ/防水防塵◯/IP68

168gでそれなりに軽量、サイズも大きすぎず持ちやすい部類だと思われます。

気になるのはやっぱりSnapdragon 6 Gen 3搭載なところですかね、あと128GBのストレージ容量も正直物足りなさはあるんですが後述の理由でまあいいのか?みたいな感じ…

Xperia 10 VIIのAntutu

Antutuベンチマークテストの結果は853161点、数値自体はけっこうよく見えるんですがGPUの数値がけっこうな低さでもあります。

Xperia 10 VIIのGeekbench 6Xperia 10 VIIのGeekbench 6のGPU

Geekbench 6はこんな感じ。

CPUはシングルコア1025点、マルチコア2937点でGPUが2099点でした。

SoC性能は「一般的な用途での動作は問題なし」で、例えば動画を見たりブラウザやSNSを楽しんだりするぶんにはサクサクです。

ただし3Dゲーム、例えば学園アイドルマスターとか原神、ゼンレスゾーンゼロとかをやる場合は画質をけっこう下げてないとキツい感じ。

私は学園アイドルマスターだけは毎日けっこう遊んでるので、それが「高画質60fps」までしか選べないうえでその状態だとけっこう動作が落ちる関係上本機をメイン機としつつゲームするのは厳しいかなとは思いました。

このようなゲームをしないのであれば、まぁ動作で困ることはほとんどないんじゃないかと思います。

AQUOS sense9辺りと比べても、快適度は少し高いです。

ただ少し予算を足すとarrows AlphaとかAQUOS R10とかが視界に入ってくるし、ゲーム性能だけ求める場合はPOCO系辺りのほうが強くはありますかね。

Xperia 10 VIIのカメラ作例をチェック!

Xperia 10 VIIのカメラ

Xperia 10 VIIのカメラはメインレンズと望遠レンズのダブルレンズ仕様です。

中華系の機種でたまにある無意味なマクロレンズとか付いてないのは、見た目もスッキリしてて良いなぁと思いますね。

広角レンズ

カメラの傾向としては色味がデジタルカメラっぽい味付けで、普段ソニーのカメラをバリバリ使っている投稿者的にはとても安心感があります。

メイン機のGalaxy S25 Ultraとか、あと普段よく使うAQUOS系はこれと比べると自然さには欠けるんですよね。

料理写真

目で見たときと同じ感じで撮れてます。

メインレンズ

空の色の感じもiPhoneとかGalaxyとかよりとても自然に見えます。そのうえでキレイ。

最大6倍ズーム

望遠レンズはないのでズームはデジタルズームですが、最大までズームしてもそれなりに綺麗ですかね。(小さい鳥とかにズームするとキツいけども)

超広角レンズ

たまに超広角レンズにすると極端に写りや色味が落ちる機種もありますが、本機は比較的そういうこともないように見えます。

夜景

夜景も写真についてはかなり明るく持ち上げてくれますね、これ実際の景色だともっと真っ暗です。

ただし動画は手ブレ補正がやや弱い、夜景をそんなに明るくしてくれないなどあるので動画重視だとちょっと微妙です。(動画も色味は良いと思うけど)

Xperia 10 VIIその他の使用感について

Xperia 10 VIIの画面上

最後に、Xperia 10 VIIのその他の使用感についてまとめます。

スピーカー音質良し、画面の発色や本体の質感など概ね文句無し

Xperiaはスピーカーが本体の手前側にあるので、横持ちしても手でスピーカーが塞がれないため高音質なんですよね。

今回も同価格帯のスマホの中でも音は良い方だと思います、もちろんもっと高い機種と比べると上には上がいっぱいあるが…

画面も非常に綺麗、本体の質感などもそれなりに良い(高級ってほどではないけど)ため、とくに大きな不満はないですね。

強いて言えばバイブレーション機能の振動の質感はけっこう安価なスマホだな感の強さがあります。

軽くてサイズも大きすぎず、携帯性に優れている

さっきも言いましたが200g超えの機種とかもある中で本機は6.1インチ画面、168gとそれなりにコンパクトな部類です。

スマートフォンにおいて大画面よりも携帯性を重視する人には、Xperia 10 VIIはけっこう満足できるのではないかと。

バッテリー持ちもとくに問題ない雰囲気

まだ使い始めて日が浅いので断言はできないんですが、バッテリーもちゃんと持つ感じはありますね。

数時間放置してても1%も減ってないとか普通にありますし、ゲームで酷使してもそもそも画質とか制限されるせいもあってかあまり負担がかかってないようでそこまで減らない雰囲気。

IV~V辺りがどうやったらバッテリー減るんだよレベルで驚異的だったんですが、その後のVIとかVIIもバッテリーはやっぱり良い感じなのでそこ重視の人にはXperia 10シリーズってなかなか魅力的かもしれません。

まとめ|総合的な仕様は価格に見合っているかもしれない

Xperia 10 VII

発表時はSoCやストレージ性能辺りのパッと見のイマイチ感からの74,800円(SIMフリー版)という価格設定で大丈夫か…?という気分になっていた本機ですが、触ってみると昨年以上に全体的に良くなっていて満足でした。

昨年も最低限使える動作になったうえでカメラも進化してて満足度はわりと高かったんですが、今回はリフレッシュレートや指紋センサーの挙動が改善されたおかげで使っているときのストレスのなさがさらに大幅に上がったように思います。

まあ正直iPhone 17の画面リフレッシュレートと同様ようやくスタートラインに立ったレベルで改善が数年遅かった感じはあるんですが、とにかく良くなったのは間違いないので好意的に受け止めておきたいところ。

ゲーム性能はもう諦める前提になりますが、毎年この調子で的確に進化させていってくれればだいぶこのシリーズも勧めやすくなりそうですかね。

というかこれにもう1段階上のSoC積んで9万円台くらいまでで出してくれればAQUOS R10とかarrows Alphaあたりとかなり良い勝負になりそうだしそれが一番欲しいけど、そのうちそういうのも出してくれんかな…

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