iPhone 12がついに発表されまして、無印とProは10月16日、miniとPro Maxは11月6日に予約開始です。
今回は私が発表を見て、iPhone 12の良さげに見えた点とあんまりだった点、そして選ぶならどのモデルか?という話を書いていきたいと思います。
目次
iPhone 12は軽量化が嬉しい!本体サイズもコンパクトに
iPhone 12で良いと思ったのが、前モデルと比べて軽くて小さくなったことです。
他にも「側面が角ばってる」とか「5G」対応とか「夜景写真のクオリティが増した」とか色々ありますが…
正直私にとっては全部どうでも良くて(5Gも夜景撮影も使わないし…)、一番素直に喜べたのは本体サイズと重量。
iPhone 11 | iPhone 12 | iPhone SE(第2世代) | iPhone 12 mini | |
サイズ | 150.9×75.7×8.3mm | 146.7×71.5×7.4mm | 138.4×67.3×7.3mm | 131.5×64.2×7.4mm |
重さ | 194g | 162g | 148g | 133g |
iPhone 11シリーズはバッテリー容量が大きくなって電池持ちが良くなった代わりに、やたらに重いのがかなりイマイチでした。
微妙に本体サイズが大きいのも、ちょっとイマイチ。
iPhone 12ではサイズが一回り程度小さくなり、さらに重さも一気に32g軽量化されています。
新たに登場したiPhone 12 miniも、春に登場したiPhone SE第2世代より小さく軽くなってます。
私にとって前機種の2番目にイマイチだった弱点がバッチリ解消されたのは、非常に嬉しいですね。
余談ですが、基本的に私がメインで使っているAndroidってこういう細かい部分でiPhoneの後追いすることが多いので…
今後はAndroidも重量が軽い機種が増えてくるんじゃないかと、ちょっと期待してたりします。
画面解像度もアップした
iPhone 11のデメリットというか他の機種に比べて見劣りする点、画面解像度も向上しました。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
画面解像度 | 1,792×828 | 2,532×1,170 |
11やXRはフルHD未満だったので、若干ですが画面の鮮明さが微妙だったんですよね。(よほど近づいて見ないとわからない程度の差ではありましたが…)
12はフルHD以上の解像度になっていて、さらに液晶でなく有機EL画面になってます。
12 miniも2,340×1,080で高解像度、最新iPhoneは画面における他機種と比べての見劣りは全くなくなりました。
iPhone 12シリーズのイマイチだった点
Lightningケーブルは続行
まぁわかりきってたことではあるんですが…
iPhone 12シリーズ、例によってLightningケーブルで充電する仕様です。
iPadはAirもUSB-Cになったのに、iPhoneはProでも無印でもLightningケーブルだぜ!
付属する充電ケーブルはUSB-Cの充電器用になってるので、付属品を使うならUSB-Cの充電器は買わされるのになおも本体はLightning。
こんなにLightningを貫きたいなら一緒に使う人が多いiPadも全部Lightningのままにするべきだろと思うんですが、どうでしょう。
Apple自身がiPadで「プロ向けには拡張性のあるUSB-C」みたいなこと言ってるわけで、iPhoneもProシリーズくらいはUSB-Cにしないとおかしくないか?
中途半端にiPhoneだけ全モデルでLightningケーブルを延々続けてるのが私にとってiPhone最大の不満なので、ここが解消されなかった12は正直全然欲しいと感じてなかったり…
そしてMagsafeで背面にケーブル固定して無線充電できるようになったのが今回の12のウリみたいなんですが、ならいっそのこと無線充電のみにしてしまったほうが諦めもついたような。
また今書いてて思ってしまったんですが…、背面に磁石でケーブルくっつけるなら最初からケーブルを充電端子に差し込めばいいじゃんという気も…
顔認証のみ、指紋認証非対応
これも開発時期的に仕方なかったんだと思いますが、コロナ禍で顔認証しかできないスマホ使いたくないな…
顔認証自体は便利なんですが、マスク着けてる外で毎回パスコード打つの面倒臭すぎる。
iPhoneってパスコード式なので、失敗時のロック解除も操作面倒くさいんですよね。
値段が上がった…
iPhoneの無印モデル、またちょっと高くなりました。
iPhone XR | iPhone 11 | iPhone 12 | |
64GBモデルの発売時価格(税抜) | 84,800円 | 74,800円 | 85,800円 |
何気に発売当初のXRより高いんですね。
まぁ画面解像度とかサイズ・重さといったデメリットが解消されてるので、駄目ってわけではないんですが…
11がわりと安かったこともあって、ちょっと価格はイマイチに感じてしまいました。
12 miniは74,800円(税抜)なので、無印11と同じ価格設定なんですよね。
希望としては12無印を74,800円(税抜)にして、12 miniは5,000円くらい安くして欲しかったなと。
あとちょっとした気になる点ですが、Androidは128GBが標準になってきてるので、iPhoneもそろそろベースのストレージ容量上げてくれてもいいんじゃないかと思ったりしてます。
iPhone 12シリーズ、買うなら無印かminiがおすすめ
4モデルが存在するiPhone 12シリーズ。
Proシリーズは、今回選ぶ必要ないと思ってます。
Proはどちらもカメラレンズは3眼のままで、11Proからは夜景とかズーム性能みたいな細かい部分がちょっと良くなった程度。
そして11までは無印モデルに「解像度低い」「液晶画面」みたいな露骨なしょぼい部分がありましたが、12ではなくなっています。
つまりよほどカメラにこだわりがある人以外、無理にProシリーズを選ぶ必要はありません。
Proは価格も全部11万円以上で高額だし、重量もPro無印は187g、Maxは226gと相変わらず重めです。
ということで無印かminiの2択になってくるわけですが…
画面サイズの好みと価格を踏まえて、好きな方を選ぶのが良いかと。
私は約9万円という価格がちょっと懐事情的にキツいのと、miniのサイズには今までなかった目新しさがあるため、おそらく12 miniを買います。
正直細かい部分が変化しただけで目新しさは薄い12シリーズ、せっかく買うなら少しでも変化が大きいモデルを選びたいのがガジェットマニア的心境。
11シリーズやXR・XSを持っている人はまだ買い換える必要なし
毎年必ず買い換えるわけではない一般の方で、既にiPhone 11シリーズやXS・XRを持っている方は、12シリーズはスルーでも良いかと。
サイズと重さの進化(無印モデルは解像度アップと有機ELによる発色の向上も)以外は、そこまで大きく変化してる感じではないためです。
XS・XRは電池が劣化してきたとか、長く使っていて調子悪いなら買い替えても良いですが…11シリーズからはとくに買える必要ないと思います。
安さ最重視・指紋認証必須ならSEがまだまだおすすめ
iPhone SEが春に登場してまして、あっちは44,800円(税抜)から買えます。
電池持ちがイマイチという難点はありますが、11シリーズ相当の性能で激安なので、iPhone 12シリーズが高いと感じた方はSEを買うのも良いかと。
iPhone SEは指紋認証に対応しているので、コロナ禍でも外でバリバリ使えるぞ。
まとめ
12 mini、7万円くらいで買えるだろうと思って予算確保してたら全然足りんかった…
う~ん、正直あんまり気分が乗らない新モデルです。無難なだけというか。
変に尖って盛大に滑るよりは良いんですが…
Androidも今年はだいぶネタに行き詰まってる感ある機種が多かったですが(Galaxyとか)、iPhoneも細かい進化に留まりましたね。
厳密にはLiDARスキャナとか5Gとか色々付いてはいますけど、活用できる人ほとんどいないし。
画面解像度アップや軽量コンパクト化は大いに歓迎すべき点ですが、「これのために12シリーズが欲しいぜ!」と断言できるほどの面白い進化はなかった印象。
そもそも前年の11もそんな内容のモデルだったし、iPhoneは毎年買えば良いもんでもなくなってきた感じします。(普通の人は少なくとも2~3年使うから何言ってんだお前って話ですが)
多分12 mini買うとは思うんですが、なんか他に面白そうなスマホやタブレットがあったらmini用の予算でそっちを買っちゃうかもしれません。
12 mini買う前提で早めに11手放しちゃってましたが、正直iPhone環境なくても何も困らなかったので無理に12シリーズ買う必要ないかなって…