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望遠レンズ搭載スマホのカメラで光学ズームしたはずなのに画質が悪い時の対処法|キレイに撮影する方法とは?【雑記】

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望遠レンズを搭載しているスマートフォンでズームボタンを押して遠くのものなどを撮影した時に、妙に画質が悪くて困った経験がないでしょうか。

今回は、光学ズーム搭載スマホでズーム時に画質が悪くなる理由と対処法について解説します!

スマホでズームボタンを押しても必ず望遠レンズが使われるわけではない

Galaxy S23 Ultraレザーケースカメラ

ハイエンドスマートフォンの中には、望遠レンズを搭載している機種もあります。

例えば私がメインスマホとして使っているGalaxy S23 Ultraは、光学3倍と光学10倍に対応した望遠レンズを搭載しています。

「光学◯倍」と書かれているレンズが備わっているスマートフォンでは、カメラアプリでの撮影時にその◯倍(2倍なら2倍ズーム)に指定すれば基本的にキレイな画質で写真などを撮ることが可能です。

ところが、実際にその望遠レンズが対応する倍率を指定しても全然キレイに撮影できないことがあるんですわ…!

そもそも、光学ズームとデジタルズームの違いとは?

光学ズームでは、焦点距離の異なるレンズにより被写体を大きく撮影可能。

普通のカメラの場合はレンズ自体が動くとか、あるいはレンズを交換することで被写体が写る大きさを変えられるわけですね。

で、デジタルズームというのは大きな写真の一部分だけ切り取ることによる拡大って感じです。

1億画素とかで解像度自体が大きければデジタルズームでもある程度キレイになりますが、基本的に綺麗さでは光学ズーム>デジタルズームとなります。

遠くにある被写体などをスマホでキレイに大きく撮影したい場合は、光学ズームを駆使するのが重要なわけですね。

光学ズームの倍率を指定しても、勝手に標準レンズが使われる問題

「このスマホは光学3倍ズーム対応だから3倍に指定して写真撮ってみよう!」とか思って撮影しても、なんか微妙にザラッとした質感でしょぼい写真ができあがってしまった経験がないでしょうか。

背景ボケもそんなになかったりとか。

私はめっちゃあります、主に室内で撮影した写真において。

Galaxy S20のときなんかは、記事まで作ってました。

なおGalaxy S20についてはそもそもまともな光学ズームができない変な機種だったので、またちょっと今回の話と状況違う可能性もありますが…。

今回も試しにテキトーな環境で、今日買ってきたゲードスのソフビを撮影してみました、機材はGalaxy S23 Ultraです。

こちらが1倍時。↓

ゲーどす1倍

まぁなんも専用のライトとか使ってないしそれ相応の出来栄えですな。

光学3倍ズーム対応の機種なので3倍ズームに指定して撮影するとこうなりました。↓

ゲードスデジタルズーム3倍

ぶっちゃけ思ったよりは普通に見られる範囲内に仕上がったな…。

とはいえなんかちょっとザラつき感があって、色も本来のソフビより明るい変な色合いになってたりする。

これはデジタルズームになっています。デジタルズームを指定したわけではないけど、そうなりました。

望遠レンズの対応する倍率に指定しても、光学ズームで撮影されるとは限らないんですね。

後ほど解説するある方法で強制的に光学3倍ズームにしてみた↓

光学3倍ズームゲードス

こちらは色が本来のフィギュアに近く、質感の劣化もないです。ちょっと写真自体の明るさを暗くしすぎた気はするけどまぁいいでしょう。

ある程度の明るさがないと光学ズームにならない

望遠レンズは、標準のレンズと比べて「F値」が大きい傾向にあります。

例えばGalaxy S23 Ultraの場合標準レンズはF1.7ですが、望遠レンズはF2.4(光学3倍時、光学10倍のレンズはF4.9)。

F値が大きいレンズは光を取り込める量が少ないということになるので、結果として写真は暗くなりやすいです。

暗い場所でF値が大きいレンズを使ってしまうと、なんかもうわけわかんなくなる危険性があるわけですね。

実際上の望遠レンズ使った写真も明るさいじってないこともあってちょっと暗いかな。

写真では、暗い場所で明るさを出すためには「シャッタースピード」を落とすか「ISO感度」という数値を上げる必要があります

シャッタースピードを落とすと、ボタンを押してから撮影されるまでの間が長くなる=手ブレでグダグダな写真になるリスクが高まります。(三脚に立ててればある程度対処可能だけど)

ISO感度は上げれば上げるほど、写真がザラザラの質感になってしまう難点があります。

結果、暗い場所ではスマホ側の判断であえてF値が小さい標準レンズが使われてデジタルズームされることである程度明るさがありつつ撮影ミスを防げる写真に仕上がるのですね。

デジタルズームを避けて強制的に光学ズームをする方法

Galaxy S23 UltraなどのGalaxyシリーズでは、望遠レンズ搭載機種の場合「プロモード」に切り替えてからズームのボタンを指定することで強制的に光学3倍ズームや光学10倍ズームを使えます。

プロモードの魅力については動画にまとめているので、参考にしてくれよな。

Xperiaの1 Vなどハイエンドモデルの場合も、そもそもPhotography Proのプログラムオートなどではズーム時にレンズを指定する仕様なので強制的に望遠レンズへの指定が可能です。

iPhoneのProモデルの場合は、外部メーカーのアプリを導入することでレンズの指定ができたりするみたいです。(今Proモデル手元にないから検証できなくて申し訳ない)

Androidの場合はカメラのプロモードなど、多機能なカメラを使うことでけっこう望遠レンズを指定しやすいぞ。

暗めな場所で望遠レンズを使って明るくきれいに撮影するための対処方法

望遠レンズを使う際にできるだけ写真を明るく仕上げたい時は、色々と設定に注意です。

周りの照明などを駆使してもちょっと写りが暗いなら、「シャッター速度」を落としましょう。

シャッター速度を落とすと手ブレしやすくなるので、できれば三脚を使うのがおすすめです。

あとは必要に応じてISO感度を上げていく感じになりますが、上げれば上げるほど写真のザラザラ感がアップしていくのでできるだけシャッタースピード調整で対処したうえで足りなければ少し上げる位が良いんじゃないかと思います。

あるいはどうしても手でスマホを持って撮影する時に上げるとか。

室内で撮影する際は合わせて「色温度」の調整もおすすめ、周りの照明とか風景の色合いによってけっこうスマホカメラの写真は変な色になったりするのですが、手動で色温度をいじることで希望の色合いに調節できます。

まとめ

というわけで、望遠レンズ搭載スマホでキレイにズーム撮影をしたい場合は、光学レンズに指定しつつ環境や設定を整えるのがおすすめです。

長い間なんか室内でのスマホにおけるフィギュア撮影が苦手だった私ですが、照明の調整とこういったスマホ側の設定によりだいぶクオリティを向上できました。

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