なんだかんだで2023年に入ってからもまだしぶとく生き残っている「実質1〜24円」スマホや「一括1円」系の格安販売ですが、わりと中には大してお得でもないやつも紛れてたりします。
今回は、2023年2〜3月時点におけるおすすめの投げ売りスマホとあんまりおすすめできない機種について解説していくぞ。
目次
おすすめできない一括・実質価格販売投げ売りスマホ
元々定価が2〜4万円くらいの機種は、返却不要の一括1円で売ってる傾向にありますよね。
例えばXperia Ace IIIとか、Libero IIとか。あと年寄り向けのやつとかも。
本体価格4万円以内の機種が一括1円で売ってた場合一見「1円ならめっちゃ安いじゃん!」となるし実際1円なら全然損な買い物ってわけではないんですけど、正直あんまりおすすめできません。
理由は、本来5万円以上とかのスマホでも一括1円〜1万円くらいで買えるケースがまだまだ多いからです。
「そんなに使わないし安いのを1円とかで買えるならいいじゃん」と思うかもしれませんが、激安スマホってわりとネットサーフィンとかSNSでももっさりすることがあるのでそんなに使わないとしても苛つかされる場面がたまにあることもおすすめしづらい理由ですね。
iPhone SE(第3世代)は一括1円またはポイント還元付きじゃないと微妙かも?
iPhone SEの第3世代(主に64GB)は実質1〜24円販売があったり、たまに一括1万円台くらいで売ってたりもします。
iPhoneをとにかく安く買いたいなら一括販売であればまぁ手を出してもいいんですけど、正直回線料金のことも考えると一括1万円以上出すのは微妙かもなぁとは思う。
回線料金、例えば7ヶ月くらい使うとしても手数料3,300円+プラン料金3,300円前後×7ヶ月として26,400円ほどになるわけですよ。
これにiPhone代が1万円位かかるとして36,400円、じゃんぱらの未使用品iPhoneSE3・64GBが45,000円くらい。
じゃあ面倒な手続きとか不要な未使用品でもいいんじゃない?みたいな。
ただiPhone SEはたまに「家電量販店のポイントも追加で還元!」みたいなパターンがありまして、それで回線費用の大部分を抑えられるとかならアリかも。
なお、個人的にはSE3は流石に本体の形状・仕様が古すぎて今から買ってもあんまり面白くないかなぁと思ってたりします。
指紋認証の存在は魅力的に見えなくもないですが、顔認証でも12・13・14シリーズとかは普通にマスク着けててもOKだからとくに不都合なくなってるし。
実質○○円系は別に安くないやつもある
実質○○円のスマホは2年後の返却を前提とした金額設定になってる場合がほとんどなんですが、これお店独自の割引とかがなくてただ2年後の返却で安くなる分(+あれば乗り換え割引)のみなこともあります。
お店で大々的にこれが今安いよ!みたいに書いてあるけど、キャリアのオンラインショップで2年後返却で買うのと金額変わらないじゃんみたいなパターンもあるので注意。
あと割引額が多いと見せかけて頭金が本体価格に加算されてて、よく見ると定価と比べてそこまで安くないじゃん…みたいなのもたまーにあります。
実際、実質1円スマホって安いの?
実質1円は2年間レンタルだから損みたいな声もよく目にしますが、10万円以上するような機種が実質1円で2年間使えるならべつに損ではないと私は思います。
回線料金が月3,000円とか追加でかかるにしても、半年〜1年位使って微妙なら回線は解約してもいいわけで。
またドコモならプランをWebからahamoにしてしまえば20GB2,970円で使えるので、普通にメイン回線をそれにしても全然アリです。
一般の人はメイン回線・サブ回線みたいな概念ないと思うので、ドコモの案件を狙ってドコモに乗り換え→ahamoで運用するのがベストな感じしますね。
あと実質1円とかのスマホって、べつに返却せずに使ってもいいんですよね。
例えば本来10万円くらいのスマホが2年後返却で4万円支払い不要になる場合、返却しなければ4万円の本体代金を2年後以降に分割で支払い続けるかキャリアショップでいつでも一括精算してしまえば返却不要・自分のものにできます。
とくにiPhoneとかの高額スマホなら返却無しで使うとしても普通に買うより激安になりがちなので、実質だからといってためらわなくてもいいかと。
2023年2月・3月にかけておすすめの投げ売りスマホ
ということで、2023年2月〜3月辺りに投げ売られてたら買っておきたいおすすめのスマホについてです。
iPhone 13・iPhone 13 mini【難易度・低】
家電量販店とかでも普通に見かけるので難易度が低い、iPhone 13やiPhone 13 miniの実質1〜24円販売。
14系とか1月末時点ではまだほとんど見かけないし今後も13系ほど大々的に行われるかわからないので、とりあえず手軽に格安販売iPhoneを手に入れたいなら13シリーズを狙うのが良いかと。
iPhone 13シリーズは2021年秋の発売ですが、翌年のiPhone 14もチップの世代は同じ(厳密には14系は13 Proモデルのやつなので少し高性能だけど)なくらいなので普通にまだ4〜5年は使い続けられる高性能となっております。
正直14系とデザインも変わらんし進化点も若干カメラの細かい機能増えたとかそのレベルなので、どうしても最新機種にこだわりたいのでなければiPhone 13系を狙うのは普通にアリかと。
iPhone 13 miniについては14シリーズでminiが廃止されてしまったので、小型iPhoneが欲しいなら最新の選択肢になる点も見逃せませんね。
iPhone 14【難易度・中】
私は正月過ぎの三連休に1回だけ、iPhone 14・128GBのドコモ版が実質1円で売られていたのを目撃しました。
以降は同じイオンタウンに行ってもせいぜいiPhone 11の一括1〜2万円販売みたいなのしかやってません。
iPhone 14の実質1〜24円販売は、できるだけ安く「最新の」iPhoneを2年間など使いたい人におすすめです。
13との違いは動きのある動画を撮りやすくなったとかGPU性能が若干高い(ゲームとかで僅かに有利?)とかバッテリー持ち1時間アップとか、マジでわずかなので…どうしても最新じゃないと嫌!ということでなければ無理に探す必要はないかも。
iPhone 14 Plus【難易度・高】
仙台では売ってるのを見たことがないんですが、iPhone 14 Plusも実質1円系の投げ売りをしてたっぽいんですよねネット情報見るに。
iPhone 14は正直「べつに13でもいいんじゃない?」と思うんですが、iPhone 14 Plusなら13系に大画面モデルがない関係上、画面サイズの大きさ重視であれば積極的に狙ってOKです。
というか、私もiPhone 14 Plus欲しいんですよね。iPhone 14 Pro Max持ってるけどだいぶ重量重いので、203gとサイズのわりには軽くて気軽に使えるPlusも1台あれば便利かなぁみたいな。
iPhone 14 Pro【難易度・高】
iPhone 14 Proは2023年春時点で最新のProモデルということで、上位モデルが欲しいならなんとしてでも実質1円〜案件を探して入手したいところ。
望遠レンズ搭載で最大15倍ズームの撮影が可能、マクロモードも使えるしPro Motionによるなめらかな画面スクロールにも対応しています。
ただ、代わりにカメラが2倍ズーム使わないと全然被写体に寄れないとかバッテリー持ちが悪いとか欠点も多いです。
Dynamic Islandも正直役に立ったことがなく、単に邪魔な領域という印象…。
とにかくお得に最新の高性能iPhoneを手に入れたい人には間違いなくおすすめなんですが、私個人の意見としては正直そんなに魅力を感じなかったのでiPhone 13 Proの一括投げ売りとかが今後あればそっちを狙うことをむしろおすすめします。
Pixel 7/Pixel 6a【難易度・低】
ヨドバシカメラとかでよくPixel 7の実質1円販売を見かけますが、これはAndroidでできるだけ高性能かつ低価格な機種を選びたいならアリですね。
Pixelは3年間のOSアップデートがあるわけですが、言い換えると3年でOSアップデートは終わる(セキュリティのアップデートは5年だけど)ので…末永く使えるかというとまだ惜しいため、2年後の返却が必須でもべつにいいかと。
一括でPixelを安く買いたい場合はPixel 6aを探してみるのが良いかと思います。
7と比べるとおそらくカメラ性能とかCPU世代の違いによるゲーム性能とかがやや劣りはするんですが、大半の人は6aの性能でもなんら不都合を感じることはないかと。私も普段はiPhone 14 Proとか使ってる人ですがほとんど困らなかったです。(3Dゲームやってると熱くなる程度)
私は回線契約なしの一括20,001円で秋に買いましたが、最近は一括だと安くて回線契約込み9,800円くらいかな…?
Pixel 6aもそもそもの定価がGoogleストアで53,900円と安め、未使用品のじゃんぱら価格が42,000円程度なので、できれば一括1円とか2年後返却なら実質1円+10,000ポイント以上還元とかそういう案件を狙っていきたい。
Xperia 5 IVはやや人を選ぶかも【難易度・低】
ヨドバシとかでよくXperia 5 IVが実質24円でソフトバンク版売られてますが、これはお得はお得なんだけど機種そのものにやや欠点がある感じはする。
カメラは標準モードもあるけどPhotography Proありきな感じだし、発熱すごくてゲーム性能微妙だしと。
バッテリーもとくに持ちが良い感じではない。
しかし画面はきれい、スピーカー高音質、microSD対応、軽量・小型といったメリットもまた多い機種ではあります。
Pixel系の128GBじゃ足りないよ!みたいな人は、Xperia 5 IVのがmicroSDで容量拡張できて良いかも。
まとめ
というわけで、投げ売り系スマホのおすすめ機種とかについてでした。
これ書いてる1月末時点だとあんまり仙台だと良い案件がなくて悩ましいところ、iPhone 14 Plusかそれが無理なら無印14欲しいんだが…!
多分ピークは3月の新生活シーズンだと思うので、そこに期待ですな。
最近は投げ売りの問題視がまた高まってきてて、年末年始もパッとしませんでしたよね。
この春を過ぎるといよいよなんもなくなってきそうな懸念があるので、3月までになんとかしておきたいところ。