ついに発売となったPixel 8、色々な進化点があり魅力的ですが、正直なところ現段階では価格のせいもあっておすすめしづらいと感じています。
この記事では、Pixel 8の特徴をまとめつつ、今こそ目を向けたいPixel 7や7a、6aなどの型落ちモデルについても話していきたいと思います。
目次
Pixel 8の進化点
Pixel 8ではActuaディスプレイ採用で画面が明るくなったり、マクロ撮影に標準モデルでも対応したりしました。
CPUもGoogle Tensor G3に変更され強化、カメラレンズもより明るくなったり、動画撮影時にノイズとかを消せる音声消しゴムマジック等に対応したりしてます。
ものすごい画期的な新機能が追加されたという感じではないものの、細かい部分がより完璧になって満足度が上がった感じですかね。
あ、Pixel 8 Proでは望遠レンズがあって画面が大きいだけでなく温度測定ができるようにもなりました。
Proは今までエッジディスプレイでしたが、平らになったみたいなので保護フィルムとかも貼りやすくなりそうですね。(画面内指紋認証なのでどっちにしろ保護ガラスは相性悪そうだけど)
脅威のOSとセキュリティアップデート7年対応へ
今までのPixelシリーズは新機能などが追加されるAndroidのOSアップデートが3年、セキュリティ対策のアップデートが5年(Pixel 5系まではセキュリティも3年)でした。
Pixel 8シリーズではなんと、OSもセキュリティもアップデートが7年対応になりました。
実はここが最大の魅力かもしれません。
2030年って私37歳ですわ、生きてたとして多分何も今とやってること変わらないんだろうけどなかなか衝撃的だな。
ただし7年間しっかり使う場合は流石に途中でバッテリー交換とかは必要になりそうなのと、7年後だとアプリの挙動とかが大丈夫なのか?という心配はあるかな。
2023年時点から7年前の機種だと2016年だから、iPhone 7とかGalaxy S7 edgeとかXperia XZか。
ハイエンドである前提を踏まえると、一応使えそうではあるか。
Pixel 8シリーズ唯一にして最大の難点は値段の高さ
Pixel 8シリーズは私も買う気まんまんで、今回は無印モデルを買う予定だったんですよね。
Proモデルは光学5倍ズーム搭載なんですけど、5倍は室内でフィギュア撮影とかに使うにあたってかなり離れた位置から撮影しないといけなかったりして使いづらいからいっそ望遠いらないので安いモデル使ってみようということで。
実際発表内容を見ても無印でも音声消しゴムマジックとかの欲しい機能は使える感じなので、今回は無印でOKかな!と思った。
ところが発表されたPixel 8シリーズの価格、非常に高かった…。
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
128GB | 112,900円 | 159,900円 |
256GB | 122,900円 | 169,900円 |
512GB | × | 189,900円 |
最安の無印モデル・128GBでもなんと112,900円です。
せいぜい99,000円くらいだと思ってたら10万円を余裕で超えてきた。マジか…。
去年のPixel 7シリーズは他社Androidスマホが高額化してきている中でそこそこ安い価格設定を維持しつつそれなりの高性能なのが魅力でしたが、8シリーズは普通に高めとなりました。
とはいえiPhoneと同程度って感じの価格設定ではあるか。極端に割高というわけではない。
でもやっぱり高いわ…!
予約購入でGoogleストアのクレジットがもらえるけど…
予約すれば無印モデルは30,000円分、Proは50,000円分のストアクレジットがもらえるんですが、それを差し引いたとしても82,900円。
ストアクレジットって結局Pixelの新型かPixel WatchなりイヤホンなりケースなりといったPixel関連商品にしか使えないので、あまり利便性高くないのもアレではある。
旧モデルの下取り価格もPixel 8シリーズでは安い
また昨年は下取りが充実していたPixelシリーズなんですが、今回のPixel 8では手持ちの機種を下取りに出すと無印が最大43,100円引き、Pixel 8 Proは最大70,100円引きになります。
手元にあるPixel 5を仮に出した場合無印は15,000円、Proは20,000円で下取ってくれます。これ中古相場より安い金額なので微妙~。
iPhone 14・128GBも下取り58,071円(Pro購入時)なのでこれなら普通に店に売ったほうが良いレベルだわ。
Pixel 7 Proを8 Pro買うときの下取りに出すなら70,100円とかみたいだけど、これも結局中古で売るのとそこまで変わらない金額なような。(Pixel 無印は7シリーズ出せば満額の43,100円下取り)
というか、基本Pixel 7シリーズを使ってる人じゃないと次世代へ最高額下取りを受けて乗り換えられない感じになってるんですね今回。
ぬか喜び感強いというかあんまり満額下取りの対象になる人多くなさそうなので、下取り満額込みでの価格を公式サイトでやたら押し出してるの微妙かなぁ~と思ったり。
Pixel 8の値段は高め…なら価格が安い型落ちの7や7a、6a辺りで良くない?
Pixel 8シリーズはちょっと値段が高く、流石の私も購入を一旦断念する形になりました。
変化点が地味ということもあり、「この高額を出してその分の満足度を得られるかが微妙」というのが思いとどまるに至った理由です。
OSアップデート7年は凄いけど、私の場合どうせ買ったとして来年9出たら買い替えるだろうから意味ないし。
無印128GBで10万円切ってれば問答無用で買いに行ったんですけど、11万オーバーはなぁ…。
ガジェットマニアとして生きている私が諦めるということは、世間的にも今回のPixel 8は手を出しづらい人が少なくないのではないかと。
そこで思ったのが、Pixel 7とかで良くない?ということです。
追記:結局私は、諸事情でiPhone 15 Pro Maxを手放すことにしたので代わりにPixel 8 Pro予約してたりします。(こちらの記事で説明してます)
Pixel 7も普通に高性能、UQ mobileで一括46,220円から
Pixel 7はGoogle Tensor G2を搭載、2022年発売の1世代型落ちモデルとなります。
性能的にはハイエンド、OSアップデートもあと2年残っててセキュリティアップデートは4年あるから今から買っても普通に長期間使えます。
画面はGorilla Glass Victusで7aより頑丈、バッテリーシェアにより他の機器へのワイヤレス給電が可能。おサイフケータイももちろんあります。
防水性能もIP68で8と同等、空間オーディオにも対応と充実した仕様です。
またUQモバイルで現在Pixel 7を取り扱っていて、他社からの乗り換え+コミコミプラン・トクトクプラン契約+増量オプションII加入で、一括46,220円から購入可能。
回線プラン料金とか事務手数料3,850円含めても、Pixel 7ならPixel 8の半額以下で入手できるわけです。
また家電量販店とかではUQ版がお店独自の割引込みでもっと安売りされてたり、大手キャリアが実質24円とかで取り扱ってたりすることもありますね。
7aや6aもよく投げ売りされている、性能的には充分
Pixel 7aやPixel 6aも、家電量販店とかでよく2年後返却時実質24円とかで安く売ってます。
UQ mobileではPixel 6aがオンラインショップで最安31,270円とか。
Pixel 7aはGoogleストアでも現在62,700円で買えます。
6a・7aは流石にPixel 7より細かい機能(ワイヤレス給電とか)削られてたり画面のガラス性能や防水性能抑えられてたりするんですが、CPU性能的には普通にそれなりに高めです。
動画を見たりSNS等を楽しんだりはできますし、ゲームもとくに7aならそれなりに動きますね。6aもCGが凄い動くゲームとかでなければ行ける印象。
カメラも超広角レンズあり。
とくにこだわりがなければ、Pixel 7aや6aを選ぶのも全然ありかと。
Pixel 5という選択
私はちょうど先日、Pixel 5を買ったんですよね中古で。
こいつはOSとセキュリティアップデートが今月で終わり、本日Android 14が降ってきました。
Pixel 5は流石にソーシャルゲームとかはもう厳し目になってきてますが、ネットサーフィンやSNS、動画再生くらいなら問題なく出来ます。
価格も中古相場がだいぶ下がってきて今2万円程度でゲオとかから買えるので、まぁよほど安く買える場合はアリかも。サイズがコンパクトで軽くて持ちやすいのも魅力。
まとめ
というわけで、ちょっと購入は断念かな…という感じのPixel 8。端末自体は気になってはいるんですけどね。
Pixel 8を買わない分なんかの端末を買う余裕は現在生まれているので、遠くない未来にPixel 7無印かGalaxy S22辺り買ってみても良いかなぁと思ってたりします。
Pixelもばらまき期間は終わり、普通に売る感じになってきたんでしょうか。
なんというか、とりあえずしばらくはPixel 8よりも7aや無印7辺りが引き続き売れ続ける気がする。
iPhoneも13とSE3がずっと人気(投げ売られてるから)って感じで、最新スマホそんなに盛り上がってない印象はありますね最近は。