ソフトバンクで販売されている、Xperia 1 V Gaming Editionを入手してきました。
他社キャリアと違い、有線LANポートやファンなどが搭載されたXperia Stream付属です。
マジで家電量販店とかソフトバンクショップでの取り扱いが少なくて、ヨドバシカメラに行ってようやく買えた感じです。
価格が高かったりするせいもあって、在庫とか絞ってるのかな?
買うならオンラインのほうが手っ取り早いかもしれません。
なお2023年10月時点でSIMフリー版も既に発売済みとなっておりますよ。
というわけで、今回はXperia 1 Vの使用感についてまとめました。
目次
Xperia 1 Vの外観をチェック!
まずXperia 1 Vの外観を見ていきましょうか。
これがXperia 1 Vの箱で、なんかリサイクル系の素材っぽい箱に入ってます。
ちなみにGaming Edtionは、この本体箱とXperia Streamの箱がでっかい箱にまとめて入ってるという仕様。
Xperia 1 Vの本体背面は、一見しただけだとXperia 1 IVと全然変わらないんですよね。
だから発表時にも「見た目変わんねぇから面白くない」とか切り捨ててしまっていたんですが、これよく見ると全然違いますわ。
背面パネル部分、ギザギザの加工があるんですよね。
側面も同様で、実は形状がぱっと見Xperia 1 II~IVと同じなものの全体的に違うのでした。
擦り傷とか付きづらそうで良さげに見えるけど、逆に削れが目立ったりする可能性もあるか。使ってみてどうなるかだな。
右側面のボタンはいつもの音量、電源兼指紋認証センサー、シャッターボタンです。
Xperiaは基本的にシャッターボタンで動画や写真を撮影するカメラマニア向け仕様なのです。
本体下部にUSB-C端子とSIMカード&microSDカードスロットがあります。
microSDを利用できるスマホってハイエンドだともはやほぼないので、かなり貴重な存在ですよ。
本体上部にはイヤホンジャックが。
有線イヤホンを使えるハイエンドスマホもマジで選択肢が少ないので、ありがたいですな。
まぁ無線イヤホン使うなら問題ないしUSB-Cをイヤホンジャックに変換するアダプターとか世の中にはあるんだけど、Xperiaなら充電しながらでも有線イヤホンを使えたりする。
画面側は例によって縦長大画面で、インカメラは画面内に食い込んでない仕様。動画とか見る際もインカメラがじゃまにならないんだ。
まぁ、そもそも画面が縦長すぎるので、横向きとかで動画見る際もほとんどの映像で他社スマホにおいてインカメラがある領域に映像来ることはないんだけども。(シネスコ的な超横長映像のときくらいか)
Xperia Stream
そしてこれがソフトバンク版にのみ付属していて他社だと別売りの、Xperia Streamです。
これはファンが搭載されていて背面を冷やすことが可能、ファンを回転させつつUSB-C端子で給電ができたり、イヤホンジャックから音を出力できたりします。
またHDMIポートがあるので映像をモニターとかに映せたり、LANポートがあるので有線で回線接続を安定させられたりも。
ピンボケしてるが。
まぁ~重いしゴツいので常用するかと言われると微妙だが。
23,000円くらいする機器が付いたうえでドコモやauより安い販売価格なのはマジで凄いと思いますXperia 1 V Gaming Edition。
ソニーロゴがいいよね!
保護ケースや保護ガラスは付属しないので別に買おう!
Xperia 1 V Gaming Editionには付属品がXperia Stream以外にないので、保護ケースや保護ガラスは自分で買うことになります。
私はエレコムのケースとラスタバナナの全面保護ガラスを買いました。
Xperia 1 V Gaming Editionの本体スペックは?|Antutuベンチマークテストとかをしてみる
Xperia 1 V Gaming Editionのスペックは以下の通り。
価格 | 198,000円 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB |
画面 | 6.5インチ、3,840×1,644 |
重さ | 187g |
カメラ | アウトカメラ4,800万画素+1,200万画素+1,200万画素/インカメラ1,200万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
おサイフケータイ・防水防塵 | ◯/IP68 |
Pixel 7aが193.5gだったのでそれより軽いという。
CPUは最新のSnapdragon 8 Gen2搭載で、ストレージはmicroSDカードにも対応しています。
というわけでAntutuベンチマークテストの結果を見てみよう。
こっちの1458574点が通常状態での計測結果で、Xperia Streamでファンを回しながらやってみた際の結果が↓。
少しだけどXperia Streamを使ったときのほうが数値が上がっていて、1480551点でした。
Geekbench6はこの通り。シングル1888点、マルチコア4972点でした。
ゲーム性能とXperia Streamの使用感について|プリコネやドルフィンウェーブは快適?
ゲームは遊んでいて性能が足りないと感じた場面がとくにないですね。なめらかに動いてるし…と思ったがドルフィンウェーブは重いわ(7月25日追記)
とりあえずXperia 5 IVみたいな、「ハイエンドのはずなのに全然動作良くなくない?」みたいな問題は起こってませと思いきややっぱりドルフィンウェーブについては駄目でした。
プリコネは快適です。
Xperia Streamはまず使ってみて思ったのが「重い」ということ。
ゲームの一般的なコントローラーより普通に重いので、正直ここまでしてゲームをスマホでしないと駄目かね?という気分にはちょっとなったりした。
あとXperia Streamを装着するとスピーカー音質がスピーカー塞がれる関係でだいぶ落ちてしまうので、使うならイヤホン必須ですね。
ゲームについては今後もうちょっと色々触って検証してみようかな。
発熱はある。
Xperia 1 Vでのゲーム中はまぁ普通に発熱はしますね。
Xperia 1 IVとかXperia 5 IVほどではないし当然Xperia Z4のような地獄感もないけど、まぁドルフィンウェーブとかやってると温かくなってくるのは間違いない。
Xperia共通の難点:横長すぎてゲーム画面が端の方余って操作しづらい時がある
Xperia 1 V、縦長画面すぎる結果プリコネやドルフィンウェーブで遊ぶ際に画面の端のほうが黒帯になります。
この部分は触っても反応しません。
結果なんか端のボタン押したと思ったら黒帯のとこで操作できてねぇ!みたいなことが度々あったり。
Xperia 1 V Gaming Editionのカメラ作例|写真のクオリティは流石、撮る楽しさもある
Xperia 1 Vのカメラはまだ夜景が未検証なんですが、基本的に使ってて違和感を感じる場面は少ないかな。
自分で露出補正とかホワイトバランス調整をしながら撮ることでクオリティが向上していくスマホなので、ある程度カメラに関する知識を持っているか使いながら覚えていく楽しみができる人向けな印象はある。
ベーシックモードならテキトーに撮るだけでOKなので、べつにこだわり内ならそれ使ってればOKにはなってます。
なんかこう…過剰さがなくて現実のようなありのままの美しい写真が出て来やすい印象がありますね。
撮影した日の天候状況とか含めた景色が思い起こされるような感じ。
ズーム写真撮ってみた
ズーム撮影は倍率上げるとちょっとぼやっとした感じになることはある。あるいは上の画像ISO32だからちょっと手ブレしたか?
↑はF2.8になってるので望遠レンズで多分そこそこズームしたやつ(EXIF情報では14.5mmになってるが多分なんか計算しないと正しい数値にならない)
ある程度ズームしてもうまく行けばきれいな感じに撮れる。(これもF2.8でEXIF情報上では14.5mmになってる)
これが標準レンズ。
望遠レンズの第1段階。
第2段階。ここまでは光学ズームだな。
デジタルズームによる最大ズーム時はこんな感じ。
Galaxy S23 Ultraとかの極端にズームしすぎた時よりはキレイだけど近づける距離はGalaxy S23 Ultraよりだいぶ抑えめって感じだな。
川の小さい鳥とかは撮りづらいです。というか上の写真ピントも合ってねぇな。
ズームは全体的にやや苦手なイメージあるかも。あるいは私の技術が不足してるかもしれん。
近くの鳥なんかは一発でピント合わせつつそのまま動きを追ってくれるのでマジで撮りやすいです。鳥だけにな!(爆発)
料理写真も撮ってみた
ちょっと露出補正で明るさ上げすぎて白飛びしてるけどカツ丼。
そして今日昼飯で食ったラーメンなんだけど、これ見た目に反して味が「無」でした。
もやしもほぼ生レベルだしなんかミスった感があったぞ。普段は美味しい店なのでたまたまハズレ引いた感じだが。
Xperia 1 Vのカメラでフィギュアを撮影してみよう
Xperia 1 Vのカメラは望遠レンズがあるので、フィギュア撮影もしやすいぞ。
望遠のほうが端の方歪まないし自分やスマホ本体が陰になりづらいので撮りやすいという。
ちなみに美少女フィギュアみたいな人間系フィギュアは、たまに顔をちゃんと顔で認識してくれます。
ちょっと陰影とかを出して立派な感じの写真にしたりもしやすい。
Xperia 1 V Gaming Editionその他の使用感
というわけで、Xperia 1 Vのその他の使用感についても現段階で思ったことをまとめていきます。
スピーカー音質・音量が素晴らしい。Androidスマホの頂点に立つレベルか?
Androidスマホでスピーカーの音が良いやつといえばXperiaシリーズな印象はありましたが、Xperia 1 Vはその中でも多分最高クラスの音の良さです。
「えっ、これ本当にスマホから鳴ってるの?!」と思うレベルの、重厚感がある音が出るといいますか。
代償として元々安い感じの音質の動画(合成音声系とかね)とか見てると、その安い音が100%の状態で出るのでなんかガッカリ感が発生することがあるけども。
音量もかなり大きめに出せますね。
Galaxyはそこそこ高音質、Pixelはスピーカーの音が基本微妙ということで、スピーカー重視ならXperiaがおすすめですね断然。
画面が非常に綺麗、動画再生などの満足度が高い
Xperia 1 Vは画面もクオリティが高いです。
4Kディスプレイで、撮影した動画や写真はもちろん映画とかもかなり良い映像で楽しめるぞ。
画面がめっちゃ横長なので、昔のシネスコとかの映画も見やすい。
とはいえ画面はGalaxy S23 Ultraも史上最高レベルにキレイで、それとは甲乙つけがたいかな。
あとは真夏の日差しの下での見やすさはGalaxy S23 Ultraの方が少し上に感じたかな今日とかめっちゃ晴れてたけど。
本体重量の軽さも素晴らしい
Pixel 7aよりも軽いハイエンドスマホであるところのXperia 1 V。
まぁサイズ自体が大きいので「軽いスマホ」ってイメージはないですけどね使っていて。
でもカメラ代わりにバリバリ使うにあたって、持ってても負担にならないくらいの軽さなのは間違いない。
落とす心配も薄そう。
Galaxy S23 UltraやiPhone 14 Pro Maxはちょっとずっしり感強いので、落としそうで不安になることが多い。
microSDカードが使えるのでぶっちゃけキャリア版の256GBでも差し支えはない
Xperia 1 Vのキャリア版はストレージ容量がSIMフリーの半分の256GBなんですが、まぁmicroSDカードが使えるのでそっちで512GBとか入れておけばまず困ることはないです。
私はちょうどこの前GoProで使ってたかなんかの512GBmicroSDカードを発掘したので、Xperia 1 Vに入れて使ってます。
OSアップデート期間が多分2年程度なのは価格の高さ的に微妙
20万円弱のわりに多分3年や4年などの長期アップデートないですよねXperia 1 V。
まぁ~~~~私はべつに毎年のように買い替えるので実際そんなに問題ないんですけど、世間的にはこんなに高いのにアップデートがすぐ終わっちゃうのはイマイチに感じるのではないかなと。
せめて3年間は最新OSで使えるようにしてくれればいいのに。
まとめ
というわけで、Xperia 1 V Gaming Editionを入手!
完全に勢いだけで買ってしまいましたが、発熱は相変わらずあるものの満足度は高いかも。
去年のXperia 1 IVも個人的にはなかなか好みで、Xperia 5 IVはサイズ良いんだけど性能が露骨に駄目なのがイマイチだった感じでした。
Xperia 1 Vはとりあえずゲーム性能的には問題なさそう(ドルフィンウェーブ以外)だし、スピーカー音質めっちゃ良いしでちょっと使ってみただけでも細かい部分改善されてる感があるかな。
これiPhone 15シリーズ用の予算使って買ってるので将来的に売らないとiPhone 15シリーズ買う際は貯金崩さないといけなくなるんだけど、正直手放したくない感じあるな…。
Galaxy S23 Ultraに続き、今年の気に入ったスマホ上位に来そうですXperia 1 V。どんどん使っていくぞ。