無事発売日に自宅へゆうパックでPixel 7 Proが配送されました!ということで、今回はPixel 7 Proの使用感初回レビューという流れになります。
Pxielシリーズは最初に日本で発売された3からPixel 4a(5G)と無印Pixel 6以外の機種は全部買ってまして、不満があったのはバッテリーの持ちが悪くて顔認証のみ対応だったPixel 4無印くらい。
今回も普通に快適に使えるだろうと考えてますが、はたしてその実力はいかほどでしょうか…。
目次
Pixel 7 Proの外観をチェック!
というわけでPixel 7 Pro本体がこちら。今回は容量を256GBにする関係でホワイトを選んでます。
外観はPixel 6 Proとそれほど大きくは変わらないですが、背面のカメラ部分は黒一色から銀色のフレームになっててちょっと高級感増しましたね。まぁべつに6のでも何の不満もなかったけど。
むしろ傷とか付いたら怖いから黒一色のが安心感あったような。
ボタンは右側面に電源と音量がまとまってるタイプ。
両脇にあると持ったときに両方押してしまってスクショ撮影される問題が起こるので片側にまとまってるのは個人的にはいいです。もう少し位置上でもいい気もするけど。
充電端子はUSB-C。イヤホンジャックはないです。
画面はこれ保護フィルム貼った直後なのでちょっと気泡入って滲んでるのは勘弁して欲しい。
シンプルな中央パンチホールカメラ形状。iPhone 14 Proより領域が小さいぞ!
私はDynamic Islandが正直役に立ったことないので、こっちのが好きです。
付属品とおまけのクーポン類
Pixel 7 Proの付属品はUSBケーブルと変換アダプターのみ。充電器は自分で用意しよう!
私はAnkerのやつとかを使ってます。充電時間を大幅に短縮できるので急速充電器を使うのがおすすめだ。PPS対応のを使えと公式サイトに記載が。
最大23W対応みたいですね。Proは。
なおGoogle純正充電器使えば30分で50%充電ができると公式サイトに記載があった。
購入したPixel 7 Pro用ケースと保護フィルムを装着してみた
Pixel 7 Pro用のケースと保護フィルムはAmazonで注文済み。
で、装着してみましたが。
ケースは薄さはいいんだけど、ちょっと下の方とかにじみが発生してますな。強く握ったりしてもにじみます。
にじみ防止加工のドットがあるのに機能してないという残念仕様。ここは本当に価格なりって感じですね…。
まぁ私のは白い本体なのでそこまで目立たないけど。
ボタンとかもしっかりガードはしてくれるけどかなりデカめのパーティングラインみたいなのが側面にあり、ちょっと持ったときの手触りが良くないのは難点だな…。(めっちゃ手に刺さって痛い!みたいなことはないので使ってたら慣れましたが)
保護フィルム装着したばかりだから画面に気泡が目立つのは許してくれ!(10月15日追記:1日経ったらほぼ消えた感じでした。)
前面は最低限のガードって感じで、落下には弱そうだけどエッジディスプレイでの操作とかへの影響もない。
今回買った保護フィルムと干渉することは本来ないんだけど、私は貼る位置がちょっと下にズレちゃった結果下部分が干渉してちょっとめくれてきている…。(フィルム貼るときに間違えてパーツに通してフィルム固定する部分をすぐ剥がしちゃったせい)
まぁケースは値段が600円とかだったはずなのでそれを踏まえると充分良いですけど、満足度は70点くらいかな。
保護フィルムは…貼り付けキットが付いてて位置決め~貼り付けが非常にしやすいのは良いと思います。
フィルムの手触りもとくに悪くないし、2枚入りなのもありがたい。
ただし、これ貼り付けるに当たって粘着テープで位置決めするんだけどフィルム自体に最初からそこそこ最初からチリが付着してるので迂闊に貼るとせっかく位置決め完璧なのにチリまみれになるという、この手の安い保護フィルムにありがちな問題が発生します。
私は何回か調整したんですけど、それでもちょっと入っちゃいましたね。しっかり貼りたい人はまずフィルムをしっかり清掃するか、信頼性の高い他の大手とかの保護フィルムを使おう。
(10月15日追記)
別のケース買った時もめっちゃ保護フィルムがケースと干渉してめくれてきたので、改めて2枚めのフィルムを開封して貼り直したら干渉はなくなりました。位置が合ってればケースとの干渉はないわけですな。
またチリも2枚目は事前にちょっとフィルム手で払ったり、装着時にこまめに取ったりしたらほぼ混入させずキレイに貼れました。このフィルム買う人は気をつけて慎重に貼ろう!
そして純正ケースも届いたので使ってみました。レビューはこちら↓
ストアクレジットで買えるものほぼ在庫切れ問題|とりあえずPixel Buds Proと純正ケースを買ってみた
Pixel 7 Proを購入すると35,000円分のストアクレジットがもらえてコイツでGoogleストアからPixel Watchを買う予定だったんですが、まさかの在庫なし。
入荷待ちでの注文すら不可能な状態だったので、仕方ないから他のスマートウォッチでも買おうかと思いきやそれも基本的に在庫なし。
何なら買えるねんと探してみたらとりあえず純正ケースの緑色以外とかイヤホン系は在庫があったので、Pixel Buds Proと純正の白いケースを買ってみました。
おそらくイヤホンは売ってPixel 7 Pro購入資金に回す感じになると思われます。ケースは別途レビューしました(↑のリンクから見てくれ)
アクセサリー品購入用クーポンを使った結果1万円分くらいストアクレジットが余ったので、これは今後出るであうPixel 7aなりタブレットのやつなりを買う際にでも使おうと思います。期限まで1年くらいあるので、なにかしら発売されますよね多分。
Pixel 7 Proのベンチマークテスト結果|スペックを確認!
Pixel 7 Proのスペックは以下の通り。
Pixel 7 Proの主なスペック | |
本体価格(Googleストア) | 128GB124,300円、256GB139,700円 |
CPU | Google Tensor G2 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 128GB、256GB |
画面 | 6.7インチ、3,120×1,440 |
重さ | 212g |
カメラ | アウトカメラ5,000万画素+超広角1,200万画素+望遠4,800万画素/インカメラ1080万画素 |
防水防塵 | IP68 |
バッテリー容量 | 5,000mAh、24時間以上持続可能 |
Google Tensor G2とやらはこのPixel 7シリーズにしか搭載されてないので、どのくらい性能が高いのかわからんということでAntutuベンチマークテストでもしてみますか。
Antutuベンチマークテストをしてみた
Antutuベンチマークテストは832149点でした。
2022年最新スマホとしては微妙な数値な気がする。
Galaxy S22 Ultrtaは99万点行っててXperia 1 IVは707860点だったからまぁいいといえばいいのか。
Geekbench5の結果は…アプリインストール不可
Geekbench5も検証しようと思ったんですが、まさかのアプリがストアにないパターン。
検証できませんでした。
ゲームは普通に動いてる
なおプリコネとかウマ娘とかブルアカ触ってみましたが、とくに問題なく遊べる感じでした。そりゃそうだわな。
そういえばゲームで黒帯出るんだけどPixelって強制全画面表示モードみたいなのないんだっけか…。
Pixel 7 Proのカメラで色々撮影してみた|iPhone 14 Proと撮り比べ
Pixel 7 Proは望遠レンズ搭載で最大30倍ズーム撮影ができるのが特徴ということで、カメラを検証だ!
あとPro限定で、マクロ撮影機能にも今回対応しているみたいなんですよね。
ということで、ブックオフにいらないフィギュア売りに行くついでに昼飯食ったりしてきたのでその流れで写真を撮ったぞ。iPhone 14 Proとの比較もしてみました。
風景写真
まずはそのへんの風景写真から。
今日は曇りということで、iPhone 14 Proの方は晴天時に起こりがちな全体的に色がバランスおかしいパターンになってないですね。
<Pixel 7 Pro>
安定のホビーオフ。まぁこういう普通の風景写真は最近のスマホだと何でもキレイですね。
<iPhone 14 Pro>
ややPixel 7 Proのほうが全体的に色強調されて撮影されてる感じがする。
ちなみにホビーオフでは前日に在庫があるのを確認していたマジカルガールDARKNESSを買いました。
<Pixel 7 Pro>
もう少し良い被写体はなかったのかと自分でも思いますが…
<iPhone 14 Pro>
うん、とくにどちらが良いということはないな…。
Pixel 7 Proの望遠ズーム検証
iPhone 14 Proは最大15倍ズームしかできないという望遠レンズ搭載と言い張っててそれでいいのか?という仕様なんですが、Pixel 7 Proなら最大30倍ズーム対応です。
平日かつ突発的にでかけたタイミングなのであまり良い被写体がなかったんだけどとりあえずズーム性能を検証してみた。
<1倍>
この中央にあるカーチスの看板にズームしていきたいと思います!
このカーチスの場所にはかつてトイザらスがありまして、2階にフリマコーナーがあって賑わってたりしたんですが10年くらい前に全部滅びましたね…。
<5倍>
続いて5倍ズーム。
まぁ普通くらいの綺麗さかな。天気自体が悪めだったのでどうにも覇気がない感じに撮れてしまってるが。
<30倍>
30倍ズームにしてみた。
概ねGalaxy S22 Ultraとかと同じくらいにはキレイに撮れてる感じがします。「望遠ズームで撮ってる感」はどうしても出てきてますけど。
Proモデルだとけっこうな価格差があるということで、iPhoneもPixelもどうせ望遠レンズ付き版出すならGalaxy S22 Ultraくらい圧倒的な望遠性能付けてくれないですかね?50倍ズームくらいでもいいので。
価格がめっちゃ上がっちゃうから無理とかなんでしょうか。
料理写真
昼食をらーめん中々というお店で食べました。この記事の写真を撮るために外食をするという。
<Pixel 7 Pro>
コレ撮影しててわかったんですけど、Pixel 7 ProってiPhone 14 Proみたいに被写体に近い位置で撮影しようとすると自動でマクロ撮影モードになるみたいですね。
おそらく上の写真はマクロにはなってないですが。
うん、かなり美味そう。実際美味かった。
ラーメン二郎を食べやすくしたみたいな感じで上が並盛り。並でもけっこう量は多いけど普通に食べ切れるナイスなボリューム感でした。
とにかく上に乗ってる豚が旨い。むやみに脂っこすぎないしやわらかさもちょうど良いしでかいし。
<iPhone 14 Pro>
iPhone 14 Proでも撮ってみました。ピントが合わないので少し離れた位置での撮影になってます。
まぁどっちも美味しそうに撮れてるんだけど、撮影の手軽さではPixel 7 Proの方が上ですかね。
一方でPixel 7 Proはカメラのシャッター音が地獄のようにうるさいという欠点があるので、人が多い場所で撮るならiPhone 14 ProでLive Photos使ったほうが絶対に良いです。悩ましい…
フィギュア撮影|マクロモードも使ってみる
最後に自宅でフィギュアを撮影してみよう。
ちなみに全部WordPressアプリで1000xにリサイズしてます。
斜め前からZ-LIHGTの照明当ててるのみで撮影。
<Pixel 7 Pro>
まずはHGのディジェが机の前に落ちてたのでコイツを撮ってみる。
顔にピントを非常に合わせづらかった!1回撮り直してます。こいつの顔の形状が立体的であまり相性良くないのかもしれない。
ちょっと暖色な写真になりますねこいつは。実際の背景紙の色は下のiPhone 14 Proの作例とこのPixel 7 Proの中間くらいの感じです。
<iPhone 14 Pro>
iPhone 14 Proだと逆にかなり白いな。
まぁ色味の違いはあるけどどっちもキレイかな…。
<Pixel 7 Pro・マクロ>
コレもピントが合いづらい。手前にビームナギナタがあるのが悪いといえば悪いのかも。
やっぱりマクロモードだとちょっと画質が落ちますね。色も通常時より白っぽくなってる。
<iPhone 14 Pro・マクロ>
iPhoneはなんか寄りすぎると全然ピント合わなくなるからちょっと離れた位置になってます。2cmまで寄れるんだったかな。
でも調べてみたらiPhone 14 Proが2cmまで寄れてPixel 7 Proは3cmだからマクロ性能自体はiPhone 14 Proの方が上のようです。あれ…?
どちらかというとiPhone 14 Proの方がマクロ写真は明るくキレイに撮れてる印象。
<Pixel 7 Pro>
続いて美少女フィギュア。武装神姫よりストラーフです。
若干暗いけどそこはまぁ調整すればいいので…。かなり綺麗に撮れてると思います。
<iPhone 14 Pro>
コレもiPhone 14 Proの方が白い写真になってますね。
どっちもキレイには撮れてるんだけど、スマホで拡大してみたらiPhone 14 ProよりPixel 7 Proの方がしっかり顔にピントが合った状態になってました。(iPhoneは近づくと本当にすぐピント合わなくなるから調整も難しい)
Pixel 7 Proの勝ちかな。
<Pixel 7 Pro・マクロ>
やや赤みがかった写真になってるけど顔にしっかりピントが合っていてキレイに撮れてます。
<iPhone 14 Pro>
なんか黒い部分のディテールがPixel 7 Proの方が細かく描写されてる気がする。
う~む、フィギュア撮影だとどっちが圧倒的に良いみたいなことを断言しづらいな。
なお写真比較は↓の記事でも行ったのでそっちも見てみてくれ。
Pixel 7 Proを使ってみての感想
というわけで最後に、Pixel 7 Proを使ってみてのその他の感想をまとめていきます。
本体スピーカー
Pixelシリーズはステレオスピーカー搭載ですが、Pixel 5がとにかくスピーカーの音悪くて最悪だったので毎回警戒してしまっています…。
今回のPixel 7 Proのスピーカー音質は、6Proととくに変わらないかな…。
Xperia 1 IVやiPhone 14 Pro、Galaxy S22 Ultraと比べても微妙な音質という印象。ソシャゲとかやってると音がカサカサした乾いた感じに聞こえるというか。
う~む、もう少し音質良くならないですかね。AQUOS R6みたいな聞くに堪えないレベルの音ではないですけども。
持ちやすさ・重量
まぁとくに軽くもなければ重すぎてストレスってほどでもないです。画面自体が大きいので多少重いのは仕方ない。
さっき紹介したケースがめっちゃ薄くて軽いので、最低限の重量・サイズ増加で済んでいるのはありがたい。
持ちやすさは悪くないけど、スマホ持ったまま操作するならgoBeltとか用意したほうが良いとは思います。私は貼り替えキット使ってPixel 6 Proのを移植しようかな。
エッジディスプレイ・画面の大きさ
Galaxy S10とかの時代の感じのエッジディスプレイがまだ搭載、まぁ格好良いんだけど保護フィルムとかガラスの選択肢が狭まるのでもうフラットに戻してくれてかまわないかなと個人的には思います。
最近のスマホで具体的にエッジディスプレイが役に立ったことってないですからね。初期のGalaxyのEdgeのやつみたいにエッジに何か専用機能があるわけでもないし。
画面の大きさはかなり大きくて、動画とか漫画とか見やすくて良いですね。まぁ私はGalaxy S22 Ultra持ってるので、そっちのがより大画面なわけですが…。
指紋認証+顔認証対応
Pixel 5より指紋認証のみ対応になっていたPixelシリーズですが、久々に顔認証にも対応しました。
元々Pixel 4が顔認証のみ仕様でしたが、アレはマジで使いにくかった…。
今回は両方対応でまさにいいとこ取りって感じ。
指紋認証はそもそも私はPixel 6 Proの時点でほとんど不満を感じてなかったんですが、今回も不満はないです。
顔認証は初期状態だとロック解除してもホーム画面にいかないiPhoneスタイルですが、設定アプリのセキュリティ→顔認証で「ロック画面をスキップ」をオンにすれば顔認証後すぐにホーム画面に移動できるようになりますよ。
顔認証の速度はそこそこ速いって感じ。
OSアップデートが3年、セキュリティアップデートが5年間提供されるのも嬉しい
私はスマホを毎年、というか数ヶ月単位で買い替えるのでアレなんですが、Pixelシリーズはアップデートが3年保証なのも嬉しいところ。
セキュリティ対策のアップデートなら5年間提供なので、1回買えばかなり長い間使い続けられるんですわ。
最新のOSをすぐに使えるのも良いけど、まぁ最新のOSってたまにゲーム動かなくなったりすることがあるのでそこは注意点ではある。
まとめ
というわけで、Pixel 7 Proです。
本体カラーヘーゼルだかいう緑色が良かったな…!256GBに変な色用意してくれてないの本当に残念です。去年もそうでしたが。
充分良い機種だと思うんだけどまぁ…正直Pixel 6 Proからそこまで大きく進化した印象はなくて、マイナーチェンジって感じですね。
まだ使い始めたばかりなのでアレなんですけど、あんまり触ってみてテンション上がる感じではなかったかな。やっぱり。
べつに何か圧倒的に悪いところがあるとかではないんだけども、突出した部分もこれといってない気がする。使わないから今回取り上げてない音声認識とかが強いのかな?
あと価格が安いのはメリットですね。Xperia 1 IVとかGalaxy S22 Ultraは20万近い価格帯なので、そこから出費を5万円以上安く抑えられるのは素晴らしい。
今Pixel 6 Pro持ってて満足してる人はとくに買い替える必要ないと思います。5以前からなら替えてOKだけど。
カメラのシャッター音がなかなかにうるさいのが個人的にはけっこうなマイナスポイント。
手持ちのGalaxy S22 Ultra(アプリで音消せる…)やXperia 1 IV、iPhone 14 ProのLive Photos利用時はそこまでシャッター音うるさくないのでPixel 7 Proのシャッター音は音がより目立つ印象。