
ソニーが10年以上前に出していたレンズスタイルカメラは、レンズにカメラ機能が搭載されたような謎アイテムです。
今回はILCE-QX1をレビューします!
ILCE-QX1とは?その特徴
DSC-QX10は安価な10倍ズーム機、QX30は30倍ズーム、QX100は1インチセンサーの高画質機でした。
今回入手したILCE-QX1はレンズスタイルカメラと言いつつそもそもレンズ搭載ではないです。

こいつはAPS-Cセンサーを搭載した極小のミラーレス一眼カメラで、市販されているEマウントのレンズを装着することでカメラになるというかなりの狂気の沙汰なのです…!

バッテリーは着脱できるので交換もできるぞ。microSDにデータを保存できます。

充電端子はmicroUSBです。ここは古いから仕方がないかつ画面とかもないので多分それなりに持つはず…

ということで装着してみました。レンズはSEL55F18ZというZEISSレンズのやつ。
このレンズはわりと小さいのですが、それでもQX1に接続するともうなんか普通にかさばるアイテムになりましたね…

そういえば三脚も取り付けられます。
ここまでするともうただのカメラのがかさばらないんですが、正直一式が重くて持ってるとキツいため三脚着けたほうが安定するという…

Imazing Edge Mobileで普通にスマホと接続可能ですがやや不安定。一回初期化したらちゃんと繋がるようになりました。

顔を自動認識する
基本的に画面をタップしてそこにピントを合わせて撮れる感じですが、人形の顔とかにわりと自動認識でピントを合わせようとしてきます。

タッチでピントを合わせられる
問題としては手でコレ持ってると重くて不安定になりやすく、結構ブレます。注意!

モード切り替え
絞り優先オート等のモード切替が可能ですが完全マニュアルモードはない。
基本的に絞り優先で撮る感じにはなるかと。

絞りもちゃんといじれるぞ!

なおRAWでも撮れますが多分コレはmicroSDから取り出す感じっぽいですね、スマホには小さめの画像がjpgで保存されます。
ILCE-QX1の写真作例を見てみよう

SEL35F18Fで撮ってみたターちゃん。小さいのと室内撮影なので明るさ足りてなくて非常に撮りづらかった。(最新のαなら手ぶれ補正があるのでこの辺余裕)

室内で撮った写真が多いわけですが、理由としてはこのカメラ接続が面倒なので落下事故とかが起こりづらい室内で使いたくなる感じです。
ねんどろいどくらい大きい頭だといくらか撮りやすい。
LA-EA2と融合合体!Aマウントレンズも使えるぞ

このことねちびぐるみは実はすごい無理矢理な方法で撮ってます。

こいつはLA-EA2、APS-CセンサーのソニーのEマウントカメラに装着するとAマウント時代のレンズを使って撮影可能になるのさ!

このレンズ下の四角いやつがある結果、けっこうゴツいのだが…。

結果としてここまで大型化してしまうのが弱点。
もはや普通にNEX時代のミラーレスカメラのほうが圧倒的にコンパクトなのかもしれない。
まとめ

Galaxy S25 Ultraでもケースを外せば一応マウント可能。

結局どうあがいてもゴツい装備になるうえで普通のカメラと比べると取り始めるまでの準備も手間となるため、使い勝手は悪いです。
しかしセンサーサイズとレンズのおかげもあってとりあえず2025年最新のスマホと比べても写りは良いので、楽しいカメラなのは間違いないですね。
普通に5万円以上とかするのでおすすめはしませんが…(NEX-F3とかなら1万円台で買えてしまう)

