私が使っているカメラはZV-E10で、こいつにSEL30M35というマクロレンズを装着して当サイト向けの写真を撮影しています。
マクロレンズって他にも色々あるんですよね。
例えば同じソニーなら、SEL50M28ってのも今売っててこれはフルサイズ対応。
SEL30M35はAPS-C専用なので、フルサイズ対応カメラを買ったらコレが必要になるんですねおそらく。
で、色々調べてたらソニーは以前「Aマウント」というタイプのマウントを採用していたと。
これはミノルタのカメラでも使われていたマウントで、もうほぼ終わってるため中古相場が安いという話。
中古ショップを色々見てみると、たしかにミノルタのAマウントレンズってけっこうどこにでも売ってるんですよね。
じゃあ予算そんなにない系のカメラ初心者としては、Aマウントが使える環境があったら色々都合がいいんでねーの?ということで、マウントアダプターを買ってみました。
こいつは2,057円とかで売っている激安マウントアダプター。
そしてもっとF値が小さいマクロレンズでも買ってみるかぁということで、ミノルタのAF MACRO 50mm F2.8を買ってみました。
こいつはZV-E10だとおそらく35m換算的に数値1.5倍だから75mmの画角になるのかな?
こいつらが届いたので、使ってみたぞ。
目次
ZV-E10にマウントアダプターとミノルタのマクロレンズ[AF MACRO 50mm F2.8]を装着してみよう!
というわけで、こいつが「ソニー ミノルタ α アルファ レンズ NEX 用 E マウント アダプター」というやつです。
裏面はこんな感じ。
ソニー純正のマウントアダプターだとAF機能がちゃんと使えるようですが、こいつは使えません。
ただし純正品だと2万円以上とかしてしまうので、10分の1でマニュアルフォーカスのみならまぁそれでいいやって感じ。
オートフォーカスで使いたいようなレンズは最新のソニーやシグマなどが出してるのを買ってもいいしな。
ちなみにマウントアダプターには蓋もついてます。親切だな。
これにミノルタのレンズを装着してみよう。
AF MACRO 50mm F2.8はこういう形。
中古でちょっとチリが混入してる感じです。でもチリの少量混入程度だと写りへの影響はないという話なので大丈夫だろう…
価格は4,800円ほどでした。なんキャップ上下付きなうえにレンズフィルターも装着された状態でしたねこれ。
アダプターを装着したらけっこう縦長になりました。
装着完了だ!
レンズがめっちゃ奥にあるんですねAF MACRO 50mm F2.8は。
写真を撮影してみる|激安マウントアダプターにおける絞りの設定方法とは?
レンズなしレリーズをZV-E10の設定画面で許可することで、オールドレンズを使用可能に。
コレで撮影ができるぜ!
撮影してみたけど…なんかピントが合いづらいというか、微妙…?(テキトーに飾ってたフィギュア持ってきた結果ちょっと埃にまみれてるのは気にしないでくれ)
ISO感度上げてシャッタースピード数十秒とかにしないと撮れないんだが。
露出時間30秒とかが必要でコレはなんかおかしいぞ…?
ゴーストも出やすいな。
一応かなり寄って撮影はできるけど、なんかおかしくねぇ…?
そもそもこれ、F値の設定できないの?F2.8のみ?
レンズに絞りを設定するリングとかないみたいだしなぁ…
色々困ったので調べてみたところ…色々と間違っておりました。
絞りはマウントアダプターで設定できた|調節は勘で。
まず間違えていたのが、絞りは設定できました。
上の方のマウントアダプターの写真見ると「LOCK・OPEN」という表記がありますよね。
これをオープンにすると絞り開放・ロックにすれば最小状態になるようです。
なるほど、絞り調節がレンズ側でできなくてもコレで出来たのか。
LOCKに振り切っていた結果、「回折現象」というのが発生していたためになんかぼんやりした写りになってしまっていたようです。
絞りすぎると光が変な方向に曲がってしまいちゃんとくっきり写らなくなるみたいなことらしい。
OPENにしたら絞りが開放された結果、めっちゃ明るくなった。
ゴーストはなんか余計な光があると出やすいらしく、絞りの修正と合わせてカーテン閉めたりしたら出なくなった。
あとはISO感度下げたりシャッタースピード調節や露出補正したりして明るさをいじくり、撮影すればOKと。
あ、絞りはアダプターで設定できるわけですが、明るく撮るにあたっては合わせてシャッタースピード優先とかマニュアルモードでシャッタースピードやISO感度を調整しながら使う感じにはなりますね。
そしてアダプターで絞りの操作はできますが、今該当している絞りの具体的な数値はわかりません。
カメラに表示されないので、勘で調整する感じになります。
まぁF8とか11とかで撮るならべつにSEL30M35使ってもいいわけだし、基本全開放のF2.8にしておいて全体にピント合わせたい時は~真ん中くらいみたいなざっくりした感じで使っていくことにするかこのレンズは。
ピントは合っている部分を赤色にする機能を使うことで判別しやすくなります。
ZV-E10にAF MACRO 50mm F2.8を装着してフィギュア撮影してみた作例
というわけで絞りを開放した結果、かなり良い感じに撮影できました。
ただBLACKは目が赤いので、ピントあっている範囲の表示赤だと目にピント合わせづらいな。
美少女プラモも撮ってみた。
あ、これも部屋に飾ってたやつでちょっとチリが付着してたのだけLightroomで除去してます。
う~む、なかなか良い感じだぞ。
ちょっとだけ光強く当たりすぎてるのを修正した。
これからはこのミノルタのレンズも撮影でどんどん使ってみるか。
今回のは50mm、今までのメインのSEL30M35は30mmということでとりあえず明るさは今回のAF MACRO 50mm F2.8が上。
そして焦点距離がSEL30M35は9.5mm、AF MACRO 50mm F2.8は20cmくらいらしい。
体感としてはSEL30M35よりちょっと離して使える感じっぽいかな。
まとめ
というわけでけっこうな試行錯誤がありましたが、無事ZV-E10にマウントアダプターを装着してAF MマウントオールドレンズのAF MACRO 50mm F2.8を使えました。
SEL30M35のマクロレンズでも16,000円くらいするので、7,000円台くらいでマクロ撮影環境構築できるアダプター+オールドレンズの組み合わせはかなりいい感じだな。
なんか他にも良いAマウントレンズとか見つけたら、安ければ買って使ってみたいな。F1.8とかF1.4くらいのレンズで外で撮影とかしてみたい。