先日近所のタムタムにアルティメットニッパーが入荷したということで、音速で(1日遅れで気づいてますが)買ってきました。
アルティメットニッパー5.0というやつ。
ゴッドハンドのニッパーはプラニッパーというやつを前に買って使ったことがあるんですが、アレもなかなか良かったんですよね。
アルティメットニッパーは5,000円オーバーの高いニッパーなんですが、はたして素人でも使いこなせるのか?使用感を書いていきます。
目次
アルティメットニッパーを使ってみた感想
というわけでこれがアルティメットニッパー。
正直言ってとくに見た目に高級感とかはない印象です。
持ち手部分とか本当に普通、黒が多い印象のニッパーの中では鮮やかな青なのはやや新鮮ですが、妙に鮮やかなのでなんか安っぽさを醸し出してる気がしなくもない。
一見安い雰囲気が漂ってますが、なんかちょっと刃先の部分は一味違う雰囲気ありますね。
切る刃とまな板的に使う刃の組み合わせになってるみたいで、非常に繊細かつ高精度な雰囲気はにじみ出てる気がするぞ。
地味に嬉しいのが持ち運びとか収納用のケースが付いていること。テキトーに扱うと壊れそうな精密さのニッパーなので、安心して持ち運ぶためのケースがあるのはありがたい。
こういうのって買うほどでもないし作るのも面倒なので、付属してくれているのは嬉しいですね。究極と書いてあるから、これがアルティメットニッパーであることを忘れることもないぞ。
実際に使ってみた
ニッパーにしては妙に注意書きが多い。
うまく切る方法も書いてあります。
必要以上に太いものを切ったり、先端で切ったりねじ切ろうとしたりはするなよとのこと。
で、実際3日ほど使ってみたんですよ。
これはすごいニッパーだ!
でもアルティメットニッパー1つで何でも組み立てるのは、ちょっと不安がつきまといますね。
まず実際に切断面をタミヤの薄刃ニッパーと比較してみたので、御覧ください。
これはバーゼラルドの武装パーツですが、見ての通り明らかにアルティメットニッパーのほうが切断面がキレイです。
タミヤのニッパーもまぁべつに全然ダメではないと思いますけど、アルティメットニッパーは明らかに白化も少ないし限りなく切断面が薄くなってます。
私はプラモを作る際に「極力手を加えず最低限の手間で組み立てたい」という方向でやってるんですが、アルティメットニッパーのクオリティならもうヤスリがけとかそんなに必要ないんじゃないかなと思ってます。(そもそもタミヤのニッパーでもめったにやってないわけですが)
二度切り段階専用ニッパーという印象
一方で、アルティメットニッパーを使ってみて感じたのが「雑に扱うとぶっ壊れそう」ということです。
わざわざ細かく注意書きがパッケージに記載されているレベルですし、確かに例えばちょっとでも使用中ねじれたりするとぶっ壊れそうな挙動の兆候が出てくるというか。
刃が細くて繊細なので、ランナーのゲート部分以外を切ったりするのも絶対ヤバい。というかゲート部分でも、ちょっと太い部分だとアルティメットニッパーを使うのは躊躇してしまいますね。
ということで、私はアルティメットニッパーを一旦タミヤとかのニッパーでパーツをちょっとゲート部分残した状態で取り外してから二度切りしてゲートを処理する時にのみ使う感じになってます。
5,000円もする高級品なので、極力壊したくないですからね。
まとめ
アルティメットニッパー、素人が使っても明らかに切断面の綺麗さが違うので価格にさえ抵抗がなければ買っておいて損はないと思いました。
ただしうかつに扱うとどうにかなる危険性は非常に高い印象、他のニッパーも1~2本用意したうえで使う仕上げ処理用的な使い方がベストなんじゃないかと思いました。
というわけでアルティメットニッパーを活用しつつ、今まで使ってきたタミヤのニッパーもこれからもどんどん使っていくぞ!