お盆が到来しますが、私は15日以降が休み。
今月はあまり仕事がないものの、ちょうど12〜13日に大型の案件が入った+14日に残っている仕事をする関係上、そこまでは休むのが不可能となりました。
お盆といっても何もすることはないので、まぁゼンダマンでも見ようと思います。
タイムボカンシリーズってまずヤッターマンが人気で、続いてタイムボカン、イッパツマンあたりの人気が高いですよね。(個人的にもヤッターマンがやはり一番好きです)
あと巨大ロボが出てくるようになったヤットデタマンや、色々あって打ち切りになってしまったイタダキマンもそれなりに人気があったり、再評価の動きがあったり。
オタスケマンも、最終回の怒涛の展開とかちょっとガンダム的な雰囲気を醸し出してたりとかで語られること自体はいくらか多いと思います。
一方ゼンダマンって、あんまり再評価の動きがないように思うんですよ。
ゼンダマン、嫌いな人はそんなにいないと思うんですが、「シリーズで一番好き!」という人も少ないようで、結果的に若干空気な感じになってますよね。
この微妙なポジションの理由は実際に本編を見れば明らかで、
- 全体的にヤッターマンからの変化が少ない(ように見える)
- 前半の戦いの決着で用いられる「システムメカ」もビックリドッキリメカっぽい(実際見てると完全に兵器みたいな感じでちょっと違うけど)
- ゼンダマンやアクダマトリオのシリーズ独自の個性が(オタスケマン以降と比べると)薄い
このとおり、ヤッターマンの3年目みたいな感じでぱっと見のインパクトが弱いんですよね。
多分作り手側的にも、ゼンダマンからの流れで翌年以降はシリーズの特色を強くしたんじゃないでしょうか。
とくにゼンダマンの個性の薄さは中々というか、そもそもこいつらほとんど話に絡まない回も多い。
- 割符を取られた博士のもとに駆けつけて「ゼンダマンに連絡します!」
- 発進シーン(ゼンダライオンに乗ってる)
- 現地の人と一瞬絡む(「怪しいものではありません、善意の塊ゼンダマンです!」とか名乗るのが印象的)
- 名乗ってから決めポーズに失敗したアクダマンを貶して笑う
- 愛のムチ
- 勝利の確認
- 命のもとは○○だったのね!
大体この7箇所にしか出てこないですからね。(個数で数えると思ったより多かった)
ヤッターマンはインチキ商売を知る必要がある関係上日常もそれなりに描かれてましたし、おしおきの後にヤッターマンが帰還するシーン+ナレーションが毎回の終わり方だったので、もう少し目立ってたと思うんですよ。
特にゼンダマンって毎回裁判→拷問のところでそのまま終わっていくので、画面に最後に映るのがゼンダマンではないところが影を薄くしている大きな原因かも。(ヤッターマンも終盤はたまにおしおきで終わってましたが)
しかしながらゼンダマン、実際見てるとオリジナリティーを感じられる面白い部分も色々あるので、再評価の流れが今後来ても良いんじゃないかと思ってます。
- たまに「現代に過去の人が来る」パターンがある(普段はゼンダマンたちが過去の人に会いに行く)
- たまにモチーフからストーリーの流れを大幅に変える
- その回における命のもとの正体が毎回一応明らかになるので納得度が高い(きらめきマンやリメイク版ヤッターマンは成否判定だけだったのでここが微妙だった)
- 一方的に片方が蹂躙されるだけでなく、メカのギミックを使った攻防やパーツ余りによるイレギュラーな展開によりわりと面白いシステムメカ戦(個人的には後半のプロレスより面白いと思う)
- 悪玉のメカが変形したり、愛の目覚め以降の戦いがけっこう長かったりして毎回見ごたえのあるゼンダゴリラ以降のメカ戦
- 仲間のメカを完全に下に見てるゼンダライオン
あとシリーズの中でもトップクラスに話のパターンが固定されている結果パターン破りの展開も多いので、「今日は何が起こるのか」的な楽しみは大きいかも。
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