Googleで「電子レンジマン」と検索すると、検索候補に出てくるのが以下の3つ。
- フィギュア
- ディケイド
- 動画
つまり電子レンジマンと言えばフィギュアであり、ディケイドの動画ということになります。
もう投稿から10年経つ動画ですが、根強い人気(?)ですね。
ソニーの安いデジカメで撮ったから画質が死ぬほど悪いぞ。
要するに「仮面ライダーの動画の人」という認識が強い可能性がある電子レンジマン氏。
というわけで今回は、『ぼくと仮面ライダー』と題して今までの人生における仮面ライダーとの関わり(?)についてまとめます。
嘘を書いても仕方ないのであんまり乗れなかった作品についても「乗れなかった」とはっきり書いてますが、後に見返して面白いと感じた作品も多いので勘弁してね。
目次
仮面ライダーとの出会い〜夕方の再放送〜
私が生まれたのは1993年ということで、そもそも幼少期は仮面ライダーって事実上「終わったコンテンツ」でした。
ゲームセンターの景品で新商品は色々見かけましたが、ZOやJからも時間が経っていてテレビで見かけることは基本的にない。
唯一テレビで仮面ライダーを見た経験というと、98〜99年頃に東日本放送で夕方4時30分にやってた初代の再放送程度。
しかしながら初代は怪奇色が強い、特に序盤は子供にとって怖すぎるため蝙蝠男で挫折。
あとはたまーにテレビをつけてやってたらチラ見する程度で、そんなに見てませんでした。
他にこの時期の仮面ライダーの記憶として覚えてるのは、ゲームセンターで謎のおばさん2人に「いらない景品が出た」ということでヒルカメレオンの指人形をもらったことくらい。(知らないしぶつぶつで気色悪いから正直嬉しくなかった)
仮面ライダークウガ放送開始〜ロボコンは?〜
2000年、仮面ライダークウガが放送開始。
私はちょうど小学1年生に進級する年でした。
前年の燃えろロボコンに熱心だった私としては、仮面ライダーが始まると聞いても「ふ〜ん」くらいの感じでした。
しかも燃えろロボコンの最終回はロボコンが0点を取って「これからもロボコンの活躍は続く…」的な打ち切りエンド。(打ち切りではないと思いますが)
この状況ではとても仮面ライダーにハマることなんてできませんし、一応1話は見ましたが「なんだかよくわからない」ということで結局その後はスルー。
空白の4年間
アギト、龍騎、ファイズは第1話のみ視聴。
アギトと龍騎はなんだかわからないのでそのまま、ファイズはある程度年齢が上がっていたこともあってか1話を面白いと感じたもののなんか2話以降は見ず。(アバレンジャーとクラッシュギアニトロはたまに見てました)
ブレイドはついに1話を見逃すという事態に陥り、ネットで人気があったオンドゥル語をちょっと見たくらいで1年が経過。
特撮マニア化からの平成ライダー豪快スルー
2004年、ツタヤでタイムボカンシリーズのビデオを数年ぶりに借りて再度ハマったのをきっかけに「昔気になっていた作品」を見るムーブメントが始動。
ゴジラの全集で異彩を放っていたのを覚えていた『ゴジラ対メガロ』や『怪獣総進撃』を見てゴジラファンに。
ゴジラを見たら円谷英二的なとっかかりでウルトラマンも見るしかないので、ウルトラシリーズをどんどん見ていく。(厳密にはこの2年くらい前にファミリー劇場でウルトラQとか怪奇大作戦も見てた)
ゴジラとウルトラマンを見たなら仮面ライダーも見なければいけないのでは?と思い、初代のビデオを借りる。(1話2話と6〜7話と13話がまとめて入っててボリュームがある巻)
そして仮面ライダーBLACKやギャバン、戦隊など色々経由したうえで「最新作を見ていないのは問題があるのでは?」ということに。
ちょうど響鬼が始まる頃合いだったので3話くらいまで視聴、なんとなく再び最新作はスルーの感じに。
ぱにぽにだっしゅとかあずまんが大王のアニメ(レンタル落ちビデオを買った)を見てました。
翌年にカブトが放送開始、1話を見て「またこんな感じのやつか」となり録画はしつつスルーに。(録画したDVDはたしか全部ボブにあげた)
仮面ライダー電王で平成に到達
なんか気取り感と陰鬱な作風が苦手でなかなか視聴が定着しなかった平成ライダーですが、ここ(年齢的には中2)で電王という革命が起こります。
仮面ライダー電王は桃太郎と電車をモチーフにしたわかりやすさがあり、さらに怪人が人に憑依して変身するという奇抜な設定もインパクト抜群。
改めて振り返るとそんなに以前の作品とストーリーの深刻さは変わらない気がしますが…、雰囲気が明るくなって見やすくなったこともあり、ついに1年完走。
仮面ライダー電王、良い作品でしたね…。(今更言うか?)
キバ。
翌年スタートした仮面ライダーキバ、1話を見るとまさかのカブト以前の雰囲気に逆戻り。
しかも過去と現代の時系列で2つの話が展開、なんかよくわかんねぇ…(既にこの時点で中3である)
2008年はプリキュア5GoGoとゴーオンジャーを熱心に見てました。(キバも夏頃はけっこうハマってた時期がある)
おのれディケイド〜
「次の仮面ライダーはクウガからキバまでのすべてのライダーに変身する」という奇怪な情報。
ニュース番組で公開された、ゼクトルーパーとか歴代のライダーが死闘を繰り広げている映像。
なんかヤバい番組が始まる感じになり、流石に1話から最終回まで欠かさず視聴しました。
この年はシンケンジャーとフレッシュプリキュアも放送されてて、ニチアサの充実度が高い1年間でしたね。
「口には出さないけど本編より予告のが面白いなこの番組」と若干思いながらも放送を楽しんでいました(大ショッカーも初見時は面白い作品ということにしていた)が、まさかの投げっぱなし最終回。
ここで「俺のが絶対面白い最終回作れる」ということになり、記事冒頭の動画が誕生します。
実際振り返ってみても、あのラスト2話の盛り上がらなさは凄かった。
これで決まりだ!
「これはもうこのシリーズ駄目だろ」と落胆しつつ迎えた仮面ライダーWの第1話、あまりに面白すぎて腰を抜かすレベルでした。
電王的な明るい雰囲気、わかりやすい見た目と奇抜で覚えやすい能力の怪人、人間が自分の意志で怪人に変身する斬新な設定…、一気に垢抜けた印象。
最初から明確に悪の組織がある(物語のゴールがはっきり明示されている)のも良かったですね。
Wは高校でクラスの人達(オタクではない)や学校の先生まで熱心に視聴しているレベル、人気が凄かったのを覚えてます。
1年間完走、さらに翌年のオーズも電王やWの雰囲気を継承しつつ本筋のドラマをもっと渋い感じにした雰囲気で、途中ダレたものの無事完走できました。
精神的停滞期
春に例の震災があってフィギュアーツとかのコレクションを盛大に失ったり(棚から落ちた)、フォーゼの1クール目が終わったあたりに大学受験があったりでライダーを毎週見るテンションを維持できなくなってきます。
またこの時期は『機動戦士ガンダムAGE』が放送されていて、そっちにやや意識が傾いていたのもありますね。
大学に進学し仙台から埼玉に移動、ここであの名作『ズーブルズ』と出会います。
ズーブルズ見始めたら、流石にもう仮面ライダーを毎週見てる余裕ない。
キャンディから生まれた楽しいお友達の動向から目が離せない。(木曜朝7時30分放送、学校に行く用意をしながら眺めてました)
フォーゼの後半はまばらに視聴、ウィザードが始まるも和菓子屋の話でなんかテンション下がってきてそのまま視聴がストップ。
この1年半くらいは朝から晩までアニメを放送している関東地方に住んでいたこともあり、あんまり特撮見てなかったですね。
春映画が毎年公開されていて、毎年過去のシリーズのファンの神経を逆なでするような作品をぶつけて苛つかせてきたのもテンションを下げてた原因かも…。
2013年はトレインヒーローとか、トラップ一家物語の再放送を見てました。
鎧武にハマる
2013年の秋にスタートした仮面ライダー鎧武。
フォーゼ辺りから「主役ライダーが1人でやたら多いフォームに変身、2クール目に2号が出てくる」パターンが続いていてマンネリ気味に感じてましたが、ここで多人数ライダーが復活。
元々カブトまでのノリがそれほど好きではなかった(そもそもそんなに見てないのに何やねんって話ですが…)私ですが、久々なので目新しかったです。
2話完結ドラマが廃止されて連続物になり、たくさんある謎が徐々に明かされていくストーリー展開も面白かったですね。
鎧武は1年しっかり視聴、1話も欠かさず見ることができました。
サプライズ故に我等在り
鎧武を見ていて「絶対来年はいつもの感じに戻るんだろうな」と思っていたら、ドライブで本当に戻りました。
途中連続性が強かった気もしますが概ね2話完結形式に戻り、全体的に児童向けな作風に。
敵が「悪いアンドロイド」で、起こる事件の犯人側のドラマが個人的にそんなにしっくり来ずまばらに視聴してました。
2014〜2015年は闘士ゴーディアンとか、マッハGoGoGo(1997)の配信を熱心に見てましたね。
翌年スタートしたゴーストはさらに児童向けに徹底した雰囲気でスタート、1話完結でわかりやすいストーリー展開となり「良くも悪くも行くところまで行った」感じがしました。
わりと早い段階で2話完結〜の連続ドラマに変化+複雑な各種設定でよくわからなくなり困惑していたら就活に失敗したので、やはりあまり見ず。
この時期はウルトラマンネクサスと仮面ライダーXを見るムーブメントが起きてて、そっちを熱心に見てました。
エグゼイド〜現在
仮面ライダーエグゼイドはようやくフリーライターとしてなんとかなりそうになってきたタイミングで放送開始、「顔に目がある」「カブタック的な変形あり」という奇抜さに興味を持ったものの序盤は正直ゴーストの路線を引きずってる感じが。
「大丈夫かこの番組は…」と勝手に心配していたらレーザー退場、一気にドラマがシリアス化し徐々に面白くなっていきました。
パラドクス登場辺りからは「名作なのでは?」という印象に、クロノス登場辺りで個人的ランキングベスト3に入るくらいの位置まで上昇したまま最終回を迎えました。
明日の地球を投げ出せないから
次にスタートしたビルドもストーリー重視路線が継続、北都と決着をつけるくらいまでは毎週見逃せなかったですね。
西都辺りから「強い敵を強い新フォームで倒す」を敵味方が交互に繰り返してる停滞感がちょっと強くなってきて、親父シリーズでマンネリが極まってきましたが、最終的に最終回でキレイに完結したのでOK。
ビルドに関する当時のリアルな感想は、2017〜8年頃のかでんフレンズを見ればわかるぞ。
魅せて
ジオウはなかなかな1年でしたね。
「話題性」に特化していて、最終回まで間違いなく話題は尽きなかったです。
特に夏の映画は話題性を極めた感じで、視聴直後は何これ状態でしたが今思うとアレはアレで名作だった気がしてきました。
また年明けのミライダーシリーズ〜アギト編はストーリー部分も意外な展開が多かったりして、なかなか面白かったですね。
一方でゲストの話題性に注力した結果あんまりそこ以外の見どころがない回があったり、意外性を重視しすぎてキャラクターの行動にあまり納得できなかったりする回もちらほら。
最終回はビルドの最終回とオチが被ってるかつ「忙しい人向け」みたいな強引さで、ちょっといまいちでしたね…。
良くも悪くも20周年の祭り、文句は言いつつも1年間最後まで見届けられたので多分良い作品だったと思います。
ゼロワンゼロワンゼロワンゼロワン
現在放送中の仮面ライダーゼロワン、今の所欠かさず見てます。
…ゼロワン、第1話がとにかく面白かったんですが最近失速してる感じでやや不安。
年明け以降の新展開に期待です。
現在に至る
というわけで『ぼくと仮面ライダー』でした。
1年間通して見てる年が電王、ディケイド、W、オーズ、鎧武、エグゼイド、ビルド、ジオウだから、改めて確認してみると平成20年のうち半分もしっかり見た作品がないんですね。
この後私の動画などをチェックする際は「このくらいの知識量」ということを踏まえて見ていただければ、多少粗があっても「まぁこいつの知識この程度だしな」みたいに思って怒りを沈めていただけるのでは?(どうだろう)