Galaxy Z Fold7を買ったのでレビューします。
今回の横開きGalaxyはついに圧倒的なサイズダウン・薄型軽量化と共にメイン画面8インチ、サブ画面は6.5インチと画面は大型化しました。
目次
Galaxy Z Fold7の外観をチェック|薄い!軽い!持ちやすくはない
今回はミントの512GBを購入しましたが、画像だと分かりづらいのですがかなり普通のスマホに近いサイズ感になりました。
Xperia1系あたりに近い本体や画面のサイズ感となっておりまして、厚みも見ての通りUSB-C端子ギリギリ。
畳んでもほとんど普通のスマホレベルであり、重量も今回Galaxy S25 Ultraより軽い215gしかありません。
画面大型化の魅力と弊害・限界
ただしGalaxy S25 Ultraは6.9インチ画面でGalaxy Z Fold7は6.5インチ画面みたいな感じなので、一回り小さいんですよねUltraより。
一般的なスマホと比べると若干縦長画面なので横が狭いです、とはいえFold6までよりは明らかに画面が大きくなってます。
メイン画面も8インチになったのですが…、このほぼ正方形みたいな画面かつパンチホールのインカメラがある関係で正直画面は狭い寄りです。
こちら学マスを起動している状態なのですが、スマホゲームって縦長か横長前提なので基本的にゲーム起動すると端のほうがかなり余りスペースっぽくなるんですよね。
学マスの場合ちょっとした画面遷移時とかの映像は黒帯になったりもします。
原神やゼンゼロみたいなアクションゲームはキャラがデカいけど画面は正方形で狭いみたいな表示になるのでかなり見づらいです。
動画を見たときもインカメラがそのままだと画面内に入り込んでくるのですごく邪魔という…。
これはXとかブラウザとかテキトーなアプリを同時起動して調整すれば回避可能だとYouTubeで教えてもらいました。
結局こいつは基本的に2画面でマルチタスクをするとか、そういう使い方のほうが向いている雰囲気ですね。
一応縦状態でGalaxy S25 Ultraより若干広いくらいの画面の大きさ。
横だと流石に大きいけど、さっき見た通りマルチタスクとかにしないと画面内にインカメラは入ります。
サブ画面はGalaxy S25 Ultraと比べると流石にちょっと小さいですが、今回かなり普通のスマホ的なサイズ感にはなりました。
ちょっとした待ち時間とかでは閉じた状態でも特に不自由なく利用可能、喫茶店とかで休憩したりなど時間に余裕があるときは開くみたいな使い方が良いんですかね?
ただしXのアプリなんかはタブレット向けの調整がとくに行われてないので、開いたところで無駄に表示がデカくなるのみだったりする。
純正カバーと保護フィルムセットも使った
Galaxy Z Fold7の純正カバーはアラミド繊維みたいなやつで保護フィルム2枚入りで1.7万円くらい、ただしサムスンオンラインショップだと特典で今回無料でついてきました。
これ薄くて良いんですけど、サブ画面側を保護してくれない片面オンリーで1.7万って流石に高すぎませんかね?
特典としてもらう分にはいいけど買いたくはない塩梅だな…
保護フィルムは反射を適度に抑えてくれて貼り付けキットもあるので良い感じですよ。
Galaxy Z Fold7のスペック評価|Snapdragon 8 Elite搭載で十分高性能
Galaxy Z Fold7のスペックは以下のとおりです。
価格(Amazon) | 265,750円/283,751円/329,320円 |
SoC | Snapdragon 8 Elite for Galaxy |
メモリ | 12GB/16GB |
ストレージ容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | メイン画面8インチ・2,184×1,968/サブ画面6.5インチ・2,520×1,080 |
重さ | 215g |
カメラ | アウトカメラ2億画素+1,200万画素+1,000万画素/インカメラ1,000万画素 |
バッテリー容量 | 4,400mAh |
おサイフケータイ/防水防塵 | ◯/IP48 |
望遠レンズが光学3倍なのは相変わらずかつUltraで強化された超広角レンズも普通ですが、メインレンズは2億画素になってますね。
また1TBモデルならメモリが16GBだったりしますが30万オーバーという驚異的な価格です。
Antutuは1961384点でした。Elite機としてはあまり数値が出ない感じですが普通に学園アイドルマスターなんかは快適に遊べます。
もちろんSNSやブラウザなどのその他の動作も非常にサクサクです。
ただし学マスのライブ映像なんかはメイン画面だとかなり画面持て余すぞ。
Galaxy Z Fold7のカメラ作例をチェック|Ultraよりは望遠や超広角が若干落ちるかなくらい
Galaxy Z Fold7のカメラの作例も見てみましょうか。
Galaxyのカメラは料理の写真が微妙に失敗しやすい印象と言いますか、色がなんか調整おかしくなりがち。
うまトマのトマト感がなさすぎる…!
ラーメンはそれなりに美味しそうに撮れました。
夜景は明るく撮れます。暗闇でもけっこう明るくなるぞ。
この写真はちょっとぼやっとした感じはあるが…(風で揺れるせいもある)
公園でフィギュアを撮ってみたり。
光学3倍望遠で室内でフィギュアを撮ってみた。
Galaxyは葉っぱとかの緑色の発色がここ2年くらいイマイチな印象だったりします。
こちらは3倍ズームですが、やっぱり3倍だとそんなに遠くは大きく写せない感じですね。
ちょっと離れた位置のスナップ写真とか人を撮るやつ向けでしょうか。
かといって5倍ズームだけ搭載されてる最近の他社のような形式だとそれはそれで使いづらい感はあるので、まぁ光学3倍望遠のみなのはそれはそれでいいかもしれない。
最大のデジタルズームにすると相応に画質は落ちます。
超広角は今年Ultraでかなり進化した感じがあったので、旧仕様な今回のFoldのやつはパッとしないかも。
カメラは全体的に普通にキレイに撮れますが、XiaomiとかOPPOとか他社がかなり進化してることを踏まえると写真周りはちょっと見劣りしてきてます。
動画撮影については安定してキレイな映像で撮れる一方で、屋外とか撮ったときに白っぽい見え方になりがちです。HDRが自動でオンになってるのがアレなんですかね?
まとめ
今夏はPixelやNothingの新モデルが個人的にそんなにピンときていないこともあり、Galaxy Z Fold7を買う予定なかったけど結局買うという結論に至ったのでありました。
今回のGalaxy Z Fold7は正直弱点がかなり目立っていて、「圧倒的に軽い」」畳んだ状態でもめっちゃ使いやすい」という大きな進化点を踏まえても総合的な満足度はFold6より下がってしまったようにも感じています。
開閉のしづらさもアレですがとくに気になるのがメイン画面のインカメラで、右の真ん中というわけわからん配置のせいで色々なアプリで表示に被るんですよねこれ。
設定アプリからカメラ領域を黒帯にする設定ができるので、漫画とかのアプリはこれをオンにすれば表示はちょっとちっちゃくなっちゃうけど一応対策できます。
動画系もブラウザとかとマルチタスク状態にすれば画面内からインカメラを除外できるので一応対策方法はあるわけですが、それをしないと微妙に満足度が低い画面状態になるのはかなり悩ましいところですよね…。
Pixel 10 Pro Foldと比べるとまぁ進化内容の豪華さという点でやっぱり魅力的ではあるものの、今まで以上に「来年の進化に期待」な感じも強い新モデルでありました。
とりあえず薄さ・軽さがすごいことは間違いないので、まぁどうしても気になる人は買ってみても良いのかもしれん…!という感じですね。