
久々にPixelの新型を購入しました、今回はPixel 10 Proの使用感レビューになります。
Pixel 10 Proは2025年8月に発売された上位モデルですが、今回は無印10にも望遠レンズが搭載されてたりしていよいよProモデルの存在意義も難しくなってきた気がします。
結論から言うと単体の製品としてみれば内容そのものはそこそこ満足度が高いと思いましたが、定価の256GBで174,900円は流石にちょっと値付けが高すぎるとは思いました。
目次
Pixel 10 Proの外観をチェック!

Pixel 9シリーズと同じようなデザインですが、私は昨年9シリーズを豪快にスルーしたので新鮮ですね。
個人的には8シリーズまでの端までバー部分が一体化してるデザインのほうが好みだったりしますが、現物を手にとって見てみるとこの最新デザインもこれはこれで格好良くはあるかも。

フレーム部分は反射するテカテカしたやつで、iPhoneで言うと14シリーズまでの感じですね。
音量と電源ボタンは一般的なAndroidスマホと逆の配置なので、Galaxyに慣れてる投稿者はちょっと慣れないです。

SIMトレイは本体上部にありまして、つまりケースを完全に外さなければSIMカードを入れ替えられません。
これ、GalaxyやXperiaだと下部にあるので便利なんですよね。

USB-C端子はもちろん本体下部に。

画面は非常に発色が良く輝度も明るくも暗くもできて流石に高性能という感じです。

ただしインカメラはけっこう大きいですね、これGalaxyだともっと小さいですが比較した限りだとPixelのほうがインカメラの画質が良かったので大きい分性能も高いのかも。
自撮り大好き系の人はPixelが良さそうですかね。

付属品はUSB-Cのケーブルくらいです。私はケースや保護ガラスについてはRingkeのを買いました。
※RingkeのケースはMagSafe的なのがない版もあり、私はそっちを買いました
Pixel 10 Proのスペック評価|ゲームに不向き
Pixel 10 Proはメモリ16GBでGoogle Tensor G5搭載の一応高性能スマホ?です。
| 価格 | 174,900円(256GB) |
| SoC | Google Tensor G5 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 256GB/512GB |
| 画面 | 6.3インチ、2,856×1,280 |
| 重さ | 207g |
| バッテリー容量 | 4,870mAh |
| アウトカメラ | 5,000万画素+4,800万画素+4,800万画素 |
| インカメラ | 4,200万画素 |
| おサイフケータイ/防水 | ◯/IP68 |
とりあえずAntutuベンチマークテストでもしてみましょうか。

Pixel 10 ProのAntutu数値はなんと1504791点で、とにかくGPU関連の数値が低いですね。
同価格帯のスマホなら250万点以上くらいは出るので、「AI機能とかの独自性重視でありベンチマークテストの結果の数値には興味ないよ」的な端末となっております。
実際に学園アイドルマスターをやってみても最高画質はそもそも選択不可能でした、一応高画質60fpsでそれなりに問題なく遊べますが…。
投稿者の場合AIに興味がないので、そうなると「この性能のスマホを17万も出して買うのは無理」という判断になります。
そもそも下取りやストアポイントの還元で安くなるのがPixelシリーズではありますが、このPixel 10 Proはあまりにもその前提すぎる価格設定のようにも感じます。
イオシスとかでは中古13万円台とかで売ってるので、キャンペーンとかやってない限りは中古で買ったほうが良いんじゃないかとは思いました。
あと本体重量207gはちょっと重いですよね、iPhoneもですが縦長6.3インチ程度の画面サイズのスマホで200g超えてるとけっこうずっしり来ます。
個人的にはiPhone 17 Proよりかは持ちやすいようには思いましたが、Galaxy S25の軽さに慣れてるとどうにも。(望遠性能とかはコレのほうが上だと思われますが)
Pixel 10 Proのカメラ作例

Pixel 10 Proはとにかく料理写真の見栄えが良いですね、ここはGalaxyにもiPhoneにも勝ってると思いました。

Galaxyだと茶色いただのデミグラスハンバーグになるうまトマも、Pixel 10 Proなら適度に赤さを維持した写りかつ周りのサラダとか米もそれなりに美味しそう。

超広角撮影もそれなりによし。

ポートレートモードも自然ですね、今回の被写体は境い目がしっかりしてるから判別しやすかったというのもあるかもですが。

Pixelの傾向として、ちょっと光量が足りないような場所だととくにですがやや青白い写りになりやすい気はします。

風景的な写真も非常に見栄えは良いです。

あとは光学5倍ズームに対応。

けっこうキレイに撮影可能、大画面スマホじゃないけど5倍ズームなのはなかなか珍しいかもしれない。

100倍ズームもできますがAIパワーで補正するようなやつなので、けっこう被写体が派手に改竄されたりもするらしくネットでは賛否ありましたね。
まあ基本的には5倍とかせいぜい10倍、ギリギリで30倍ズームくらいで使いつつ100倍はおまけ程度に考えておくのが良さそう。
その他使用感も含めたまとめ

というわけで最後にその他使用感をまとめていきますが、とりあえず価格を一旦置いておくとそれなりに満足度は高いスマホだと思いました。
大きすぎないサイズ感(重いけど)、画面のきれいさ、カメラのクオリティーの流石の高さなど評価できる点は投稿者があまりAIに興味ないことを加味してもそれなりにありますね。
しかし17万という価格設定を踏まえてしまうと一気に「コスパが悪い」という評価にはなってしまいます、この内容では定価12万円台が限界じゃないかと。
ゲームしないにしてもこのくらいの性能の機種に17万はちょっと高すぎるようには思いました、多分買うなら9aか10無印くらいで十分だと思います。
スピーカー音質は価格を考えるとイマイチ
地味に気になったのがスピーカー音質で、Pixelシリーズの中ではまだいいほうだと思うんですが17万円台のスマホとしては音が篭もり気味でパッとしないです。
私はスマホで動画を長時間再生し続けることが多いんですが、この音質だとちょっと作業用BGMとか流しておくにも物足りないですね。
10万円くらいで買えるAQUOS R10のほうが音は良い印象、もちろんGalaxyやiPhone、Xperiaもこいつより音が良いです。
AIに興味がない
AI、使う人はかなり使うっぽいんですが私は使わないのでマジでそこ推されても乗っかれないところではあります。
AI自体を評価していないわけではないんですが、例えば調べたい情報がある場合回答正確さがまだまだイマイチ(わかりませんで済ませるならともかくそれっぽい嘘を答えてきたりする)なので、こういう記事とか動画とかを作る場合は使ったところで結局調べ直しになるんですよね。
初戦はインターネット上にある情報しか調べられない存在なので、高度な話になると情報漏れも頻繁に発生し得るし。
私は他人が間違えているのに自分の責任にされることをこの世の何よりも嫌うので、間違っていたとしても確定で自分だけの責任になる状況が望ましいです。(あるいは明確な出典元となり得る文献を参照してそいつに責任をなすりつけられる状況が良い、卒論とかと同じように)
またGoogleのAIは音声認識系の機能も優秀とされているんですが、これも私の声質と相性が悪かったり話す話題と相性が悪かったりで全然駄目。
そして写真や動画の編集系AI、コレが投稿者的には一番使うやつではあるもののPixelに搭載されてるやつって現実を歪める系のやつが目立ってて結局使わず。
Galaxyのギャラリーアプリで使える、サムネイル画像とか作るのに便利な画像の一部を切り抜く機能とかはけっこう便利だとは思ってます。
このような結果として、AIをどんどん推されるたびに最新スマホへの興味も下がっていっているのが現状かつその筆頭がPixelシリーズなんですよね。
さらには言ってしまえば私は「調べる時間」とか「書類とかを作成する時間」を短縮したいとも思ってない(べつに時間に余裕がないわけでもないし事務的な作業や文献調査・文章を書く行為が普通に好きだから)ので、本当に根本的にAIと相性が悪いのでした。


